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2023年08月10日

ロードバイク始めたい人の参考になれば…

値段上がって大変な状況のロードバイク
一部メーカーやブランドが、円安にも関わらず若干値下げしてコロナ禍以前よりはまだ高価ではあるものの、少しでもお求めやすく…と誠意を見せてくださっている製品もあります。

そんな入手しにくい状況ではあるものの、やっぱり乗ってみたい!
購入してみたい!
という人の参考になると嬉しいんですけど、ロードバイク始めてから知った事も含めて書きたいと思います。

①使用用途を選ぶ。
これからロードバイクを始めようという人からすると、まずこのジャンルを選ぶのは難しいと思います。
明確にイメージができてないからです。
それでも、参考になればと思いまとめます。

※ロードバイクのジャンル
・純然たるロードバイクとして
クライムバイク…軽量系、オールラウンダーとも言いますが、最近はエアロ要素も加わったりしてややこしいですが一般的に「ロードバイク」としてイメージするのはこのジャンルです。
TREKならEmondaが該当します。
GIANTならTCRやコンテンドが該当します。
もっと極モノとして、軽量性に全振りしたモデルがありそれはSpecializedのAethosのようなモデルがそれに該当します。

エンデュランスロード…欧州の石畳舗装などの過酷な路面を競う、快適に走る為に開発されたロードバイクがこのジャンルに該当します。
TREKならDomaneが該当します。
長くなるんで他メーカーは割愛しますw

エアロロード…空力性能を追求し、少しでも空気抵抗を減らし速く走る為に設計されたバイクをエアロロードと言います。
TREKならMadoneが該当します。
このジャンルは百花繚乱。
エアロでありながら、軽量系でもありオールラウンダーでもある。
というモデルも誕生しています。
もう前作になりましたが、Specialized Tarmac SL7がそれに該当します。
TREKのEmondaもセミエアロというカタチで該当します。
それらの元祖というべきモデルは、Pinarello DOGMA Fが該当します。(歴代DOGMAは全てそういうコンセプト)

シクロクロッサー…グラベルロードの領域までグラベルを走る為に全振りしてない代わりに、シクロクロスという競技で勝つ為にその競技の規定に合致させて設計されているモデルがこのジャンルに該当します。
TREKならBooneが該当します。
中には、グラベルロードだがシクロクロスに出れる。
というモデルもありますし、シクロクロスに出れるけれどグラベルロード(同じ事言ってんじゃんwと思われるかもですけど「どちらに重きを置いているか」が違います)というモデルもあるので、このジャンルは正に「自分が何をしたいか」で選ぶべきモデルが変わります。
よっぽど、狙った世界や誘われた世界がない限りはこのジャンルに手を出さない方が良いと思います。後述する純然たるグラベルロードを選んだ方が後悔が少ないと思います。(装着できるタイヤの選択肢が、本気モデルほど狭い為)
GIANTならTCXというシクロクロス用バイクがあります。
このように、シクロクロスでレースを走る!という方の場合、専用モデルに乗った方が良いと思います。
最終的に「乗り手(エンジン)が決め手!」とは言えですよ…w

グラベルロード…グラベルロードが趣味で乗るエンデュランスロード的な役割も果たすので、ますますロードバイクのジャンル分けはお互いにクロスしていてその境界が複雑ですw
より太いタイヤを装着できる、グラベル道を走る・走破できる目的を持って開発されたモデルがグラベルロードと言われます。
TREKならCheckpointが該当します。
私が乗るCinelli Kingzydecoもグラベルロードに該当します。

ランドナー…古くから存在する、多くの荷物を積載し長い期間と距離を自転車で旅する際に用いられるモデルを指します。
よく、〇〇一周とかで大きなバッグを後輪側に左右に分けて二つ、フォークにもなにやら小さなバッグを積んで、フレームの三角内にもフレームバッグを装着し…って感じで旅している方を写真で見たり、映画のワンシーンで見かけたり…見る機会がこれまでにあったと思います。
ああいう使用用途に合わせて設計されたモデルを指します。
この境界も曖昧で、グラベルロードがランドナーを兼ねれるモデルもあったりして実にややこしいですw
どれくらいヘビーな旅をしたいか。
それによって積載能力はいかほど必要か。
次第で選ぶモデルが変わりますw

※フラットバーロードや、TTバイクはロードバイクとしても使えますけれど
明らかに趣味として乗りたい場合から外れると個人的に認識しているので外しております。
TTバイクでロードバイク的なスタイルでライドに出かけるなら、ロードバイクの方が優れている面が多いので割愛します。
特にフラットバータイプは、「それならクロスバイクでええやんけ」と思っている節が筆者にはありますw
好みの問題でフラットバーロードを選ばれる分には否定はしませんw

②フレームを構成する材質を選ぶ。
◎クロモリ
今も昔もベーシックな材質にして、終着点でもある奥深きフレーム。
とても廉価なモデルから、ハイエンドになって一品生産品や有名フレームビルダーのモデルになると価格もグッと跳ね上がって一般的なお値段では納まりませんw
・タフ
・しっかりとメンテ、維持していればとても長い期間乗れます。
ハイエンドなフレームになると、結局薄くて強い鋼材を使って構成する事になるので、カーボンフレームのハイエンドモデルかそれ以上に維持や運用に気を遣う必要性が発生します。
また、一年に一回はシートポストやステム、フォークなどを抜いて接触面の清掃と油膜保持(グリップする製品)に気を遣う必要があります。
最悪の場合、火であぶって緩めないと抜けないくらい固着するケースも。
使用環境などにより二年に一度くらいでも良いのかも知れませんが、固着は非常に面倒なトラブルにも繋がる事があるので、そこはお気をつけください。

