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2022年05月09日

eTAP AXSの良かったトコロ

GWが明けて、Madone SLRが納車されて一年が過ぎました。

昨年は北九州へ単身赴任していたのと、コロナ禍で赴任先から一時帰宅できない時期がトータルで数か月もあったんですが、この一年でMadone SLR単体でも走行距離が何故かガーミン上でノーカウント扱いになっている100kmちょいを抜いても2000kmを突破しました。

Madone SLRはずっと大阪の自宅へ置きっぱなしで、一時帰宅しないと乗れない状況が続いていた事を考えると、社畜サンデーライダーなのを考えたら割と乗れた方かなw
なんて思っています。

一年を通じて主に北摂ですけれど、様々な勾配や路面を走って感じたSRAM eTAP AXSを使ってみて良かったトコロを書こうと思います。

・パワーセーブ機能が優秀
一度、ブログでも書きましたけれど妻が乗っているドグマに使っているシマノDi2で謎の電池切れをライド先で経験した時に、原因を調べていていろいろわかった事もあるのですけれど、スラム製電動コンポーネントはパワーセーブ機能が優秀だと思いました。
休憩含めて、しっかりと時間計測したワケじゃないですけれどeTAP AXSは数分から十分?程度ロードバイク自体を動かさない場合はディープスリープに入ります。
シフトスイッチを触れただけでは反応しなくなります。
どういうセンシングしているかまでは把握してませんが、ロードを少し動かすとシフトスイッチに触れるとちゃんと反応するように「システムがおきます」
また、eTAP AXSのスイッチはDi2よりしっかりと「カチッ」と押さないと反応しないのですけれど、その塩梅が「軽すぎず、重すぎず」で未然に「何かの拍子でシフト作動してしまって変速保留状態になってしまって、バッテリー消耗してしまう」事態を制御側でもスイッチの機械的な側面でも防いでいるってのが、皮肉な話しですけれどDi2で予期できなかったバッテリー切れを体験してから比較してしまう事態になって初めて気付きました。

シマノDi2も、そういう弱点というか気を付けるべき使い方を知っていれば未然に防げるので、バッテリー切れを経験して「なんでw充電したてなのにw」と憤慨した時はちょっと怒っていました(信頼していただけに余計に)
今は、原因が確定ではないですけれどなんとなくわかってからは、そういうトラブルが起きてないので気にしてないですけれど、ユーザーとしては優れた変速性能とかシマノは持っているんだから、後はそういうところを改善してくれたら無敵だよなぁ…程度に思っている感じです。(要はもうあまり気にしてない)

・軽い
11速時代はシマノDi2の方が軽い!という評価でしたし、組み方によっては実際に軽かったんですが12速化されてからは逆転してSRAM eTAP AXSの方が軽いです。
重さに関しては重いよりは軽い方が良いですけど、あんまり神経質にならなくても良いんじゃないかな?とは思うようになりました(個人的に)

・リアディレイラーのテンションが低い
シマノのR7000番台の105や、R8000番台のアルテグラ、R9100番台のデュラエースなどで話題になった「シャドーデザイン」
エアロ性能的なものが向上するという、各駆動系に隠れるようにディレイラーの変速機(プーリーゲージ)が配置されるというデザインですが、これがスプリングがひとつ減って軽量化にも繋がって若干の空力も良くなる…
という触れ込みで実装されたんですが、バネがひとつ減る事によって残ったバネが受け持つテンションが上がったんですね。
ホイール交換の際にちょっとだけ以前より力とコツが要るようになりました。
慣れたらシマイですけどw

SRAM eTAP AXSのREDとFORCEは、同じくシングルスプリングなんですけれどマウンテンバイクやグラベル方面でのノウハウを活かしてフルードダンパーを搭載して低いテンションでもチェーン落ちを防ぐ機能を持たせています。
そのおかげでホイール脱着がとてもしやすいw
あと、走行中のチェーンテンションも落ちているはずで駆動抵抗も減らしているんじゃないだろうか?と個人的に思っています。
走行中にその抵抗の差を体感できるか?
と言われると「それはわからない程度じゃないかな」が正確なところなんですが、自転車ラックにロードバイクを引っかけて後輪が浮いている状態で、リアディレイラーのプーリーを指で軽く回した時にeTAP AXSは非常に軽い力で抵抗なくクランクごとプーリーが回った分だけチェーンが回ります。
ラックに引っかけたバイク本体が一切揺れない程度に非常に軽い力で。
この差は体感はできないけど、距離走った時の疲れ方に若干の差は生まれる程度には違うんじゃないかな?なんて素人ながらに思いました。

・選ぶギア比によっては、11速時代のアウターローなギア比で走れる
eTAP AXSには、主に10-26TというTT競技向けのスーパークロスギアと、汎用性とクロスしたギア比が特徴の10-28T(従来の11-28Tを12段で刻む事でハイギア側でよりクロスしたギア比構成となる)と、よりワイドなギア比を実現しつつ従来の11-28Tに近い…と言ってもハイギア側で10Tが増え、ロー側で33Tが増えている分、11速時代の11-28Tよりは飛んでるギアがあるのは確かなんですけれど、あまりそれが気になるところでギアが飛んでないので実用上のデメリットはあまり感じていません。
その代わり、ロー側に33Tが増えた事でひとつ上のギアに「28T」があるというのが助かっています。
何故かというと、電動ディレイラーは機構上「アウターロー」や「インナートップ」という「チェーンがクロスしてギアに負担を掛けてしまう」ギア比を設定をいじらない限りは機械側で変速できないようにしています。
事実、あまりそういう使い方をしない方が良いんですけど、私のような素人さんは練習の為に緩斜面などで多少身体への負担増えても「踏む練習」した方が良い事もあるそうなんです。(本当にソレが良いのか悪いのかまではわかってないけどw)

