2024年07月31日
コンポーネントは機械式?電動?
これも永遠のテーマです。
乗る人それぞれに拘りがあるのと、何を目的とするかで変わってくるので
正に正解は「人それぞれ」なんです。
ただ、迷っておられる方もいらっしゃいますよね。
そんな人のヒントになればと思って、書きます。
大事な前置きを書いておきます。
・私はレースを走りません。
・週に一度、走れるかどうかというサンデーライダーです。
・遅いよりは速い方が良いけれど、速さには拘りません。
・その割には、機械が好きなので機材オタクですw
これを踏まえて読んでください。
①機械式グループセットのメリットとデメリット
メリット
・安価で揃えやすい
・必要にして十分な性能を持っています
・カチッ、カチッと変速する手応えが楽しい
・電動グループセットよりは、トラブルが発生した時に対処できる可能性を残す
デメリット
・レバーストロークが大きい為、疲れてきた時には重く感じる事がある
・以前より部分アップデートができなくなった
→例:機械式は、105(シマノ)、RIVAL(SRAM)がトップグレードに
→105やRIVAL以上の性能が要るのか?と言われれば、別に不要です。
ですが、趣味で乗る以上はより良いフィーリングを体験してみたい…
そう思う事があっても良いじゃないですかw
・ワイヤーで作動させる為、定期的にワイヤーの点検や微調整、張り替えが
発生します。
・電動ほどトラブった時に対処できなくなる可能性が高くないにしても、
トラブル内容によっては結局機械式でもお手上げなのは同じ
②電動グループセットのメリットとデメリット
メリット
・高価だが、部分アップデートなどの様々な楽しみ方が残っている
→いきなりハイエンド買ったら終わりですけれどねw
・スイッチで作動させる為、常に軽い力で操作できる。
・ブラケット部が機械式のものより小さいため、ポジションを選ばず
握ったりしやすい。
・リーチアジャスト機能の自由度がより高い。
・ボーナススイッチの存在と、その配置次第で乗り方に幅が拡がる。
・一度セッティングしたら、大抵の場合はそのままずっと使える。
デメリット
・変速保留になっているのに気付かずに時間が経過すると、驚くほどバッテリーを
消耗している事がある。
・何かトラブった場合、ユーザーではどうしようもない事がある。
・そもそも高価。
・無線ユニットでない限りは、完全内装レイアウトのバイクが増えた為
エレクトリックワイヤーの取り合いや、接続などにノウハウが要る。
・出先でバッテリー切れたらどうしようもない(Di2の場合)
→eTAPおよびeTAP AXSの場合、予備バッテリーを持っていたらその限りでは
ありません。
私は予備バッテリーの出番が持ってるけどないですけれど…
簡単にまとめると上記の通りです。
個人的には、機械式グループセットも大変好きです。
一台は機械式で組んだバイクを残しておきたいくらいには好きです。
ただ、電動を知ってしまうと
予算が許す限りは、電動で揃えたいですね。
デメリットとかメリットとか気にするよりも、欲しいなら買うべきです。
実際に使ってみてからやっと、合う・合わないがわかるので。
個人的には、今の良く出来た電動グループセットを味わうと、もう戻れないと思いますw
※ディスクブレーキは機械式か、油圧か。
これは大きく明暗が分かれます。
・機械式ディスクブレーキについて
一部の良く出来たパーツにより、決して悪くない。
ただし、その良く出来たパーツでも油圧と比較すると制動力のコントロール性において差がある(これは仕方がない)
距離を走るとパッドクリアランスの調整が必須(約200km程度毎に)
最大のメリットとしては、リムブレーキ用の優れたグループセットを既に持っておられる方の場合、機械式ディスクブレーキにすると、そのグループセットをわざわざ買い替えなくてもそのまま使える。
これが機械式ディスクブレーキの最大のメリット。
そうじゃなければ、今やもう入手する事すら難しい機械式ブレーキを操作できるシフトレバーセットをわざわざ探してきて(お金掛けて)機械式ディスクブレーキを組む行為そのものが、それほどメリットがあるワケではありません。
ブレーキレバーのリーチアジャスト機能などのソフト面でも、もはや最新の油圧シフトレバーに敵いません。
操作力でも敵いません。
輪行の際にエア噛みする確率をなくせる。
このメリットが最大のメリットとなります。
これもきっちりとエア抜きさえできていて、正しい方法で輪行すれば油圧ディスクでもエア噛みするのは防げます。(リスクがなくなるワケではありませんが)
ザッと書きましたが、どれほどの人に響くかわかりませんが…。
今や入手性に難のある機械式シフトレバーセット(簡単に言えばリムブレーキ用シフトレバー)を手に入れたとして…
それに何かあった際に補修用パーツが即入手できれば問題ないですが、今後はそれらが欠品していきます。
代替え部品としてシフトレバーそのものの入れ替えも…既に難しいです。
有名どころメーカーの製品に限れば…ですけれど。
でも、有名じゃないけれど勢いのあるメーカーさんが機械式シフトレバーを出されていますが、それを採用するという事は「グループセットそのもの全てを入れ替える」という事なので本末転倒です。
何を目的に機械式ディスクブレーキを選んでいたのか。
それを考えた場合、手段が目的にならないように考えつつ
今からの市場だとかを考えると…
普通に油圧ディスク、それも有名どころのグループセットで揃えるのが吉だと
個人的には、そう考えています。
正直な話し、機械式ブレーキキャリパーで有名な〇〇ー〇。〇さんのキャリパーを愛用していた人が、数年大事に使ってきて最新機材で油圧ディスクを試乗した際に感動して「油圧のきめ細かな応答力に感動」「制動力も絶対的なのは変わらないにしても、それに至るコントロール性に差がある」「パッドクリアランス調整せんで良いのは、どんなに言ってもやっぱ楽」と正直な感想を述べられていました。
私も正直、そう思います。
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Posted at
2024/07/31 15:55:23
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