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radius-meganeRSのブログ一覧

2023年01月20日 イイね!

不思議なんです

うちのマドンは、納車以来ずっとクリンチャータイヤ(普通にチューブを組むタイプ)で運用してきました

以前使っていたROVAL Rapide CL50 discの方は、過去記事でも書きましたがちょっと不安を感じるフィーリングがあったのでその時に初めて回転バランスを取っていただきました。
それも効果があり、不安感は減りましたが結局物理的に対策を取る方策として、のむラボさんのありがたい記事を参考にさせていただきまして店長に無理言って(TREKコンセプトストアなのにwスペシャのホイールを…)CX-RAYとCX-SPRINTを使って逆異径組みで組んでいただきました。
結線はしてませんが、それでも効果は抜群でダウンヒル時に感じていた不安感が完全に払拭され(私レベルでも感じれるくらいです)た…という経緯があったものの、マドンをproject oneで発注した時期に注文できたホイールとしてRSL37。
このRSL37もRSL62もバランス取りしてなくてもダウンヒル時になんの不安感もないどころか、PR更新しまくりなほど乗れるのでバランス取りしてなかったんですよね。

なので、自転車ラックに車体を引っ掛けてクランクを回して後輪を勢いよく回すと
バランス取れてないホイール特有の上下に揺れる挙動が出てました。
車体ごと結構不安になるほど上下に揺れる…ほどではなかったにしても、やっぱりホイール回転バランスって取ってもらった方が良いのかもなぁ…
とぼんやり考える程度には揺れてました。

揺れ方ですが、RSL37の方がRSL62よりもマシ。
RSL62の方が若干揺れが強い。
そんな感じです。
そこから推察されるのは、「エアバルブの長さの差」だと思います。
RSL37は文字通り、リムハイト37㎜。
取り付けるチューブのエアバルブ長も、48㎜でいけます。
RSL62も文字通り、リムハイト62㎜。
こちらはエアバルブ長80㎜のチューブを組まないといけません。

その差32㎜。
32㎜の長さの差分だけ、RSL62のホイールはエアバルブを起点として重量配分がRSL37より不利になるんですね。
なので、実際に目の前で目視できる挙動の差が出るのは個人的にも納得です。
素人なんでなんで納得できるんかは別としてw
エアバルブの差分だけ、きっちりと空転した時のバランスを表す挙動としてホイールが上下に揺れる差が出ているあたりに「ひょっとしてBontragerのリムってバランス良いのか?(店長に確認すると「そうでもないですよ、Radiさんのが当たりなだけです」だそうですw)と思わずおもっちゃいましたが、囲みの中の文の通りでxxxまでのTREKのリムは「精度(重量配分ということ。形状や剛性差って意味ではないので悪しからず)はそこそこ」だったそうです。
今回の件で、RSLに変わってからちょっと良くなったんかも知れませんね、とは店長談。
それを断じれるほどの数を試してないのでなんとも。
でも、そのお店でも結構な数を販売されているんですけど(主にRSL37とRSL51)、そういう傾向にあると言っても良いかもね?と思うくらいには、メンテする時に触る店長の手応え的にはそうらしいです。
まぁ、この辺は個体差あるんでアレですけどw

話しが長くなりましたが、今回のチューブレスを組んだRSL62も
相変わらず回転バランスはとってません。
そして、気密性を保つ為に注入しているシーラント(自然に液中の水分が蒸発してしまうまでは液体)が偏ってしまわないように二日か三日おきに自宅で車輪を浮かせて空転させているのですが、車体が重たく大きいMTBは別としてキングジデコとマドンは室内のラックに引っ掛けて前後輪同時に浮かせてその作業をやってます。

前輪は手で直接勢い付けて回すしかないんですけど、後輪はクランクを回すことで勢いよく回転します。
ジャーーーーーーー…と、RSL62は特にいつまでも回っています。
さすがラチェットEXPやでw
くらいにしか認識してなかったほど「意識の外になってました」

ある日ふと、気付いたんですよ。
そうやって日々のルーティンこなしている時に。

あれ?
確かRSL62って勢いよく空転させたら上下に揺れてたよね?って。
現状、目の前で勢いよく回転している後輪は上下に振れてない。
出先の店先などに設置されている自転車ラックと違って、二点で支えるタイプのラックなので一点支持の状態よりは振れにくいとはいえ同じ条件でクリンチャーの時は上下に揺れていたんですよ。
それがビタッと揺れてない。
綺麗に後輪は勢いよく空転しています。…いつまでも続くのか?と錯覚するほどに。
上下の揺れもないので変な抵抗というか回転を止めようとする力の分散が働かず、ラチェットEXPとホイールの素性の良さが出てきてクリンチャー組んでた時よりも回ってます。

え?
そうなの?
チューブレス組んだ方が、回転バランスってクリンチャーより改善されるの?
なんで?

