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radius-meganeRSのブログ一覧

2022年03月07日 イイね!

Bontrager Aeolus RSL62

Bontrager Aeolus RSL51と62について
初期不良としてフロントハブの不良が見受けられる
という事で、私が所有するRSL62もその個体に該当すると判断され
BONTRAGER(TREK)から、新しいシャフトとベアリングに交換いたします。
と連絡がありました。

ただ!

コロナ禍で部品供給不足による部品がいつTREK自身に入荷できるかも不明な為、とりあえずはそのホイール使えるので手元に置いていただき、使用にあたってどうしてもダメなら少しの間我慢してください。
使えるなら使って待ってくださいませんか?
と連絡があったみたいで、お世話になっているショップから連絡があり
「調整が終わりましたので受け取りに来てください」
と私のところへ連絡がありました。
上記の説明は受け取りの時に直接店長から聞いたお話しです。

店長が独自のノウハウで回転性能がマシになるように再度調整してくださって、ゴリッていたのがおろ?と思わず思った程度にはスムースに回る様になっていました。
それでも健康的なハブの回転に対しては少し重い状態ではありました。
比べているのがセラミックベアリング組んでるホイールの回転性能と比べているので、そこで酷評出すのはちょっと酷なんですけどねw
比べたのは、以前店長に組んでいただいたAeolus comp5というホイールのリムを使った手組のホイールです。

この画像のホイールです。
土曜日にちょっとロードに乗る機会があったので、その時に久しぶりにエモンダに乗ったんですけど35km/hとか出すのが楽勝過ぎて驚きました。
そうか、じわっと劣化していってたので私は乗れたり乗れなかったりするサンデーライダーなので「私自身が衰えているのかも」と思うところもあったり、しかしそれでも最初に乗った時の印象と違うので一度バラして点検してもらわないといけないかも知れないな…とぼんやり考えていた事もあったんですが、こうやってしっかりと比較すれば健康なホイールとそうでないホイールは乗っていてもフィーリングで割とな差がありますね~。

そして、日曜日は久しぶりにエモンダでライドに行こうと思っていたのですけれど、調整したフロントホイールでテスト走行して欲しいとお話しがあって、日曜日はマドンでライドに行きました。

ショップ前に集まって十三大橋を渡り、猪名川河川敷走っているあたりは以前と比べて軽くはなっているものの、土曜日に試したエモンダでの走りと比べて少し重い感触は残っていました。

走りこんでいるウチに、徐々に気にならなくなりましたw
単に私が慣れただけなのかもしれないなぁ…と自虐的に考えながら、マドンでの走りを楽しみました。

阿古谷を走って猪名川道の駅へ戻ってくる北摂ルートを走りました。
獲得標高は知れているんですけど、和束方面の大正池へ行くルートほどではないにしても、延々と緩斜面が続き激坂だと割り切って足着かない程度にペースを落として淡々と登ってある意味逆に「楽できる」と言える場面もあるんですけど、阿古谷付近はキツクても10%程度の勾配しかないので、脚が緩められないんですねw
誤解を恐れずに言えば、清滝峠くらいの斜面が続く上に時々5~6%の緩斜面になってソレが続くので脚が緩められないんですよw
私のように体重がある人間にとってはむっちゃ脚削られるルートでもあるのです。

そこをまわりのみなさんとそう大して変わらないペースで走れたのは嬉しかったです。

そして下り。
下りでの恐ろしいまでの加速力が…やっぱりちょっとナリを潜めている。
新品の時は慣れてないのもありましたが、ビビッてちょいちょいブレーキ掛けていた事を思い出して「やっぱ前輪のハブの回転性能って疎かにできないなぁ」と実感。
新品のベアリングがTREKから届きますが、やっぱセラミックベアリングに打ち替えようかなw
と好奇心がムクムク。
そこ、セラミックに変えて何が変わるの?
あんた気付ける?
と、そんな話題で時々ツイッターとかで盛り上がっている時がありますが、ポンと渡されて乗って「さぁ違いを言え!!」みたいな事をやられると、その違いについてスラスラと答えられる人はプロ選手でもなかなか居ないでしょう。確かに。

