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2024年06月18日

ロードバイクを中古で買う場合

これからロードバイク始めてみよう!

……
………
たっけぇwwwwwwwwwwwwwww

という場合に、参考になればと思って書きます。
そうです、日本はまだ探せば程度の良い中古品に巡り合える確率が高い良い国です。
中には見た目綺麗に見えても程度極悪な品物もあるので注意は必要ですけれど。

※大前提として基本を書くと…
・目利きできなければ、ヤフオクやメルカリなどの個人売買は避ける。
例として、ビチアモさんやバイチャリさんなどの大手中古取り扱い店で根気よく探す。
または、最寄りのスポーツバイクショップで新品の他にお客さんが乗っていた下取り車などが中古として出る場合があります。
信頼できる、今後お付き合いしたいと思えるショップならその中古モデルを買うのはアリです。

これ以外の個人的に気を付けて欲しいポイントと各特長を書きます。

・グレードの割に安いお買い得っぽい年式
2011~2014年モデル
2014年モデルは過渡期(後述)
2011~2014年モデルは注意ください。
シマノ10速時代のグループセットです。
触覚STIから、現代のSTI方式に近い形状に改められた悪名高いSTIを採用する年代のコンポーネントです。
変速は…しますが、操作が重い。
この頃のモデルを買った人は、わざわざひとつ前の触覚STIに買い替えて運用する人もいらっしゃったくらいだとか。
そして、10速と言っても現在10速のティアグラと親和性は残念ながらありません。
裏技で動かせる事ができたとしても、STIカバーの純正品はもちろん欠品。
サードパーティ製品も探して買わなければならない状況です。
そうなってくると、買って調子が良い間はメンテしつつ使う。
経年による劣化もありますし、寿命が近づいてきたら…
大きく選択肢が分かれます。
①…11速のグループセットを探すか、現在流通しているティアグラなどの中古を探す。
→車両価格的に、よっぽどの理由がない限りは普通~14万円までの価格帯の中古モデルです。
それ以上の価格がする場合は理由として「ドグマである」とか「マドンである」とか、そういう理由しかありません。
そういうモデルでどうしても乗りたいモデルなら話しは別ですが、乗りたいロードを探しに行って意外といいじゃん!これ!と見つけたモデルならば、~14万円までで買うだろう、多くの場合なら8万円あたり。
そういうモデルに運よく中古の動くグループセットが見つからない限りは、新品でティアグラなどを一式揃えて買わなくてはならなくなり、シマノさんの昨今の値上げ攻勢も続いた結果、ティアグラで約12万円も要りますw
買ったロードバイクくらいお金が要るわけです。
また、運よく11速グループセット(R5800やR6800など)が見つかった場合。
残念ながら付属しているホイールのスプロケを装着する部分である、フリーボディに互換性がないんです。
ホイールごと11速対応フリーボディがついてるホイールに買い替えるか、ハブが偶然対応していたらフリーボディのみ買い替えるか。
要するに、安く11速中古グループセットを買えたとしても付属品で高くつく。
チェーンラインの問題もあるので、クランクまで揃わなかった場合は別で対応するクランクセットも買わないといけない。
つまり、高くつくw

②…Specializedなどの、一部メーカーのその年代のモデルは…!!
  何故かS-Worksと同じカーボングレードで作られたフレームなのに、「Specialized」として売られているグレードは、TREKで言うところのSLと同じ値段で売られて、「S-Works」として売られているモデルはその冠が銘されているだけで、10数万円高くなるという時代でもあります。
※注意点としては、全部のモデルがそう…ではないという事はご注意ください。
なので、モデルによっては8万円で買えた場合。
もう既に貴重なモデルである可能性があるという事です。
そういう場合で乗って気に入った場合は、①のケースでお金が掛かる場合はもちろんあるんですけど、今どきのロードを買う費用を考えればリーズナブル。
プラス、一度それだけ大掛かりに手をかければ通常はもう定期メンテだけで手がそんなに掛かりません。(掛からないはずです)
なので手に入れたモデルによっては、①のケースで思ったよりお金が掛かってもそこで惜しまずに手を入れる価値がある場合があります。

※ここで根本的な情報。
~2014年までのモデルとして、ハイエンドモデルとして当時売られていたモデルであっても…
年月の経過というのは酷いものでして…
性能に拘るならば。
独特の軽快感だとか、登りの速さだとかは今でも一級品だったとしても。
それ以外の要素で現代で買えるミドルグレード付近のモデルの方が一般的にはもはや、現代のモデルの方が「速い」です。
特に下りでの安定性の差は、埋められない差が生まれています。
どんなにフレームが優れていようとも、タイヤキャパが違うからです。
また、この年代のフレームに合う「細いタイヤ」がどんどんと現行の流行規格から外れていってしまっています。
中にはもう規格外だけど愛好家の為に残っている1銘柄しか手に入り辛いというタイヤも存在します(例:21cのクリンチャーなど)
現行のミドルグレードは重い。
と言っても、それはディスク化によるしょうがない重量増ですし、ディスク化によってリムブレーキで限界が決まっていたリム内幅の制限が現実として解放されているという事実があり、現在はワイドリムが主流です。
25cでも太い!w
と言われていた時代がありましたが、いまや28cは当たり前で30c装着車も増えてきたという現実。
ダウンヒル時の安定性と安全に走行しているのに速いという事実は確かにあります。
そこもご理解ください。