タイヤ内部に動く液体を注入している為、回転させたらもちろんその液体は慣性で動きます…ていうか、まんべんなくタイヤ内で真円を描くように薄く伸びてタイヤ内で膜になりますよね。きっと。
そうなると、偏りによるバランスってのは確かにそんなに不利ではなくなる。
でも、チューブレスもバルブコアという商品名になりますが、チューブと同じくエアバルブ取り付けてますよ。ホイールのリムに直接…になりますけど。
バルブコアの大きさ(長さ)も、チューブとほぼ同じですので重量的にも似た重量になるでしょう。
すなわち、回転バランスが改善される理由がわからないんですよねー。
でも、目の前で綺麗に回転している事実は変わらない。

なんででしょ。
様々な偶然が味方して、このような結果になってるんでしょうか。

なんて考えていて、さらに今さらですけど再認識したんですよね。
そういや、キングジデコに組んでるSCOPEは今と同じく気密性保つ為に空転させていた時に全く振れてなかったわw(本当に今さらw何か月経ってんねん)

即座に隣のラックに吊ってるキングジデコの後輪をクランク回して勢いよく空転させます。

ジャーーーーーーーー!!

うむ、RSL62と同じく上下に揺れずに綺麗に回っている。

なんで!?w

二点で支える形状のラックなので、揺れは出にくい。
お店の軒先にあるようなサドルで引っ掛けて吊る一点吊り式のラックなら、揺れは出やすいだろうとは思います。
ただ、同じ条件でクリンチャー組んでた時は上下に揺れてた。
チューブレス組むと揺れなくなった。
というくらいには、回転バランスが改善されている事実には変わりません。

偶然の一致。
ホイールの重量が円周上で重いところと軽いところ。
タイヤも生産精度の誤差分で円周上で重いところと軽いところ。
それらがパズルのピースがピタっとハマるくらい綺麗にハマったの?
でも、バルブコアの重量はどうなの…
ロードバイク用のタイヤなんて、公表重量260gですよ。
タイヤ一本でその重量なので、円周上で重いところと軽いところと言っても、そんなの1gくらいの誤差の集合体程度だろうと思います。

バルブコアの重量って…ググっても出てこなかったですw
手に持った感じ、RSL62に使える長い製品でも恐らく10g前後。
それくらい軽くは作ってあります。
(高いですからねw一本 三千円くらいしますw)
軽いとは言ってもですよw
タイヤの重量考えたら、バルブコアの重量考えたらそっちの占める要因の方が大きいと思うんですけど…
シーラントは液体で動くとは言え、回転していたら勝手に自分でバランス良くなるんで要素としては無視して良いレベルかもしれません。わかんないですけどw

とにかく、目の前で実際に二台のロードバイクの車輪が綺麗に回っている。
偶然にしても凄い。

という、しょーもない(しょーもなくはないw)発見があったので記事にしました。
相変わらず長文ですみませんww
Posted at 2023/01/20 10:05:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2023年01月17日 イイね!

新興メーカーの商品

新興メーカーの商品を見定めるのは難しい…
自転車の機材って(クルマもそうですけど)実際に使ってみないとわかんないですものね~!
使っているパーツを調べてみて「おっ!これはイケそうだ」と思っても実際に使ってみてわかる世界って避けられないですからね。

レイノ〇ズのホイールなんかもその例のひとつです。
むっちゃ強そうに見えるんですよ。
特にディープリムホイール。
しかし、実際に使ってみると案外柔いそうです。

ここでギャップが生まれるワケです。
ホイールは剛性高い方が良いのは間違いないんですが、それが万人向けかというとそうでもない難しさがあるんですよね。
実際に使ってみて自分と合わなかった場合、どんなに性能良くてもその製品は使っていると実にしんどい。
「速さ」で言えば「速い」んだけど…ってやつですね。
なのでレイノルズが「柔い」からアカンホイールだと決めつけるのは良くなかったりします。
堅さを期待して買った時に「アテが外れた」というのはあるにしてもですよ。
柔いホイールの方が脚に優しく、ロングライド向けだったりしますので。

