![テンテン(天天)ケンケン(剣剣)みたいな。。。 テンテン(天天)ケンケン(剣剣)みたいな。。。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/027/977/881/27977881/p1m.jpg?ct=3f8ee6ee128a)
天剣YBR125を運用してから、約1ヶ月たった。
その間通勤に使ったり、残業の無い日の仕事後に、隣町まで走らせながら、往復50キロの距離を何度か稼いだり、また休日の日は、気温の暑い時間帯を外した夕方時間になるべく遠くまで走ったりもした。一旦バイクに乗り出すと、いつまでも乗っていたくなって、結構な距離を走ったつもりではあったが、初期の慣らしの1000キロには届いていない。
休日になると私用もあったり、天気予報に騙されて出掛けれないといった具合で、1000キロまでには届かなかったようだ。
しかし、1000キロ前に走って1000キロを完成させたい場所があった。
当初は「伊勢」を考えていたのだが、天剣・・・すなわち、古事記・日本書紀に登場する「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」がご神体として祀られている熱田神宮行こうと考えた。
実は、私の購入した相棒のバイクは、中国重慶ヤマハ製で、中国名は「天剣125」という。
天剣を草薙神剣と掛けたということだ。
本当は長野方面の温泉にでも・・とも思っていたのだが、一応私なりに丁寧に慣らし走行をしているつもりなので、負荷の掛かる山間部は出来るだけ避けたい。それに山道は気分が乗ってしまいそうで別の意味で楽しんで負荷を掛けてしまいそうだし。名古屋の熱田までは国道1号線一本の平坦な主要国道なので、初期慣らしを終わらせるのはもってこいのルートだとも思った。
ちなみに熱田さんには、草薙神剣の柱を筆頭に、アマテラス・スサノオ・ヤマトタケルとその妃が祀られている。一説では、出雲族が大和朝廷に独自の鋼術を持って作られた草薙剣を差し出したとされていたり、また名古屋の尾張氏と出雲族の間に、何か繋がりがあったのではないか?という節もあるようだが、しかし私はリアルな現実よりも神話としてのロマンを求めたい。
天剣125を大阪で購入し、その帰りに春日大社に参拝したのであるが、春日のご祭神「たけみかずち」は、茨城の「鹿島神宮」のご祭神でもあり、この「たけみかずち」は奈良の鹿に乗って茨城に旅立っていったそうだ。だから「鹿」という文字が鹿島に入っている。本当かどうかは別としても、そういう神社の成り立ちって実に面白い。あの戸隠も、九州の高千穂のアマテラスのお隠れになった穴の岩戸を飛ばして、岩戸の落ちた場所が長野の戸隠。そういうロマンって実によろしい。
とはいえ、私の中で神社熱が覚めている節があった。昨年のあの日以来、なぜか神社に対する興味が薄れるというか・・。まあ、ここ近年のブームで興ざめしている部分もあるのだけど、私の中で、ある答えが見つかったことや、ご縁と言ったら大げさだけど、お世話になった?自分に関係している?大よその神社は殆ど回ってしまったこともあるのかもしれない。
まあ、そんなことを言っても、神社には散歩がてらに挨拶に行くんだろうな。
随分と前置きが長くなってしまったが、そんなこんなで熱田さんに行ってみた。
実は某大型掲示板で、なんとなく熱田に行くので同じ天剣の人がいたらお話しましょ?という募集も掛けてみた。
朝の5時に出発し・・・しかし、体感温度は真冬並み。一応、秋冬用のジャケットで中にTシャツを着ただけの装備であったが、めちゃんこ寒い。しかも帰りの話になるが、今度は30度近い気温で、めちゃんこ暑い。この時期、どちら付かずというか、気温差が激しく、バイクにも(空冷だし)バイクを操る人間にも過酷な季節だよなぁ。。なんて思った。でも暑いだの寒いだの・・日が暮れて少し涼しくていいだのって・・懐かしい感覚だよな。こういう醍醐味はバイクでしか味わえない。
