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イイね!
2023年07月31日

勝手におススメシリーズ

フトした事で検索して表示されたページ見て愕然としましてw
なにって、マウンテンバイクの事なんですけれどね。
マウンテンバイクを買うのにあたって、どれがおススメかって話しなんですけれど
簡単に「街乗りからレースまで楽しめる」って書いてあるんですよw

そんな万能機、あるワケないだろ。

まず、ハンドル幅が600㎜を超えると道交法的には「自転車」ではなく、「軽車両」扱いになります。
普通自転車ではなくなって、より厳しい縛りを設けられた完全なる「軽車両」扱いになっちゃうんですよね。
すなわち「歩道」を走れる例外も適用されず、「通行可」と書かれている歩道も走れず、知らない人は意外でしょうけれど「自転車道」も走れません、実は。
必ず左側通行(それは普通自転車もそうですけれど、わかってない人が多い)しながら車道を走らなくてはなりません。

かといって、目くじら立てて取り締まっている事例など見かけませんけれど。
身の危険を感じるところは、今まで通り本当は良くないけれどMTBでも歩道をゆっくりと安全を確認しながら通行させてもらうのは良いんじゃないでしょうか。
たぶんw

こんな感じで、気軽に乗れる乗り物じゃないんですよね、MTB。
太いタイヤで、サスペンションが付いてちょっとした段差も気にせずに乗れるっていう良さが日本の道交法だと活かされないんですよね。
完全に真っ白な状態で乗ろうとすればですけれど。
なので、無責任にこういう事を書いちゃえるサイトは信用ならないですw

なので、勝手におススメシリーズを簡単に書いちゃいます。

※シティバイクとして乗るなら
俗にいう「ナンチャッテ」MTBになります。
MTBの形はしているけれど「オフロードは走行しないでください」
って警告シールが貼ってある、いわゆるルック車という商品ですね。
これが悪い事ばかりじゃありません。
オフロードを走る必要性がないので、ハンドル幅は600㎜未満でセットされている事が多く、今流行のディスクブレーキも搭載していないモデルもありますが、正にこれが悪い事ばかりじゃなくて。
ディスクブレーキって距離走ると結構、メンテが必要なんですよ。
また、維持費が結構かかるんですよ。
ママチャリ感覚で乗りたいならなおさらです。
そこで、少し前までMTBの主力だったカンチブレーキやVブレーキと言われるタイプのホイールのリムを掴んで制動するタイプのブレーキが付いています。
これが維持費安くて良いんですよ。
ディスクブレーキほどメンテしなくて良いんですよ。
制動力もディスクと比較して遜色ないですよ。
普通の人が頭に思い描いている「街乗りも快適に過ごせるMTB」という乗り物は、実はナンチャッテMTBなんですよ。
普通の自転車と同じところを走れます。
※本当にオフロードは走らないでください。
※河川敷の脇にあるような、未舗装路程度なら全然大丈夫です。


◎とは言っても、どうせ安くない金額払うなら…ホンモノ乗りたいよね
という向きの方にお勧めなのが、いわゆるエントリーモデルです。
私はTREKのバイクしか詳しくないんで、TREKのモデルで紹介するのはお許しください。
欲しい、興味あるメーカーのモデルに置き換えて考えてください。(すみません)
TREKだと、Marlinというモデルがそれに該当します。
同時期に売ってるモデル内でグレード毎にGen2(ジェネレーション2)とGen3が混ざっているので気にして買うなら難しいところですね~。
最も良いグレードはMarlin8というモデルで、SRAMのコンポーネントを惜しげもなく装着してあって魅力的に見えますが…
ここまで大金払うなら別のおススメがありますw
ハブも前後クイックリリースですしね。
一番安いモデルが案外良いのかも知れません。
フロント変速機ついていますけれど。
セカンドグレードがシマノのDEOREが搭載されていて、価格と性能のバランスは良いんじゃないでしょうか。

次にグレードが高いのがTREK X-Caliberです。
ただし、これは残念な事にフロントはスルーアクスルになって剛性も信頼性もUPしているんですけれど、後輪がクイックリリースなんですよ。
ちょっと前までMTBもクイックリリースだったんだから、別に良いじゃないか!
と思われるかもですけれど、そこはどこまで拘るかによりますね~。
シンプルなハードテイルモデルで、お買い求めやすい価格にはなっています。
貼ったURLはX-Caliberの最上位モデルですけれど、これの中間グレードくらいが価格と性能のバランスが良いと思います。
X-Caliber9(URLのモデル)は、搭載コンポーネントがリア変速機がM8100(ロードバイクでいうアルテグラ相当)の機械式を積んでいるので、性能的には悪くないどころか良いんですけれど、このリアディレイラーは2023年7月現在において在庫さえあれば新品定価で買っても単品で22000円なんですよ。
アルテ相当ついてる!
で飛びつかなくて良いんですよ。
この辺がこういうモデルを選ぶ時の選択眼になります。