個人的には柔いと言われるホイールでもスポーク本数が多くて力が分散して、その柔さの嫌なところがあまり顔を出さないホイールは良いホイールだと思います。
つまり、経験上スポーク本数が少ないホイールはかなりバクチだと個人的に思っています。
使っているウチにヘタってくるものでもありますしね。

カタログスペックで1500gを切ると「おぉ~!!!軽い!」と驚きます。
同様に1400gを切ると「すげぇ!技術の進歩すげぇ!!」と驚嘆します。
さらに1300gを切ると「世の中の技術はここまで到達したのか…」と感動します。

そういう「夢」を叶える為にスポーク本数も勝負して減らすのはわかるんですよ。
ただ、スポーク一本減らしても減らせる重量は…
また、それは狙っている「空力性能=空気抵抗の少なさ」も、もちろんあるんでしょうけれど。
その「ちょっとの差」を叶える為に犠牲にする性能はどうなの?
とは、のむラボさんの記事を読んで私も納得します。

なので、自転車のホイールって見た目は似ていても実際に買うとなるとむっちゃ悩むんですよねw
その悩んでる時間もまた楽しいんですけどw

そんな群雄割拠な世界で新興メーカーの商品ってむっちゃ難しいです。
情報を仕入れようとも、まずその情報が少ないのがネック
使われているパーツなど製品情報から推測しないといけませんw

MEIYO ZEN42 disc
友人が買ったホイールです。
買ってから「これどう思います?」って聞かれて私は困ったw
買う前に聞けよw
と思うと同時に困った。
あまりにも知らないメーカーの製品だったからです。
カタログスペック上は1495gと1500gを切ってきてます。
あまりにも情報がググっても簡単に出てこなかったので「かつおちゃんねる」というYoutuberの方の紹介動画を視ました。
実測値で1535gあったそうです。
カタログの±30gという数字を突破してきたw
しかし、このあたりの重量になるとトータル重量よりもリム重量の方が大事。
そんで使っているスポークとスポーク本数、配置が大事。

スポーク本数は24本配置だそうで、結構イイんじゃないかと思います。
2:1組みなのが悩ましいところw
ディスクブレーキ用のホイールで2:1で組まない方が良いんじゃないかと、最近の私は思うようになってきています。
でも私が実際に購入したSCOPEのホイールは2:1組みで非常に良かったのも経験しています。
なので、この辺は実際に使ってみないとわからない。
配置本数が多いのは良い傾向。

使っているスポークはPillar WING SPOKE
ピラーといえば、老舗スポークメーカー
私はDT SWISSやSAPIMばかり使っていますが、Pillarも有名なスポークメーカーです。
ここのエアロスポークをMEIYO ZEN42は採用しているみたいです。
通常、こういうエアロスポークは固定する首元が若干細いのが特徴なんです。
製造方法上、そうなるんですよね。
それがこのPillarのエアロスポーク「WING」は何故か太い。
ここがどういう製造方法で実現しているのかが興味深い。

素人なので、完全に見た目だけなんですけどw
このスポークはなかなか良いんじゃないでしょうか。
廉価エアロスポークを使ってないのは非常に好ましいと思いました。

個人的には…
このスポークは使ってみないと結論出せませんが、市販価格が一本460円しています。
頑張ってCX-SPRINTとか使っても良かったんじゃないだろうかw
とは思った事も記しておきます。
CX-RAYは一本660円するんで、スポーク一本あたり「200円」もコスト変わったら製品代が跳ねあがりますから、それは望めないかなって思いました。
特にSAPIMはメーカー卸価格もあまり譲歩しないという噂を聞いているので、Pillar製スポークの方が良かったんでしょうね(メーカー事情的にも)

