SRAMのグループセットと私がとても相性が良いみたいで、ネットで散見されるような「ファッキン!S〇AM!」と言いたくなるような酷い目にあってないというのが大きな理由と、限られた経験とは言え様々なチューニングカーも経験させてもらって「機械に合わせる乗り方」するのが身に染みてるのか、巷で言われるような「変速のもたつき」というのが気にならないんですよね。
正確にいうと、別にSRAMのグループセットが変速もたついているワケじゃないんですよねw
シマノのフロント変速が異常に素晴らしいだけで、eTAP AXSでのフロント変速も「変速点」を意識して変速してやれば本調子であれば(セッティング面でも、チェーンリングの摩耗状態でも)ケイデンス80rpmくらいで高速巡航している際に、本来そんな事をやる必要性はないんですけれど、お遊びでフロント変速を連続的に変速してやるとクランク一回転している間に「アウター→インナー、インナー→アウター」って二回変速できるんですよ。
ケイデンス80rpm時のクランク一回転する時間って、0.75秒ですよ。
0.75秒の間に二回変速できたら十分ちゃいますんw
他の人のSRAMがちゃんとセッティング出ているのか知らんけど、そんなにDi2と比較して悲観的になるほどフロント変速が遅いか~?w
って思っちゃうのが正直なところです。
ただ、私の個体はチェーンリングの摩耗が進んだことによって現在はそこまで鋭い変速は保ててませんが、普通に使えています。
変速点を意識すれば、まず困ることはないはずなんですよね。
って、そんな持論はとりあえずおいといて。
フロント変速の癖さえ掴んで機械に合わせて操作すれば…というか、そういう意識こそ機械の性能を長く保つ為に必要な乗り手側の大事な意識だと思うんですけど、後ろ変速に関しては完全にDi2にひけを取られるわけでもないんで、別段なんら不満もないワケです。
そうすると、SRAMの美点が見えてきます。
油圧ディスクブレーキは、パッドの摩耗状態がシビアです。
気付かずにパッドをいけない領域まで使うと、正に命に関わります。
SRAMのブレーキは、パッドの摩耗状態がブレーキレバーの引き代の変化でそれがライド中の体感でも認識できます。
ブレーキレバーの引く感覚が、常に一定の方が操作性が優れているという考え方もありますが、過酷なライドになればレース中にいけない領域まで逝っちゃう可能性もないことはないワケで、私はSRAMの考え方の方が好きですし楽です。
常にパッド残量を意識して確認するのはもちろん大事ですけれど、「万が一」そういう要素が欠落してしまったタイミングでパッド残量が危険な領域まで減っちゃったら…
これは正に「万にひとつ」だろう状況なので、それに備える必要性はあるのか?
という判断ももちろんアリですけど、そういうのが「操作しているだけで容易に認識できる」というのが個人的に好きです。
また、リアディレイラーに搭載されているフルードダンパーがマジで大好きです。
荒れた路面走っていても、チェーンが暴れないんですよ。
自分が乗っているとあまり気付けないですけれど、他の人のロードを荒れた路面走行時に注視すると、結構チェーンって路面の振動拾って上下に揺れている事があります。
そんな時に、SRAM eTAP AXSのフルードダンパーを搭載しているリアディレイラーを使っている人のロードを見るとチェーンがちゃんと真っすぐ張られた状態を保ちつつ走っているんですよね!(具体的には妻のドグマ(FORCE)や、ライド仲間の方のエモンダ(FORCE)と他の人を比較するとわかりやすかったんですよ)
と、SRAMが良いところを挙げだすとキリがないのと本題に移れないんで、この辺で割愛しますw
そして、MTBの方でもM8100(Deore XT:アルテグラ相当)から、Eagle GXの機械式(105相当)にグループセットを入れ替えて乗ってみると、個人的にはSRAMの方が良いんではないだろうか…と使ってみてそう感じたのも大きな要素です。
それでは、本題に移ります。
マノが窮地に追い込まれた。SRAM Eagleトランスミッションがすべてを変える日/IT技術者さんの記事
そんなMTB用のグループセットに革命が起きたのは、以前ブログで書きました。
私も気になる~w
って感じの記事だったと思います。
IT技術者さんのブログでも、こういう記事が書かれました。
やはりUDH(ユニバーサルデザインハンガー)が業界に与えた影響はとても大きいなぁ…って感心しながら、IT技術者さんの記事を読んでいて気になったのが
「私のProcaliberってUDHに対応しているんだろうか」
これが非常に気になりました。
TREKのHPに飛んで調べたり、Googleで調べても私の検索の仕方が悪いのかわかりやすい紹介記事に当たらなかったんですよね。
そこで、検索方法を変えました。
まとめサイトなど、ありがたい記事を作ってくださる方が増えてきているので、どこかにUDH対応モデル一覧なんて便利な記事を書いてくださっている人がいらっしゃるんじゃないだろうか?