しかし、意図せずフロントベアリングが初期不良で逝っちゃってアカン状態を味わった私。

そんな私も、ちょっとおかしい気がするけど相変わらずマドン速えぇし思い過ごしカモ知れないなぁ…でも、今度バラしてもらって点検してもらおうか…
程度にしかわかってなかったのは事実です。

ですが、調子の良いTNiのセラミックベアリングを組んであるホイールに乗ってその回転性能を経験した後、今回の再調整して少しマシになったとは言えやっぱりまだ調子が良くないホイールを経験した今なら言えます。

予算に余裕があったらセラミックベアリング組むのは多いにアリ。
そうじゃなければ、消耗品ですし最近の良くデキた鉄球ベアリングでランニングコストを抑える考え方も大いにアリ。
個人的には日曜日にしか乗れないサンデーライダーなので、その時に良いフィーリングで楽しみたいからセラミックベアリングに変更するのはアリかも知れん。

と強くそう感じました。

北摂方面を走り、池田にある中継地点のローソンに戻ってくる際と、そのローソンから大阪市内へ戻ってくるまでのルートでフト気が付きました。

勘違いかも知れないけど、朝よりフロントホイールの回転が軽くなっている感触があるなぁと感じました。

私が個人的に「無風状態」と名付けているんですけど、ある程度巡航速度が高まっても脚の重さと回転させる慣性だけで抵抗をほぼ感じる事なくスぅ~っと走れる領域がディープリムやセミディープにはあるんですよ。
そのスイートスポットがリムハイトが高くなるほど、空力性能が上がるほど拡がるんですが、それを今回の調子が本調子でないRSL62でも久しぶりに感じる事ができた。

あぁ、そうだ。
この感触すらも忘れていたw
随分マシになってるんじゃないの?

感心しつつショップに到着。

店長に報告しつつ点検してもらう。
不思議な事に、再調整してもらった時より極わずかにゴリってる。
なのにシャフトを直接指で回してもわかるんですけど、今朝より確実にシャフトは軽く回っている。
店長もこんなケースは初めてですw
普通はゴリったら回転重くなる一方なんですけど…とおっしゃってました。

なので、とりあえず新しいシャフトとベアリングが届くまではこのまま乗ってくださいとの事でした。
個人的には、いつ部品が届くか次第ですけどしばらくはエモンダとアレスプをメインに乗ろうかなと考えています。
マドンは優れているんですけれど、優れているからこそ脚が鈍ってる可能性があるw
速く走れるんですけどねーマドンに乗っていると。
それも登りも不思議と速い。
機材におんぶにだっこになっている可能性が大きいので、マドンと同じように速く走ろうとすると正直キツイんだろうと思うのですが、しばらくはエモンダやアレスプで楽しみながら鍛え直そうかなと思いました。

そんで、セラミックベアリングをRSL62に組んでみようかなぁ…
と思いました。

とりあえずは早く補修部品が届いて欲しいです。
動くとしても、それで完全に直ったのを確認してからになるので
今から待ち遠しいです。
Posted at 2022/03/07 13:51:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2022年02月17日 イイね!