そんな穿った見方はさておいてw

ハブの方は「ドライブトゥース」という呼称のハブを使っているみたいです。
これがどんなハブなのか…
ググってみましたがわかりませんでしたw
通常の3爪式なのか、スターラチェットのような構造なのか。
個人的にはここはあまり関係ないと考えています。
ラチェットEXPやUSBみたいに「良く回る」ハブだとむっちゃ良いのは間違いないんですが、それ以外になると「そこそこ回って」「耐久性がある」「メンテのしやすさと部品の調達のしやすさ」が良いハブが良いハブだと思うようになりました。
ぶっちゃけ、上を見たらキリがない。
それなら性能はそこそこでも長年使うなら、トラブった時やメンテの時に困らないのが最上。
そう思います。
また、回転性能上げたければ基本的な構造がどういう構造かで変わってくる世界はありますがセラミックベアリングを導入すればいいんですよw

このホイールを統括すると。
先ほども書きましたトラブった時の部品の入手性において、ハブのみ不安が残ります。
この辺は実際に手に入れて困った時に部品の手配をしてみないとわからない世界がありますので。
スポークに関してはPillar製スポークという事で、入手にそんなに困らないでしょう。
昨今の供給不足による問題はあるにせよです。

スペック上は上記の感想になり、性能の方は価格も考えると悪くないホイールだろうと思います。
むしろ、今どきこういうのが20万円以下で手に入るのは素晴らしいんじゃないでしょうか。

あと、実際に使ってみて「ちょっと…」となれば、コストはかかりますがスポークを張り替えたら改善できる可能性があります。
ただ、気を付けないといけないのがリムがどこまで張力を許容するかですね。
リムに余力があるなら、CX-RAYやCX-SPRINTなどで張り替えたらさらに良くなる可能性があります。

買う前から改造の事まで考えたらちょっとアレですけどw

こういうのは手に入れるのがまず大前提。
買った人の勝ちです!

ちなみに、ここまで書いて思ったのが…
ツイッターで教えていただいて、実際に私が購入したSCOPE
グラベルロード用のを買ったので、私のホイールが使用しているスポークはCX-SPRINTです。
これがロード用になるとCX-RAYなんです。
グラベル用のホイールですが、非常に走行感が良いし良く走るホイールです。
タイヤもロード用と比較して重くなるんで登りがアレかなと思っていたんですけど、存外に良く登るホイールです。
SCOPEのホイールは値上げしちゃって今は254000円してますが、ちょっと前までは198000円でした。
そう考えると非常に企業努力(コスト面でも)された製品だよなぁって今さらですけど再認識した次第ですw

こういうホイールをまた買うとすると…
個人的にはSCOPEかなぁ…って思ってしまいます。
やっぱり「知ってる」というのは、安くない金額を払う上で大きいな要因です。
なので、こういうのは「買った人が勝ち!」なんですよね。

友人が実際に購入したので、良いホイールだったら良いなぁと思います。
Posted at 2023/01/17 11:53:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2023年01月14日 イイね!

へぇ~!!!

単純にロードバイク機材でへぇ~!!と驚いたことをいくつか

※DT SWISS
ロードバイク界隈で定評が高い製品を送り出し続けるメーカーです。
私もDT SWISSのパーツには大変お世話になっております。
ただ、四年近く使っていて気になることがありました。
・耐久性に優れるが、回転性能は実はイマイチ
何故でしょう。
不思議です。
ただし、ラチェットEXPの後輪用ハブに関してはガチで回転性能に優れています。
これは間違いなく言えます。
自転車をラックに吊り下げて後輪が完全に浮いた状態でクランクを勢いよく回すと、ホイールはラチェットEXP特有の空転音を結構な音量で奏でながら、うっかり自宅の自転車部屋でやっちゃうと「いつまで回ってんだ。防音しっかりしてるから大丈夫だろうけど、近所迷惑の可能性あるじゃねぇか…」って心配になるほど回っています。
Bontragerのリムが空力良いのもあるでしょうね。
それよりは慣性かな。空転時は。
スターラチェットも20数年前に開発されたとは思えないくらい、今でも十分通用する業界のスタンダードです。
そして耐久性にも定評があります。(ただし、2017年デビュー時くらいのホイールは除く。「カタログ上の軽量化の為」ベアリングサイズが1サイズ落とされている製品が少なからずあるので、ベアリングサイズが小さくなったことで回転が渋くなる=メンテ頻度が以前より上がる傾向にあります。まぁそれでも3~4千kmくらいは大丈夫っぽいです。今のところ)
ただし、やっぱり他の「回る」と言われているホイールに採用されているハブと比較すると「回転性能はちょっと渋い」と言わざるを得ません。
空転時の回転性能など、あまりアテにならないんですけど実際に乗っていてもそれは脚で感じます。

