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2019年09月20日

空気抵抗の差って馬鹿にできない…と同時に

今月はSTRAVA始める前に乗ってたライド含めると、現時点でチャリでの走行距離は550kmを超えています。
台風が接近しているのもあって、この週末の天気は期待薄。
三連休があるから三日間乗り倒して+通勤で一日あたり90km乗れるから、それらと合計して800km↑を目指そうかなと考えていましたが、せっかくの三連休があいにくの天気で乗れそうにない。
まぁ雨で乗れないのは残念だけど今月は良くて650km↑かな、という感じです。
来月は涼しくなるだろうし、もっと頑張ろう。

自転車に乗っていて色々思う事がありました。

たかだか時速30kmとか40kmとか(平坦)くらいしか出ない自転車。
おもくそ脚力ある人なら別ですけど(実際に実業団所属していた人が居るので、その人はもっと出します。巡航で…)平坦ならおおよそ出せてもそれくらい。
継続して出す、というのが大事なので瞬間での最高速度は除外します。
そして、それくらいで巡航していても車止めや信号などでの停止時間も含めると平均時速で25km/hに届くかどうかが、私の様な始めて1年くらいの運動不足なホビーライダーなら分水嶺となります。
身体鍛えている人はまた別格wです。
そして、下りになると60km/hや70km/hくらいはサクッと出せます。
出すと怖いけど。
バイクと違って脊椎プロテクターとか革ツナギとか来てないですからね。
うっすいサイクルウェアのみなんで、それで転倒したら…((((# ゚Д゚))))ガクブル
言うて、60km/hくらいは簡単に出ます。
最近のエントリークラスに近い23万円前後のロードバイクでも、下り勾配の%や距離にもよりますけど、少し前傾深くして乗り手の姿勢を少しエアロポジション的な姿勢を取るだけでグングン車速は伸びていき、別にクランク回さなくても清滝峠程度の峠でも、それくらいの車速は簡単に達します。
(私が乗るemonda SL5とAllez sprint comp discくらいの性能があれば十分イージーに出ます)

そこまでの速度になると、空力も馬鹿にできない。

そんなイメージですが、実際にはよくあるシチュエーションとして信号待ちからの加速途中である20km/h~30km/hでも、空力の良さは自分の脚で漕ぐからこそ体感できる側面もあります。
ただ、その影響は小さいですけど。
距離走って脚に来た時には、結構感じられますけど。どっちが楽か、で。

ただ、もう一つ感じる大事な性能もあります。
それは「回転性能」
いかに抵抗なく回転するか、という性能です。

Allez sprint comp discは、自転車のカタチが「セミエアロ」形状です。
初代のS-worksのヴェンジに近い…という記事も見ましたが、それはさすがに言い過ぎだろう?とは思いますが、普通のロードバイクよりはフレーム自体の空気抵抗が小さい事は向かい風受けた時や長い下りで体感できます。
ノーマルホイールにも関わらず、です。

そして、エアロでもない通常の軽量系ロードバイクであるemondaには、Racing Zeroというホイールを履かせている事で、回転系の大事さを如実に体感できます。
空力で不利ながら、とても良く伸びます。

両方とも、無視できない性能です。
ホビーライダーにとっても、ですw

こんな面白いデータがあります。


自転車のスポーク形状による、空気抵抗の差をグラフ上に示した資料です。
これを見て、最大限空気抵抗の小さい形状が最も偉く見えますけれど、ホイールを支えるスポーク形状として重量増を抑えながら構成するのに適しているのか?
という考え方も大事です。
例えば、Allez sprint comp discが純正で履いているホイールのスポーク形状はグラフの左から四番目の丸形状です。
emonda SL5に取付けているRacing Zeroを構成するスポーク形状は、グラフにある左から二番目の楕円形状…ではないですが、少し近い薄く長い形状となっています。

単純に形状だけ捉えて考えると、丸いスポークはダメなのか?
と思われがちですが、最も大事なのは「構成する本数」です。
それと「細さ」
Allez sprint comp discの純正ホイールは直径約1.6mmの廉価な丸スポークです。
フロント24本、リア24本だったかな?
一般的なホイールのスポーク数です。

Racing Zeroは扁平形状でスポーク自体は太いですが(約3mm幅くらい)
前16本、後21本(2 to 1というFulcrumの代名詞的な組み方で、左7本 右14本という左右非対称なスポークの組み方で効率を重視。右側にドライブトレーンがある関係で、受けるトルク(負担)を考慮してバランスを取っているホイールです)

Racing Zeroは高いだけあって、スポーク一本一本の空気抵抗は形状でカバーしているとは言え、太さで少し不利ですが本数を圧倒的に減らして空力面での損失も抑えている。
じゃあ、Allez sprint comp discの純正ホイールはイカンのか?
というハナシですが、断面形状は不利な丸形状ながら一本当たり1.6mmと細く抑える事で廉価にコストを抑えながら善処している、という感じでしょうか。