非常に興味深い記事が…ホイールは軽い方が有利なのか、それとも空力性能なのか

いつも勉強で読ませていただいているIT技術者さんの記事で大変興味深い記事を読みました。

SWISS SIDEが検証!1165gのLightweightと1600gのエアロホイールのどちらが速いのか?
IT技術者さんのブログです。

LightweightのMeilensteinと言えば、ローディが憧れるハイブランド中のハイブランドであり、そこが誇るフラッグシップモデル。
重量/剛性比でこれに比肩するホイールは世の中に存在しないと言い切れるほどの、そういう方面では傑作といえる素晴らしいホイールです。
こんなに軽いのに(前後合わせて1165g!)そこら辺に売ってる30~40万円のハイエンドホイール達の剛性と比較しても決して劣っているワケではなく…
むしろこんなに軽いMeilensteinの方が剛性が高いという現実もあるほど、素晴らしい製品なのです。
カーボン製ハブ胴と「竹」で作られた特殊なVというかUの字スポークを一体型で編みながら成形し(製品になってから調整や修正はできない割り切った設計。なので賛否両論ありますw)その割り切った思想と設計で実現した有り得ない軽さと剛性の高さを誇ります。

…ただ、「竹」で作られたスポークがやっぱりちょっと太いのと。
リムハイトは軽量ホイールの割にありますが(セミディープ)空力性能を追求したカタチというよりも、重量と剛性を重視した形状・設計になっている為に、トータルバランスとして「見た目の空力性能は有りそうに見える(特にWeb上での紹介記事などで横から撮影などすると)が、実際の空力性能ってどうなんだろう…」と疑問を持ってしまう形状をしています。

私の意見はともかくw

この希代の名作ホイールとSWISS SIDE製のHADRON Ultimate 625を比較しようという企画です。
空力性能だけでなく、重量がもたらす実走性能やヒルクライム性能なども同時に各項目ごとに比較していき、最後にはトータル性能で比較するという企画です。

各ホイールの詳細はこちら
SWISS SIDE Hadron Ultimate 625

Lightweight Meilenstein

詳細な内容はIT技術者さんの記事を読まれた方が間違いがないと思います。
結論から書くと、意外な事にヒルクライムにおいても今までの一般常識で語られてきた内容と真逆の結果になりました。
要するに「ヒルクライム用ホイールの方が登りは速い」と言われていたのですけれど、検証結果により「エアロホイール(ディープリム)の方が速い」という結果に。
平坦路はもちろん、どのステージでもエアロホイールの方が速いというシミュレーション結果に!

これは、20年前や10年前じゃ有り得ない結果だと思います。
弛まない進化を遂げて、それを製品に昇華させた事で過去では不可能だった空力性能を発揮させた上で、過去のエアロホイールでは実現不可能だった「リムハイトがある割に軽い(ハイト/重量比)」を実現しているからこその結果だと思います。
昔より軽くなったとは言え、それでも絶対的にはヒルクライム決戦用と言われているホイールと比較すると、まだまだディープリムは重いのが現実ですがそれでもリムハイト60㎜前後のモデルでホイール重量が1600gとかってのは、十分に軽い部類と言えると思います。

それと私自身でもこの記事を読んで納得できる体験というか経験があります。

まだ今よりもロードに乗る事自体に不慣れな時。
身体も今よりもまだ弱い時と言った方がわかりやすいかも知れません。
その時に、所有しているバイクの中では当時最も軽かったエモンダSL5(2018)
これにFulcrum Racing ZEROを装着していました。
その時にマークしていた清滝峠の記録を、エモンダSL5よりヒルクライムにおいては不利とも言えるセミコンパクトチェーンリングを装着した(52-36T)スペシャのアレスプディスク(重量もこちらの方が重い)に、ROVAL Rapide CL50 discを装着して清滝峠を走ったところ…
なんと3分も清滝峠のセグメントタイムを更新したのです!
普通なら…定評もあるし実際に優れた性能を誇るRacing ZEROの方がヒルクライムは速いはずです。
ですが、現実は違った。
リムハイト50㎜あるセミディープホイールであるROVALの方が速かった。
しかも、ギア比がエモンダよりハイギアードな個体で。

でも、もうひとつ経験があります。
それはMadone SLRで体験したBONTRAGER Aeolus RSL37とAeolus RSL62です。
ぶっちゃけ、RSL62でも登りはそんなに遅くないです。
むしろリムハイトある割に速いなぁ!
と感心するくらいですが、Madone SLRに両方装着して走りましたが、明らかに登りが楽で速いのはRSL37の方でした。