予定どうりに熱田さんに到着すると、ここ近年にはない混雑ぶりで、何か祭事があるのか、いつも停めていた駐車場の規制があった。バイクということで隅に停めさせていただけたが。ここの駐車場で某掲示板の集合を掛けたので、少し「しまった」感があったのが、まあ何とかなるだろう。
表参道はやはり混雑していた。熱田さんには何度も訪れているが、ここまで混雑しているのは始めてのことだった。でも参道はかなり広い方だと思うので、窮屈感はまるでない。そこがものすごくいい。
一の鳥居をくぐり参道を進んでいくと、着飾った子供等と正装しているご夫婦がかなりいて、混雑している理由が分かってきた。
「七五三」
なるほど・・
しかし、七五三ってこの時期だったかな??慌ててモバイルにて確認してみる。
時期的には来月になっているようだが・・・地域によっては1ヶ月早める場所もあるらしい。でもそれは東北?関東?方面らしいのだか・・何故この東海で???まあいいや。
実は私は、どういったわけか、狙って参拝をしているわけではないのだが、神社で「七五三」に遭遇する率がものすごく高い。高いというと弊害があるな。毎年なのだ。まあ、これだけ色んなところに参拝していれば当たり前と言えば当たり前だが、でも毎年遭遇してしまうのだね。
でもそれもいい。私は何故か「七五三」の語呂と響が好きだし、それに漢数字の雰囲気がなんだか好きだし。五の数字が、まるで私が真ん中にいるようで好きだし、日本の数少ない由緒正しい日本を感じれるイヴェントぽいのもいい。兎に角「七五三」が好きなのだ。
ちなみに神社で結婚式をしている新郎新婦を見るのも多い。不思議だね。
参拝を済ませ、いつものように「宮きしめん」で天婦羅きしめんを食べて、某掲示板に募集を掛けたけど来ないだろうなぁ・・と思いつつ、参道を戻っていると、男性に声を掛けられた。
某掲示板を見て、熱田さんに来てくれた人だ。
まさか、来るとは思わなかったのでビックリしたのだが、実はこの後に2名程来てくれて、さらにビックリした。
同じバイク・・天剣を乗るもの達だ。同じ天剣でも、インジェクションタイプやオフロードタイプ。私と同型のタイプ。中国名でも若干名前も違うものの、全てのモデルに「天剣」という名前が付いている。いいことだ。
一人は、同じ世代で、初めてバイクの免許を取り、天剣を使いキャンプツーリングしている人。一人は天剣を弄り倒している人。そして、もう一人は私よりも少し年上で、この天剣で10万㌔を走破した人だった。いまは二代目の天剣を運用しているようだ。でもまさかこの10万㌔の人に会えるとは思わなかった。実はミクシーで少し絡んだことがあったのだ。パソで検索した時も、この人のブログを見つけたこともあったし・・
ダベリは、まあバイク乗りがよく話すような内容なのだけど、キャンプツーリングの話をしていたから、やっぱりキャンプツーに行きたくなってくる。
数年前に他界した、テント。新しく買わなきゃ。
そうそう、どういったわけか、10年近く愛用していた、春秋用と夏用のタイチのバイクジャケットがもう使えない状態になってしまった。不思議なことに、皮のグローブも経年変化で破れていた。これまた10年
使用していたブーツも、表面のポリウレタンコーティングが見事に剥がれて、ボロボロに成っていた。
仕方ないので、暫くはボロ錦のままではいるが、お気に入りが見つかれば、どんどん新しい装備にして行くつもり。
何だかこういうのって新しい時代の幕開けなんだろうな。。きっと。。。
数時間話して解散して、帰宅する。
なんだか帰り道、天剣の調子がものすごく良い。
どうやら当りが付いてきたみたいだ。
小さいバイクだが、いまの私には身の丈あった素晴らしい相棒だ。
きっと天剣とは長い付き合いになるような気がする。
以上、報告終わり。
追記
題は複数の天剣と中国ぽくパンダ風にしてみた。
おしまい。