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2021年11月27日

新型デュラエース ホイール

新型コンポーネントがシマノより正式にリリースが始まって、ロード界隈は興奮のるつぼですが新たに注目されているのがシマノが同じくリリースした新型ホイールです。

シマノが出すホイールは性能は確かなのですが、乗ったフィーリングが「しっとりしている」「少しだけ柔め」という乗り味。
これがとても相性が良い人もいらっしゃいます。
コレじゃないとダメというくらいに。
そして性能は一線級の場で戦っているホイールなので間違いはないです。

ただ、私はダメだったんですね~。
速いのは速いのですが、好みではなかった。
前作までのシマノ製ホイールの印象です。
妻のような体重の軽い女性などには最適なんじゃないかとは乗って感じました。
私は体重があるからダメって程ではないですが、同じ金額出すなら軽く乾いた印象で剛性のあるモデルの方が好みです。
今乗ってるMadone SLRのフレームもまさにそんな印象なのでとても好きですw

そして、新たにリリースされたR9200シリーズのデュラエースグレードのホイール。
これがまた素晴らしい進化を遂げているようです。

ホイール勢力図を覆す?新型デュラエースホイールのポテンシャルを掘り下げる

詳しい話しはシクロワイアードさんのインプレッション記事を読んでくださるとわかりやすいと思います。

内容を見ていくと、シマノホイールのハブが従来の三爪式のコンベンショナルな形式のハブからDT SWISSのスターラチェットと似た構造のハブにインターナルメカが改められたみたいです。

※DT SWISSが誇るスターラチェットシステムは25年の歳月を経てパテントが切れましたw

早速、スターラチェットをパクってきたかw
と思いながら記事を読んでいると、なかなかにホイール全体の設計も素晴らしく改善されているみたいで、とても高評価です。
そして価格は驚きの前後セットで23万円…!!
安すぎないかw
これだと先日私が書いたおススメ記事に修正を加えないといけないではないか!
…いえ、違うんですw
あえておススメに挙げなかったんです。

私は2018年頃からロードバイクを始めたニワカ者なので聞いた話しなんですけれど、シマノさんって新規格を打ち上げる時って「従来の製品を愛用している人たちを切る」傾向があるみたいです。
ちょっと書き方キツイですが、事実を端的に述べるとそうなりますw

このホイールも良く見ると…
従来のフリーと形状が違います。
新しくリリースされた新型デュラエースならびに新型アルテグラの12速に対応しているフリーボディなんですね。

もっと正確に書くと「12速にしか対応してない」んですねw

じゃあ、従来の11速コンポーネントだったスプロケが嵌るように、フリーボディを11速用に入れ替えたら別にコストは掛かるけれど、新しいデュラエースのホイール使えるんじゃないの?
って思われると思います。

従来の三爪式のコンベンショナルな構成だったハブから、今回新規開発のスターラチェット構造に酷似した新型ハブを採用しています。
その新型ハブに適合する11速用のフリーボディが存在しないのです。

いや、新型アルテグラのホイールは11速にも12速にも対応しているじゃん!
その11速用フリーボディを流用すりゃ新型デュラエースホイールを11速でも使えるんじゃない!?
と考える方もいらっしゃると思いますが、残念な事に新型アルテグラのホイールは「従来の三爪式のハブ」なんですw

よって、新型デュラエースのホイールってホイール単体で見ると23万円で「ハイエンドモデルなのに他社のホイールと比べて10万円以上安い!すげぇ!!」とならないんです。
それとは別に新型デュラエースのコンポーネントを45万円払って購入し、自分のフレームにコンポーネントごと入れ替えないと使えないんですw

なのでおススメできません。
普通の方には。
実業団レースなどで活躍されていて、常に上位を狙っているような人が「少しでもアドバンテージを他の選手から稼ぐために、新型デュラへコンポを買い替える!」というような方しかおススメできません。
もしくは趣味で乗ってるけど新型デュラ欲しいんだよね。って方。

きつい言い方をすれば、そういう設定にしたが為に23万円まで価格を落とさないと競争力がなかったのかも知れません。

新型デュラや新型アルテを組んで12速化した人や、これから新しいモデルを買うねん。
買ったモデルが新型デュラや新型アルテ組みのモデルやねん。
という人にとっては、他でコスト掛かっているので23万円で買えるハイエンドホイールは「とても魅力的に映るでしょう」

乗った印象も、ROVALやBontragerのホイールのように「軽く乾いた」印象を受ける乗り味に変わっているみたいです。
この「軽く乾いた」という表現は実際に乗ってみないと想像しにくい表現だと思うのですが、乗ると「軽い!まるで抵抗がないみたいに進む」という印象を受けると共に、踏んだ時に「軽いのに剛性しっかりしている」と感じた時に「軽く乾いた」印象を受けるんです。

妻が乗るEmonda SLR2018は最後のリムブレーキモデルとなってしまったTREKの軽量系オールラウンダーモデルのハイエンドモデルですが、これはちょっと変わってまして「良い意味で撓る」フレームなんです。
剛性はしっかりとあるんですが、ちょっと柔い部分も敢えて作ってある。
そんな性格のフレームなんです。
脚が残せるフレームですね。
そういうのにのると「軽くてしっとりしている」印象を受けます。

