
ここのところ、ブログ更新をサボっていますが、僕自身は元気です。皆さんいかがお過ごしですか?
さて、ちょっと忙しかったもので、ブログを更新できていなかったのですが、そんな、ご主人の忙しさを気遣ってくれるわけもなく、古い車たちはしっかりトラブルを起こしてくれました。
ロードスターで用事で前泊で東海地方に出かけたとき、翌日朝一、車を動かすと、明らかに重たい感じ。あいにく、約束の時間があったので、止めて確認するわけにも行かず、そのまま走り出しました。空走時の大きな抵抗感から、ブレーキの引きずりらしいと思いました。
ブレーキ引きずりとなると、サイドブレーキが戻っていない可能性が高いと思い、何度もサイドを思いっきり引っ張ってみたりしましたが、回復せず。そのまま片側2車線の幹線道路まで行ってしまいました。
そのうちリアブレーキから煙が出てくるのではないか?と、心配で何度もミラーを見ながら、恐る恐る60キロぐらいで走りました。サイドブレーキ引きずりなら、せめて右が、左か、両方か知りたいと思い、左右にレーンチェンジしてみました。結果、右方向へのステア操作が、左に比べて、明らかに車が曲がる事から、右後輪が引きずっている可能性が高いと感じました。
余談ですが、このときの右方向への車の曲がり方は、ものすごくターンインが鋭くなっていて、すごく気持ちいいものがありました。。サイドが壊れたロードスターと一緒にするなと怒られそうですが、ランサーエボリューションのリアデフに、ハンドルの舵角を検知して、アウト側の後輪にトルクを優先的に配分するAYCと言う装置が付いていますが、今回僕は擬似的にこれに似た状態を体験したことになり、ロールが進行してサスペンションが効果を発揮するより前の段階のコーナリング時に、絶大な効果があるんだろうなと思いました。確か、現行のエボ10では、コーナー内側後輪にブレーキをかける制御も行われていると思います。
その後、幸い煙が出ることはなく、目的地の近くの交差点で、信号で止まりました。とにかく、ブレーキピストンが戻っていないのだから、何とかピストンに衝撃を与えれば、戻るかもと思い、今度は思いっきりブレーキペダルを何度も蹴っ飛ばしてみると、「コクッ」と言う小さな音とともに、幸いピストンが戻ってくれ、引きずりから開放されました。

目的地の駐車場で、ギアを入れてサイドを引かずに駐車して、右リアをのぞいてみると、明らかに右リアだけ異常に熱気を持っていて、ディスクの錆びも明るい赤茶色に変色していました。右リアのサイドブレーキが戻らなくなっていると、ほぼ断定できたので、やれやれ、当分サイドブレーキ無し生活と言うことになりました。
ネットで見てみると、ロードスターのリアのサイドブレーキの機構は、パッドのクリアランスを調節する機構を、サイドブレーキレバーが押す構造だと分かりました。となると、ワイヤーの固着でないなら、キャリパー自体のオーバーホールは避けて通れないと言う結論に達しました。そこで、ヤフオクで豊富に売られている中古のキャリパーをオーバーホールして付けることにしました。
で、ブレーキキャリパー脱着でブレーキオイルを換えるなら、前々から気が付いていた、マスターシリンダーのオイル漏れも一緒に直したいと思い、さらにどうせなら、フロントキャリパーのオーバーホールもやろうと決めて、部品を手配しました。パーツはシールキット、マスターシリンダーなどの新品パーツが1万2千円ぐらい、中古キャリパーが送料込み4千円でした。
週末、やっと時間が取れたので、
リアブレーキキャリパーオーバーホール、
フロントキャリパーオーバーホール、
マスターシリンダーオーバーホールを行いました。
作業後の感想としては、ブレーキオイルの完全交換のためだと思いますが、ものすごくブレーキフィールが良くなりました。50キロから100キロぐらいの軽量化ができたような感じです。ペダルがダラダラ奥に行かなくなり、手前できちっと止まります。手前からきちっと効くので、制動距離も短くなったように感じます。踏力に対しても、すごくリニアに反応してくれます。ノーマルパッドでは止まらないから、社外品に換えようかと思っておられる方は、先にブレーキオイルだけでも、交換してから考えてみたほうがいいと思います。
予定外の出費で、少々厳しい状態になりましたが、効果が体感できたので、まあ良しとしましょう。いつかはしないといけないことでしたから。さあ、次こそはタイミングベルト、やるぞ!!
Posted at 2008/04/08 18:53:07 | |
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