自転車ネタが続いてすんませんw
個人的には、輸入車に乗ったりしてますが基本は国産メーカーがんばれ!
なんですよ。
サーキットなどで遊んでいる時代はものすごく国産車や国産メーカーパーツに助けられたんで、その想いは強いです。
それは自転車でも同じで、私は忖度なく記事を書くのでシマノさんに対して私が「こうあって欲しい」と感じた事はそのまま書いているので、ネガティブな印象に繋がりやすい記事も多いと思いますけど、それはシマノさんの製品が少しでも私のような素人でも「良い!」と感じれる製品になっていって欲しいからです。
そのあたりは誤解なきようにお願いいたします。
そして、こんな記事を目にしました。
シマノの人気が年々減少、SRAMが最も人気。2万3000人のアンケートで明らかに
IT技術者さんの記事です。
え、マジか。
読んで率直な感想はそうです。
現在我が家のロードバイクは、2台がSRAM eTAP AXSで、グラベルロードを含む3台がシマノです。
マウンテンバイクもSRAM製グループセットです。
折り畳み自転車のダホンは、L-Twooだったっけな。
なんせ、あのあたりのコンポーネントです。(なので今回はややこしいのでノーカン)
つまり、もはや我が家の自転車たちも約半数がSRAM。
そして、使っていて満足度が最も高いのも忖度なくいうとSRAMなんですよね。
シマノ製グループセットを組んでいる3台のうち、2台がグラベルロード。
つまりGRXという機種になります。
機械式グループセットです。
GRX600と800を使っています。
近いウチにGRX600を組んだJAMISは旅立ってしまいますが…
(引き取り手は決定)
GRXは基本、良いんですよね。
ただ、リアディレイラーのバネがロード用コンポーネントより強い。
軽めの凸凹道を走る前提だから、チェーンへの拘束力を高める狙いもあるんでしょうけれど、はっきりとシャドーデザインを取り入れてバネが強くなったR8000系やR9100系リアディレイラーよりもさらにバネが強い。
そのせいか、シフトフィーリングの奥底で強いバネがもたらすフリクションと言いますか、なんだかちょっと気持ち良くないんですよね。
事務的にギアが変わる感じ。
そこを改善して欲しいです。
ロードバイク用の方はR8000のリムブレーキです。
妻のEmonda SLRに組んでるグループセットです。
という事はつまり…
我が家のロードバイク、特にディスクロードに関してはもう既に一台もシマノ製グループセットで組まれた車体がないんですよ。
一時期は2台あったんです。
Specialized Allez sprint comp discと、Pinarello DOGMA F12 DISK(イタリア車はDiscではなく、Disk表記です)
初めてのディスクロードとして入手したAllez sprint comp disc
これで様々な体験をさせてもらいました。
ディスクローターが変形に弱い。
これで様々な異音体験をしましたw
慣れたらシマイで、熱による歪みがもたらす異音も歪みやすい=修正しやすいにつながるので、走行中にあてききさせながらちょっと走るとその熱負荷で異音がならないところまで戻る。
そうやって気にせず運用していたんですけれど、他社製品のローターを知ると一気に不満にw
現在のローターは随分と変形しにくくなったそうですけれど、それでもわざわざ買い直して戻ろうという気にはならないです(単に費用が掛かりすぎるからw:注)
注:シマノ製ローターはブレーキパッド幅が他社より少し狭いんです。
なので、シマノ製ローターを流用したくてもブレーキキャリパーから
変更しなくては使えません。
もっというと、SRAMはDOTフルード指定。
シマノはミネラルオイルでも動きます!というかミネラルオイル指定。
ブレーキのピストン周りやブーツ類の種類が違うだろうから、単純に
ブレーキキャリパーから移植…ってワケにいかないんですよね。
DOTオイル使える他社ブレーキキャリパー移植してシマノローター
使ったらいいやん…って意見もあると思いますが、そこまでしてまで
使いたい…とまでは思えない(費用対効果的に)のです。
それと、ブレーキパッドはSWISS STOP
ローターは、これからテスト走行になりますがCampagnolo EKARローター(海外通販でとても安く買える)に、SWISS STOPのローターの組み合わせで運用してみようかなと考えています。
円安のせいで、とてもコストパフォーマンスが良かったEKARローターのコスパが下がったとは言え、まだ一枚3800円程度で買えるタイミングがあります。
輸送代が掛かっても一枚あたり約4400円程度。
国内正規価格だと、一枚7800円だったかもうちょっとしていたか。
EKAR ローターはグラベルロード用のローターなので、2ピースのフローティング構造になっていますが、センターグループがハイエンドモデルのように軽量化目的でアルミになっておらず、耐久性重視でSUSになってんですよね。
それとローターの厚みが0.05㎜ほど他より分厚い。
そのせいで、一枚約145gと重たい方なんですけれどその代わりにタフ。
MTBの前輪に装着して、おもいきりMTB用のトレイルコースを走っても音をあげません。
シマノ純正パッドでも、SRAM純正パッドでも変な減り方をしません。
それはパッドもローターも双方とも普通に使えています。
恐らくローター材質はSUS410系で全く同じか違ってもほぼ変わらない特性のSUS合金なんではないでしょうか。
まぁお値段がお値段なので特殊な合金をわざわざ採用しているとは考えられにくいんで、SUS410だとは想像しています。
むっちゃ調べてもわからなかったんですよw
話しが逸れ過ぎましたが、SRAMに対する色眼鏡を持ってなかった…と言えば嘘になりますが、SRAMを使いだした理由は
①コロナ禍で当時期待していたシマノ製12速グループセットが出なかった。
②それなら人柱上等!で本当にどれくらい不具合が出るのか使ってみようか。
という流れでMadone SLRを発注する時に、RED eTAP AXS組みで発注したんですよ。
万が一、使ってみてしっくりこなかったら手間はかかるのと少し損をしますが売っちゃってグループセット入れ替えたらいっか。
そんな軽い気持ちでSRAMを初体験します。
TwitterなどのSNSで、結構な人数の方が変速があまり良くない。
チェーン落ちする。
リアディレイラーが沈黙する!(これは様々な要因が考えられます)
など、本当に良い噂を全く目にしないSRAM製品。
なので、相当覚悟しながら買ったんですよね。
初体験してみると目からウロコでしたね。
それは店長のセッティングの腕がとても優れていることの証左でもあると思います。
この3年ちょいの間で、チェーン落ちは皆無。
ビッグプーリーを組んだ後でも、チェーン落ちは皆無。
変速もスムーズ。
フロント変速はシマノDi2の方が優れている!…のは確かですけれど、ケイデンス70ちょい回しながら巡航している時に、全くそんな事を試す必要性はないですけれどフロント変速をちょいちょいと操作するとクランク一回転する間にアウター→インナー→インナー→アウターって二回変速できるんですよ。
わずかにシマノの方が気持ちよく歯切れイイ変速はしますけれど、じゃあ同じ条件でクランク一回転の間にフロント変速が3回とか4回も決まるか?
