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2020年08月21日

軽量パーツのおススメ-3

軽量パーツのおススメ第三弾

ヘッドパーツまわり
ヘッドパーツって何?…フロントフォークのコラムを固定するハンドルを受けるステムも含めて固定するパーツを指します。

そのヘッドパーツ(ヘッドキャップ)含めてステムを固定するボルト系。
これの軽量ボルトが出ていますが、採用はおススメしません。
理由は自動車のホイールに用いる軽量ナットと同じ理由です。
速度の出るダウンヒル時に、蓄積した疲労から折損したら大事故に繋がります。
SUSボルトも絶対にダメです。
ヘッドパーツやステムあたりは走行中の汗が落ちたりして、汗の塩分などで腐食しやすいですが、腐食を防ぐ為にアルミやSUSのボルトを採用するのはNGです。
アルミがダメなのは理由を説明しなくてもご理解いただけるからOKとして、SUSが何故ダメかと言うとSUSは鉄と比較して堅い特性を持つんですが、そのかわり粘りがありません。
破断するまでの耐久性で鉄に劣ります。

なので、ハイエンドバイクでも附属してくるボルトは鉄製です。
100万円を優に超え、CBR1000RRを新車で買えるほどのお値段する自転車でもそこのパーツは鉄製です。
見識あるメーカーがUCI規定のレース含めて勝つ為に開発しているロードバイクで、1g単位で軽量化に励んでいるようなモデルでもそこは鉄製です。

この理由を重く受け止めてください。

百歩譲ってチタン製は使ってもいいかな?という感じですが、チタン製も強度と硬度は鉄製に対して優れるものの、鉄製と比較して破談に至る時間は短いです。
SUSより遥かにマシですけれど。

なので、1g単位で軽量化を目指すロードバイク。
リムテープを交換して前後輪合わせて43g~!!!
その43g軽量化の為に数千円お金を払うwという狂った世界ですが、ここは必ず安全性重視でわずかな軽さを得る為に大事なモノを捨てないでください。

軽量化のおススメなのにおススメできない話から入っちゃいました。

ヘッド廻りという事で…
・カーボンステム
ここは非常にピンキリです。
何がピンキリかというと、剛性や強度および耐久性です。
お値段はそう大してどれも変わりません。
マジで評判とか噂を頼りにハズレを買ってしまわないようにお気を付けください。
あれだけ大々的なプロモを行って実際の性能でも定評のあるSpecialized
そのメーカーが勝つ為に出すレースバイク。
その印象からどれもカーボンつかってんだろ?って印象ですが、S-Worksステムは実はアルミ製ですw
なぜ、アルミを使うのか。
汎用品はアルミをなぜ採用するのか。
そこは素人なんでわかりませんが、無用なトラブルを避ける為にそうしているんでしょう。
エアロロードの第二世代のVenge Viasの純正ステムはまるで文鎮か?w
という程重いらしいです。
あれはアルミ製なんでしょうか。(知らない)

カーボンステムも様々なメーカーからリリースされていますが、一頭地飛び抜けて品質・耐久性・軽さに優れているのはBontrager xxx ステムです。
価格もあれ一本で約4万円と狂ったお値段していますが、他社のカーボンステムも似た様な値段です。

他のステムを使っている人が私のまわりの環境的に(TREKコンセプトストアのお客さん繋がりがメインなので)いないので、他の製品の良し悪しは正に聞いた話しになっちゃうんですけど、有名どころのパーツなら恐らく大丈夫なんじゃないかと思います。
他メーカーのロードにBontrager のステム使うのは精神的に抵抗もあるでしょうし…。
と、思って少しググりました。
やはり、軽量ステムはいろいろ落とし穴がありますね。
純正でアルミボルト採用しちゃってる製品までありますやん…w
こいつぁイカン。
でも、ステムってだいたい1万円前後なんですね。
そして他社製品のほとんどはアルミ製。
重量面で考えると、カーボンのメリットが無いです。
アルミ製でもだいたい110~130gあたりが相場。
それでいて価格が約1~2万円。
3000円くらいのステムでも性能では問題ないと思います。(しっかりしたメーカー品ならば)
中華は相変わらず恐ろしいですねw
こんな大事なとこに使うパーツで中華製は嫌だなぁ。

