2023年09月08日
新型GRX
シマノGRXグラベルロード用グループセットがモデルチェンジされ、12速モデルになりました。
トピックスは、アルテグラと同等仕様の機械式が残る!
というのが朗報。
まずは朗報。
普通のロードでも機械式に拘る人は使ったらいいと思うんですよね。
ただし、油圧ディスクブレーキ仕様しかないのは悲報ですけれど。
もうリムブレーキモデルに人権はないんだろうか。
リムブレーキモデルも今乗っても良い乗り味あるんですけどねー。
それはさておき、新型GRXでよくわからないのがマイクロスプライン規格の10-51Tスプロケに対応したリアディレイラー(以下、RDと略)がリリースされているんですよ。
グラベルロードでMTBと同じようなギア比が要る…?
とてもグリップが不安定な濡れた泥道などの急勾配を登坂する際に、リア51Tものスーパーローギアが非常に役に立ちます。
トルクを掛けるとすぐにズルっ!と滑る路面で、余分なトルクを掛けないようにじわっとタイヤのグリップ状況や回転数とクランクを回す足をリンクさせるように踏めるスーパーローギアは、技術があれば不要でしょうけれど「あるのとないのとでは大違い」なほど、機材の進化の賜物と言っても良いギアではあるんですよ。
グラベルロードで行ける範囲でも、そういう路面と急勾配な場所はあるのかもしれない。
走るフィールドや行く場所によっては、あるのかもしれない。
ただ、私が知る限りですがそういう場所に行くにはまずグラベルロードでその場所に達する時点でハードルが高い。
また、そこを走ってギアを活かしたとしても、その先。
MTBなら乗ったまま走破できるギャップ(ギャップと言っても、ロードでいう小さな段差を指すのではなく、50cmくらいある段差も指します)にさしかかった場合、グラベルロードを降りて担いで歩いていくんでしょうか?
バイクを担いで無理せずに歩いて突破する事自体は「悪」ではありません。
しょーもない怪我してしまうよりは、安全重視でそういう行動に出る方を私は推します。
ただ、グラベルロードの規格というか強度というか…
もっというと、装着しているホイールの強度や耐久性も考えると、そういう場所を走っていたら、いくら技術が乗り手にあって問題なく走れるほどの凄い人が乗っていたとしても…
まずはホイールやフォークが音を上げると思いますw
そして、乗車姿勢。
凄腕な人が乗っていたらその限りではないですけれど、普通にロードの乗車姿勢で…あとはできる限り前傾強くない姿勢を取れるようなセッティングだったとしても…ですよ。
MTBに敵うはずもない。
説明が細かくなっちゃって論点が見えにくくなってますが、簡単に言えばロードでそんなギアを使うような路面や場所に行く?
という素朴な疑問です。
走る場所や環境により、役に立つ地域があるのはわかります。
が、それってウルトラレアケースでしょう?
まぁ…あれですか。
暗峠の大阪側みたいな激坂を、絶対に脚を路面につかずに登り切りたい!
登るなら少しでも軽い機材で登りたい!!
という用途なら出番はありますね。
みんながみんな、あれを今までのロード規格で登り切れるほどの体力や脚力、そして根気を持ってる人間とは限らないですし、そもそも脚つかずに登り切れる人の方が圧倒的に少ないと思いますので。
そういう用途でそういうスプロケを使うのはアリかも知れませんね。
そういう用途以外で実際に使えるギア枚数が少ない「12速ある意味」が限られるバイクになっちゃいますけれど。
うーん、これにロマンを感じられる人もいらっしゃるのかなぁ…。
スプロケも、10-51Tになると重いですよw
必要があって装着するなら話しは別なんですけど、実際に使うかどうかわからんギアまで付いてる状態ってのはどうなんだろう?って思います。
フロントシングルで、11-32Tというスプロケで私はキングジデコに乗ってます。
フロントチェーンリングはMTBと比較にならない大きさの42T
MTBは通常、フロントチェーンリングの大きさは32Tや30Tです。
42÷32=1.3125というそんなに低くないギア比w
店長に頼んでいたのに、注文ミスで図らずしもそうなってしまったんですが、このギア比でも15~16%の勾配が続くところも登れていますw
きっついですけれどねw
登りが苦手な私でもそれでいけてるんで、リアに51Tなるギアを持つ意味ってどうなんだろう?と思わなくないです。
最高でも、42Tもあれば十分以上にキャパのあるギアになるんじゃないのかなぁ?って思います。
グラベルロードの場合はフロントチェーンリングは通常、40Tか42Tが定番なのでそのあたりのチェーンリングを使用するなら、42Tでも1:1のギア比を実現できるからです。
いろいろ書きましたが、グラベルロードでもそういうスプロケを使う用途があるって事なんでしょうか?
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2023/09/08 16:33:18
今、あなたにおすすめ