2023年05月25日
誰でも簡単!
今日はちょっとした豆を…
自転車のペダルを踏んで回す時、みなさんはどこらへんで力をこめますか?
「踏み下ろす」感じがポピュラーなイメージだと思うんです。
私自身もそうでした。
進行方向を時計の三時方向だと仮定して説明します。
自転車を力強く進めたいと考えた時、先ほども書きましたけれどペダルを踏み下ろすという意識が働くと思うんですよ。
時計で言うと0時から6時方向ですね。
左手でペダルを持ち、右手でハンドルを支えて0時から6時まで力を込めてください。
ググッ…!
と自転車は進もうとしますが、容易に右手の支えのみで自転車が進もうとするのが抑えられますよね。
ペダルに力を加える時に本当に効率の良い場所は、実は違うんです。
同じように左手でペダルを持ち、右手でハンドルを支えながら
次は9時から3時方向に、先ほどと同じ力を加えてペダルを回してください。
右手だけで自転車が進もうとするのを抑えるのが困難になるほど自転車はグイッ!と前に進むはずです。
そうなんです。
チェーンリングとスプロケにチェーンを引っ掛けて回す乗り物なのです。
チェーンはその構造上と、材質的に引っ張る力が最も効率的なんです。
なので一般的に力を込めてペダルを回して、力強く自転車を進めるイメージとしてペダルを踏み下ろすという行為は、実はパワーをかなり無駄に使いながら捨てている方面の力が多いんですよ。
チェーンでギアを引っ掛けて引っ張るというイメージで9時から3時方向へ力を込めると最もパワーロスの少ない効率の良さで自転車を進める事ができます。
一般的なフラットペダルで、運動靴などで自転車に乗る場合は9時から力を入れるのは難しいので11時ころから3時方向に力を入れるイメージでペダルを回していると、自然と癖もついてきてフラットペダルでも10時方向付近から3時方向まで力を入れて回せるようになっていきます。
そして、それが満足にできてなくても
今までより軽い力でスイスイと自転車が進むのを実感できると思います。
一度、試してみてください。
買い物や通勤が楽になるはずです。
ママチャリでも全然変わるので、試してみてください。
次に、そういう意識でペダル回すことで右足と左足の効率も向上します。
踏み下ろすという意識でペダルを回している時、下死点(6時方向)に踏み下ろした脚の力が残ってしまう場合が多いです。
そうなると、次に主役になるはずの反対側の脚に力を込めて回そうとしても下死点に残った無駄な力が反対側の主役にならないといけない脚の力を相殺してしまって推進力がスポイルされてしまいます。
わかりやすくいうと競輪選手のように一馬力くらい出てんじゃねぇか?
という化け物クラスの選手でもそういう踏み方して1800Wなどの恐るべきパワーを出せたとしても、下死点側で無駄な力が残っているとそのパワーが強ければ強い程せっかく限られたリソース(自身の筋力と持久力)を割いて出した出力がそのまんま目減りすることになるんです。
効率良いペダリングをしている人よりパワーの絶対値がいくら高くても、遅くなる可能性すら秘めているという事実です。
なのでペダリングする時、水泳のクロールのように左・右、左・右(逆も可)とイメージしつつ主役となる側の脚の力をスポイルしないように下死点に近づく方の脚の力を抜いてください。
下死点を超えた脚は引き足といって、主役側の脚をサポートします。
反対にそういう時、主役側の脚はどんどんと下死点へと近づいていますので3時を過ぎたあたりからは今度主役側になる脚の回転のサポートになるように送るようなペダリングを「意識します」
そうする事で、より少ない力で効率よく進み続けられるようになりまして、こういうペダリングができるとロングライドで非常に楽になります。
また、向かい風に対しても楽になります。
登りも楽になりますw
こういう観点からも、ビンディングペダルとシューズはとても有効なんです。
引き足で力を入れる人がいますが、それが得意ならその乗り方で良いですけれど
一般的には主役の脚をサポートする程度の引き足が最も効率が良いんです。
筋力的にも、持久力的にも。
全回転方向で効率よく全ての角度で効率よく回したい!
という意識や気持ちはわかりますけど、乳酸が溜まり過ぎてかえって効率は自分が思っているよりもどんどん落ちていきます。
なので、ペダリングしつつチェーンを送る、回すと休憩を左右交互に挟みながら脚を回していくことで延々と巡航30km/hオーバーで走る事も容易になります。
そう、週に二回しか帰れない半徹を三連荘×2を繰り返して究極に疲労が溜まってしまう社畜サンデーライダーの中でも不利な私のような、さらに言えばジョギングだとペースにもよりますけど2kmも走ると(*´Д`)(*´Д`)ハァハァ言ってるような人間の私でもロードバイクで半日で100kmや150km走って帰ってこれるという事実が物語っています。
さらに言えば、理屈わかっていても理想的なペダリングにはほど遠い人間である私ですらそのコツを知っていてちょっと意識して乗っているだけで…なんです。
効率よく乗ったら運動にならんやん
そう思ったあなた!
アップダウンがある地形を含めて半日で100km走ってください。
身体に刻まれた疲労で良い運動になっているのがわかるはずですw
また軽い運動で長い時間、血流を促すのはとっても健康に良いんですよ。
ヘビーな運動を繰り返すと身体を壊すだけです。
それは運動を楽しみつつ常に鍛えている人ならご理解されています。
一度、ペダルの回し方を試してみてください。
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Posted at
2023/05/25 08:14:17
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