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2023年01月16日

初めてのチューブレスタイヤ

純然たるロードバイクにチューブレスタイヤを使うのは初めてです
マウンテンバイクで初体験し、なかなか良いやん!と感銘を受ける

キングジデコ(グラベルロード)でまた違う種類のチューブレスタイヤを経験し、チューブレスタイヤはアリ寄りのアリじゃなくて大アリじゃないか?と思うに至る

先日のライドでパンクや走行不能を運よく避けれましたが、そうなってもおかしくない何かを踏んでしまってタイヤが裂ける(Madone SLRのクリンチャータイヤ)
まだ3500kmくらいしか使ってないのにもったいないのぅ…
運悪い人は200km未満でサイドカットおきてしまってタイヤ使えなくなる人もいらっしゃるから3500km使えただけ幸運か…
なんて言い聞かせながら、この機会にチューブレスタイヤ使ってみようかと決断

先週、年初ライドで中村軒までいきました
この時、初体験
チューブレスタイヤむっちゃいいやん!という経験をしたのですが…
不確定要素が多かったので明言は避けてましたが、実はいろいろあったんです。

まず、行きは良かった。
さくらであい館超えたあたりからちょっとおかしかったんですが概ね良かった。

中村軒で食事を摂り、記念撮影などしたのち帰るのですが…
そこで妙にマドンが重い。
向かい風がある淀川河川敷(とその周辺)とは言ってもその日は向かい風があっても知れてる強さだったんですよ。
普通に巡航32km/hで延々走っても帰れそうなくらいの向かい風。
さすがに約50kmを私の脚でその巡航速度を保ったまま休憩なしはしんどいですけどねw

それなのに30km/h維持するのがきつかったんですよ。
マドンでこんなの初めて。
マジか…年末年始の間はまったく自転車乗れなかった(約2週間)ので、そんなに衰えたのか?
そんな不安も持ちつつ、走る。
医科大まで帰ってきた時にかなり疲弊してました。
そしてクランクをまわす脚が非常にせせこましく感じるくらいには疲れてました

てっきりサドルがさがっちゃってポジションがおかしくなっちゃったのが原因だろうか?なんて思ったんですよね。
ちなみにこれは半分正解でした。
ショップまで帰ってきて、店長に相談してサドル高さを上げてもらいました。
ショップから自宅まで帰る間はそれで少し楽になりましたが、それでもやっぱりまだマドンが少し重たかった。
つまり、完全解決に至ってなかった。

コーナリングのフィーリングなども非常に良かったんですが、クランクを回す脚に感じる負荷を考えた時にどうも私自身の体力や筋力、ポジションの問題だけではない気がしたんですよね。

おかしいと思った時は機材を疑え

これにピンときて、まずは装着したタイヤであるPirelli P ZERO RACE TLRの仕様を調べました。
そこで空気圧の件を再度認識しました。
その時、6.6Barで走ってたんですよね。
ピレリの公式リストでは26cのタイヤ幅はリム幅19cの時に7.1Bar
リム幅21cの時はそこから0.3Bar引いて運用してくださいと書いてあります。

ん!?

うちのRSL62はリム幅23cあるよ。
P ZERO RACE TLR 26cはリム幅23c推奨してないのか!?
それでタイヤプロフィールが設計上の理想から外れてあのようなしんどさに繋がったんだろうか?という疑問が頭に浮かびます。

店長に電話で相談するも、店長もこういった組み合わせはそのお店では初めてだったんで他のケースを知らなくて「メーカーが推奨してないっぽいなら、いかんのかも知れませんが…23cリム幅に26c(もしくは25c)タイヤを装着した例は他銘柄ではあるので難しいところですね」という感じ回答でした。

妻のドグマならRSL37(ホイール)使っているのでリム幅21c。
最悪、私のマドンでこのタイヤが使えないとなっても妻のドグマに流用できる。
そうなったら私のマドンには28cを入れよう。
まーた3万円飛ぶのは痛い出費だけどwwwwww

なんて割り切りつつ、自転車部屋に行ってマドンのタイヤを触る。
おや…
もう空気圧ほとんど残ってない。
先日のライドから二日も経ってないのにこの抜け方はおかしい…

車輪を空転させてシーラントがまんべんなく行き渡るように前後輪をしつこく回す。
空気を入れる。
5.0Barくらいで落ち着くが、6.5Barくらいまで入れたら空気入れながらその手を止めると空気圧が目減りしていくのが目視できるくらいの速度でじわっと空気圧が落ちるのがわかるw

やべぇ、空気圧こんな状態だったんか。

そこで💡閃きました。
そうか、さくらであい館からの帰路であんなにマドンを重く感じたのは空気圧が足らず転がり抵抗がむっちゃ増えた可能性は否めないな。
そんで自転車用とは言え、最近のチューブレスタイヤってタイヤ剛性すごないかw
空気圧そんなに足りない状態でもしっかり走ってたなw
なんて変なところに感心しつつ、なんとなく原因が掴み出せてきました。

次のライドで、空気圧をできるだけ適正保てるように管理してフィーリングを確かめよう。
それでも解決できなかったら、タイヤを28cに買い替えないとな。

そんな事を考えながら、昨日の朝ロードバイクの準備をしていて驚きます。
空気圧が5.0Bar以上上がらない。
上がるんですけど、抜ける勢いが増している。
あれから毎日車輪を空転させていたんですが、まだ足りなかったようです。