と言えば、それはNO。
二回転とあともうちょっと…くらいの差はあるかもですけど、ケイデンス70としてもクランク一回転に要する時間は0.86秒ですよ。
0.86秒の間に二回変速決まるくらいのレスポンスあったら何の不満があるのw
レース勢凄いねw
って思うくらいには、SRAMのフロント変速性能でも全然いいやんけw
と個人的には思っています。
フロントディレイラーの作動モーター音がヴィィ…ってちょっと鈍重そうな低い音がするのと、元からの思い込みが「SRAMのフロント変速は105相当」なんてSNSでの書き込みに繋がるんですかね?
Di2化された105のフロント変速をそうやって激しく試したことがないから何とも言えませんが、そういう「105相当」って揶揄されている時期はR7000の機械式105しかなかったので、その機械式105はAllez sprint comp discで散々使っていたからはっきりと言いますが「ケイデンス70ちょい回しながらの巡航時に、クランク一回転の間にフロント変速2回は無理よwwww」です。
機械式なのでレバー操作量が大きいのもありますけど、機械式フロント変速であのレスポンスはそもそも無理です。
できるかもですけど、まぁ別にそれができたからと言ってなんなの?
くらいの話しなんですよ。
で、SNSでSRAMのフロント変速は~…って言ってる人たちの多くはDi2を使われていますが、そのうちの何割かは機械式を使われていますw
機械式よりはその変速に拘ってんなら、そのフロント変速はええだろwと思わなくないですけど、まぁ人間ってそういう意識になっちゃうと自分に都合の良い事は耳に入りますけど、都合の悪い事は全く頭に入らないので平行線でしかないので私もとやかく言いませんw
それに、結論としては「自分が好きなのを使うのが一番いい」
なので、個人的には他の人がどう思おうと最近は特にどうでもいいですw
随分と長くなっちゃいましたが…
シマノを応援したい気持ちはあるものの、現状使ってみて気に入ってるのは我が家でもSRAM製グループセットなんですよね。
このままではヤバイ。
シマノさんには頑張って欲しいところです。
そして、SRAMがリアエンド規格をUDHにするとダイレクトマウントできますよ!
ダイレクトマウントがもたらす変速はさらなる進化を遂げた変速の世界ですよ!
と、業界スタンダードになるべく包囲網をちゃくちゃくと築いているワケなんですがここでひとつの危惧が生まれます。
このままシマノさんはSRAMのやりたい放題を許すわけがありません。
それは絶対にです。
SRAMとは違ったやり方で、シマノももう一歩踏み込んだグループセットを発表するでしょう。
そうなると、我々ユーザー目線で恐れるのは…
※フレームもシマノかSRAMを選んだ時点で他のグループセットを選べなくなる可能性
こういう事態が生まれるかもです。
個人的にはシマノさんには頑張って欲しい。
ただ、実際に使うとSRAMの方が私には性にあっている。
車も同じですけれど、国産メーカー応援したい!
でも二台持つ余裕や必要性のない私は、マカンに乗っちゃってる。
それをわざわざ買い替えるのはちょっと違う…
これと似た状況に自転車の方もなっちゃってます。
今はまだ、グラベルロード系で半々。
純然たるロードバイクは、シマノ優勢。
MTBにおいてはSRAM圧勝。
これが日本における装着率のイメージです。
そんなに外れた印象でもないと思います。
それが海外だと、グラベル人気もあって純然たるロードと同等に近いレベルでグラベルロードやMTBが普及しています。
その影響もあって、海外ではSRAMグループセット装着率が高いようです。
そして、グラベル系やMTBでSRAM製グループセットを既に使っていて悪くない印象を持っている人たちが、純然たるロードバイクの方にもUDH規格が浸透していって、新型のeTAP AXSがeTAP transmissionへと進化した時…
その時と、それから以降でのシマノさんの対応や進化具合が世間に問われる事になると思います。
今後、この業界はどうなっていくのか。
世界のシマノさんには頑張って欲しいです。