※2014年~2018年
リムブレーキ集大成の年代。
タイヤ幅も25cが主流となります(特に2017~以降)
リムブレーキキャリパーもシングルピボットからダブルピボットに変わり、より安定した制動力を発揮(すると言われています)します。
この年代のリムブレーキモデルを買うなら、最初から11速モデルが装着されているでしょうし、10速ティアグラが装着されていても11速時代のティアグラなのでHGフリーのホイールに装着できるため、それでも10速ティアグラから11速に買えるならほぼ全とっかえですけれど、まだ部品もあります。
だいたい~15万円までの値ごろ感となります。
アルテグラ装着モデルで~20万円前後
具体的な例として、Emonda SLRの最終リムブレーキモデルで程度が良くアルテグラ装着モデルで約26万円前後。
デュラエース装着モデルで32万円前後が相場でしょうか。

これと並行して、ディスクロードが登場しだす年代でもありますが、この年代のディスクロードを買う時は初めて買う人には酷な話しですが、欲しいと思ったモデルの規格を調べてください。
2018年以降、2017年くらいでも新型としてデビューしているモデルならば大半は大丈夫でしょうけれど、それ以前のディスクブレーキモデルは規格が乱立している時代です。
12㎜スルーアクスルでもなく、リムブレーキより負荷があがるのにリムブレーキモデルと同様にクイックリリース形式でホイールを装着するモデルもあります。
それが致命的にダメというワケではないんです。
「凄そう!カッコいい!このホイール使いたい!」
と思っても、現在主流の規格から外れているクイックリリース形式、もしくはハブのエンド幅を採用するモデルに乗っている場合…使えません。
また、ホイールを変えて性能UPを図りたくとも完組ホイールでそれを探すのは至難。
ホイールを組めるビルダーさんに、手組ホイールを依頼する以外はほぼ可能性が残ってない…というモデルになるので、この年代のディスクロードを買う場合は気を付けてください。
例外としては、S-Wroks Vengeです。(Specialized Venge)
できれば最終モデルのVengeだと手堅いですが、名車としてあまりにも有名なのでVengeを買うならそれなりの出費は覚悟が必要です。

※2019年~
この年代でももはや5年落ち。
ですが、現代にも通じる規格で安定した時期でもあります。
よっぽど獣道みたいなレアな選択肢を選んでしまわない限りは、規格ど真ん中機材を買える年式でもあります。
ただ、この辺になるとそれなりに高価です。
最もお求めやすいアッセンブルで買いやすいEmonda SL5で、18万円前後です。
装着パーツや人気ホイールが付いている場合は、それらによって価格は上がりますがアガリ幅は装着パーツの値段なりではなく、多少なでられるので装着パーツによっては非常にお買い得になります!(狙い目)
このあたりの年式で人気のあるハイエンドモデルの場合、最近のロードモデルが高い!というのに吊られて中古車販売価格は吊り上がっています。
買取価格が高いとは言ってないのでご注意を。
ちょっと今の自転車業界は考えないとお客さん逃がしていますよw

Gen6 Madone SLRが私は把握しやすいんでそれを例に挙げると
・Madone SL6で~35万円。装着ホイールによっては~45万円。
・Madone SLR6で~45万円。装着品でも価格上昇はアリ。
・Madone SLR7で~65万円。装着品でも価格上昇はアリ。
・Madone SLR9で~100万円。装着品でも同上+決定的には程度による。
OCLV700かOCLV800かは、あまり関係ない模様。
よほど生理的に受け付けない塗装が選ばれているなどの理由がない限り、今から中古でMadone SLRを探すならばOCLV800版を狙って探した方がお得です。
OCLV700版のしっとりとした乗り心地やフィーリングが好き!
という方以外は…ですけれど。
OCLV800版はOCLV700版のしっとりとしたフィーリングは減った代わりに、Madoneらしさは残しつつ、堅く乾いた軽くて剛性のあるモデル特有のそういうのが好きな人向けの乗り味に変わってまして、踏んだ時の伸びがより良くなっています。

Pinarello Dogma F12の場合
だいたい110万円~

Pinarello Dogma Fの場合
だいたい140万円~

最後らへんの話題は、これから始めようという人にはあまり関係のないお話しだったかも知れませんが、どれくらい価値が落ちるのか。
それをわかった上で買われた方が良いかなと思って書きました。
高いモデルほど値落ちは激しいです。
それはクルマも同じですよね。

そして、ミドルグレードの買い得感が強いモデルは中古相場も強い。
割と値落ちしません。
しかし、年式なりにしっかりと値落ちはしていきます。

規格の変わり目を理解して選ばないと、後で「うわー安かったけれど、結構予算いるなぁ」となる事があるので、参考になれば幸いです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/06/18 16:41:13

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