さて先日は愛機隼で信州まで久々のロングツーリングをしてきました。

2日間かけて往復550km程の距離を走った訳だけど、予想に反してあまり疲労感はなかった(笑)
まぁ以前も東北の岩手県までは走ってるから、今回も大丈夫だろうという甘い期待はありました。
そこで今日は[果たして隼というバイクはツアラーなのか?]という永遠の問題?について、今回のツーリングで思ったことを書いていきたいと思います。
・・・
そんな訳で、まず隼の最大の特徴として挙げられるのがその動力性能です。

1300ccで175馬力のパワーは、出す出さないは別としても時速300km/hをいとも簡単に?叩き出します。
まぁ当然そんな速度を出せる場所は日本中どこにもないので、はっきりいえば宝の持ち腐れ(笑)
ただこの余裕がロングツーリングでは武器になります。

高速道路を大体100km/h前後で走ったとしても、回転数は3000rpmちょっとでアクセルはほんのわずかしか開けてません。
そして6速巡航で前車を追い抜く時も、全くパワーダウンすることなく怒涛の加速をします。
ストレスのないこの動力性能が、まずはツアラーとしての素質があるといえるでしょう。
ただこれは高速での移動のハナシ、、
これが下道となるとハナシは全く違ってきます。
まず一番の問題はその重さとポジションです。
私の隼はマフラーも換えてるんでまだ軽い方だけど、それでも取り回しはズッシリきます。
万が一倒したら果たして起こせるのか?
そんな不安が常につきまといます。
そして前傾のポジション、、
バーハンドルに換えて多少アップしてるとはいえ、それでも還暦の身には若干キツイ(苦笑)
小回りは私の腕が未熟なのもあるけど至難の業(汗)
そんな状態で長い渋滞にでも嵌ろうもんなら、腰痛とエンジンからの放熱で一気に地獄のライディングになります(笑)
果たしてこれはツアラーとしての素質があるのかといえば答えはNO、、
これに関してはもう1台のZR−7Sの圧勝です。

そして隼に乗ってて一番厄介なのが、自制心を持たないと常にスピードを求めてしまうコト(苦笑)
どうしてもその性格上アクセルを開けてしまうんですね(笑)
もちろん安全は十分考慮してるけど、それがゆったりしたツーリングには逆にストレスに、、
ただそこで意外なのが、たとえ下道でも今回走った八ケ岳エコーラインやビーナスラインといった快適なワインディングだと、速度に関係なく全くストレスにならない点です。
つまりそんな道をひたすら走ってる時は全く疲れない、、
これは高速道路でもそうだけど、とにかく巡航で流して走る分には前傾のキツイ姿勢でも全く気にならないんですね。

一言でいえば、走ってる間は正にツアラー、、
市街地で停まったり小回りは苦手だけど、信号のない田舎道やワインディングをただ快適に走ることにだけ特化したバイクといえるかな。
ただ似たようなカテゴリーのバイクでまず挙げられるのはSSと呼ばれるスポーツバイクだけど、隼の立ち位置はまたちょっと違うんですね。
まずリアにはちゃんと荷掛けフックは付いてるし、タンデムバーもある、、
これはやっぱりツーリングを前提としてるとしか思えない訳です。
そして低速でもトルクあるエンジン、、
(ちなみに1速アイドリングでも進みますw)
これは正にツアラーとしての素質十分といえるでしょう。
よく隼乗りのライダーが北海道や九州辺りへ行く様子をSNSやYouTubeでアップしてるけど、これはやっぱりツアラーとして魅力あるバイクだからこそ、、
今の現行の隼はオートクルーズも付いてることから考えて、メーカーとしても最初からそんな意図があったのかもしれないですね。
ツアラーかSSか?
ハイスピードツアラーや弾丸ツアラーと称されるカテゴリーで立ち位置は微妙なこのバイクですが、これは多分乗った人にしかわからないのかもしれません。
そんな訳でこの愛機にいつまで乗れるのか?

色々書いてきたけど、それが一番の大問題なんだけどね(笑)
・・・
ちなみに、、
今一番行きたいのがココ。

さすがにちょっと遠いけどね(笑)
(画像はネットよりお借りしました)
Posted at 2025/04/22 19:23:00 | |
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