近々の私自身の脚で感じたその違いは、Kingzydecoに装着しているSCOPEのホイールと、Bontrager RSL62の差です。
回転性能でいうと、SCOPEの方が若干上な気がします。
SCOPEはオプションのセラミックベアリングを選択してないので、普通のスチールベアリングが入っているホイールです。
後輪同士の比較はラチェットEXPな分、RSL62の方が上。
しかし、スターラチェットと酷似した構造なのにスターラチェットは超えている気がします。
ラチェットEXPに近しい回転性能。
この辺は後発の有利性か。
恐らく内部機構で、スターラチェットの特許が切れたとは言えまるパクしてないんでしょう、きっと。
何らかの改善を加えている可能性があるんじゃないだろうか?
なんて思いました。

空転時の性能にあまり意味はないんですけど、実際に乗っている時に感じる性能と空転時に見られる「いつまで回っているか」という性能においても似た印象を持ったのは興味深かったです。

そして、実際に乗った感想ですが搭載しているフレームも違いますし、装着しているタイヤも違うのでまるっきり平等な評価にならないんですけど絶対的な性能で言えば高速巡行になるほどRSL62が有利。
絶対的な軽さでもRSL62が有利。
しかしSCOPEも善戦しています。
値段差を考えると驚異的だと思います。

個人的な好みで評価する・したいスポークを指で弾いた時に「良い音がするか否か」という点では、SCOPEの圧勝。
CX-SprintというCX-RAYより太いスポーク、テンションで言えばCX-RAYほどキンキンには張れないスポークですが、SCOPEの方が良い音します。
それはスポーク同士が交差しているように見えて、実は交差してないんですよ。
紙一枚分くらいのクリアランスでスポーク同士が空いています。
そのため、前輪でラジアル組みしているホイールのようにキンキンに張ったスポーク特有の乾いた良い音がします。
手組ホイールっぽくて好きw

対してBontrager RSL37や62は、交差部でスポーク同士を編んでいるというくらい接触しています。
なのでそこで音の響きが制限されてキンキンに張ってるスポーク特有の音が…出そうで出ないwという雰囲気の音を出して終了。

ホイールとして健全な証拠です(どちらも)
SCOPEはスポーク交差部が走行中の負荷でスポークが変位を繰り返すうちに、スポークの塗装が摩耗してスポークの地の色が出てくる…というのを嫌った。
(クレーム対策も兼ねていると思われます。地味にじわっと今の流行りw)
対してBontragerはクレーム対策より「実」をとった。
上記の問題はよっぽどの剛体でない限りは変位はゼロにはできないので、絶対的な物理的理由により発生しますが、それを接触させて組むことで物理的にも制限できることから、スポークの塗装剥がれは防げませんがスポークテンションを掛けているニップルの緩みをかなり遅らせる事ができる…と業界では言われています。
本当かどうかまでは私はまだ知る・知れるほど距離走れてませんが、多分まぁ嘘じゃないかもね?くらいに信じていますw

私が買った約二年半前は、BontragerのRSLシリーズは明らかにTREKが戦略的に「安く」売ったホイールだと思います。
これだけの性能で298000円ですよ、当時。
あり得ないです。
今はコロナ禍や円安などの影響を受けてざっくりですけど40万円くらい?まで価格が上がっちゃってるんですよ、確か。
それでもまぁ順当なお値段だと思われるだろう価格から、値上がりする要素で値上げ分価格上がっちゃったな…と納得のお値段してますが、元々がバーゲンセールなお値段していただけに、今の価格を見ると正直「わーおww」という感想ですけどねw

対してSCOPEは198000円でした。
激安すぎます。
そして、昨年9月から値上げして254000円まで上がりました。
正直、今でもコスパむっちゃ良いと思います。
他が高くなりすぎているってのもありますので、余計に納得の価格。
むしろ企業努力しすぎちゃうんという価格。
今はさらに値上げしている可能性がありますけど、ちょっとリサーチしましたがわかりませんでした。

