
中原中也「腐った魚みたいな面しやがって・・いったいぜんたい何の花が好きなんだい?」
太宰治「・・・・・桃の・・・花・・・(弱弱しく)」
今日は、駿河に住む車関係の友人と久しく会ってきました。電話で時折連絡するので、長い間会っていなくても、なんだかそんなに月日が流れてない感覚だなぁ・・なんて思ったりもしてね。某クルーズ乗りの立派なフリーペーパーを頂いたり、色んな雑談に花を咲かせて、友人の帰宅時間?解散時間が大幅に伸びてしまったのですけど、なんだか悪いなぁ。。。なんて思いつつ、しかし、予定より帰宅時間が遅れていたので、私も一般国道で帰らずに、駿河から遠州に向けて高速道路にて帰宅の路に向かいました。
日々の疲労もあったのでしょう。暫く高速道路を走行していると睡魔に襲われたのです。次のサービスエリアで休憩をしていこう。。などと思っていたのですが、どういった訳か・・・寝ぼけて?いたのかもしれません。サービスエリアの看板と間違えて手前のインターで降りてしまったのです。
仕方ないので一般道を使い、ゆっくりと家に帰ろう。。そんな心持でした。折角ですから、あまり寄らないところに顔を出して寄り道もしていこう・・・そんな心持でした。
なんだか、同じ色で同じ型のスイフトスポーツを何台も見かけて、不思議だなぁ・・なんて思った帰宅ラッシュ時刻。バイパスも混雑しているし、1号線も混んでいる。そういった流れで自然と旧東海道にて家路に向かったのです。
そして旧東海道を走行中、ある町内を通過するとあることに気がつきハッとしたのです。
この路沿いには、旧東海道の道沿いの少し路地を入ったところには。。。約15年前にお付き合いした「3月3日生まれの女性の自宅がある」ことを。。
路沿いのスズキ関係の車屋さんには、何故か黄色いマイティボーイ(過去の愛車)が停まっておりました。当時私はマイティボーイに乗っていましたので、当時のこともすぐさま思い出しました。
15年前の私は、誕生日に「ねるとんパーティ」に出向いたのです。そういうのは得意ではないのですけど、どういった訳か行ってみようかな?なんて思ってね。折角の長期連休でしたし、古くからの友人を誘って参加したのです。
そして、そのときにカップルになったのが彼女でした。不思議と、女性経験もなくお付き合いもなかった友人も、今思えば綾波レイをそのまま3次元にした可愛らしい娘さんとカップルになったのです。
お付き合いというのには、あまりにも期間が短く、言葉が間違っているのかもしれません。ただ、お互いに結婚を意識していたお付き合いだったので、色々なことがありました。
彼女はバツ1でして、そのことを気にしていたり、また家庭の環境がよそ様と少し違っていて、なんだかそのことに対しても気にしている様子でした。当時の私は、あまり気にしてはいませんでしたが(でもバツ1ということを聞いた時は少し驚いたかな・・)
楽しいデート。。そう、楽しかった最後のデートの帰り際、来週は我が家に挨拶に伺うという彼女との約束をし、デートを終えたのです。
そして一週間後、そわそわしていたのですが、何か様子がおかしいことに気がつきました。こんな私でしたし、彼女は彼女で気が?大きかったので感じることもったのでしょう。そうこうしているうちに、彼女からのメールが来ました。「今日は急用で行けない」そんなメールでした。私の感が当たったのです。つまり、これで終わりにしましょう・・・と言った空気のメールだったのです。私は母の手前・・といいますか、私自身も納得行かないことがあったので、すぐさま電話をして彼女に聞いたのですが、彼女の気?は交えようとせず、むしろ遮断した感じでしたし、もし私が対応しなくても、そういうことを感じさせる雰囲気でした。そして「もう終わりにしたい・・・」と彼女の口から出てきたのです。
当時私は、数年前に父を亡くしていて、母も一人で淋しくしていました。ですから愚息の彼女が挨拶に来るという嬉しい気持ちが母の中にあることを感じていました。そんな感じでしたから、何よりもはっきりとした理由を本人から聞けなかったことかいたたまれなくなくて、せめて理由だけ言ってただきたかったのです。
何度も彼女の自宅に電話をしました。彼女のお母さんが電話に出て「もう会えない、ごめんなさい・・」の一点張り。せめて理由だけでも・・と、何度伺っても「ごめんなさい」という返答しか返ってきません。彼女の携帯にも何度も連絡しましたが、取り次ぐことがなく・・・しかし、メールのみ連絡がつきました。そして私は理由を教えて欲しいと言った趣旨のメールを送り、そして彼女からは「会って理由をお伝えする」というような返答が返ってきました。
初めてデートしたときの、初めて待ち合わせた場所で、初めて待ち合わせた時間と同じ時刻で彼女と再会しました。
そこで思わぬ理由で交際を断られたことを知るのです。
その理由はあえて書きません。ただ当時の私は、そんな理由で断られるのか・・という何だか悲しいというか悔しいというか・・そういう気持ちだったのは覚えています。ただ、この歳になり、この今の状況で、この世の中で・・・こういう世界で・・・今、その断りの理由を言われたら・・きっと納得していたかもしれません。いや・・・充分納得出来る理由でした。
と、なんだかそんな昔のことを思い出しながら、旧東海道を曲がり路地に入り、彼女の自宅前に行きました。
おおよそ、夕方5時55分。。
彼女の自宅前に行くと、調度出先から帰ってきた車から降りてくる人影が見え、そこへ自然と目が行きました。人影は一瞬男性に見えたのですが、彼女でした。
当時より、ほんの少し痩せた感じを受けましたけど、反対に少しお顔はふくよかな印象でした。でも笑顔が素敵でとても幸せそうな印象でした。もしかしたら、再婚したのかもしれない。。でもしていない感じも受けました。それでも彼女の顔は輝いていたので、きっと幸せなんだろうなぁ・・ってことだと思いました。
そしてそんな光景を見つつ、すれ違い様。。。目が合ってしまったのです。私は私とばれるはずもないのに、しどろもどろしてしまい。。マスクもしてたのでばれるはずもないとは思うのですが、当時彼女が言った「初めて会ったら忘れられない顔だよね?」って言葉も思い出して・・・
でもきっと私と気がついたかもしれません。目が合った瞬間、何かお互いに何か感じた感覚があったので・・・きっと何かあったのは。。
私は彼女が幸せであることが嬉しくもありつつ、しかし、また当時の苦しさも蘇ったりして複雑でしたけど。。
もう私はこうしていくほかないのだろうな。。と感じました。
彼女の別れの理由もふくめて。。
昨年も少し感じましたが、今、何事も解消の流れになってるように思うのです。
反射率も高ければ、送ったものも帰ってくる率が高い。
すなわち、良いものを送れば、それなりに。。。
人間って、知らず知らずに罪を犯しているんだろうなぁ。。なんて。。思いながら。。
全ては浄化の流れに。
母から生まれた子は、その母に育てられるのです。。
その母が老いた時、今度は、感謝を込めて母に・・・
母は大地、子は人間。
なんだか・・ダラダラと長い意味のないこと書いちゃったな。
「長くてすみません」(爆)
「重くてすみません」(爆)
堕罪治
Posted at 2012/03/03 23:36:04 | |
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