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2020年12月25日

フレームによる違い

Madone SLR6というモデル(2020)に試乗させてもらって、ホイールはBontrager Aeolus comp5というemonda SL5(2018)でも経験のあるアルミリムにカーボンラミネートされたリムハイト50mmのホイールとホイール自体は同じなのに、フレーム性能差でここまで差が生まれるのか!?

と驚きと共に感動を覚えて、Madone SLRを買おう。
フラッグシップを経験してみよう。
という経緯をブログで書きましたが、素人が感じるそんなんってアテになるかいw
というご意見もあるでしょう。
わたし自身もそれはあります。

そこで、Youtubeでデッドバイデイライトのプレイ実況動画とかくだらない動画を良く視るんですけど(単身赴任先のTV番組がとても少なくて視る機会が少ないため)そこにおススメ動画として今から貼る動画があって視てみました。

すると、元競輪選手が2009年頃のロードバイクと、cannondaleのアルミロード最新機種であるCAAD13と、LOOK795(ハイエンドかつエアロロード)との比較をされている動画だったのです。

この方も乗り比べた上で、こう発言されていました。
装着ホイールがそれぞれ違う(年代の違いから、コンポのギア段数も違うので同じホイールを流用できない。フレームの幅も違うため)ので、単純に言いきれないところはありますが、感じたままに発言するとホイールの性能差だけではない。
これはフレーム自体の性能の差が大きいと思います。
と言われていました。

TREKコンセプトストアの店長もわたしに教えてくれていましたが、やっぱフレームの性能差が最も大きな差を生むんだな…。
と、確信に変わりました。


↑まずは平坦での向かい風と追い風の際の巡航での試乗比較インプレッションです。
この動画ではっきりと「フレーム性能差を感じる」とおっしゃってます。
設計年次と「エアロかエアロでないか」が最も差が生まれる試乗ですけれど、「エアロかエアロでないか」という要素よりも大きな部分での差を語られていますが、私がこの解説で面白いと思ったのがCAAD13
純正の鉄下駄?を履いてるっぽいのですが、向かい風は2009年式のアンカーに近いけれど、追い風はLOOKに近いという感想です。
CAAD13って、SpecializedのAllez sprint comp discが売れに売れてるのを受けて「アルミロードなのにセミエアロ化しました」というのも売りの一つであるモデルです。
それが向かい風で非エアロの2009年式アンカーに近しいキツさだと。

これはCAAD13がダメという判断は早計すぎます。
自転車のエアロという観点で最も効果が高いのは「ハンドルと前輪」なのだそうです。
なので、CAAD13の市販アッセンブルだとハンドルは普通のアルミ丸パイプのドロップハンドル。
ここがまずエアロという観点で言えば×
次に前輪がフツーのリムハイトのディスクブレーキ用アルミホイール。
フツーに乗る分には何らハンデにもならないフツーのホイールですが、こういうシチュエーションで比較するなら、そこはやはり×
この2点を改善するだけで、向かい風による普通に乗るより余計に消費する体力は40Wくらい変わるかも?知れないという恐ろしさ。
40Wは盛り過ぎか…?w
しかし、様々なサイトなどで検証されている結果を読む(信じる)と、ハンドルで変わるW数は10~15W
ホイールで変わるW数は25W相当にも及ぶ。とあります。
ぶっちゃけ、わたし自身がRoval Rapide CL50 discで経験した感じだと、ホイールで25Wくらい変わるだろうなぁ…というのが正直なところ。
良いホイールだとマジで世界観が変わります。
ストラバのprivaterecord更新は今も続いていますし。
話しが逸れましたが、CAAD13はソコをモディファイするとかなり良くなるんじゃないかと思いました。
しかし、ワイヤー類が完全内装されていません。
パイプやワイヤー一本につき、2~4Wも風の抵抗により消費体力が増えるという調査結果などを散見する事ができます。
お値段考えると、CAAD13は割と良い勝負できてんじゃないのかな…
というところですが、フラッグシップモデルに試乗してみてください。
タイム計測などで評価すると、恐らくきっちりと勘所を抑えてモディファイした最新機種のアルミロードは割と良いセンいく可能性が大ですが、乗ってる人が感じるフィーリングの差は「かなり違います」
この精神的なモノに響くフィーリングの差は、一度に乗る距離が100km~150km~200kmと距離が伸びるにつれて、とてつもなく拡がります。