話しが逸れましたが、簡単にまとめると
DT SWISSのハブは意外と回らない(ラチェットEXPを除く)
つまり前輪の回転性能は空転させた時のあんまり参考にならん回転性能も、実際に乗った時の回転性能も若干回らん?という感想です。
ただし、気にせずサッと乗ると気付かない可能性が高いです。

フルクラムやカンパニョーロのUSBと比べてどうか?
ホイールそのものが全く違うのでちょっと難しいんですけど、ホイールの空力差を考えた場合、ホイールの回転性能としてはカンパ・フルクラムのUSBの方が性能が高いんじゃないだろうか?と思います。
あ、手持ちのレーゼロのUSB、そろそろメンテ時期だw


※ベアリングについて
先ほどのホイールでもちょっと書きましたが、ベアリングの回転性能って何かを空転させた時の回転性能が大事なんじゃなくて実際に負荷がかかった時に発揮できる回転性能が最も大事です。
そういう意味で、見た目で衝撃を受けたのが私が愛用するSRAM RED eTAP AXSのリアディレイラーのプーリーに使われているベアリングの中身です。
普通、ボールが割と密に入っているイメージを持つじゃないですか。
結構、まばらに配置されていたんですよねw
こんなんで良く回るなーと感心したんですよ(ちょっと不安にもなりましたがw)
そして、最近購入したCeramicspeedのOSPWというビッグプーリー

これですけれど、これのプーリーに使われているセラミックベアリングのボール配置もSRAMのREDに使われているセラミックベアリングのボール配置と似ているんですよ!
なんかそれでちょっとホッとしたんですよw

ちなみに、このビッグプーリーに用いられているプーリーホイールの回転性能は、空転時の回転性能はアテにならないんですけどそれの最たる例として知る事ができるので実際に試した時の様子を書きます。
リアディレイラーには二つのプーリーホイールがありますが、スプロケットに近い側(上側)のプーリーをガイドプーリーと呼び、下側に配置されているプーリーをテンションプーリーと呼びます。

リアディレイラーにこのOSPWを組んでもらう時、純正のゲージとプーリーを外さないといけないのでいったんバラすんですよね。
店長の作業中に良い経験になるから試してみて良いですか?と聞いて了承を得られたのでハンドスピナーよろしくガイドプーリーとテンションプーリーを回してみたんですよ。(そんなばらばらになるまでバラします)
テンションプーリーは、私含めて興味ある人がみんな想像しているだろう回転性能です。
軽い力で勢いよく回って、いつまでも回っていますw
正直、すげぇwwwwwの一言です。
そして、ガイドプーリー。
これは回転させてもすぐに回転は止まります。
回転が渋いワケじゃなくて、それでもすぐに止まります。
思わず「えっ?」と小さい声を漏らしてしまう程度には止まります。
プーリーが軽すぎる故か何なのか。
一瞬頭の中が「?」でいっぱいになったんですけど、これがまさにそういう事なんですよ。
空転時の回転性能は実際の性能に関係ないんですよ。
部位によっては関係ないことはないですが、そういう事なんです。
乗り手がトルクを加えて負荷が掛かっても、むしろそういう時に回転を妨げないように設計されたベアリングが入っているんですよね。

それを店長から教えてもらって正に「おぉ~!!」と目からうろこでした。

ちなみにBB(ボトムブラケットの略)に用いるベアリングがまさにそうらしいです。
たまにクランクを手で回転させて「よく回るようになった!」とツイートされている方もいらっしゃいますが、空転時の回転性能が全く関係ない事はないんですけどBBに使うベアリングの性能はそんなのあんまり関係ないんです。
モロに乗り手のトルクを受ける箇所なので、むしろ負荷が高い時にきっちりと回るベアリングの方が実際の性能は上なんです。

そういうのをまとめた記事をIT技術者さんがブログ記事で書かれていましたが、私はイチ素人なのでどこまでそれが本当なのかという真実を知る機会は非常に限られていますので、実際どうなのかまでは知らないんですけど。
それでも意外な事実が書かれてしましたね~。

さて、長くなっちゃったんで本日はこの2点だけにしますw
Posted at 2023/01/14 18:12:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2023年01月10日 イイね!