と思い付き検索してみると…
SRAMの公式HPにUDH対応モデル一覧が掲載されています
私が迂闊でしたw
SRAM公式HP内で、UDH対応モデル一覧が紹介されていましたw
ここでTREKをクリックすると…
さすがTREK
SRAMとTREKの本社が近い事も関係してか、TREKの主要なMTBに関してはほぼ全てのモデルがUDHに対応しているじゃないですか!
私が乗るProcaliberもUDHに対応していました!
これでかなりホッとしました。
今からまだまだ結構な期間、SRAMは自社の売り上げを制限する事になるといけないからUDH対応のモデルと、そうでない汎用モデルを併売してくれるでしょうけれど、それがいつまでなのかはわからない。
つまり、SRAMのグループセットを使いたければUDHに対応しているフレームを買わないといけない。(買い替えないといけない)
マウンテンバイクなので、そこまで長寿を誇るのかはまるでわからない。
ライド中に落車してフレーム破損する可能性ももちろんあるからです。
ですが、長い期間使えたとして。
今使っているグループセットが逝った時に、変速機を買い替えようとしたらSRAMのグループセットは、UDH対応モデルしかもう市場に残ってない。
って状況になっても、フレームが対応しておれば買い替えの際に一切困らないんですよ。
この先、フレームが逝くのが先かコンポーネントが逝くのが先か全くわからないのに心配してもしゃーないんですけれどw
どちらにせよ、この先も数年はそんな心配せずにめいっぱい楽しめる!
とわかった方が精神的に楽ですw
しかし、ここで困った事が。
グラベルロードも先見の明を持つメーカーは、UDH対応フレームをリリースしています。
グラベルロード用グループセットが今も存在していますが、裏を返せばMTB用に優れたグループセットが存在するならば、使えるんならMTB用グループセットで良いじゃない!って発想になるのは明白です。
だって、耐久性が大いに違いますもの。
SRAMのMTB用グループセットは、堅牢です。
泥詰まりにも強いです。
というか、多少の泥が詰まっても変速しますw(これはマジ)
じゃあ、MTB用で良いじゃない。どうせMTBほど過酷な場所は走れないにしても、雨あがりな状況などで走れば泥んこになるのは必須ですから。
前々日くらいに雨が降って、走行する日まで快晴が続いてもフィールドの粘度質な路面があるところは、走るとぬかるんでる事があります。
それは真夏の暑い8月でもw
なので泥に対する耐性は、そういうところを走るなら実は大事なんですよ。
身をもって経験しました。
それは良い方向で。
そんな神経質にならんでも走れるやん!って方向でw
なので、グラベルロードも使えるならMTB用グループセット使った方が良いじゃん!
という方向に業界が向いていく可能性が大いに高いからです。
また、一部のユーザー(私も含めて)はMTBグループセットをグラベルに使ってみよう、もしくは、もう使っている人が居ます。
※ここで注意点!
