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2025年06月19日

新型 SRAM FORCE E1とRIVAL E1登場

最新型のRED E1が出てから随分と待たされましたが、やっとFORCEとRIVALも新型がデビューしました。

SRAMのロードバイク用グループセットのモデル構成は次の通りとなります。

ハイエンド→RED
セカンドグレード→FORCE
サードグレード→RIVAL

今回のモデルチェンジで、従来のFORCEはマイナーチェンジ版D2で既に魅力的でしたが更に魅力的となり、少し野暮ったい見た目だった(失礼)RIVALは洗練されたデザインへと更新されて魅力的になりました!

これは、SRAMへの偏見がなければとても素晴らしい選択肢となったのではないでしょうか。

そして、同時にFORCEとRIVALのグラベル用グループセットであるXPLRも新型が出ました。
合わせて簡単に紹介したいと思います。

※FORCEが魅力的にチェンジ
D2へマイナーチェンジした際にD1時代のREDっぽい意匠へと変身を遂げてまして、D2版のFORCEも魅力的でしたが、パワーメーター運用を考えるとそこの部分だけはD1型の方がコストパフォーマンス的に優れた構図となっていました。
・補足…D1はスパイダー型パワーメーターを採用。
    チェーンリングのみ交換可能だった。
    D2はREDと同じくパワーメーター一体式チェーンリングを採用
    軽量性などは優れているものの、コスパ的には良くなかった。

E1へと進化したREDも、パワーメーター一体式チェーンリングを採用していましたが、FORCE E1はXPLRやEagle T-TYPEと同じく「スレッドマウント式」を採用。
優れた計測精度を保ちつつ、チェーンリングのみ交換可能となりました!
近々、RED E1のチェーンリングも採用されるかもですね。
これにより、FORCEのチェーンリングがとても魅力的に!

フロントディレイラーはRED E1と同じくトリム機能が採用され、基本的にはREDの性能を踏襲する機構へと発展。

リアディレイラーは、それ一台でフロントシングルもフロントダブルにも対応した変速機となり、ギアは10-33~10-36までカバー。
幅広いギア比は、様々なユーザーの選択肢を拡げます。
トップ10Tの為、高速側のギア比をより幅広い範囲で担保できるのはeTAP AXSの強み。
その強みを活かしつつ、低い側のギア比も実現する事で走れる地形を増やします。

シマノのチェーンリングは54Tまである!
と言ったところで、トップ11Tなのでその場合のギア比は4.909090…
SRAMは50Tのチェーンリングで既にそのギア比を超える5.0
さらに、52T、54Tもあります。
大きいチェーンリングじゃないとねぇ…という要求にはさらなる選択肢を用意してある周到さ。

eTAP AXSが出たての頃は、このあたりを勘違いされていた人が多数でした。
私もその中の一人でしたけれどw
実際に使ってみてわかります。
このギア構成は本当にメリット多数。

※XPLRも新型へモデルチェンジ。
FORCEもRIVALも、XPLRはRED E1に準じます。
13速化され、リアディレイラーはダイレクトマウント(※フレーム側にUDH規格対応を求められます)
これにより、フロントシングルながら大きなチェーンリングを組む事が可能となり、「13速」になった事で従来のフロントダブルの感覚に非常に近しい感覚を保ったまま、ロー側のギア比を担保するという新境地へと進化しています。

過去のブログでギア比計算して検証しましたが、フロントダブルの方がかゆいところに手が届くギア比を実現しているのは確かですが現実として「多くのギアの組み合わせで似たギア比も存在する」のも確か。
身体が疲れてきた時は、そういう僅かな隙間を埋めるようなギアがある方が望ましいのは確かですが、乗り手のスキルや「慣れ」で解決できるほど非常に細やかなギアの組み合わせ…とも言える構成です。

主に、上10枚は従来のアウターギアで踏んでいく「進むギア比」のままとなります。
下三枚が、インナー側へフロントを変速して厳しい勾配などの地形を走る為に必要なギア比を実現しています。

この場合、下から四枚目~七枚目あたりのギア比がアウターでもインナーでも似たようなギア比となります。
インナー側の方が若干低めでよりクロスしたギア比ではありますが、それは軽めのギアで踏んでいく時に「そんなに違いが気にならない程度」とも言える違い。

非常に面白い構成となっていまして、私は48-35Tというチェーンリングを使っているのですが、リアが10-46Tという13速スプロケに変わる事で、48Tのフロントシングルに変更しても、トップから10枚目までは従来の12速と変わらぬギア比。
11~13速をインナーへ変速してからの一番低いギア比から3番目に低いギア比に近しいギア比で用意されるという構成になります。
これが実際に乗ってみないと…ですけれど、Kingzydecoなどで経験したフロントシングルでの経験を踏まえて考えると、なかなか面白い現実的に乗りやすい構成になっているんじゃないだろうか。

という巧みなギア構成なんですよね。

それがREDの価格で手が届きにくい状況から、FROCEやRIVALでリリースされた事で、まだ高価ではあるものの現実味を帯びた価格帯で出てきた!

そんなビッグニュースです。

ちなみに、新型XPLRはフレーム側にUDH規格対応という縛りを設けてしまってはいるものの。
今回出た「E1」モデルである新型全ては、従来のD1やD2のシフトレバーで全て動かせます。

こういった後発のモデルが既に出ているモデルとの互換性を捨てず、ユーザーに常に新しい選択肢と楽しみ方を用意してくれる姿勢は見事ですね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2025/06/19 15:17:45

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