空気圧注意

最近、ロードバイクに装着できるホイールのリム内幅がどんどん大きくなっていってます。
適正空気圧計算アプリとか、計算サイトがあります。
非常に便利です、コレ。
空気圧計算アプリで有名なのはMAVIC
ただし、これは今はDLできません…
一度、倒産しかけた時に資産家が出てきてメーカーを救ったんですが、そのドタバタの時にGoogleストアとかappleストアから削除されています…
とっても便利なだけに残念ですw
そのせいで、今使っているスマホをなかなか買い替えられないというジレンマに個人的に陥っていますw

適正空気圧計算サイトで有名なところはZipp(SRAM)です。
サイトを検索してアクセスするとAXSと表示されて個人的にかっこいいと思っています(SRAM RED使っているのでかなり贔屓目w)


クリンチャータイヤだと、割と正確な数値が出ている傾向が強いです
(個人的な使用感)
ただし、ワイドリムなホイールになるほど若干低めに出ます
大抵の銘柄だとドンピシャなんですが、個人的に使用しているPirelli P ZERO ROADやP ZERO RACE TLRだと、メーカーが推奨している(体重別とリム内幅別で表になっています)空気圧は計算アプリやサイトで出る数値より若干高めが推奨空気圧となっています。
特に私がメインで使っているBontrager Aeolus RSL62のようにリム内幅23cとなると結構「計算アプリやサイトによる適正空気圧」が低めに出ます。
MAVICで計算すると6.6Barと出ました
Zipp(AXS)計算サイトだと、前輪が4.87Barで後輪が5.1Barとかなり低め
Pirelliの推奨空気圧表によると、26cのRACE TLRでリム内幅19Cの場合7.1Barとなりまして、リム内幅が21cだとこの表の数値から0.3Bar低くしてくださいと書いてあるだけで「23cの場合」は掲載されていませんw
これ、ひょっとするとタイヤ仕様的にボントレガーの23cリム内幅のホイールには26cではなく28cを使わないといけないのかもしれませんね…

それは後で個人的に調べることにして、このように結構計算サイトと推奨空気圧とで数値的な食い違いがあるのでご注意ください。

BontragerのR3というタイヤも、推奨最低空気圧がチューブレスの場合は体重如何に関わらず5.5Barと指定されているタイヤもあります

Pirelliの以前まで販売されていたP ZERO Veloというクリンチャータイヤは、同じく推奨最低空気圧が6.0Barと指定されています

このあたりもご注意ください。

安全な走行のために…!
Posted at 2023/01/10 16:42:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2022年12月07日 イイね!

手組ホイール



無事に前輪を組めたようです。
後輪は何故か謎の発注忘れでまだリムも届いていないっていうw
…店長さすがだぜ。
急いでる発注じゃないから別にいいけどw

完全にロード用のホイールとして製作していただいて、予想以上に良い走りをするキングジデコにロード用のホイールとタイヤを装着したらどれくらい純然たるロードバイクに肉薄した走りを披露してくれるのか?
という興味を抑えきれずに手組ホイールをお願いしました。

…なんで手組か?って?

今回の手組ホイールも特別安いワケじゃないですけど、この手組ホイールくらいの予算で買える完組みホイールで「これだ!」という性能を発揮したホイールは買えないからです。
セール期間とか利用して費用を安く抑えて買える選択肢の中で、悪くない選択肢ももちろんありますけど…それで最も良いと思われる選択肢はFulcrumのRacingZERO dbしかなかったんですよ。
RacingZEROはリムブレーキ版を既に持っている。
そして、恐らく完成度が高いのはリムブレーキ版のRacingZEROだろう。
と思っています。
試さずにそう思うのは良くないですけどw
でも、当たらずも遠からずでセール期間中でも12万円はするRacingZERO dbに特攻する気持ちがわいてこなかったんですよね。
良くてリムブレーキ版と同じくらい気持ちよく走れるだろうホイール。
悪い場合は、RacingZEROだからそこら辺のホイールよりかは確実に良いけれど、既にフィーリングを知っている種類のホイールで既に知っているフィーリングよりちょっと良くない場合は「高い買い物しちまったかも…」と考えちゃう恐れがあったので、思い切れなかったんですよね。

で、手組ホイールはなんで発注まで踏み切れたのか?
って話しなんですが、Bontrager Aeolus comp5のリムを使ってハブとスポークを好みの製品に入れ替えて組んでもらった経験がありまして、それがとても気持ちよく楽しく走れるホイールなんですよ。
ハイエンドモデルを経験した後でも、楽しく乗れる本当に良いホイールなんですよ。

