最近SRAMの野心が凄いと感じる

この度の新型RED XPLR発表を見て、分かったのが
・eTAP AXS（12速）シフトレバーなら、過去の11速モデルのディレイラーも、現行の12速のディレイラーも、XPLRの13速ディレイラーも。
全て動かせる。
それは、ロード用シフトレバーでもそうですし、MTB用のシフトスイッチでも同様に動かせる。という事実。

・XDRドライバー（現行の12速対応フリーボディ）に、新型XPLRの13速スプロケットがセットできる。
→ホイールハブ更新せずとも使えるというのは非常に大きなアドバンテージ
→ロード用グループセットはまだ１２速だが、１３速にする余地が残されているというのもこれで予想がつきます。

・従来の12速用チェーンでXPLRの13速スプロケを使えるため、チェーンリングの更新も不要。
→ますます、従来のロード用グループセットもリア１３速になる事が予測できる事実。

凄いですね。
予算に余裕のある人は、グリップ形状など改善されて軽量化も成された新型RED E1のシフトレバーに更新すれば良いですけれど、高価なシフトレバーを買い替えなくとも、従来のシフトレバーが資産になってFDやRD、スプロケットなどを入れ替えていけば新型の恩恵に授かれるアップデートもできますし、カスタム目線で自由に様々なグループセットを組み合わせて自分に合ったバイクを作っても良い。
その組み合わせは無限ではなく、フレームにセットできるかどうかなどの制限はもちろん発生しますが、それにしたってカスタムを考えるのは楽しい。

予算次第ではありますがw
クロスバイクにXPLRのグループセットなどを上手く活用して組み付け、シフトスイッチはMTB用のを流用…などすれば、非常に贅沢極まりないですけれどw
無線電動で快適なクロスバイクが組める。
…試算してみると、Forceベースで組んでも駆動系だけでクロスバイクのフレームセット代金を倍くらいの勢いで超えていきますねw
やる人居るのかなぁ…

現役を退いたロードのフレームベースでクロスバイク化したりする際も、こんな高価なグループセットを使うのはアレかもしれませんが、そういうカスタム化する際の自由度が高まりますよね。

話しが逸れましたが、今回の発表で非常に重要なのが
※リア１３速化されたとしても、eTAP AXSを使っていれば最小限のコストでユーザーは１３速に対応できる。シフトレバーまで買い替えなくても良い。
という事実を示された事です。
ロード用のグループセットも１３速化されるでしょう、きっと。
Campagnoloのグループセットが１３速化されていますものね。
シマノもSRAMもそのうち１３速化するでしょう。
まだ先の話しかもしれませんけれど。
そうなった時に、SRAMは最小限のコストで１３速に対応可だという事実。

ひょっとすると、スプロケだけ買い替えたらリアディレイラーもステップ比変更で１３速に対応したりできるように設計されているのか？
私のこの妄想が現実だったら、SRAMのコンポーネント使っている人はえげつないアドバンテージを持っている事になります。
選択肢はユーザー次第という事になります。

１２段も変速があれば十分。
ギア一枚分でも軽い方が良いという人は、１２速スプロケットを使えばOK。
私はホビー勢だから、激坂の登坂が楽になってギアの選択肢が拡がる方向性なら喜んで導入したい。
こういう方（私を含む）は、１３速スプロケットを導入すれば走りの幅が拡がって、なおさらOK。

UDHに対応してないフレームへのモデルでも、こういう展開してくれたら神なんですけどね～。
UDH対応フレームだけでも良いから、こういう対応してくれたらなぁ。
凄い事がおこりそう。

シマノさんもきっと。
何らか考えておられるはずです。
シマノさんの新型発表も楽しみですね。

先日から辛辣な事を書いている私ですが、それだけ頑張って欲しいんですよ。
これはマジでそうです。