…これは一体何がおこっているのか。

検証記事は非常に興味深く面白かったですが、まだ何か秘密が隠れているような気もするのが正直なところです。

ちなみに、Racing ZEROとROVALでおきた不思議ですが私はなんとなく想像している事があります。

Racing ZEROはリムハイトが前後で違いますが、それでも24㎜と26㎜だったかな。
ローハイトリムです。
リム重量は実測値がいろいろありますが、17cのリムで440g前後です。
ROVAL CL50は、リムハイト50㎜あるんですが…さすがカーボン製リム。
リム重量は実測値でだいたい445g前後です。

リム重量「だけ」を見るとイーブンですが、ホイールは回転体。
Racing ZEROは回転する外周に近いところにリム重量が集中しています。
ROVAL CL50は、リムハイト50㎜あるのでリム単体で計測すると、Racing ZEROとリム重量自体は「大差ない」重量差ですが、重量分布で考えるとどうでしょう。
リム外周ばかり重量が集まっているのではなく、リムハイトが高い分だけ中心に向かっても重量が分布しています。
なので相対的にリム重量が同じならば、リムハイトが高いホイールほど現実にはホイール単体で評価する場合のリム外周部が軽いと言えるのです。

なので空力でも有利。
重量面でも実は有利だった。

という事実から、清滝峠でのprivate Record更新に繋がったんだと思います。

そしてRSL37とRSL62で体験した真逆の体験は…
まず、RSL37が非常に軽い。
リム重量で360g?とかです。むっちゃ軽い。
リムハイトも文字通り37㎜あります。

RSL62はリムハイトが高い割に軽い製品ですが、それでもリム重量は480gあります。
リムハイト62㎜あるので重量分布の面でもRSL37より有利ですが、それでも覆せない重量差が現実にあります。

それと、もうひとつ大事な要因が。

それはスポーク長さです。
RSL37はリムハイト小さい分だけスポーク一本あたりの長さが長い。
RSL62は37比でスポーク一本当たりの長さが短い。

ホイール全体の剛性は明らかに体感でもわかるくらいにRSL62の方が高いです。
(かと言ってRSL37が緩いというワケではないですよ!文字での表現難しい)

RSL37の方がRSL62よりはスポークがわずかに撓む量が大きい。
これがヒルクライムにおいて「良いバネ感」に繋がっているんですね。
そして脚への攻撃性が低い。

なので、RSL62もリムハイト高い割にヒルクライムが速いとは言え「どちらが登っていて楽か」となるとRSL37に軍配があがる(私の中での評価)理由はソレだと思います。

なかなか興味深い記事でした。
今後もいろいろ自分でもできる範囲で試しながら、楽しんでいこうと思います。
Posted at 2022/02/17 09:11:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2022年01月29日 イイね!

やっぱり使ってみなきゃワカランな…

篠さんのツイッターを見て、わーお!と思いました。

篠さんという方は、「山は性癖です」というブログとYoutubeで有名になったヒルクライムが趣味…というか、仕事?になっちゃったw
という恐るべき女性です。
物凄く真剣にロードバイクに打込んでおられます。
今はもうむちゃくちゃ強くなられて、FTP3.5倍から落ちないくらいのペースで淡々と走り続ける…と、言葉にすると簡単ですけれど常人じゃ無理ですからねw
常時FTP3.5倍と言えば、界王拳使いっぱなしなのと同じです(わからん例え
私で疲れないペースでそこそこ速く走る…なら、FTP2倍くらいがやっとですね。
ただ、私の場合は体重があるのでFTP2倍程度のパワーでも、体重が不利にならない平坦巡航の場合は割と良いペースで走れちゃうんですけどね。
なのでエアロロードとの相性がとても良いという…

