厚生課から「遠すぎるから自転車通勤はアカン!」
とお達しが来たわたしですが、片道12kmくらいでどこが遠いの?w
という感覚が既におかしいようです。
片道遠くても5km圏内くらいまでが自転車通勤の相場だそうです。
でも、今の所長が「たまにはいいよ!だって趣味だから!!」
とお許ししてくださったので、堂々と…はできませんがこっそり時々通勤させてもらっています。
単身赴任先でメインで乗っていましたが、いろいろ期間があく事もあったりして直接的な比較はできてなかったんですね。
それで今回は久しぶりに画像貼っているエモンダで通勤を何度かして改めて発見がありました。
それは「とても脚に優しい」という事実です。
結構汗だくなるほど踏んでも、変な筋肉痛が残らないんですね。
途中、路面が悪いところもあるんですけど…そこを通過しても身体が楽。
やっぱカーボンフレームは微細な振動を減衰する特性を材料自体が持っているという特徴は何ものにも代え難いな!
と感心しました。
次いで空力面での比較。
全く同じ条件下で直接的に乗り比べしてないので厳密な比較ではないですが、散々走った淀川河川敷なので私自身も多くのパターンを経験しております。
それは天候であったり、向かい風の強さとか横風の強さとか。
それが吹くパターンとか。
なので平等な感覚をなるべくもって比較すると、空力面ではEmonda SL5(2018)は不利だという事実。
身体への負担が小さく、随分とパワーをかけて踏めるんですけど無風に近い時はそれなりに最高速を出せます。
そのまま巡航もできます。
画像を見ていただくとわかりやすいのですけど、リムハイト50㎜のホイールを履いているのと、ハンドルが空力面も考慮されたAeolus RSLハンドルを装着しているので何にも対策してない個体よりはまだマシだからです。
しかし、向かい風などが強くふくと明らかに速度を伸ばすのはキツイ。
セミエアロであるSpecialized Allez sprint comp discと比較すると、同じような風速の時で同じような疲れの残り具合だとか脚の力の加減の時で比較すると…
エモンダは28.5~30km/hくらいで巡航できる場面では、アレスプは30~32km/hくらいで巡航できます。
マドンだと…はっきり言って所有しているロードバイクの中では空力モンスターなのと完全に競技用マシンなのでフレーム性能(とホイールの性能)自体もクランクに加えた力を如何にロスなく推進力に変換するか…
という性能に長けている為(価格帯も大きく違いますしw)比較するのは平等ではないんですけれど、似たような場面でまず感じるのが「え?今って風強いの?」というのが正直な感想で、実際に出せる巡航速度も35km/hくらいに到達します。
たかが数km/h差ですが、体感は割とハッキリと違います。
これがまず改めて認識した違いです。
次に、はっきりと軽さを感じて軽快に走っているフィーリングと、不思議な楽しさを感じるのはエモンダ>アレスプです。
これは私の脚質も関係していると思います。
そして、酷い現実になりますが速さを単純に比較するとエモンダ<アレスプです。
脚への負担というか、走り終えた時に疲れが残るのはアレスプです。
エモンダが装着しているホイールは、カスタムを加えているとはいえ設計年次がかなり違うのです。(Bontrager Aeolus comp5改)
対して、アレスプが装着しているホイールは、2016だったかな…
2017だったでしょうか。
それくらいの時期に販売された設計年次のホイールなので、空力面では素直に設計年次の差がそのまま能力の差になっているのかなと個人的に思います。
(スペシャはROVAL Rapide CL50 disc改を装着)
マドンはそれらよりも設計年次が新しい上にTREKのフラッグシップレースモデルなので、単純に性能で比較するのはフェアじゃないと思うほど、差があります。
実際に発揮できる性能の多くは乗り手が担うとしても、下位モデルで上位モデルを喰える人は、そのまま上位モデルに乗ればもっと速く快適に走れるというのが事実です。
機材を使って走る以上、やはり機材の性能差は無視できない「差」として存在します。
話しが逸れましたが、やっぱり久しぶりにエモンダに乗って感じるのは「TREKに乗っている」という感触を感じられるという事実です。
実際に発揮される性能も、端的に捉えられるフィーリングも違いがあるとは言え、乗ると乗り味の根底に流れる血筋みたいなのはマドンにもエモンダにも感じられます。
そして、先ほど実例を挙げた通り。
速さだけを見ればエモンダ<アレスプですが、現実的にそれで片道12.6kmほどの通勤路で到着までに差が出る時間ってほんの数分(正確には3~4分)です。
ロングライドのように積み重ねれば無視できない時間の差となりますが、それでも趣味で乗るなら問題ない話しです。
それでいて、身体に刻まれる疲れだとか負担というのは明らかに楽なのはエモンダです。
なので、ここ最近大阪近辺や清滝峠などの奈良県付近や、北摂などを走っていて目につくのがTREKの各モデルです。
私がロードバイクを始めた頃は、キャノンディールやジャイアントなどもたくさん見かけて「思ったよりTREK見かけないなぁ。」という感想だったんですが、最近は気のせいレベルじゃないくらい現行のエモンダを特に見かけますが、あとはドマーネAL2などのエントリーモデルも含めてTREKを見かけます。
最初は気のせいかな?なんて思ったんですが、気のせいではないなぁコレは。
と思いなおせるくらい見かけます。
それもなんとなく今回の比較で納得できました。
我々素人にも優しいというか、配慮された設計をするのがTREKだとよく聞きます。
フラッグシップのMadone SLRに乗ってさえも、それはそう思います。
剛性に負けてちょっと踏み負けていた時期含めても、そう思いますw
踏み負けてんなぁ…と感じている時でもPR更新しつつ、走り終えた時に変な疲れ方や筋肉痛にならなかったのも凄い性能だと思います。
なんかやたらとTREKを見かけるようになったよね。
というのを自分の中でも納得する・できる理由が見つかったのが、今回の通勤で乗り比べて実感できたのがちょっと嬉しかったです。