車輪を空転させ、空気を入れる。
これを複数回試していると、5.5Barくらいで落ち着くようにはなりました。
それで待ち合わせ場所のショップへ行く。
ショップで空気入れを借りて空気圧を確認。

なんと、わずか2kmほど走ってるうちに3.5barまで空気圧が落ちている。

店長に顛末を報告しながら車輪を空転させつつ空気を入れるも、やっぱり抜ける。
店長「追いシーラントを前後輪20ccずつやりましょうか」
と提案いただき、朝のライド出発前にバタバタして申し訳ないですがシーラントを足してもらう。
そして空気圧を充填。
すると、リムとタイヤのビートのあたりからシーラントが一定の間隔くらいでちょっと噴き出すw

あー…なるほどね。
その場に居たみんなが瞬時に理解しました。

リム幅23cにP ZERO RACE TLRの26cだとビートが拡がり過ぎて密着力が足りなくなる可能性があるんだ。
他銘柄でも同様だろうけど、こういうのって個体差が大きく絡むんですよ。
なので今までは偶然にも私と同様の症状がショップでは出なかった。
出なかったので「使える」という認識になってしまって、それを調べたり疑うって事が意識の外になっちゃったんですね、たぶん。

ちょっとシーラントが噴き出しましたが、噴き出したところでちょっと安定した。
そこで5.5Barくらいでも十分に走れる(ダウンヒルがんがんに行くのはちょっとアレでしょうけど)ので、とりあえず走ってみよう。経過観察しながら。
無理なら引き返そう。って事で通称中橋ローソンまで走る事に。

思いのほか、楽に走れます。
5.5Barくらい入っていたら、あんなにマドンが重く感じるほど転がり抵抗が増すって事はない事がこの体験でわかりました。
あと、サドル高さを上げたのはむっちゃ効果的でした。

中橋ローソンでタイヤを触ってみると、それでもやっぱり空気圧が若干下がっている感じがしました。
特に後輪。
前輪は大丈夫っぽい。

カフェ・マンナまで行ってみることに。
雨降りそうですが、せっかくここまで来たんだし行きましょう!と提案してそこまでライド。
山の方は天気が変わりやすいんで、他の方も走りたいけどその日はカフェ・マンナくらいで終わった方がよさそうですねっって感じで合意してくださいました。

カフェ・マンナまで無事に到着。

カフェ・マンナには空気入れがあるのでそれを借りて再充填。
カフェ・マンナ到着時は前輪は5.0Bar残ってましたが後輪は3.5Barくらいまで落ちてました。
再度、充填すると6.5Bar超えても空気圧が下がらない!!!
おおっ!!
シーラントが馴染んだようです。
走行中に落ちる空気圧のことも考えて、6.8Barくらいまで高める。

そこからの帰路はパラダイスでした…。
5.5Barでも空気圧が足りてないんですよ。私の体重だと。
それで転がり抵抗が増している状態で、今まで慣れたクリンチャータイヤくらいの走行感覚で走れたっていう事実ですよ。
そこから理想的な空気圧まで高められたというあたりで想像してください。

むっちゃグリップが良い美点はそのまま。
転がり抵抗が低いんですよ。
川西市から大阪市内へ帰るルートは、基本下り基調だとは言えほぼ平坦に近いところでもクランクを回す脚を止めても実に長い時間、速度を保ちます。
そんなにしんどい程ではないにしても、川西市から大阪市内へ帰るルートも多くは向かい風の中走るんですが、それでもそのようなフィーリング。

非常に前置きが長くなりましたが、このようなケースの場合このような解決に至る例もあるという事を伝えたかったので長々と書きましたw

結論をまとめると
・チューブレスタイヤは良い。物凄く良い。
・転がり抵抗が低い。
・クリンチャーよりグリップする
・下りのコーナリングの安心感が凄い。
マドンという機材のおかげでクリンチャータイヤの時でも安全だと思えるマージンをかなり残した状態でまわりの人から「下りで速度の出し過ぎは気を付けてね」って心配されるくらいの速度で下れるんですが、それをさらに速度上げてもいけるくらいさらに限界が高まりました。
おまけにギャップにもさらに強くなってます。
ISO SPEEDと相まってその限界の高さは私のような素人でも舌を巻くほどです。

デメリット
・空気圧が安定しないと上記メリットの恩恵からはほど遠いフィーリング
・まめな管理が上記の天国のようなフィーリングをもたらすので忙しくても毎日車輪は空転させますw

※相性の問題
今回は、追いシーラントを加えて安定したっぽい結果に。
今後の経過観察も重要です。
基本、ワイドリム化されつつある業界の流れ的に。
リム内幅に適正なサイズのタイヤ幅を持つ製品をセットした方が良いですね。
今回、私が選んだP ZERO RACE TLRならばRSL62のようにリム内幅23cのホイールには、28cのタイヤを入れた方が良いですね。
次はそうしますし、経過観察でやっぱり空気圧安定しないな…ってなったらそうします。
自分が使いたいタイヤ銘柄ごとに、適正なリム内幅とタイヤ幅。
そして空気圧なども入念に調べて運用なさってください。

長々と長文書きましたw
ここまで読んだあなたは凄い。
みなさん、良きロードライフを!
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/01/16 09:16:34

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