それはさておきw

その有名な篠さん。
自転車に乗ってる機会と距離や経験で言えば相当なものです。
その方がツイッターでつぶやかれた「50㎜はやっぱり横風に煽られる」という一文です。

今どきの50㎜って、横風耐性凄いからね?w
2018年前後にリリースされた、本当に今の最新モデルじゃなくても横風に配慮されたモデルはマジに…横風に強いです。
下手なローハイトリムに、きしめんスポークと俗に言われる幅広の扁平エアロスポーク使っているホイールの方がよっぽど横風吹いた時に「うわっ!」となる事が多いです。
シマノのロード用ディスクローターは横風に弱い!
という風潮が出回って、廃版になりましたがその横風に弱いローハイトリムを採用するホイールは「リムブレーキモデル」なんですけどねw


シマノのローター、そんなに横風の影響あったか?w
私はシマノのローターだから酷い目にあった。
という事はないけれど。
それよりも、リムやスポーク含めてトータルで横風対策されているホイールに履き替えた方が「うわぉ~!(ブラボーと言ってるつもり)」という素晴らしい体験はあるけど。
世の中の評判って、思い込みと刷り込みと影響されたヤツの大きな声ばかりじゃないか?

それもさておきw

篠さんがおっしゃっている50㎜ハイトのホイールはコレです。
画像もあるからわかりやすいですね。
LUN HYPERホイール
鳴り物入りでWINSPACEというブランドが、T1500という安いエアロフレームをモデルチェンジ?だったかな。新規モデルだったかな。
ちょっと失念しましたが、それがデビューした時にセットで「安いけど性能高い!」で話題になって一緒にリリースされたのがこのホイールです。
軽くて、強くて(剛性高い)、安い!
と三拍子揃ったホイールなんですね。
回転体としての性能は確かに高いみたいです。
特にカーボンスポークを採用するモデルはアツいみたいですね~!
個人的にはカーボンスポークは優れているだろうし憧れはあるのですが、ちょっとした傷からささくれ出すと…エグイ結果にもなる特性を持つのがカーボンスポークなので(リム程多方向に繊維を重ねられないので、一方向からの力に弱いという物理特性を持つ。スポーク細いから…まぁ、それもしゃーないですよね)個人的にはCX-RAYなどの鍛造というか、あれってなんていう成形だろうw
あっちの物理特性の方が好きです。(耐久性含めて)

それもさておきw

このホイール出た時に、業界はこぞって褒めてた。
あるあるなんですけど、このホイールを扱う記事の時はおもくそ褒めてた。
安いのに速い!
安いのに最先端!!

もうここまで書けばわかりますよね。
忖度ありまくりやん…
まぁ業界のシステム考えたら、それはしょうがないんですよ。
こういう記事を書いてる人たちは攻めれません。

そして、私が何が言いたいかというと「安くても、そんだけお金は払ってるんやでw」という事。
やっぱ気に入らないで売るとなった時にいくらか元は取れても、それでも損失は生じる。
そこで、次に買い替えるホイールの予算も必要となる。
それなら、多少高くてもきちんと性能見極めてから本当に自分が欲しいと思えるホイールを買った方がかえって安くない?と言いたいのです。

メーカーから提供受けてたら、その限りとは言えないけれど。

横風の影響を受けている時点で抵抗大きいですからね。
平坦巡航などで体力セーブしつつ巡航速度を上げるのがリムハイトが高いモデルの本来の狙い。
そこで横風に対して気を使ったり、進路をまっすぐに戻す為に力を使ったりしているウチに、それを繰り返す事で消耗する体力はバカにできません。