次におススメなのがTREK ROSCOEです。
これは以前まではカタログモデルじゃなかったんですよ。
海外でお買い得モデルとして企画されて、それが日本でも並行輸入販売されて人気を博しました。
それから正規に台数限定で売られるようになったんですけれど、人気Youtuberのけんたさんも買って乗ってる!って事で有名になりまして、堂々と正規カタログモデルに昇華したという流れを持っています。
当初は後輪だけX-Caliberみたいにクイックリリースだったんですよね。
それが人気が出るや否や、後輪もスルーアクスルに変わってMTB規格ど真ん中!を貫けるようになったんです。
ドロッパーシートポストも標準装備し、価格はなんと18万円…だったんですよ。
今やRoscoe8で34万円、Roscoe7で25万円と立派な価格のモデルへと昇華しましたけれど。

以前はちょっと装備が廉価な7か、あとあと後悔したくないから8か!?
というモデル選択に迫られたんですけれど今回紹介している現行モデルは、7がシマノM6100(ティアグラ相当)の構成で、8がSRAMのGX(シマノのロードモデルで例えると105相当)の構成なんですね。
シフターはひとつしたのNX(ティアグラ)相当なモデルで、そういうMIX構成にして価格を抑えているみたいですけれど。

Roscoeを選ぶ上で後悔したくないなら
※別にカスタムしまくっていって、乗らない。
とにかくフィールド走ってまずはMTBを知りたい。
そういう方ならRoscoe7です。
シマノのM6100を使っているという事は、ティアグラ相当ですけど
まず走るなら問題ありません。
走ってるうちに故障したりするのもMTB(主にこけたりとかで)
その際にどうせ補修するなら、M6100リアディレイラーの安さは魅力的ですけれど、22000円払ったらM8100ディレイラーが買えます!
つまり、2グレードアップと当時にハイエンドからひとつ下のセカンドグレードの変速機です。
ロードバイク機材は強気でガンガン値上げして見る影もないですけれど、MTB界隈はシマノさんはまだ良心が残っています!
こういうカスタムが気軽にできるのもおススメです。
ですが、マイクロスプライン規格のハブがMTB界隈では肩身が狭いんですよw
私もそれを実体験しました。

※最終的に後悔したくない。
それならRoscoe8一択。
最初からコンポーネントがSRAMです。
後々、様々なパーツをアップデートする上でもMTB界隈ならSRAMコンポが組まれたモデルだと足枷になったりしません。
価格はちょっと張りますが、ロード用コンポーネントで言えば105相当の組み合わせ。(一部ティアグラ相当ですけど)
長く使えると思います。
カスタムしようと上を見ると、SRAMのパーツは値が張りますが基本頑丈で泥が挟まっても変速するくらい信頼性も高いんで後悔しないはずです。
X01 Eagleくらいから、異様な世界に突入していきますけれどw


※価格を抑えながら軽いモデルに乗りたい
それならおススメは私も乗っているProcaliberです。
私はこれの9.5というM6100組み(ティアグラ)のモデルに乗っています。
ティアグラ組みのモデルでも11.85kgで12kg切るんですよ!!
URL貼ってるのは、その上位モデルの9.6です。
11.46kgとさらに軽くなっていますね。
主に軽くなっているのはコンポーネントとホイールの差です。
9.6はM8100(アルテグラ相当)がメインで組まれ、クランクセットとホイールがそれに見合った品物に変わっているので効果的に軽くなっているんですね。