こういう側面で物事を見ていくと、最高級のホイールは妥協なく組まれているので調べれば調べるほど「性能の穴」が少ないです。
廉価なホイールの中には、追求すると価格に反映されちゃうからホビーライダーでも求めやすい価格に抑えながら、ホイールとしての性能を落とし過ぎず(速度域が違う為、実際に性能が違っても体感しにくい…という意味です)上手く価格を抑えているホイールも存在します。

そこで、冒頭で説明した自分の速度域がどの辺か?
そして、手に入れてから自分が成長するペースもありますんで(継続は力なりw)手に入れた後もどれくらいの期間、不満を覚えずに使えるだろうか?
という事まで考えて機材をチョイスすると、損得勘定じゃないですけど上手く買い物できるのかな?と思いました。

最もわかりやすい例として、RovalのCL50というホイールと最高峰のCLX50というホイールを調べるとわかりやすいです。
CL50というホイールは、CLX50という最高峰のホイールと全く同じカーボンリムを使っています=最も替えの効かないホイールとして大事な性能をこれで担保。
次にスポークを変更しています。

CLX50は、DT swissのエアロライトという一本で480円もするスポークを使っています。
グラフの左から二番目の形状をした空力的に優れた、しかも一本あたりの重量も軽いという非常に優れたスポークです。

CL50は同じくDT swiss製のコンペティションレースという丸形状のスポークを使用しています。直径1.6mm

構成するスポーク自体が細く、本数も同じなのでスポーク自体の空力性能に全く差がないかと言うとそうではないと思いますが、プロなみに高速巡航とか出せるならともかく、ホビーライダー的視点で言うと「無視できる差ではないか」と考えられます。

肝心のハブの回転性能ですが、これは相当差があると思います。

CLX50に使われるハブは、DT swiss製の240という品番のハブを使い、ハブケースは空力を追求したエアロ形状。
そして驚くべきベアリングは、セラミックスピード社の最高峰の回転性能を誇るセラミックベアリングを採用。
贅沢にフロント二つ、リア四つ(要するに全て)採用。
手で回すといつまでも回っていますw
凄く滑らか。かつ、抵抗が無い(と感じるほど)

CL50は同じくDT swiss製のハブですが350と言われる品番のハブがベースで、ケースはCLX50と同じくエアロ形状のハブですが、ベアリングがスチールベアリングとなります。
こちらは一般的なホイールよりは滑らかかな~…という回転感。
ハブの内部構造は実は240も350も全く同じで、構成する部品の材質違いで「重量面」で240にアドバンテージがある、という感じの構造です。
ラチェットの歯数もCLXもCLも同じ。

重量を除けば、ベアリングの性能差が最も顕著であるという構成。

重量においてはホイールの中心にあるので、無視しても構わない重量差であると言えると思います。
あとは肝心のベアリングですが、プラスでコストがかかりますがTNI製のセラミックベアリングはコストと耐久性と性能においてバランスが高次元でまとまっているので、CL50のスチールベアリングがどうも気に入らない…のであれば、TNI製のセラミックベアリングに打ち替える、というのも手だと思います。

そこまで考えると、コストと実際に自分の脚(筋力など)を考慮して選ぶなら、CLX50とCL50の完組価格差である約10万円という差額は相当魅力的です。
TNIのセラミックベアリングに打ち替えるとその差は小さくなりますが(約3万円くらいでTNIのベアリングにできると思います)
それでも約7万円の差額で納まります。

この7万円をどう考えるか。
という最後の決断になりますけれども、こうやって考えていくと面白いです。
浮いた7万円でハンドルを変えても良いし、今後発生するチェーン交換や消耗品のメンテ代として置いておく、というのも手です。

私は、ここまで考えた上でもやっぱり純正で最高の性能を考えて組まれたCLX50で乗ってみたいな…と思いますが、調べるのは面白いですw

そして、もっと突き詰めるとアルミリムではありますけれど、やっぱりRacing Zeroという銘柄のホイールは全方位において価格と維持のしやすさなどまで考えると、とても優れた性能を誇るホイールだなぁwと考えます。
ぶっちゃけ、カーボンディープホイールにも憧れるけど、Racing Zeroでガシガシ乗って細かい事を気にせず練習やらロングライドに行ける、というのも無視できないメリットだよな…と思います。

いや、リムブレーキのは持ってるRacing Zeroで十分満足しているんですけど、ディスクブレーキであるAllez sprint comp discにどのホイール買うかで悩んでるだけなんですけどねw
Allez sprint comp discにも、Racing Zero DB(ディスクブレーキという意味)でもいっかなwなんて思うと同時に、せっかくなんだからブレーキの熱によるカーボンへのダメージを考えなくて良いメリットが大きいので、Allez sprint comp discにはカーボンホイール使ってみたいな、という気持ちのせめぎあいです。
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Posted at 2019/09/20 11:30:20

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