私が使っているBONTRAGER AEOLUS RSL62はリムハイト62㎜あって、リムハイト50㎜の製品よりは横風に対してさらに弱いというのが定説ですが、下手な50㎜(それでも2年前までは一級品のモデル)よりもRSL62の方が横風の影響が皆無というと嘘になりますが、本当にほとんどきません。
なので長距離走っても気持ち良く走った上で疲れませんw
ただ、問題なのはディスクブレーキモデルしか売ってないというのが問題ですね。
一つ前のAeolus xxxでも他社製品よりは横風に対して配慮された製品らしいですよ。私はチョイ乗りしかしてないから真価はちょっとわからないです。すいません。
そのもう一つ前のAeolus 50だったかな。
あの製品くらいから、ボントレは横風に対して配慮した設計をしていたそうですよ。
ただ、それは製品の売り文句としては弱いんですよね。
直進時の空力が横風配慮した事で少しだけ落ちたら逆にそれはわかりやすく弱点扱いみたいなとこ、自転車業界自体にありましたから。
単純な空力比較しかしてなかったのですから。(全部の記事がそうとは言ってないのであしからず。中には先見の明でそんな数年以上前からそういう側面に触れてしっかりと書かれている記事もあって感銘を受けてます)

個人的には、WINSPACEもLUN HYPERホイールもネットの記事とか各種スペック表だとかをつぶさに見て「買うには至らないな」という結論に達しています。
そして、篠さんのツイッターでのつぶやきを見て「買わんで良かったw」と確信を持ちました。

イマドキのホイール、予算が許すならみなさんにもどんどん経験してほしいです。
10年くらい前でも、ディープリムホイールはひと癖あってジャイロ効果も手伝ってハンドリングに難ありだったらしいんですね。
コーナリングする為に車体を倒しても「起き上がろうとするw」とか。
国道を巡航していると、隣を大型トラックが追い抜いていくだけでトラックの方へ「吸い寄せられる」とか。

もう本当にイマドキのディープリムホイールは、そんな事がありません。
セミディープホイールがひと昔前のディープリムくらい空力があって、より外乱に強くスポーク長が長くなる事で良い意味で撓りを活かして登り性能と足へのやさしさを実現しているというバランスの高さ。
ディープリムは、ひと昔前のよりリムハイトが高いモデルばりに空気抵抗が小さい上に、ちょっと前のローハイトリムよりも驚くべき横風耐性を既に備えていて、スポーク長が短くなる事でスポークの撓りが小さくなるという特性がヒルクライム時に足への攻撃性に繋がる特性はあるものの、剛性の高さは何ものにも代え難い良さを引き出してまして…私はとってもその特性が好きですw
まぁ簡単に言うと「イマドキ、ローハイトリムを特殊な目的を除いて選ぶ理由があまり見当たらない(コスト的な問題は除く)」というのが、個人的に正直な感想です。

ローハイトリムが全方位、何らかのメリットがあってデメリットを超えるメリットがあるならば…競技で上位を目指す人たちはこぞってローハイトリムを装着してレースに臨むはずですが(機材の提供を受けてないハイアマチュアな実業団選手とかの事を言ってます)みんなこぞってリムハイト50㎜前後のバランス型かつ空力に配慮された製品を選んで走られています。

結局何が言いたかったかというと、わかりやすい売り文句や盛大な宣伝に乗せられずに、自分にとって何が大事か調べるのが大事だなぁと改めて思ったのです。

一般的に流されやすい人たちの傾向として次の項目に当てはまる人が多い気がします。

・あそこのガソスタリッター2円安いで!いこういこう!
→自宅からどんだけ離れてるん?
 あんたのクルマは何リッター入るん?
 満タン入れても100円も変わらんやろ。
 それなら多少額面高くても自宅近所で入れた方が安ないか?時間も貴重やろw
※こういう人に限って、毎日車を使うから2円違ったら大違いなんです。
 と言うけれど、往路と復路の途中にその安いガソスタがあるなら理屈はわかるけれど、大抵の場合は「わざわざそのガソスタに寄ってる」w

・経済性重視してディーゼル買いました。
→本当にガソリンモデルと比較して経済的だったか試算してみ?
 大抵の場合は車重が重くて燃費がクソ悪いSUVモデルでもガソリン車の方が経済的よ。手放す時のリセールまで含めて計算してもね。

・経済性重視してハイブリッド買いました。
→本当に試算した?w
 補助金出ていた時期は確かにそう。それは正解。
 補助金関係なかった時期に買ったなら、ハイブリッドに興味あって買った。
 って言った方が良いよ?w

脱線しました。
すみません。
Posted at 2022/01/29 09:18:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2022年01月20日 イイね!

