2024年05月05日
全身筋肉痛とMadone SLRのISO SPEEDについて
GWは割り切って最初の二日間はお休みもらいました。
天気予報で天気が良いのが2日と3日だったので。
本日は予報が好転して天気良いのが悔しい…wwwwwww
まぁ仕事もしないとなんですけれどね。
2日は久しぶりに北摂を走ってきました。
猪名川河川敷を走って池田市に行き、川西市を通って三田の方へ。
いわゆるよく走っている木器亭のあたりに行ったんですけれどねw
木器亭久しぶりでした。
往復で100kmは超えますが、獲得標高も610mちょいで走りやすく
リハビリにもってこいなんですよね。
久しぶりに走る妻が平坦でブッちぎれないように巡航速度を抑えながら走りました。
風向きや風の強さも酷くなく、走りやすい日でした。
ただ、久しぶりに走ったので臀筋やハムストリングスや背筋あたりがダルい感じでちょっと痛いですw
大腿四頭筋を使ってのペダリングでは無かったのが、この経過でわかるのでペダリングとしてはまぁまぁマシだったでしょうか。
それにしても新緑の中を駆け抜けるのはとても気持ち良かったです。
しかし!!
その時に事件がおきました。
時々、ISO SPEEDを点検して緩んできたら増し締め(8NmがMAX)を行っていたんですが、この日は「あれ?ISO SPEED緩んできた!?」と思ったのも束の間。
ガン!
と、何かの衝撃が伝わります。
どうも後輪で石を踏んでタイヤが石を弾いた。
そんな感触。
今弾いた石が誰にも当たってないよな?
なんて後ろ振り返りながら減速して確認しましたが、幸運な事にまわりには誰も居なかった。
あとでわかるんですけど、これがISO SPEEDが出した異音でした。
そのまましばらく走っていると…再び「ガン!」と衝撃。
今日はやたらと石を踏むなぁ…と思いつつ後ろ振り返ると、再びまわりには我々以外は誰も居ないタイミングで助かった(二回目)
しかし、振り返った時に違和感が。
なんだかお尻がふるふると頼りない印象を抱きます。
おや!?
まさかな…
違和感を感じつつ、そこから100m走った地点でわざとお尻をサドルに預けたまま左右に振ると「フルフル」と振れちゃう!
おやおや…
そうだったのか…
とうとうきちゃったなぁ…
前方を走る先輩と妻に「異常です!止まります!すみません!」と声を掛けて、河川敷の道の端っこに車体を寄せて後ろから誰も来てないのを確認しながら停車。
降りてから、まずは後輪付近やフレームを確認します。
石を踏んだ可能性は残っているからです。
車体に傷などは無かった(後で洗車の時にも確認)
じゃあ、十中八九「ISO SPEED」だなぁ…と思いながらそちらへ視線をやると…
ISO SPEEDのカバー右側が半分浮いてる!?
これ外すの結構コツが要るくらいには、きっちりハマってんぞ?
外す時にヘタな工具使うとフレームに傷が入るから、いつもは使わなくなったテレホンカードを利用して隙間にカード差し込んで慎重に、じわっとカバーを浮かして外すのが常套手段なくらいには、まず外れないんですけれど、それが浮いてる!?