電動の設定上でも、普通に使えるフロントギアはアウター側(重たい方、ハイギアな方)を選んでいる時に、リアのギアは「28T(低い方)」までアウターのまま使えるというのがメリットあるなと最近感じています。

SRAMが当初売りにしていたリアスプロケ側の「10T」という従来なかったハイギアが追加される事で、フロントチェーンリングを多少小さくしても高速側のギア比が従来の「52-36T」や「54-34T」など一般的に多く使われていたセミコンパクトやコンパクトギアの最高速を担保できるという売りで、「48-35T(52-36T相当」や「46-33T(50-34T相当」として使えるという売り文句で販売開始。
私は52-36T相当の48-35Tを選択したのですが、絶対的には48Tという事で従来の11速時代に設定されていた11-28Tというスプロケと同じギアを48Tで選択している分には「以前よりもローギア」という現実は変わりません。
なので、アウターロー的な「踏む練習にもなる」使い方をしている時に、48Tで28Tを回してもギア比は1.71428…となり、52-36T使っていた頃にアウターローとして52-28を選択している時のギア比1.85714…よりも、ローギアなんですね。
少しだけ身体への負担を抑えつつ、踏む練習もできるんです。

Madone SLRに乗ってから、なんか以前より少し重たいな。
でも前より進むからこのまま登ろう!で登りの区間でPR更新した事もあるんですけど、この時うっかりフロント側の変速を落とすのを忘れてアウターのまま登っていた事があるんですw
この時は頻繁にロードに乗れていて、今よりちょっぴり踏めるようになっていたのもありますけれど(今はあまり乗れてないからちょっとなまっているw)
フロント側で踏んで回していけるってのも、本来ならギア比管理があまいからダメなんですけど素人が趣味で楽しんで乗っている分には悪い事もないかな。
って今は思っています。


次はデメリットを書きます。

唯一、SRAM RED eTAP AXSを選んでデメリットだと思った事は…
12速化をSRAMが実現させた上で、トップギアに「10T」を追加した事で当初売り文句にしていた「フロントチェーンリングを小型化しても高速側のギア比が担保できる」として、軽量化と高剛性を実現する為に小型化された正にそのフロントチェーンリングに関してです。

疲れた時や、本当にきっつい勾配が来た時はギア比は絶対!なので、フロントチェーンリングが小さい事で身体への負担を抑える事ができ、失速も少なくして乗り切れるというメリットは確かにあるものの、趣味で乗る以上は極限まで攻めた走りは…次の日の予定とか考えてなかなかできるモンじゃありませんw
競技勢の人ならまた少し事情は違ってきますけれど。
じゃあ、なんでデメリットを感じるのか?
という話題ですが、踏めている時、元気な時に巡航や緩斜面で速度を出す時に「踏んでる感」より「回している感」を強く感じちゃうんですよね。
11速時代に好きだったギア比が52-36Tと11-28Tの組合せなんです。
きつい勾配来た時は、やっぱキツイんですけど
登っている時以外の巡航速度を上げて走っている時の「踏んでいる感」がとても好きだったんです。
あの感覚で乗りたい…という贅沢な悩みですw

一か月ぶりに走り慣れた北摂の、木器亭までいくルートを走った時に身体が鈍っている事もあって今回は48-35Tと10-33Tの組合せでバッキバキの筋肉痛にはなりましたがw
乗り込んでいた時のタイムと比較すると、確かにタイムは落ちているんですけど割と良い感じで走り切れた(平均すると登り含めて5km14分ペース=ざっくり平均時速21kmあたり)で走れたのはギア比の妙かな。
と思うところもあって、今の私には48-35Tと10-33Tが合っているんだろうとは思うんですけど、乗り込んでいるウチに重たいギアも慣れてくるので…
乗って楽しく感じるギア比の方が良いのかなぁ。
というあたりが今の悩みというか、唯一今のコンポーネントで感じているデメリットです。

これは、贅沢な悩みでしかないんですけれどね。

私の場合は周りにユーザーが居なくて、SRAM製コンポーネントに関してはネットを通じて主にデメリットを良く目にしました。
なのでMadone SLRを発注する時にSRAM製コンポを注文したのは「人柱上等!」という気持ちで発注しました。
実際に一年使ってみた感想は、心配していたトラブルは本当に今のところはなくて、多くのメリットを享受しています。
スプロケもディスクローターなども含めて、スラム製コンポは耐久性に富んでいて今のところは選んで良かったな、というのが正直な感想です。

今後、やっぱり「ファッキンスラム!」という有名な某動画みたいな事態に陥るかも知れませんがw

それは11速時代のeTAPが出たての頃の信頼性の話題かな?
と今は思っています。
12速化された時にeTAPとしては次世代に突入して、熟成を重ねる事にもなって信頼性が上がっているのかな?と感じています。
こればっかりはまだ結論出せませんけどねw

もっと使いこんでまた感想を書きたいと思います。
ブログ一覧 | ロードバイク機材 | 日記
Posted at 2022/05/09 18:39:31

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