世界最速が塗り替えられました

世界最速のエアロロードバイクが”また”登場!CANYON AEROADを超えた2台とは?:IT技術者

UCIが定めるレギュレーション改定を受けて、新型のエアロロードがデビューしました。
そのうち2台が、前UCI規定時に「世界最速」と言われたエアロロードを凌ぐ結果を生みました。

日本ではあまり知名度が高くない「SIMPLON」と「STORCK」というモデルです。

細かい内容はURLを貼っているIT技術者さんが書かれた記事を読んでいただくとして、私はその内容を見て驚いた事を書こうと思います。

空力実験時に、多くのオーナーが採用しないであろう「フロントシングルギア化」してから実測している「モデルもある」という事実です。
フロント変速機(フロントディレイラー)を外す事で空気抵抗が減るそうです。

…ずるないかw

今回のUCI新規定をもって生まれた新しい記録を作ったモデルも、フロントディレイラーを外して実測しているモデルもあるみたいで、そこにフロントディレイラーを装着すると時速40km走行時に消費するワット数が205Wまで増えてしまって下位に沈む結果になるという。
フロントディレイラーを装着する事で4W空力が落ちたそうで、4Wの空力の為だったらフロント変速を残してギアリングを拡げた方が現実世界では速く走れそうですねw

フロント変速ついてる・ついてないは、上記の通り「だいたい4W付近」の差でしかないので、記事内でリスト化されている「空力性能実測したモデルは、フロントディレイラーを装着して実測したのかどうか」という問題はあまり(゚ε゚)キニシナイ!!方が良いですね。

私が記事で一番驚いたのが「新UCI規定の前では不利な旧UCI規定で最速の座を競い合ったモデル」です。
旧UCI規定に則って製作されていても、最速を奪った新型モデルと比較して「ほんの1~2Wしか変わらない。という現実ですw

やはり資金力とマンパワーのある大企業が勝つターンしか考えられないなw
という非常に酷い現実をこの実験結果は突きつけているな…と思いました。

そして新型のPinarello DOGMA F
ウチの妻が前作にあたるDOGMA F12 DISK(イタリア車はDISCじゃなくDISKなんです)に乗っているので、時々私も軽くですが乗らせてもらっています。
その時に感じるのが良く進むし、ガッチリしている剛性感溢れる乗り味なのに、脚に来ない(以前のDOGMAはガッチガチw10年ちょい前のモデルですけど。みなさんはその時のイメージでガッチガチな印象を拭えない方が多いです。)素晴らしい乗り味で、これはこれで一台持っておきたい良いバイクだけど…

空力はイマイチかイマニやのうw

というのが正直な印象でした。
私の手持ちバイクで比較すると、単に向かい風喰らった時や巡航している時に感じる空力の差は、Allez sprint comp disc<DOGMA F12<<Madone SLRという印象。
Madone SLRは、さきほど貼った記事内の空力性能リストの中に名前も出てこなくなっちゃったwという寂しい現実はありますが、それでも現実世界で乗って感じる「現実世界で速いエアロロード」という印象を持てるバイクです。
マジで横風にも強いし、向かい風にも強い。
それを経験してからDOGMA F12に乗ると…
確かに楽しいし、速いモデルには間違いないけど空力は正直イマイチ…
と感じるのです。