◎アルミ
アルミも一言で言って多岐に渡ります。
一般的には今はエントリーモデルとして扱われる事が多いです。
一部モデルはハイエンドアルミフレームが存在し、それでも価格はまだカーボンやクロモリなどのハイエンドモデルよりかは求めやすい価格に納まっていますが、ハイエンドモデルになると薄く強く構成される関係から、運用や維持に注意が必要となります。
逝く時はあっさりいきますw
一般的には、最も気を遣わずに維持できる素材ではありますが、ロードバイクというジャンル自体がスポーツカーで言うところのケーターハムとかそんな存在に近いので、普通のシティサイクル(ママチャリ)感覚では維持できません。
そんな面倒な存在の中でも、まだ気楽に維持できる。
そういう感じです。

◎カーボン
今や、ロードバイクと言えば代表的な素材と言えるまで普及した素材です。
ミドルグレードとハイエンドに分かれます。
ミドルグレードはアルミモデルと同等か、下手するとそれ以上に気楽に維持しやすい側面も持っています。
一般的に、ミドルグレードの方が趣味で乗るなら最適です。
ミドルグレードでも十分以上に軽いです。
紫外線には弱い(塗装の被膜頼り)ので、暴露し続けるような保管形態はとらないでください。
まぁそれはクロモリでもアルミでも同じですけれどw
ハイエンドモデルに至っては、今どきのモデルは素人が乗っても速いです。
そして、剛性が高過ぎるが故に脚に返ってくる反力が半端なくて乗ってると嫌になる…という事も、随分と影を潜めました。
しかし、そういう要素が皆無ではありません。
そして、こういったハイエンドモデルが本気出して本領発揮するのは、600Wを超える出力を乗り手がバイクに与えた時。
巡航速度で言えば、35km/hを超えて加速し、40km/hを超えて延々と走り続ける時の応答性や持続性、瞬発的な加速を繰り返す時のパワーロスの少なさ。
などです。
そんな領域使いこなせねーよ!
当然です。
結構、レースで良い結果出しているライダーでも本当にこの領域を引き出せているのはワールドツアーに参加しているような一流選手とかそれ以上のほんの一握りの人たちで、日本の小さなカテゴリーで優勝できる人でもそこまでの領域を引き出せている人はほんの一握りです。
辛辣な事を言えば、ほとんどの人が宝の持ち腐れなんです。
例えば、ポルシェ911や日産GT-Rに乗ってる人が限界性能引き出せる人ってどれくらいいますか?
プロ並みに引き出せる…人はいらっしゃいますけど、あくまでプロ並みってだけで…ってエグイ上に面倒な極論に発展するだけですw
そもそも軽のNAモデルですら、本当の意味での限界性能引き出せる人って運転免許持ってる人の何%存在しますかねw
みんながみんな、限界引き出せますねん!ていうなら、日本はトッププロレーサー大量排出国になってますが、現実はそうなっていませんよね。
それを一緒で、こういうの不毛な議論や理論なんですよ。
話しがちょっと極論寄りになりましたけど、貧脚代表の私が言わせてもらいます。

※貧脚でも、今どきのハイエンドモデルはとても良い!

限界性能引き出せずとも、普通に乗ってるだけでフィーリングがとても良いです。
ハイエンドに限った話しでもなくて、ミドルグレードのカーボンモデルでも同じく素晴らしいです。
ロードバイクばかり乗り散らかした生活を送っていて、先日妻の実家へ帰省している時に妻のお義姉さんも帰省されていて、うさぎ島へ観光に行った事があります。
その時にレンタルした電動シティサイクルに初めて乗った時に愕然としましたよ。
あまりにも頼りない。
コーナー曲がる時もタイヤのグリップ状況がロードバイクほど鮮明じゃない。
慣れたらシマイで、慣れた以降は普通に乗ってましたけれど、普段からなんと贅沢な「しっかりとした乗り物」で楽しませてもらってたんだろう!
って逆に感心しました。

…また話が逸れましたw

貧脚でも、ハイエンドモデルのフィーリングの一端を感じて楽しみながら乗る事はできます。
また、私が選んだTREK Madone SLRは、剛性も十分にレースバイクで速いモデルではあるんですけど、TREKの企業理念というか開発思想的にBB付近(クランクの付け根)の剛性をわざと少し落として、ウィップ感が出る・脚が残せるフレーム設計をされています。
これがまさに趣味で乗る人間にとってはドンピシャ!
比較すると、私が他に所有するどのモデルよりもMadone SLRは速く走れるのに、100kmを超えて150km以上を走っても…どのモデルよりも走行後に身体に刻まれている疲労感が最も軽いです(それでもしんどいですけれどねw)
こういうところまで踏み込んでいくと、まさに「どれ選んだらいいねん!」になるので、参考話しとしてここで留めておきます。

・チタンフレームなど
特殊な金属で構成された、SUSで作られたフレームやチタンで作られたフレームも存在します。
これらはクロモリフレームのハイエンドモデルと同じような傾向だと思ってください。


さて、ここまで長くなりました。
この続きはまた明日!
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/08/10 13:58:16

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