という事でステムの結論。
価格を抑えるなら剛性が高いと定評のあるメーカー品のアルミ製を採用。
それでもカーボン製ステムが欲しい!→Bontrager ほぼ一択。
TREKとSpecialized乗っていて思うんですけど、TREKのカーボン技術は一頭地飛び抜けていると思います。
品質面と軽さと強度などで。(TIMEはまた別枠で非常に優れていると思います)
Specializedも優れていますが、主に優れているのはそのバランスの良さを引き出すカーボンレイアウトの上手さと空力。
話しが逸れるのでここで割愛しますが、個人的にはどちらも大好きです。
そのBontrager のカーボンステム。重量は調べるとサイズによって違うのですがアルミ製と同じく110g~130g
重量面でのアドバンテージはありません。
じゃあ、何に効いてくんの?→振動吸収性です。
アルミじゃ及ばないロングライド時にじわじわと蓄積する負担を抑えるのであれば、カーボンステムも採用に至る理由になり得る。
しかし、コストは約2~3倍wという恐ろしさ。
個人的にはアルミステムでも良いと思いますが、Madoneで経験したフルカーボン構成のハンドル周りの快適性…は、やっぱ半端ないですw

・ハンドル
これも結論は出ています。
割と前にハンドルは興味持って随分調べたんです。
ハンドルもピンキリでお値段に比例してません。性能が。
アカンやつは高価でもアカンです。
これはご自身でお調べください。
あんまりはっきり書いたら荒れますからねw
アルミ製が非常にコスパに優れます。
軽くて強いアルミハンドルは、割とごまんとあります。
3000円くらいからいくらでも普通に使う分に問題の無いアルミハンドルはたくさんあります。
カーボンハンドルも、特殊な製品を除いて軽量性ではアルミ製の軽いハンドルと比べて掛けるコストの割に得られるメリットは非常に小さいです。
だいたいカーボン製ハンドルの重さは単体で200g前後が相場です。
それよりも軽い製品があったとしても、スプリント掛けた時にハンドルが撓むくらい剛性が低いのとトレードオフだと思ってください。
あまり良い噂を聞きません。(具体的なメーカー名は失念したのもありますが、覚えていてもここではっきりと書けませんw)

そこで驚きなのがBontrager のステム一体型のカーボンハンドルです。
最新のエモンダ用に開発されたRSL VR-Cハンドルは、なんと重量が279~297g!!(サイズによります)
ステムと一体型でこの重量はステム一本分重量がないのとほぼ同じ。
それでいて空力も最新の空力デザインで隙がない。
ハンドルの窪んだところに配線やワイヤーを通すので完全内装式のハンドルより装着車両を選ばない(それでもフィッティングの確認は必須)
それでいて価格は64800円…
まぁ…安く無いデスw
でも、ホンチャンの気合入ったステムとハンドルを買うと単品で見ると安く見えますが、両方一気に買うと結局この6万円台に突入します。
S-WorksのAeroflyⅡカーボンハンドルと、S-Works SLステム(アルミ製)、エアロフライ2のステム脇に生じる三角形の形状を埋めるエアロパーツと揃えて買うと約5万円ちょっと…と、さほど変わらない価格に。
重量だけで言えば、エアロフライ2が約235g、SLステムが110g…と、この時点で重量は一体式とは言えRSLハンドルが100g単位で有利。

まぁでも、エアロフライ2かっこいいですけどねw
アレスプに付けたい…。

と、まぁこんな感じでステムとハンドルに関しては軽量パーツと言っても限界があります。
物凄く力掛かるところですしね、下手な製品は絶対に選べません。
この辺は興味持ってググると色々出てくるので、個人でお調べください。
疑いを持って調べると違った結果になりますので(良い話しばかり検索しても意味がないという事)

