ちょい乗りなのでファーストインプレッション的なやつです
リアディレイラーの問題が解決した後の乗り味です。
・適切なパーツに置換する事で、変速は気持ちよくなる
→ガイドプーリーとテンションプーリーをベアリング軸受け形状で製作されたプーリーへ交換すると効果抜群。変速自体も滑らかかつ確実になります
※お値段さほど差がないのでデュラプーリーを入れている方もいらっしゃいます
現在でもまだ値上げされてなければ3300円くらいで買える部品です。
・チェーンはノーマルチェーンあまりよくないので予算があれば最初から買い替えるのはアリ
→問題ないと思うのですが、現在うちのダホンK3はシマノ11速用チェーン(105)で組みなおしてもらいました。変速もヌッルヌルです。
ダホンの使い方だったらアルテグラグレードとかデュラグレードは要らないかな…
と思います。
・軽快に走る。
・小径車はバランスが悪いので転倒のリスクがある…などの記事を読みこんで気持ち備えてから乗った為か想像以上に乗りやすかった。
・小回りは非常にきく。
狭い街中で乗るならママチャリより乗りやすいかもしれない。
停めっぱなしにできない(盗難のリスク)あるので、そういう意味ではママチャリ最強。
・ブレーキも思ったよりも効く。
ただ、スピード出したりダウンヒルは要注意かな?と思う程度にはそれなり。
ただ、想像していたよりはかなりマシ。
初めて買ったテクトロのキャリパーがついていたGTのクロスバイクよりは断然マシ。あのクロスバイク6万円したのになぁ…
ここからは文章で。
ダホンの本体は思ったより結構しっかりしていると思います。
ただ、シートポストがむっちゃ長い(側面からの写真を見てください)

以前の画像ですが…
このようにシートポストが長いので、トルク掛けてクランクを回すようにするとシートポストが僅かに撓るのでそれをお尻が敏感に感じてちょっとグニャってる印象を持ちます。
特に骨盤から足を回転させるような(腸腰筋を使うアレ)クランクの回し方すると、本当に僅かですけど左右と共に前後にもシートポストが撓ってる感じを受けます。
ただ、マイナスな印象ばかりではなくそれが良いリズム感になって撓って戻るのリズムに合わせて脚を前に送り出す…と書くと伝わりやすいでしょうか。
結構、リズミカルに進みます。
また、私は体重があるおかげで小径車特有の跳ねだとか乗り心地の悪さもさほど苦になりませんでした。
シートポストが撓る事もそれを助けてくれてると思います。
体重の軽い妻が乗った時にどう感じるかですねー。(妻の体重は私の半分未満)
一番低いギアにすると、ロードバイクの34Tチェーンリングで28Tか25Tのスプロケで走ってる印象です。
…うーん、サイコン付けずに走ったので完全に感覚でしかないですけど
たぶん、34-28のギア比ですかねー(1.2くらい)
なので完全に坂道登る時のギア比ですね。
真ん中のギアは信号待ちからのスタートもOKで、ほぼほぼどんなシチュエーションでもこのギア一枚あったら事足りるんじゃないかな?
というギア比です。
ロードバイクで言ったら、フロント50Tのリア17Tくらい…?