マジか…
ISO SPEEDの部品なくなってなかったら良いんだけど…
なんて考えながらカバーを外すと
初めての結果ですけれど、ISO SPEED機構を挟み込んで固定しているアルミ製のナットが外れて浮いてます。
きっと、走行中の緩みによりナットが外れてしまった。
外れてしまった後に、走行中の衝撃で内部で固定力を失ったナットが外れる勢いでカバーが浮いちゃった。
そんな構図だと思います。
TREK公式HPでダウンロードできるGen6 Madone クイックリファレンスマニュアルのPDFを参照くださると、その機構がわかりやすく掲載されています。
No.1で示されているナットが外れていました。
幸いにもそちらがわの部品は、差し込み式のフランジ付きブッシングパーツ(金属製)しか存在してないので、ナットが外れた事により失った部品は無かったのが幸いでした。
中央のNo.3はもちろんシートポスト形状のISO SPEEDカーボンパーツ内に残っていますし、反対側のNo.2、No.4~6の部品はNo.3のパーツに刺さっている状態だったのでISO SPEEDカバーの中できっちりと残っていました。
また、残っていた方のNo.6がいわゆるボルト形状なので、こいつの軸が残っていた事でNo.3パーツとNo.6パーツが私の体重を支えていたので、他のカーボンパーツにも被害はゼロだったのが幸いです(早めに気付いて良かった)
その場で緩んだNo.1のアルミ製(ジュラルミンっぽい)ナットを締めこもうとしたんですけれど…
ツールケース内の携帯工具アーレンキーでは、No.6を締め付ける適正なサイズはあるものの、No.1を締め付けるサイズはフラットペダルを締めるサイズくらい大きなサイズが要ります。
No.1が供回りしないように固定できないw
たしかここはMAX 8Nmくらいの締め付けトルクが指定だったはず。
トラブルあった地点からショップまで走る分には十分に締め付けできるはず。
そう割り切って、No.1ナットに中くらいと細いサイズのアーレンキー二本を使って無理やり気味に差し込んで供回りを防ぐ。
No.6側から締めこむ。
手応え的に5~6Nmくらいで締めこめた手応えw
手ルクレンチはアテにはなりませんが、応急処置なら上等w
それに、外れた時の衝撃が原因かNo.1のナットのネジ山一部がちょっとカジリ気味だったので、このパーツは要交換だと判断したのも割り切りに繋がりました。
5~6Nmで締めこんだのち、サイズ違いのアーレンキー二本使って供回りを防いでいる方のナットが供回りをしかけるまで慎重に締め過ぎない範囲で8Nm近くで固定できるように、もうちょっとだけ力入れました。
あとで店長に「応急処置でやった割にはほぼ適正トルクでしたねw」
と言われたんで、応急処置としては合格でしょうw
後からわかるんですけどねw
応急処置が上手くいって、無事にライドも終えてショップへ帰着。
店長に何があったかをお伝えしてMadoneを預けます。
一度、自宅へ帰り
Madone SLRが納車されるタイミングで、元実業団選手だった店員さんのおすすめで買い置きしておいたISO SPEED関連パーツ(2セットあります)のうち、1セットを持ってショップへ預けにいき、ついでに他も点検とメンテを依頼してMadoneごと預けて帰ってきました。
お値段調べると、ISO SPEEDパーツが約1万円に跳ね上がってましたよ!?
安い時に買っておいて良かったw
だって、私が購入したタイミングでそのお値段はたしかひとつ2500円だったか3000円くらいでしたよ。本当に。
今回交換する1セットと、残り1セットは大事に使わないとですね~。
ここでリファレンスマニュアルを見に行かない人の為に補足説明を。
※Gen5 Madone 9や、同世代のDomane SLRなどのISO SPEEDに使われていたベアリングカートリッジは、Gen6世代のISO SPEEDには採用されていません。
→回転数やそこにかかる負担を考えたら、そこにベアリングは不要ですよね。
むしろ、雨や汗がつたって侵入する恐れがある場所にベアリングは使わない方が賢明だと思いますので、私は時々ここのパーツの事を「ベアリング」と表していた記事がありますが「当時は知らなかったんですw」すみません。
前世代と同様にベアリングが入っていると思っていました。
途中から気付いたんですけれど、ISO SPEEDネタがなかったので
何か書くことがあった際に訂正しておこうと思っていました。
この場を借りてお詫びしておきます。
わざわざベアリングを別で買わなくて良いので、Gen6世代の機構はとても良いと思います。
高くなっちゃってんのがマイナスですけれど…w
それと、構造的に緩み止め(純正は最初に緩いのが塗ってあります)が繰り返し入力される振動などで取れた場合。
外れなくなる恐れを恐れずに、洗浄メンテした後でもう一度緩み止めを塗布して締め直すのが肝要だと思いました。
機構的にNo.6のボルト軸やNo.3が擦り減るまで半永久的に使えるだろう機構です。
外れちゃってネジ山かじったり、破損したりしないように気を付けておればベアリング方式と違うのでメンテの必要性がほぼありません。
緩んでないかの確認と、時々の適正トルクでの増し締めだけです。
ただ、元実業団選手の方が言ってたように走行距離が嵩むと予防措置として、これらのパーツは交換した方が良いのかもしれません。
まとめ
今回の件で大変良い勉強になりました。
優れた構造であるという認識も深まった上で、運用上の注意点も深く私の脳裏に刻まれましたw
今回セットするパーツと、残り1セットを大事に長く使っていこうと肝に銘じて
これからもMadone SLRで痛快な走りを楽しもうと思います。
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Posted at
2024/05/05 16:26:20
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