個人的には…
私が買った時よりも値上がりしていますけれど、32万円で買える9.5がおススメ。
M8100の変速機は、22000円も出せば買えますw
ホイールは最初から良いのが付いているのにこした事はないですけれど価格差を埋めるほどの性能高い製品がついているワケでもありません。
9.6に41万円も出すなら、その差額で
※まずはドロッパーシートポストを導入するのをお勧めします。
フィールドでの走りやすさがまず段違いに変わります。
重くても丈夫な純正鉄下駄でまずはオフロードを体験しましょう!
壊れても気にもなりませんw
壊れない方が良いですけれど。
次に、変速が気になるようならM8100のディレイラー。
これを入れるだけでも変わります。
劇的には変わらないですけれど。
チェーンやスプロケもM8100相当の品物を入れると劇的に変わりますが、そこまでやるなら費用対効果は薄くなります。
どっちみち消耗品なのですり減ってからアップデートしていけば良いと思います。
外したM6100は大事に予備として置いといてください。
出番がくる…事もあるかもなので。
ホイールは、確実に組める人を見つける必要性がありますが手組みで発注すると、人気の完組社外品のようなカッコ良さとかは手に入らないですけれど下手なホイールより安くて性能が確実に向上する良い品物が手に入るので、手組でホイールは狙った方が良いと思います。
高くつく後輪でも58000円くらいで結構な性能のホイールが手に入ります。
中古で狙っても良いですね。
Procaliber 9.6でも敵わないアップデートとして、フロントフォーク入れ替えが劇的に走行性能が上がります。
私が幸運な事に入手できたFOXのXC ultralight 100㎜とかですね。
フォークひとつで16万円もしますけれど、価格なりの効果があります。
フォークだけで1kg近い軽量化になります。
走りが断然、変わりますよ。
自分も乗ってるモデルだけに、あつくなっちゃいましたw
シマノコンポ搭載して価格を抑えているモデルなので、シマノで説明しましたが、ブレーキとシフトレバーが別体になっている構成のMTBだからこそ、Procaliber9.5で出費を抑えて、乗りこんでいくうちにもっと激しいところに走りに行くんだ!となれば
①そもそもハードテイルじゃなく、フルサスペンションモデルに乗り替える
②ハードテイルで乗り味含めて今後も楽しみたい!

①が正解w
②のより濃い世界を堪能するのであれば、シフターとクランクセットとスプロケとチェーンとリアディレイラーをSRAMに買い替えて搭載すれば、SRAMコンポで乗れるようになり、より良い性能を味わえるでしょう。
部品の供給もSRAMの方がなんか良い気がします。(MTBに限って言えば)
まぁでも、正解は①でしょうね。

気軽に乗れるモデルという事で、ハードテイルメインで紹介してきましたが。
本当にフィールドを一通り経験したい!
という向きの方は最初からオールマウンテンのフルサスモデルを買うべきです。
最初からある程度、なんでもできます。
それでハマっていって「ダウンヒルメインで乗りたいんじゃ!」など、目的が絞れてきましたら、TREKならSLASHとかですね、そういう選択肢に変わっていきます。
ここら辺から価格もおかしな世界へと突入していきます。
XCレースや、そういうコースで速く走りたい!となれば、SuperCaliberですね。
あれは本当にMTBか!?という軽快な走りも堪能できます。
オールマウンテンの走破性には敵いません。
最終的にはサスストロークと搭載タイヤ幅で性能が決まります。(機材側)
それ以上に大事なのは乗り手の性能ですw
私もがっつり練習します(`・ω・´)ゞ

軽快さとかで27.5規格のホイールとタイヤを装着しているモデルがありますが、今から買うならよっぽどマニアックな楽しみ方や趣向がない限りは29erを装着しているモデルを買った方が良いです。

最後に、競技も見据えて販売されているMTBモデルは
のんびりと乗れる、走れる牧歌的なMTBの楽しさも備えておりながら…
そこは競技車両。
踏むと反応します。
それも良い反応します。
ロードバイクでそういう「反応性」が好きな方だったら、ピクッ!と乗り手も反応する良い反応性を持っています。
その相反する二面性を持っているのもMTBの良さです。
最終的には、やっぱり競技車両だなぁ!って感心する気持ちの方が勝るはずです。
良くできたMTBは、乗り味もとっても楽しいですよ!
試乗できるお店があるなら、試乗するのをお勧めします。
タイヤが太くて重たいんで、自転車に慣れてない人が乗ると案外もっさりしてんなー…で終わるかもですけど、ある程度乗れる人が乗ると
想像を超えて、MTBが最も苦手とする舗装路の平坦ですら速く走れるその性能に驚くはずです。
2kmほどの短いセクションですけれど、淀川河川敷のちょっと向かい風がある中で40km/h巡航を出せた事がありますw
その後は息切れてきつかったですけれどねw
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/07/31 14:24:43

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