それと同等かもしれない結果を出せそうな…と考えたので手組ホイールを発注したんですよね。

左右非対称形状を持つリムを使って、ディスクブレーキにより生まれた左右差を是正するスポーク角度を構成できるホイールとなりました。
使用しているスポークはSapim CX-RAY(24本)
ハブは初めて使うハブです。
店長のおススメだったんで使ってみました。
結構ごついハブで、今回のホイールにはぴったりだったんじゃないかと思います。
リムはRR411でお願いする予定だったんですが品物がなくて、RR421になりました。
これが全く意識の外だったんですけど、ASTMカテゴリー2の規格なんですよね。

※ASTMカテゴリーとは
・そのホイールが「どのような路面(負荷)を走るのかを想定しているのを示す規格」です。
通常のロード用ホイールは「1」
マウンテンバイクが走るような路面までは無理だが、未舗装路の走行まで想定されたいわゆるオールロード系カテゴリー(ここがグラベルロード想定)にあたる「2」
ガレガレの未舗装路をダウンヒルするような、完全にマウンテンバイクじゃないと走れないような道を想定しているのが「3」
それよりも過酷な道(負荷)を想定しているのが「4」となります。

ハブは見た目のゴツさから…期待はできますが素性をまだ知らないんで全幅の信頼を置くわけにはいきませんが、リムはASTM2規格で多少の未舗装路走行も心配ない。
スポークもCX-RAYだけど配置本数が少ないワケではない…ので、恐らく大丈夫。
ハブのフランジ強度と耐久性がどうかですけどね。
ハブも今 流行の「ベアリング径を小さくして軽量化」してないっぽいハブ胴の太さなので、一昔前のハブくらいベアリングは耐久性発揮してくれそうで期待しています。

後輪は同じリムと同じハブ(もちろん後輪用)とCX-RAYで構成しますが、スポーク本数を28本まで増やしてより強度が増すように組んでもらいます。

これで、キングジデコ用(妻のJAMISに組んでももちろんOK)として面白そうな手組ホイールが完成しそうです。(前輪は完成)
とりあえずは、ライド仲間の人が落車して前輪がポテチになっちゃったので、いきなりですけど友人に貸すんですけどねw
私はそれの後使用します。
友人の感想も楽しみです。

…場合によっちゃ、そのままその友人がお買い上げになるかもですけどねw

最近知った、フレームビルダーのモデルです。
SAFFRON FrameWorks

最近、キングジデコのおかげでチネリ熱がわりと高いんですけど、そのチネリが「なんか一生乗れるようなモデル作れないか?」
「それならステンレスじゃね?」
「普通のステンレスだとちょっとおもんないよな」
「じゃあ、軍艦にも使用されているXCRというSUSパイプをお得意先のコロンブスが作ってっから、それ使ってフレーム組んだら面白くね?」
「いいね、それいってみようか」
って会話があったかどうかまで知らんけど、チネリがそういう面白いモデル出しているんですよ。
名前もそのものズバリ、Cinelli XCRっていうんですけどねw

それの繋がり…じゃないですけど、同じくXCR鋼管を使ってフレームを組んでるイギリスのフレームビルダーが居るという噂をツイッターだったかな。
それとも普通にGoogleのおススメで出てきたのかうろ覚えですけど、ネットで知りましてそこのHPに到達しました。

なかなか魅力的なモデルが多く存在していて、私の性癖にブッ刺さります。
ブッ刺さるんですけど、日本から発注するならどこにいけば発注できるんですかねw

それにしても、こういうフレームビルダー系のクロモリモデルにしろ、XCRモデルにしろ…
恐らくお値段はおっそろしいお値段してんでしょうね。
フレームだけで80万円とか。
普通にUCIが定めるレースで世界選手権カテゴリーでトップを走るハイエンドモデル買えるお値段ですよ。

それにしてもSAFFRON FrameWorksさんのモデルは魅力的。
お値段調べてからですけど、あまりにも高額な場合はcinelli XCRが魅力的に見えてきますね。
cinelli XCRも安いモデルではないですけど。

それにしてもロードバイクってキリがないなーw
Posted at 2022/12/07 08:59:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記

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