↑次に登りでの比較をされています。
登りでははっきりと2009年式アンカーに装着されている軽量ホイールの方がホイールだけで比較するとかなり有利です。
LOOK795にセットされているボラワンは、普通に見ると登りは一歩軽量系ホイールに譲る…というのが世間一般の認識です。
しかし、カーボンリムのリムハイト50㎜くらいのセミディープホイールはリム重量だけ比較すると…実はアルミリムのリムハイト24㎜前後のホイールとリム重量が変わりませんw
なので登りが全くダメだという事はないのですね。
ここでも面白い評価結果が。
登り向きではないと言われているエアロロードのLOOK795が一番フィーリングが良い上に実際に速いと絶賛。
次にCAAD13。
通常なら軽量系オールラウンダーと謳っているCAAD13がセミエアロ化されたとは言え、最も登ってもおかしくない。
のですが、ここに厳しい現実が立ちはだかっていますね。
本来なら、2009年式とはいえ当時のハイエンドだったのかハイエンドに近しいグレードだったのかはアンカーのモデルを知らないので私ははっきりとした事が言えないのですが、アンカーが最も登りが速くないとおかしいのですが、悲しいかなここは設計年次の差と、動画配信されている方もおっしゃっていますが経年による劣化も少し考慮できる(要するに美味しい時期が過ぎてしまった)のは確かですが、経年劣化でここまで落ちますかね?
さすがに、経年劣化と一言で片付けられない性能差があると思います。

よくサイトなどでエアロロードは登りが苦手(キリッ
などと書かれていますが、それはこういう構図です

ハイエンド軽量系フレームかつ、ホイールや他機材も一流品のオールラウンダーモデルがエアロロードより登り区間のみを切り取って評価すると有利だというだけのお話し。

実際に走る道程は、登りはもちろんありますが、平坦も下りも、それらを繰り返すアップダウンもあります。
特に軽量系オールラウンダーもしくはヒルクライムバイクが最も得意とする、他のモデルとはっきりと差が生まれる区間は勾配10%以上の激坂区間です。
延々と10%以上の勾配が続くのって何kmあると思います?
そこで5分以上も差が付いたらどうしようもないですが、これだけ進化を遂げたエアロロードかつ、乗り手の実力が僅差同士のプロロードレーサーなら…
という事で、選ばれる機材はエアロ系が多いのが実情です。
実際に乗っても独特の高揚感と、本当に「えっ?」と驚く楽さ加減です。

そして、アルミの反応性はカーボンより優れている(キリッ

というお話も、ハイエンドのモデルと比較すると
カーボン>>>>>アルミ
くらいの差があり、カーボンリムの良いホイールをはめて比較した際に、巡航性能もカーボン>>>>>アルミなのは確かです。
(先日の五月山など激坂登ったライド帰りに疲れた脚で現行のEmonda SLR試乗した後に、自分のAllez sprint comp discに乗って巡航速度差に驚いたという記事を書きましたが、その時の印象差を書いています)

ハイエンドじゃないエントリーグレードのカーボンと比較すると、アルミが優っている部分もあるのは確かです。

カーボン特有の部位ごとにカーボン繊維を貼る量も、繊維の向きも樹脂の厚みもコントロールできる製造工程の差で生まれる「フレームとして見て、どちらが理想的か」という素材と製法の差がはっきりとそのまま生まれています。
ハイドロフォーミングなどで工夫するも、そこには追いつけないノウハウの差と素材の差が、現代では生まれているという現実を目の当たりにした気持ちです。

20年先、30年先で別の技術で偉大な発明や発見がなされて、カーボンと他金属との性能差がなくなる・もしくは・ひっくり返る。
という事はあるかも知れませんが、今のところ、こと自転車のフレームやフォークを作る。という目的に対しては、カーボンが最も向いているんだと素人ながらに感じました。

…ていうか、Madone SLRはようこんかなw
ポルシェ新車で注文して、こういう風に待っている人ってすげぇwって思います。
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Posted at 2020/12/25 07:21:59

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