そして、後からは最も手が出しにくく最も効果が高いパーツは…
STIレバーです。
ブレーキと変速を兼ねたハンドルの先っちょに付くアレですね。
ここの軽量化はハンドルよりも先にあり、高い位置に取り付くのでかなりの効果があります。
ハンドリングがガラっと変わりますよ。

そこを拘ると…デュラエースになっちまうんですよねぇ。

長くなっちゃったんで簡単にまとめると。
リムブレーキ式のロードバイクの場合は、機械式とDi2で重量面で言えばさほど差はありません。
Di2が最も良いのは事実として、機械式のデュラエースとDi2のデュラエースではさほどメリット・デメリットがありません。
なので、機械式が好きなんよ~wwww
という人は躊躇いなくお好きな方を選んでください。

油圧式のディスクロードの場合。
機械式とDi2ではっきりと性能差があります。
重量面で…という意味で。
デュラエース同士で比較してもはっきりと機械式<Di2です。
デュラエース機械式<アルテグラDi2です。
それくらい違う。
わかりやすくまとめてくださっている表があったのでこちらをご参照ください。
驚くほど違うでしょう?

価格はディレイラーまで一式でざっくり相場で
アルテグラDi2で約~25万円
デュラエース機械式も約25万円前後
と同価格なのに、STIレバーの重量だけで言えばデュラエース機械式が538gでアルテグラDi2が360gですよ。
もっと言えば、機械式のリム用デュラエースSTIレバーは365gで、なんとリムブレーキ用のデュラエース機械式STIレバーよりもDi2アルテグラの油圧ディスク用STIの方が軽いという…(誤差の範囲ですけどw)
※油圧式ディスクブレーキのSTIレバーの比較なのでご注意。
重量と操作性に拘るなら、Di2アルテグラの選択はコスパ考えると非常に優れているという事です。
ただし、予算が許すならデュラエース一択ですw
また、重量面で多少デメリットあっても、機械式デュラエースを選ぶメリットはその品質と耐久性です。
価格差の理由は選択している素材と加工の差がはっきりとあります。
8000番台になってからのアルテグラはフィーリングがかなりデュラエースに近しいフィーリングになっていますけれど。
デュラエースにはデュラエースの優れた美点があるのはご承知おきを。

シマノ信者か?
ってハナシになっちまってますが、スラムとかカンパがお好きならそっちを選ばれたら間違いないです。
ただ、スラムもカンパもまずお値段高いんですよねw
それと消耗品のお値段も高いです。
ブレーキパッドひとつとっても、シマノなら2000円くらいで買えます。
メタルパッドでも4000円くらい?
スラムだとパッドで3000円ちょい。
カンパのパッドだと4500円くらい?
ちょっと高い。
カンパのブレーキはシマノとまたフィーリングが違うらしくて、それが好きならカンパ一択になっちまうんですけどね。

好きになると距離も走っちゃうんで、消耗品含めて選んじゃう傾向が強いです。
なのでシマノメインのお話しになっちまってすみません。

STIレバーの話しに戻りますが、後からここを買い替えるとなるとSTIレバーは部品代そのものもコンポ構成の中の部品代として高い部類に属します。
クランクより高いですw
また、取り替え工賃が自分でやれば無料ですけど、ショップに依頼すると様々な配線・配管のやり替えとブレーキフルードの入れ替えなど作業が多岐にわたるので、工賃もそれなりにします。

なので、予算が絡むんですけどロードバイクを買う時にここは思い切ってブッコンでおいた方が得策です。
おススメはコスパ重視ならアルテグラDi2です。

随分長くなっちまいましたw
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2020/08/21 09:36:59

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この記事へのコメント

2020年8月21日 16:50
個人的にプロフェッショナルでもないのに軽量化って、自己満足の世界だと思っているのですが、それにしてもハンドルとリア周りを計2kg軽量化したオフロードは明らかに身軽になりました。