もうちょっと低いギアでしょうか。
15~18km/hくらいで走れるイメージで、ケイデンスを少し高めに上げたら(90rpmくらい?)20km/h巡航できる感触ですかね。
一番高いギアは、ちょっと重く感じる程度にはギア比が高いです。
高速巡航用ですね~。
30km/hちょい出せるんじゃないでしょうか。
普通の人の感覚だと、ケイデンスは回しても70rpm前後だと思うのでそのあたりで踏むならちょっと重く感じる人もいるかもしれない…と思うくらいには、思い切ったギア比の高さです。
完全に割り切っているギア比ですね。
自転車に乗り慣れた人ほど好印象じゃないでしょうか。
ただ、小径車はバランスが…というのは本当なので、想像していたよりも乗りやすくて!!とは言っても人によっては「ゲッ!危ない…」と感じる可能性は十分にあります。
そういう車両で30km/h以上で巡航するのはそれなりにリスクがあるのは間違いないので、よほど安全だと思える場所以外でトップギアを使った高速巡行は控えた方が良いような気もしますw
持った感じの重量も、105組みのロードバイク(アルミかカーボンフレーム)くらい軽いです。(実測7.8kgでした)
乗り味も軽快で小気味よく楽しいです。
これで長距離走るか…?と言われたら、アリと言えばアリかも知れませんが個人的には近距離くらいまでですね(往復50kmまで)
本格的なヒルクライム、その後に控えているダウンヒルを考えたらちょっと怖いです。
慣れたらシマイかもしれませんけど…
軽快に走れるんですけど、のんびりのほほんと走るのにも適している。
そんなキャラクターを持っているのがダホンK3で、ベースとしては良いので効果的にカスタムすれば結構スポーティにも化ける事ができるとは感じますが…
専用部品が多すぎて(特にK3は)走りに特化する方向のカスタムはある程度で頭打ちになるのは仕方がないところです。
そもそも、それを求めるならもっと他に良い折り畳みモデルがあるのでそっちに行った方が良いと思います…という話題がスッと出るくらいには、楽しい自転車です。
ダホンK3は14インチなので非常にコンパクトに折り畳めます。
そこに特化して割り切った設計を施す事で低コスト化と、最小限必要なギアのみ用意してそれなりに走れるシチュエーションを限られた機能の中で実現している、そんなモデルです。
割り切りの良さのおかげで7.8kgという10万円で買える折り畳みとしては驚くべき軽さも手に入れているので、もっとスポーティに走りたい…!とか欲を出さなければ他に変わるモデルがないと言っても良いくらい特徴的なモデルになっていると思います。
折り畳んだ時の小ささは驚きます。
座席をフルで残したままのマカンでも3台か4台積める小ささです。
これは楽しみが拡がります。
私もダホンK3納車の際の「例のアレ」のうちのひとつにブチ当たりましたw
ダホンK3自体は良い製品ですが、極限までコストを削っている関係上発生するマイナートラブル…って言っていいのかどうかw
そんなものがあるのは覚悟して買う必要があります。
そして、そういうのをきちんと真摯に対応してくれるショップ(私がお世話になっているショップのような例)か、ダホンK3をはじめとして小径車に慣れたノウハウを蓄積しているショップで買った方が良いと思います。
いざ…という時に後悔しない為に。
海外通販で買うとその辺が全て自己責任になっちゃいます。
自分で直せるスキルがある人なら問題ないです。
また、そうじゃないなら正規ルートで日本国内で手に入れるのが一番なのと、上位モデルはロード用コンポーネントが使えるモデルがあるのでそういうのを買う。
というのは手です。
今回の私のように、リアディレイラーが逝きかけている…って場合、ディレイラー本体の修正や調整を事細かにできる人じゃなければ、お金はかかりますけどロード用のディレイラーへ丸ごと入れ替える(シフトレバーのレバー比は要調査ですけど)事で根本から解決するという手法がとれるからです。
ロード用のコンポーネントは高いだけあって、精度も剛性も何もかもが別物ですw
力技で問題を解決する!という方法も選択肢として選べるからです。
長々と書きましたが、ダホンK3はそういう癖があるものの
そういう初期トラブルを乗り越えられたら、とっても良い乗り物だと思います。
※ダホンK3注意点
小径車なので外径700cのロードバイクよりも、同じ速度で走っているとホイールの回転数自体が高くなります
その為、ハブのメンテ頻度がロードバイクよりもこまめに手入れしないといけません。
同じく、チェーンの寿命も短いのでシマノ用のロード用チェーンなどで耐久性と変速性能を上げていくのは大いに効果的です。
上記のチェーンである程度対策できますが、一連の流れでリアのスプロケ(ギア)の摩耗進行も早いみたいです。
これらの消耗品度を下げる為にはこまめなメンテが必要ですけど、そもそも消耗品だと割り切って早め早めの交換(スプロケや、ハブの中のベアリングなど)もロードバイクよりも必要となるので、完全な維持費の比較は難しいですけどダホンK3はお求めやすい価格の割にはママチャリのような完全メンテフリー(ではないw)のような感覚で安く乗り続ける…事はできないのはご注意ください。
ただ、脅すように書いてますがロード用消耗品よりは部品代じたいはかなり知れてます。
ただ、ママチャリ感覚だと驚くお値段ではあると思います。
ハブベアリングはひとつ500円くらいで買えます
スプロケも値段調べますが3000円くらいだと思いますw
安いとは言っても、それが2~3年に一回必要となれば、そこそこ維持費要りますよね。年間の走行距離によりますけど。
ダホンK3で四国一周とか六甲山ヒルクライムとかやってる超人クラスの人の場合は年に2回ほどはメンテしないとダメなんじゃないでしょうかw
そこまでじゃなければ、何年かに一回くらいの割合だと思います。