篠さんのツイッターを見て、わーお!と思いました。
篠さんという方は、「山は性癖です」というブログとYoutubeで有名になったヒルクライムが趣味…というか、仕事?になっちゃったw
という恐るべき女性です。
物凄く真剣にロードバイクに打込んでおられます。
今はもうむちゃくちゃ強くなられて、FTP3.5倍から落ちないくらいのペースで淡々と走り続ける…と、言葉にすると簡単ですけれど常人じゃ無理ですからねw
常時FTP3.5倍と言えば、界王拳使いっぱなしなのと同じです(わからん例え
私で疲れないペースでそこそこ速く走る…なら、FTP2倍くらいがやっとですね。
ただ、私の場合は体重があるのでFTP2倍程度のパワーでも、体重が不利にならない平坦巡航の場合は割と良いペースで走れちゃうんですけどね。
なのでエアロロードとの相性がとても良いという…
それはさておきw
その有名な篠さん。
自転車に乗ってる機会と距離や経験で言えば相当なものです。
その方がツイッターでつぶやかれた「50㎜はやっぱり横風に煽られる」という一文です。
今どきの50㎜って、横風耐性凄いからね?w
2018年前後にリリースされた、本当に今の最新モデルじゃなくても横風に配慮されたモデルはマジに…横風に強いです。
下手なローハイトリムに、きしめんスポークと俗に言われる幅広の扁平エアロスポーク使っているホイールの方がよっぽど横風吹いた時に「うわっ!」となる事が多いです。
シマノのロード用ディスクローターは横風に弱い!
という風潮が出回って、廃版になりましたがその横風に弱いローハイトリムを採用するホイールは「リムブレーキモデル」なんですけどねw
シマノのローター、そんなに横風の影響あったか?w
私はシマノのローターだから酷い目にあった。
という事はないけれど。
それよりも、リムやスポーク含めてトータルで横風対策されているホイールに履き替えた方が「うわぉ~!(ブラボーと言ってるつもり)」という素晴らしい体験はあるけど。
世の中の評判って、思い込みと刷り込みと影響されたヤツの大きな声ばかりじゃないか?
それもさておきw
篠さんがおっしゃっている50㎜ハイトのホイールはコレです。
画像もあるからわかりやすいですね。
LUN HYPERホイール
鳴り物入りでWINSPACEというブランドが、T1500という安いエアロフレームをモデルチェンジ?だったかな。新規モデルだったかな。
ちょっと失念しましたが、それがデビューした時にセットで「安いけど性能高い!」で話題になって一緒にリリースされたのがこのホイールです。
軽くて、強くて(剛性高い)、安い!
と三拍子揃ったホイールなんですね。
回転体としての性能は確かに高いみたいです。
特にカーボンスポークを採用するモデルはアツいみたいですね~!
個人的にはカーボンスポークは優れているだろうし憧れはあるのですが、ちょっとした傷からささくれ出すと…エグイ結果にもなる特性を持つのがカーボンスポークなので(リム程多方向に繊維を重ねられないので、一方向からの力に弱いという物理特性を持つ。スポーク細いから…まぁ、それもしゃーないですよね)個人的にはCX-RAYなどの鍛造というか、あれってなんていう成形だろうw
あっちの物理特性の方が好きです。(耐久性含めて)
それもさておきw
このホイール出た時に、業界はこぞって褒めてた。
あるあるなんですけど、このホイールを扱う記事の時はおもくそ褒めてた。
安いのに速い!
安いのに最先端!!