マスから離れた位置はわかりやすいですね。

そのぶん、前後ダンパーの沈み具合も変わっていそうで、ナチュラルな姿勢バランスは崩れているのかもしれませんw

とはいえ、オフロードバイクの純正セッティングって、あまり信用されていないんですねw

バランスが崩れるのでは、と質問したら穏やかに

「いつからセロー程度のトレールバイクがセッティング煮詰めていると勘違いしていた?」

「なん....だ....と....?」

と窘められました。

考えてみたら、ほとんど流用パーツの塊だわ、トレールバイク....(白目

そのへんは本気ロード様とはずいぶん違いますねw



軽量化はホイールのシャフトやカラーも...と思いますが、ここを脆い素材にするのもどうなんだろう....と悩んでおります。

どうせ20km/hも出さないけどさ。

2時減速比が際限なく上がり続けており、祖国のGDPの如く巡行速度が低迷している今日この頃です。
コメントへの返答
2020年8月21日 17:06
Ameotokoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

プロフェッショナルじゃなくても、良いんです。
アマチュアの趣味だからこそ、軽さに拘るというのもアリじゃないでしょうか?w
ダメ?w

でも実際に気持ち良いですもんYO!

気持ち良かったらいいんじゃないでしょうか。
せっかく頑張ったのにマグロでイマイチだったら嫌でしょう?
あれ?違う話題かコレ。

オフロード車ってそんなにセッティングが曖昧なんですか?
流用パーツが多くても、勘所はさすがに押えてあるんじゃないでしょうか。
ただ、オフロード車ってオンロード専用のスポーツバイクと違って人によって要求する性能がとても変わるから、使い方に合わせた再セッティングが必要…というか、それこそ醍醐味なんじゃないでしょうか。

自動二輪のホイールは完全に門外漢だからなんとも言えません。
ですが、ロードバイクで言えば軽量なパーツ=脆い製品というワケでもないんです。
ハンドル周りのボルトをアルミに…というのとは違った話題になります。

リムに関して言えば、軽くて強いという魔法みたいな素材はありません。
強いて言うならカーボン製品が辛うじてアルミよりも重量剛性比で優れている美点を引き出しやすい部位である。
というくらいです。
ハンドルを固定するステムみたいな部品はアルミとカーボンで重量剛性比の特性的にカーボンのうまみを出せなかったのとは対照的にです。

あと、もうひとつ禁断の技が。
想定される走行中の衝撃荷重を前提に(加速度や最高速度含めて)乗り手の重量マージンを削る事で最大充填空気圧も制限し(通常の自転車用ホイールは9.0気圧か8.0気圧まで性能保証。それを6.8気圧までに落とす。)リム重量を100g削るという組み方があります。

通常だと、要求性能から430g前後が相場のリムを用いるところ、さきほどの制限体重と制限空気圧(制限する体重によって適正空気圧が落とせるので、理にかなっています)を落とす事でリムに対する要求強度を落とす事ができ、340g前後のリムを採用し、ヒルクライムイベントなどのウェポンとして組む。
などの究極ホイールも存在します。
それも完組メーカーホイールのハイエンド価格を考えれば、恐ろしい低価格で実現します。(10万円以下)

強度が落ちるけど剛性は?
ってハナシですが、ここはスポーク本数が24H以上のリムを使って、スポークで均等に引っ張ってやる事で剛性を確保するんです。
使うスポークも何度かブログで書いているCX-Rayなどの軽量なのに靭性に富んだ物凄いテンション掛けられる品物を使って、重量を抑えながら(ほぼ最軽量の組み方です)剛性を引き出す。
という組み方が自動二輪にもあるんじゃないかなぁ?
って漠然と考えます。
手組ホイール関連の記事を検索して読みふけっていると時々自動二輪の手組ホイールの話題が出てきます。
詳しくわかんないんですけど、似た様な話題で満たされていて非常にマニアックな感じがしていました。

オフロード系や昔のカフェレーサーじゃないですけど、ワイヤーホイール系は自転車と同じくカスタムホイールの世界って深いんじゃないでしょうか。

プロフィール

「マウンテンバイク同士の比較動画は面白かった」
何シテル?   04/17 15:35
radius-meganeRSです。よろしくお願いします。
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