ロードバイクのベアリングは、割と高価なんですよ…
普通のスチール製で普通のグレードのヤツでも純正品買うと昨今の値上げ攻勢もあって、ひとつ1300円したりします(!)
フロントハブで二つ要ります=2600円それに工賃がプラス
リアハブで、現在流通しているオーソドックスな構造をしていて、入手性の良いハブ製品だとベアリング必要個数は四つになります=5200円それに工賃がプラス
とてつもなくフツー
フツー故に問題がない
されど、個数が嵩んで高いw
地味に高い
雨天時など走行をを重ねない限りは一年で寿命が来たりはしないですけど、我々のようなホビーライダーでもモノによっちゃ二年に一回くらいの割合できちゃったりもします。
もしくは三年目くらい。
三年目=ヘルメットの買い替えと時期が重なるw
という感じで、微妙な出費の重なりで結構いいお値段になったります。
ちょっとでも維持費は抑えたい。
それも無駄な出費ならなおさら。
という事で、一般的に流通しているJIS規格のベアリングの場合はモノタロウなどの通販で買えちゃったりします。
メーカーが純正品1300円で売ってるスチールベアリングよりも、性能がちょっと良かったり、より耐久性に優れていたりする定評のあるメーカーの定評のあるベアリングを買えちゃったりするんですよ。
それもひとつ390円だったり520円前後だったり。
部品代が半分未満で済むならそれにこしたことはないですよねw
少し前にジェイテクトの
ONIベアリングが話題になりました。
対応ホイールが主にマヴィックとENVEのホイール用ハブに対応したベアリングのみです!という発表でした。
これにガッカリしたモンですが、後からお値段聞いてひっくり返りました。
一台分で20万円くらいするそうですよ…w
モノは良いんだろうけれど、ぼったくりすぎだろ!
ジェイテクトさんがボッてるワケじゃないです。
この価格には裏があって、どこぞの店舗専売ベアリ…おっと誰か来たようだ。
まぁでもそれくらいお金払っても良いかどうかは別として、ベアリングの性能的には相当優れた性能の製品みたいです。
それで、ジェイテクトのベアリング使えるマヴィックやENVEユーザー良いのうwwwwと少し羨ましかったですが、回転性能に定評のある(逆の意味で)マヴィック対応品から売るあたりが実に商売上手いな…と、そっちの意味でも感心したものですw
今となってはユーザーの絶対数が日本では少ないんで、商売として成り立つんか?と疑問も感じましたけどw
マヴィックユーザー自体が少ない上に、ベアリングキットに20万円もの大金つっこむ人がそのうちの何割存在するのか…そういう小数見据えた商売だからこそ、販売単価吊り上げたんかな?とも思いましたねw
マヴィックとENVEのハブベアリングってそんなに特殊な寸法なのかよ?
そっちも疑問を持って
対応表を参照しました。
6902じゃん!w
6902っつったら、DT SWISSのスターラチェット規格のインナーメカを流用しているホイールの多くに使える規格じゃないすか。
Bontratger現行品なら、Aeolus pro37など多くの方が使っておられるミドルグレードのハブベアリングとして使えます。
ベアリングサイズとしては、15φ(孔)×28(外径)×7(厚み)というJIS規格だったと思いますが、一般的にも入手しやすいサイズ。
Aeolus pro37系のホイールなら、リアハブも6902(×4個)です。
ONIベアリングの6902を6つ買えたら、ベアリングのスーパーグレードアップがDT SWISS系ハブを使ったホイールでもできるじゃん!
なんでマヴィックとENVEのみ対応とか発表しちゃってんだよ。
ちなみに6903は17φ(孔)×30(外径)×7(厚み)なので、これが合致する規格を使っているハブなら流用可能です。
DT SWISS系のハブには残念ながら適用ハブはないですけれど。
DT SWISSのインターナルメカを流用しながら、そういうベアリング使えるような特殊な設計をしているハブなら使えますけど、私はその存在を知らないですw
そして、6902や6903ならJIS規格のベアリングサイズなので、普通にモノタロウでも買えます。
なんでこんな事を言うのかっていうと…
「鬼ベアリング」ではなく、ジェイテクトの「普通ベアリング」でも高性能インプレッション!というありがたい記事をIT技術者さんがアップしてくださったんですよ。
6902や6903ならJIS規格で普通に手に入ると書きました。
早速、モノタロウで検索するとIT技術者さんが記事で書かれているジェイテクト(KOYO)の6902などがひとつ515円(税別)で売られてますやんか。
ただし、この時注意しないといけないのがノンシールのタイプも普通に検索画面に出てくるという事です。
若干、雨水や洗車の時の水分が侵入する可能性のあるハブベアリングにおいて、接触式か非接触式かは個人の好みと考え方に委ねますが、シールされたベアリングを買うのが良いです。
IT技術者さんのブログ記事でアップされている予備ベアリングがいっぱい入ってるツールケースの写真をよく見るとちゃんと製品番号の末尾に「RS」とあります。
そして写っているベアリングそのものも、シールドベアリングですね。
そこはご注意を。
そして、私がメインで使っているBontrager Aeolus RSL62ですが、こちらはDT SWISSのハブとは言っても、ラチェットEXPという規格になります。
フロントハブのベアリングが6902ではなく6802なんですよねー。
でも、これは売ってます。(15×24×5)
なので、早速モノタロウで発注しました。
送料の掛からないお値段まで買うと8つ買う事になりましたがw
友人・知人に要る人がいたら分けようと思いますw
そして、ラチェットEXPリアハブのベアリングサイズは15267なんです
これ、そのままなんです。
15×26×7
なんでこんなめんどくさい規格にしたんやw
15×28×7なら6902使えるってのに。
これ、JIS規格じゃないんです。
ロードバイク界隈ならメジャーなサイズらしいんですけど、JIS規格じゃないのでモノタロウで買えない。
なんてこったい。
ジェイテクトの普通ベアリングを最も体感したいのはトルクが掛かるリアハブでの感触なのに。
とりあえずフロントだけでもいっか。
リア用の15267を探す旅が始まりました。
NTNさんなどは売ってるみたいです。
他のメーカーも探してみようと思います。
それにしても、普通に自分で探して買えばひとつ500円台ですよ…w
今後は消費者もお店任せとかメーカー純正品が安心だから…ではなく、自分でちょっと調べたらわかる事なので自ら調べて買う時代が訪れたのかもしれませんねー。
1300円のベアリングでも、本当に良い製品なら良いんですけどね。
現在はBontrager純正指定品の1300円で売ってる15267がどこ製なのかを調査中です。