もうここまで書けばわかりますよね。
忖度ありまくりやん…
まぁ業界のシステム考えたら、それはしょうがないんですよ。
こういう記事を書いてる人たちは攻めれません。
そして、私が何が言いたいかというと「安くても、そんだけお金は払ってるんやでw」という事。
やっぱ気に入らないで売るとなった時にいくらか元は取れても、それでも損失は生じる。
そこで、次に買い替えるホイールの予算も必要となる。
それなら、多少高くてもきちんと性能見極めてから本当に自分が欲しいと思えるホイールを買った方がかえって安くない?と言いたいのです。
メーカーから提供受けてたら、その限りとは言えないけれど。
横風の影響を受けている時点で抵抗大きいですからね。
平坦巡航などで体力セーブしつつ巡航速度を上げるのがリムハイトが高いモデルの本来の狙い。
そこで横風に対して気を使ったり、進路をまっすぐに戻す為に力を使ったりしているウチに、それを繰り返す事で消耗する体力はバカにできません。
私が使っているBONTRAGER AEOLUS RSL62はリムハイト62㎜あって、リムハイト50㎜の製品よりは横風に対してさらに弱いというのが定説ですが、下手な50㎜(それでも2年前までは一級品のモデル)よりもRSL62の方が横風の影響が皆無というと嘘になりますが、本当にほとんどきません。
なので長距離走っても気持ち良く走った上で疲れませんw
ただ、問題なのはディスクブレーキモデルしか売ってないというのが問題ですね。
一つ前のAeolus xxxでも他社製品よりは横風に対して配慮された製品らしいですよ。私はチョイ乗りしかしてないから真価はちょっとわからないです。すいません。
そのもう一つ前のAeolus 50だったかな。
あの製品くらいから、ボントレは横風に対して配慮した設計をしていたそうですよ。
ただ、それは製品の売り文句としては弱いんですよね。
直進時の空力が横風配慮した事で少しだけ落ちたら逆にそれはわかりやすく弱点扱いみたいなとこ、自転車業界自体にありましたから。
単純な空力比較しかしてなかったのですから。(全部の記事がそうとは言ってないのであしからず。中には先見の明でそんな数年以上前からそういう側面に触れてしっかりと書かれている記事もあって感銘を受けてます)
個人的には、WINSPACEもLUN HYPERホイールもネットの記事とか各種スペック表だとかをつぶさに見て「買うには至らないな」という結論に達しています。
そして、篠さんのツイッターでのつぶやきを見て「買わんで良かったw」と確信を持ちました。
イマドキのホイール、予算が許すならみなさんにもどんどん経験してほしいです。
10年くらい前でも、ディープリムホイールはひと癖あってジャイロ効果も手伝ってハンドリングに難ありだったらしいんですね。
コーナリングする為に車体を倒しても「起き上がろうとするw」とか。
国道を巡航していると、隣を大型トラックが追い抜いていくだけでトラックの方へ「吸い寄せられる」とか。
もう本当にイマドキのディープリムホイールは、そんな事がありません。
セミディープホイールがひと昔前のディープリムくらい空力があって、より外乱に強くスポーク長が長くなる事で良い意味で撓りを活かして登り性能と足へのやさしさを実現しているというバランスの高さ。
ディープリムは、ひと昔前のよりリムハイトが高いモデルばりに空気抵抗が小さい上に、ちょっと前のローハイトリムよりも驚くべき横風耐性を既に備えていて、スポーク長が短くなる事でスポークの撓りが小さくなるという特性がヒルクライム時に足への攻撃性に繋がる特性はあるものの、剛性の高さは何ものにも代え難い良さを引き出してまして…私はとってもその特性が好きですw
まぁ簡単に言うと「イマドキ、ローハイトリムを特殊な目的を除いて選ぶ理由があまり見当たらない(コスト的な問題は除く)」というのが、個人的に正直な感想です。
ローハイトリムが全方位、何らかのメリットがあってデメリットを超えるメリットがあるならば…競技で上位を目指す人たちはこぞってローハイトリムを装着してレースに臨むはずですが(機材の提供を受けてないハイアマチュアな実業団選手とかの事を言ってます)みんなこぞってリムハイト50㎜前後のバランス型かつ空力に配慮された製品を選んで走られています。
結局何が言いたかったかというと、わかりやすい売り文句や盛大な宣伝に乗せられずに、自分にとって何が大事か調べるのが大事だなぁと改めて思ったのです。
一般的に流されやすい人たちの傾向として次の項目に当てはまる人が多い気がします。
・あそこのガソスタリッター2円安いで!いこういこう!
→自宅からどんだけ離れてるん?
あんたのクルマは何リッター入るん?
満タン入れても100円も変わらんやろ。
それなら多少額面高くても自宅近所で入れた方が安ないか?時間も貴重やろw
※こういう人に限って、毎日車を使うから2円違ったら大違いなんです。
と言うけれど、往路と復路の途中にその安いガソスタがあるなら理屈はわかるけれど、大抵の場合は「わざわざそのガソスタに寄ってる」w
・経済性重視してディーゼル買いました。
→本当にガソリンモデルと比較して経済的だったか試算してみ?
大抵の場合は車重が重くて燃費がクソ悪いSUVモデルでもガソリン車の方が経済的よ。手放す時のリセールまで含めて計算してもね。
・経済性重視してハイブリッド買いました。
→本当に試算した?w
補助金出ていた時期は確かにそう。それは正解。
補助金関係なかった時期に買ったなら、ハイブリッドに興味あって買った。
って言った方が良いよ?w
脱線しました。
すみません。