
かれこれ1年ぐらい前から暖めてきた、
ロードスター6速化プロジェクト。
ミッションや
デフをオークションで買い集め、車検証がないからと嫌がられながら、オイルシールなどNBロードスター用の部品を近所の部品商で買いまくり、徐々にパーツをそろえてきました。
載せ換え作業直前には、昼夜問わず綿密なイメージトレーニング(苦笑)を繰り返し、先日無事に作業を行うことが出来ました。
今回の作業はさすがに大掛かりだったので、整備手帳を3部立てで作りました。
もしよろしければご覧ください。
ミッション乗せ換え作業 その1 5速ミッション降ろすまで
ミッション乗せ換え作業 その2 クランクリアエンドシール交換、クラッチ交換
ミッション乗せ換え作業 その3 6速ミッション装着
実際の作業の様子は整備手帳をご覧いただくとして、オフショットを少し載せます。
ゴルフと違って、FRのロードスターの場合、ミッションが車のほぼ中央にあるため、
どうしても車の腹の下をミッションが通過できる高さまで車体を上げる必要があります。

ゴルフの場合、エンジンルームから下に落として前に抜ければいいので、後ろはあまり上げなくとも、前上がりに傾けてジャッキアップし、フロントエプロンの下さえ抜けられればいいのですが、ロードスターではどう考えても全体を上げないと無理ですね。
今回、クラッチがそろそろ怪しくなって来ていました。
例えば、1速で十分回転を上げないうちに2速に入れつつ、大きめにアクセルを開けると少し滑ると言った具合でした。

どうせフライホイールも交換するつもりだったので、どうなってもいいやと思って放っていましたが、外したクラッチは納得のツルっパゲぶりでした。出てきたノーマルクラッチさん、10万キロから26万キロまでの通算16万キロ、お疲れ様でした。
ディスクのセンターに挟まっているバネもぺちゃんこに潰れていて、ディスクの磨耗とあいまって、すごい薄さになっていました。

トータルの厚みで、6割~7割ぐらいにまで薄板化されています(汗)。僕のロドのクラッチは、ノーマルにしては重くて、ショップの方にもおそらく何か強化品が入っているだろうと言われていましたが、実態はノーマルクラッチのディスクが薄くなりすぎ、カバーのスプリングが立った状態になりすぎて重くなっていただけだったようです。
6速化するに当たり、僕の場合は、
高速巡航時のエンジン回転数低下
を狙っていました。

以前、エクセル様に計算していただいた結果、6速MTと3.9ファイナルと組合すと、5速で100キロが3300rpmなのが、6速だと3100rpmに低下すると言う結果が得られていました。グラフで100キロのところに白線を引いてみました。
実際に乗せ換え前後で比較してみると、100キロ巡航時の回転数は約200rpm低下しています。
まずは5速時代。

メーター読み3100rpm位でしょうか??
そして6速+3.9ファイナルに載せ換えた後。

同じくメーター読み2900rom位でしょう。
おそらく、メーター誤差があり、100キロ巡航時のエンジン回転数自体は計算より低めに出ていますが、200rpmの回転数低下はエクセルのグラフと一致しており、ほぼ予定どうりの結果が得られたと思います。
今回の作業を通じて、計画を立て、予測をし、準備の後作業を行い、実走評価で回転数低下を確認できました。これらの一連の作業を、基本的に一人で全部出来たことが、「作って、走って、直せる人」を目指す僕にとって、大きなステップになったと感じています。
これで、エンジン、フライホイール、クラッチはNB6、ミッション、プロペラシャフト、デフ、ドライブシャフトはNB8と、エンジン、駆動系はすべてNB化されてしまい、NAのままの部分は残っていません(汗)。NA6C シリーズ2名乗れますかね??
うーん、次はやっぱりエンジン本体ですかねぇ(苦笑)。
↑金欠ですし、しばらくおとなしくするしかないんですけどね(汗)。
Posted at 2011/10/13 23:56:23 | |
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