いやはや、凄いモデルが出ました。
キャニオン エアロードCFR Gen3(前期モデル)が再販されたんです。
詳しい内容は貼ってるURL記事(シクロワイアードさんの記事)を参照していただくとして、驚くべき内容に触れましょう。
キャニオンエアロードと言えば、泣く子も黙る最高峰の空力性能を携えたエアロロード。
その空力性能の高さはいまだに他の後発モデル達に追い抜かれていません。
キャニオンと言えば、その確かな性能が評判を呼び
卸売り店を介入させずに直販形態を守る事でリーズナブルな価格を構築。
その為、ここ日本でもかなりのユーザー数を誇り…
それが故に、不具合報告もあって徐々に対策されていきました。
Gen3(ジェネレーション3)の前期モデルは、そういった不具合が出たモデルです。
ですが、Gen3後期モデルのように対策済み状態で生産。
カーボンレイアウトのみ、後期モデルのようなプロご用達である堅さ優先ではなく、それよりも優しい前期モデルのカーボンレイアップで生産。
なお、前期が後期より優しいと言ってもそこはフラッグシップモデルw
十分に堅いですw
(ただ、堅いのは慣れたら良いんです。エアロードが好きなら買い)
そんな凄いモデルが、フレームセットで約35万円。
完成車モデルが約60万円と破格!
完成車は、105Di2でそこそこなホイール(悪くない)という正に悪くないアッセンブル。
個人的にはSRAM組みの完成車が欲しかったところ…ですが、私はキャニオンは食指が動かないのでそれはいっかw
キャニオンのデメリットは、後々発生するメンテやそれの類の対応です。
直販であるが故、取り扱ってないお店に持ち込みで依頼するカタチとなります。
住んでる地域によっては、それが難しい場合も多いでしょう。
別に都会だからいける、田舎だから不便ってワケじゃなく。
住んでる地域に持ち込み作業の依頼は請けてません。というお店が多いなら都会に住んでいたって面倒ですw
また、持ち込み作業を請けてくれても技術がカスなら大事な自転車を出したくないですよね。
実際、そういうトラブルが割とあると聞きます。
なので、キャニオンは「欲しい」ってならないんですよね…。
ただ、近所に気さくな腕利きなメカニックが居られるお店を知ってるならキャニオンにまさるコスパ商品はないでしょう。
こんなスーパーバイクが他ブランドのミドルグレードより安いんですよw
本当にあり得ないです。
ただ、TREKでいうならGen6や7の頃に売られていたモデルです。
なので、当時としてはワイドタイヤに対応していますが、対応しているタイヤ幅は30cまで。
まぁ30c対応していたら十分ですけれどねw
ただ、淘汰されるのが速いのもロードバイク界隈の特徴です。
つい最近まで普通に売っていたという印象の、23cは既に品薄らしいです。
もう作ってないとか。(私は25cから入ったんで、使う予定もないので余計にそういう印象になるほど意識の外でした)
多くのリムブレーキモデルが23c、ナローリムのリム内幅が15c(ほとんど17cでしょうけれど)というモデルで愛用されている方は、今後どうされるんでしょう。
25cも、ワイドリムに最適化されたプロフィールへ改められているモデルがほとんどというか、知る限り全てのモデルがそうなっている(と聞いています)。
つまり、17cリム内幅に25cを装着させるとちょっと前のように最適な断面形状に…なってないらしいんですよね。
どこまで本当なのか、裏取りまでしてないのと。
私自身がもうリム内幅21cより細いホイールを持ってないので確かめようもないんですよね。
また、そこら辺の知識欲を満たす為にそういったホイールとタイヤを用意する根気もありませんw
恐らく、装着はできるけど以前よりなんだかしんどいなぁ(転がり抵抗が増えている)という事になっている…のかも?