妻が乗るDOGMA F12 DISKは「軽くて乾いた」印象を受けるフレームです。
ただ、もう少しガッシリしているというかドッシリしている印象も受ける不思議な乗り味のフレームです。
さすがピナレロ。
エアロ性能は若干「なんちゃって」なところあるけどw
ロードバイクとしては真っ当な乗り味と性能。
そしてそのフィーリングがもたらす高揚感は半端ないです。

私が乗るMadone SLRはOCLV800に刷新されたモデルはまさにこの「軽くて乾いた」印象です。
剛性が高いだけでなく、不思議なんですけどトルク掛けて踏むとそのひと踏みする度に「もうひと伸びする加速」が魅力です。

説明が長くなりましたが…w

今までのシマノホイールはEmonda SLR2018みたいな印象なんです。
乗った印象はまるっきりソレではないので、例えが難しいんですけどw
新型デュラエースのホイールは恐らくですけど、DOGMAやMadoneで感じているような印象を受けるくらいしっかりとしたホイールに進化しているんでしょうね。
以前のシマノホイールが好きな人にとっては残念な進化かも知れませんけれど。

私が使っているROVAL Rapide CL50discは「軽くて乾いた」印象。
特にスポークをカスタムした以降のホイールはまさにソレ。

同じく使っているBontrager Aeolus RSL37は、軽くて剛性高いんですがものすご~く微妙に「いい意味で撓っている」印象があり、速く走れるのに脚が残せるというちょっと変わったホイールです。
同じシリーズのAeolus RSL62は、また印象が変わりましてリムハイトの割に絶対的な重量としては軽い部類になるホイールで、実際に手で持つと軽いんですが「剛性がさらに高い為に」私のような貧脚が踏むと、特にゼロ発進の加速時に「ちょっと重く感じる」んです。
そして登りの時にトルク掛けて進む時にも同じく「ちょっと重く感じ」ます。
しかし、平坦巡航の時やダウンヒルの時はその剛性の高さがとても有利に働いてまるで別天地のように速く・軽く走れます。
その時に感じる印象は「軽くて乾いた」印象そのものです。
そして、RSLシリーズは37と62を所有していて51は試乗しか経験がないですが、とても横風に強い。
横風に進路を乱されないですし、進路を乱される程ではないにしろステアリングモーメントが手元にググッと来るという事もない=それだけ抵抗小さく走れる。
という性能がもたらすフィーリングと実際に発揮できる速さや安心感は半端ないです。

なんか長くなってしまって申し訳ありませんが、そういう総合的なところまで考えた時に「新型デュラエースのホイール」は、おススメなのか?
と考えた時、先ほども書きましたが

・新型12速のシマノ製コンポーネントが必要だから買う。欲しいから買う。
・新しくフレームごと機材入れ替えた時にシマノ製12速コンポがついてきた。
または、狙って12速コンポ付き完成車を購入した。

という人なら新型デュラエースのホイールは「買い」
他のハイエンドモデルと比較して価格にして10万円以上も安く買える時点で「買い」です。
そうでなければ、見送った方が良いホイールだと今回のモデルチェンジを受けた製品を見て、そう思いました。

試してみないとわからない世界があるのは確かなので、試乗してみたいですがこのホイールを気に入って買いたいと思った時、コンポーネントごと買い替えないと使えないので敷居が高すぎて選択肢に入りませんw

新規格のスターラチェットをパクった(失礼w)ハブ用の11速用フリーボディと、他社のコンポーネントに対応したフリーボディがリリースされたらこの限りではないですが、シクロワイアードさんには失礼ですけれどそういう改善がなされない限りは…

買える人が非常に限られた設定のホイールが、業界全体的に勢力図を書き換える可能性があるほど売れるワケないでしょw

と言いたい。

スポークもひょっとするとシマノ自社製のオリジナルスポークでしょうか。
私はこっちの方が気になるw
このスポーク性能が高かったら手組用として買いたいです。
新しいハブは興味ありませんw
新型ハブと言っても、基本構造は25年前にDT SWISSがリリースしたスターラチェットです。
わざわざシマノのインターナルメカを買わなくても、DT SWISSのDT350sを買いますw
その方が性能もメンテ性も25年の歴史分だけはっきりしていますし、汎用性を比較するなら比較する方が失礼なくらいDT SWISSのハブの方が確かだからです。
そして、組みたいホイールの性能を出しつつ価格を抑えたい場合を除いて、性能を追求するならDT SWISSが25年ぶりに構造を刷新した(早期摩耗の問題はあったけれどw)ラチェットEXPを使ったハブを買った方が性能が上だからです。

今乗ってもスターラチェット式ハブでも性能は問題なく高性能ですけれど、ラチェットEXPの性能を知っちゃうと「やはり一世代前」と感じちゃいます。
直接比較しなければ、それで十分以上に満足できる一線級の性能はスターラチェット式でも未だに持っていますが、直接比較しちゃうとラチェットEXPいいやん!ってなります。

そうやって色々考えていくと…
シマノ製新型ホイールはやっぱりメカ的には23万円の内容なのかも知れないな…って思っちゃう自分が居ます。
ただ、ホイールは本当に乗ってみないとわからん世界があるので決めつけるのは良くないですが、実際に試そうと考えた時に普通のユーザー感覚だと「ちょっと無理w」と考えちゃうくらい求められるコストが高すぎるのがネックですw
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Posted at 2021/11/27 10:44:17

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