昨日のなうで少し書きましたが、Rovalの続報について。
これこそ誰得だよなぁw
マニアックな記事ですが、マニアックだからこそ誰かの役に立てればなと思って書きま~す。
先日の
ブログにて書いた続報の続きです。
まず、Roval CL50discの使用感をもう一度書きながら、今回伝えたい主旨を書くと伝わりやすいかなと思いましたので、そこから書きます。
単純に私は今まで経験したホイールというのは数多く無く(試乗などのチョイ乗りは除く)大きく以下の通りになります
・TREK emonda SL5純正ホイール
(通称鉄下駄。正に鉄下駄だったwしかしある意味悪く無かった)
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・Fulcrum Racing ZERO
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・Bontrager Aeolus comp5リムを使った手組カスタムホイール
前輪:TNiのエボライトハブ、TNiセラミックベアリング、Sapim CX-RAY
ラジアル組み
後輪:DT SWiss350sハブ、Sapim CX-RAY、両側クロス組み
(ヨンヨンとかヨンロクとか詳しい話しはまた聞いておきますw)
※リムブレーキ版の経験はこの三つ。
・Specialized Allez sprint comp disc純正ホイール
こいつは鉄下駄っぽいが鉄下駄ではなかった。そこそこ走りますよ。
ゾンダに買い替えても効果はあったでしょうけれど、他メーカーの純正鉄下駄みたいにゾンダに買い替えた時に感じるほど効果は高く感じられないかも。
というくらいに、良くはないけど悪くもなかったw
なので中途半端にホイール買い替えるという選択肢はこの時点でなくなりました。
一年近く純正ホイールで乗りましたが、途中でスポークテンション高めたりしましたけれど、それでRacing ZEROを履くemondaと同等のタイムでヒルクライムとかできていたのが凄かった。
Allezはフロントのチェーンリングが52-36Tでemondaより登りが軽くないのにも関わらずです。
↓
・Roval CL50 disc
今年の二月頃に購入。
体重が12kg軽くなったのも手伝って、このホイールのシェイクダウン時に清滝峠のPR(privaterecord)を3分も更新。
体重が額面通りの評価で清滝のタイムを縮めたと評価すると、単純にホイールのみの効果はだいたいの予測で約1分ほどになります。
52-36Tのギア比のバイクでこれは凄いと思いますw
ちなみにリアスプロケのギア比は全て11-28Tの105及びアルテグラのスプロケを使用しております。
emondaもAllezもチェーンは消耗品の為にデュラエースのチェーンを組んでます。
デュラのチェーン安いしおススメ。
だいぶ変わりますよ。
一か月1000km以上走って何もかもが消耗品化する様な走り方だったら、105のチェーンでランニングコスト抑えた方が良いと思います。
こういう経緯でホイールを経験してきました。
Roval CL50 discに変えて一番何に驚いたかと言うと、「とても楽」
全般的に楽なんです。
・ロングライド走っても楽ですし
振動が圧倒的に減っている。
カーボンリムの特性?
ここはこの後の話題にも繋がります。
・ロングライド走っても楽ですし-その2
Bontrager Aeolus comp5のリムを使った手組ホイールも、リムハイト50mmでセミディープっていうかギリでディープリムなんでしょうか?
それはさておき、CL50と同じ50mmのリムなんですけど、comp5の設計年次とCL50の設計年次の違いを明確に感じます。
同じ50mmのリムハイトなの?というくらい空力に圧倒的差が。
直進の時に足を残せます。
前に風除けの人が居ない、先頭で走っていても35km/hくらいで巡航してもよほどの強風かつ向かい風じゃない限り足残しながら巡航できますw
これはマジ。
そして、横からの風にも強い。
これもマジ。
なんなん。これは何かのマジックか?
自転車でエアロ?(笑)って、ロードやっておきながらそう思っていました。
でも、実際に試してみないとわからない。って事で買ってみたんです。
正にエアロです。
クルマの本物のエアロパーツと同じく目からウロコレベルで効果を感じます。
この様な感じで楽なのに速い。
よく評価記事で見ますが、「そんなん自分の脚で漕いでるのに、有り得るの?w」クルマ雑誌の提灯記事みたいな酷い内容書くなぁw
プラシーボ誘導してそう思わしてるだけじゃないの?w
なんて穿った視線で記事読んでました。
失礼しましたm(__)m
マジです。
本当です。
琵琶湖まで行ったロングライドの時に、帰路で通った宇治川ラインで酷い向かい風に晒され、さんざん走った挙句の帰り道でソレだったんですけど私は夢中で走っていた為に後から「宇治川ラインの向かい風キツかったわ~。シャレにならん」という話しを休憩中のコンビニで聞いて「え?風強かった?」と驚いた事があります。
セミエアロなフレームでコレなんで本物のエアロロードでエアロなホイール履いたらどうなんの?って思ったエピソードです。
そんで先日のCL50含む最近のRovalがスポークがヌルイと。
それがどのレベルの方が感じる「ヌルさなのか」というのも大事な話しです。
はっきり言って、スポーク組み方ヌルイのかも知れませんが、これだけ快適に走れて身体が足だけじゃなく全身楽で、それはRovalが意図して組んでるんじゃないかと店長は予測しております。
昨日の記事にも繋がるんですけど、TREKのハイエンドモデルはemondaを除いてフレーム側に調整スライダーがあります。
タイヤの種類と空気圧と共に、フレーム側でもインピーダンスロスを抑える事ができる。
Specializedは、Vengeをエアロフレーム特有の断面形状が大きくなってしまう特性を利用して、その断面形状を利用して強度と剛性を出しつつ、敢えてカーボングレードをTarmacよりわずかに低い素材を選んだ上でカーボンレイアップを見直しながら極限まで軽く作ることで、エアロフレームにありがちな縦剛性のみガッチガチで横剛性とのバランスが良くない…というのを避けつつ、できる限り振動吸収やインピーダンスロスに配慮したが、そこで吸収しきれなかった要素をこのRoval rapide CLX32および50および64の設計で満たしたんじゃないだろうか。
という予測です。
TREK専門店なのであくまで予測w
現行のフレーム特性とか知る由もないので。
なので私がCL50を導入して感じている「楽になった」に通じるところがあるのです。
それを踏まえた上で、スポークの張りを上げる。
スポークを組み替えて剛性と強度を出す。
これらの行為はクルマで例えると、まるっきり構造が一緒じゃないのでアレなんですけど乱暴に言えばサスペンションをいたずらに堅くしている様な要素に繋がります。
スポークをかっちり組む事でパワーロス(主に駆動側)を極限まで少なくするのはセオリーとしてあります。
ただ、最近の完組ホイールは単純にそうとは言い切れない難しい解析を行っている可能性もある。(そうじゃないホイールが多いのがネックですけどw安くない製品でもですね。リムは素晴らしいがハブとスポークあかんやんwってあります。30万円を超える商品でも)
なので、CL50 discでスポークを変えてより強く張れる様に改造する前に一度、純正のDTコンペティションレース(丸スポーク)をホイールセンター守りながら、どこまでテンション上げれるか微妙ですが、増し締めして一度距離走ってみてから感じたフィーリングでスポーク変更してまでホイールのバランスを追求するのか、どうなのか。
これを判断してみてはどうでしょう?
という流れになりました。
四連休に一時帰宅して、これら作業と試験走行をしてみようと思います。