ロードバイクとMTBでチェーンラインが数㎜違う為、スプロケとリアディレイラーはMTB用がフレームにセットできれば問題なく使えますが、クランクセットはロード用を使わないといけません。
変速中にチェーン落ちしてしまうほど、使えないコンポーネントになってしまいますので、MTB用グループセットをロードに流用する時はクランクセットはロード用、さらにチェーンリングは泥に対応したモデルを選択してください。
例:クランクはSRAM DUBクランク、チェーンリングはナローワイドな歯形状を採用するチェーンリングを選択する。※フロントシングル前提で説明しています。
そして、既にSRAMはグラベルロードに最適であろう10-44Tという12速のスプロケを販売しておりますw
だからと言って、Kingzydecoのグループセットを組み替えるとかそんな話しではないんですけれどねw
だってキリがないですもの。
どんどん散財しまくるだけですもの。
ただ、ProcaliberにEagle transmissionを取り付けて浮いた機材をKingzydecoに移植する事はできます。
現在のProcaliberに搭載している機械式のEagle GXは、transmission系のモデルではなく、通常のディレイラーハンガーで使える汎用品の方だからです。
※残念ながら、UDH対応モデル一覧の中に「Cinelli」の文字が無かったので、Cinelliは全モデルUDHに対応していません。
なので、もしもカスタムするならこういう判断になります。
しかも、SCOPE R4.Aは日本国内正規ルートではXDRフリーボディが入手しづらい現状。
そのうち正規輸入代理店の方がCampagnoloさんへの心遣いをしているだけの現状から、あまりにもSRAMが日本でもシェアを確保しだしたら、その限りではなくて正常にSCOPE用のXDRフリーボディを輸入・販売してくれるかもですけれど、現状ではシマノフリーとカンパフリーしか無いんですよねw
本国ではXDRフリーボディ売ってんのにw
なので、シマノHGフリーのままになるのでSRAMのグループセット移植無理ちゃうん?って思っちゃうんですけど、いけちゃうんですね。
HGフリーに対応した11Tから始まる12速スプロケもラインナップされているからです。
なんなら、ローギアがグラベルロードで使うには低すぎるギア比になっちゃいますが、Procaliberで使っている11-50T(Eagle NX)スプロケをKingzydecoに移植しちゃえばEagleのリアディレイラーが使えちゃいます。
シフトレバーは買い替えになりますけれど…
まぁでもしないですけれどねw
しないですとも!
お金なんぼあっても足りません!
SRAMのカーボンクランクを使うと非常に良いフィーリングで疲れにくいとわかっていても、KingzydecoにはGRX800を搭載しているのでちゃんと走れるのにSRAMへ組み替えなんてしませんとも!
ProcaliberにEagle transmissionを組んでみたい野望はありますけれどねw
まぁそれは今使っているGXがヘタってからで遅くないです。
フレームが逝くのが先か、変速機が逝くのが先か次第ですけど。
変速機が先に逝ったら、その際はProcaliberがUDH対応モデルだと今はわかっているので、その際は間違いなくEagle transmissionを組みます(`・ω・´)ゞ
さて、妻のサイズのMTBを買うのをどのモデルにしようかなぁ。
長文すみませんが、もうひとつ今回の話題のメイン。
ロード用モデルのグループセットも、次期モデルからUDHを採用するそうです。
つまり、ロード用モデルeTAP AXSがモデルチェンジ間近という状況でまだ正式発表はないですが、次期REDやFORCEはEagleのようにtransmission式へと進化する可能性があると…
しかし、純然たるロードモデルは私の知る限りですが全くUDHに対応してません。
REDやFORCEがEagleと同じように直結式のリアディレイラーを販売したとしても、しばらくの間は今まで通り汎用モデルの方も併売してくれるだろうとは思うんですけど、実際はどうなるのか。
私のMadoneはもちろんUDHに対応してません。
今使っているREDが逝った場合は、次もRED使いたいぞ!w
SRAMさん、既存ユーザーの事もちゃんと考えてね💛