それとも、25cはまだ17cリム内幅に最適化しているモデルを売ってくれているんだろうか。
チューブレスで今どきのロードバイクに乗っている人は、私の周りはですけれど非常に多くの場合(約9割)、もう28cや30cを装着されています。
ホイールも、今やリム内幅21cが「細い」ホイールです。
だいたい23c内幅のホイールを使われている方が多いです。
そういう意味では、今回のエアロードCFR Gen3は
・リム内幅23cのホイール装着は余裕
・タイヤ幅はそれ前提で30cまで。自己責任で32c。
という使用環境。
つまり、私が乗るGen6 Madoneと同じ。
もしくは、Gen7 Madoneとも同じ。
Gen7 Madoneが異例のわずか2年でGen8へ進化した理由は、実はタイヤ幅のキャパシティの問題だった…と聞いています。
もうロードレース最高峰の世界選手権では、32cのチューブレスが装着できないフレームは、一線級の戦闘力を発揮し辛い世界になっているのかもですね。
あのドグマもモデルチェンジの度に、タイヤ幅キャパシティを拡げていますものね。
TREKも石畳舗装の非常に悪い路面を走るレースですら、今まではDomaneでレース走ってましたがいまやMadoneで走っています。
つまり、そういう事なんです。
と、ネガティブな事を書きましたがw
これは「世界選手権」でのお話し。
日本でホビーで乗るにはどうなんだろう。
全く問題ありません。
レースで乗っても問題ないでしょう。
ただ、ここ最近のめまぐるしく変わる規格の最先端の行方によってはわかりません。
という一文を書きたいが為に長い説明になりましたw
私が乗るGen6も、そうなったら同じ運命ですからねw
個人的にもそうなって欲しくないですw
それにしても、上手い戦略だと思います。
今売っても、名機と言われたモデルは一線級の性能を誇っているんですよ。
それを、残ってる金型をうまく活用して売る。
使った人は感銘をうける。
次のモデルへ食指が動きますよね。
キャニオンさんみたいにTREKもやればいいのに。
未だにGen7再販を望む声をわたし程度の人間でも耳にしますよ。
とても多いパイではないにしても、一定数の需要はあると思うんですよ。
ただ、それを流通させるコストを考えた時…難しいのかもしれません。
Gen7は思い切って買っておけば良かったなぁと今でも考えるフレームです。
初めて見た時はギョッ!としたんですよね。
あの「孔」に。
しかし見慣れてくると、他に類をみない造形美だと気付く。
買おうと動き出した時は、時すでにおすしw
四年は売ってるだろうとタカをくくっていたのがダメでした。
その悔しさがバネになって、Gen8を買いました。
Gen8は見た目、Madoneっぽくなくなった。
なので買うのを決めたものの、最初はちょっと寂しかったんですよね。
Madoneっぽくねぇなぁ…って。
しかし、買う前から既にその正体不明感に惹かれますw
エアロエアロしてなくて良いやん!
エアロロードだから、こう。
という型にハマらなくてええやん!
で、実際に乗って空力性能の確かさに驚きます。
ついこの間の強風時に淀川河川敷を走った時に、改めて実感すると共に感動。
おまけにGen8は、32cまでタイヤ幅対応。
UDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)にも対応。
今後出るだろうSRAMのダイレクトマウント方式を採用する、新型ロード用グループセットが出た場合、躊躇わずに買い替えられる!w
…いま、旧型になったとは言え、フルRED AXSで組んでるからわざわざ買い替えるかはわかりませんけどねw
でも、「できる」という選択肢がある事が素晴らしい。
あ、Madoneの記事ではなかったw
話しを戻して、キャニオンのエアロードCFRは「自転車でこんなに空力凄いん!」と驚ける凄まじいテクノロジーが詰まった戦闘機です。
風の壁をブチ抜いて底知れず加速する錯覚を覚えるほどのエアロロードです。
興味を持った方はぜひ!
もう申し込んでもSOLD OUTかも知れませんけれど…。