なので、新UCI規定に則って空力が大幅にUP!!
と宣伝されていたDOGMA Fの空力性能の成績が208Wで2017年デビューだったでしょうか。
日本のロード界隈を一世風靡したS-Works Vengeと同等という結果に、なんとなく納得w

ピナレロは性能だけじゃない素晴らしいデザインがあるので、そこだけ見るとアレですけど私の中では「やっぱり」感がありましたw

ちなみにMadone SLRのディスクブレーキモデル。
記事内で紹介されているTOUR誌の結果で、212Wです。
当時のホイールでの成績なので、新型ホイールを装着するだけで少し数値は変わりそうな…予感もしますが、設計年次の差を考えるとそうだろうな、という感じですが…

これも驚くべき事に、2016だったか2017年デビューのモデルなんですよ。
現行のマドン。
ディスクモデルは2018だったかな?
そこから数Wの差で最速の座は奪われていますが、数年上位に君臨する技術力ってすげぇなwと感心しました。(TREKだけでなく、Specializedも!)

次に出るだろう息を潜めている、新型Vengeと新型Madoneがどのようなモデルを出してくるのか注目して待とうと思います。

そして、最後にこの記事で最も「アッ!」と思ったのがIT技術者さんが記事内で発言されている「VENGEにBSAを採用しているモデル」や「ISO SPEEDを廃して軽量化されたMadone」が待ち遠しいとおっしゃっています。
(BSA=スレッド式BB)
※さらに解説
・スレッド式=ねじ切り方式を採用するという意味
・BB=ボトムブラケットの略でクランク軸を受けるベアリングを納める箇所

ISO SPEEDを廃したMadone…
それはMadoneと言っていいのだろうか。
しかし、元祖Madoneは現在のEmonda SLRの原形となったモデルで、ISO SPEEDは採用されていませんでした。
今のMadoneよりも、もっと軽量方向に性能を振ってるモデルでした。
そういう意味では先祖返りするのかな?

私の中で、ISO SPEEDがなくなったMadone SLRが、現行のMadone SLRのように荒れた路面を苦にもせず(※注:荒れてる度合いには限度がありますw)乗り手の身体へ与える負担を減らしながら、したたかにタイヤを路面に押し付けつつ走る…あの性能を、完全にリジット化しても実現できるのだろうか…
…普通に考えたら無理ですねw
別の観点でより優れた速さを実現してくるんだろうな。

今のMadone SLRはやはり売れないな。
手元に残しておきたい。

そして、今はロードバイクに関しては別ジャンルじゃなければ正直満足しているので新しいモデルは欲しくないんですけど、次に買いたくなるだろうモデルの姿が見えてしまいました…。

全く違った形で生まれ変わるかも知れない、ISO SPEEDを廃した潔い設計で出るかも知れない「次期Madone SLR」に私はとても期待してしまった事に、この記事を読んで気付いてしまいましたw
Posted at 2022/01/20 09:06:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記
2022年01月19日 イイね!

むぅ…

チョイ乗りなので、明確に断言とかできないんですけれど。
DT SWISS ARC1100DICUT 50にご厚意でちょいとだけ試乗させてもらいました。
偶然、同じSRAMの12速(その方はeTAP FORCE AXS)を使っておられる方で、話題のホイールを使っている御仁がいて「フレームまで変わるとなんのこっちゃわからんようになるから、マドンにはめてみてください」と太っ腹なご提案。
幸いにも、スプロケも10-33Tと一致したので面倒な調整なしで右から左にポンと入れ替え。
ただし、微妙なハブ形状の違いからほんのり少しだけディスクローター位置がBONTRAGERのホイールと違うみたいで(わずか0.1㎜差とかそんなハナシです)時々、パッドとローターが擦れているみたいで「シャッ………シャッ…」というのはお互いにご愛敬。

その方には私のBONTRAGER Aeolus RSL62をお貸ししました。

その方はRSL62に興味があったようです。

2kmほどでしょうか。
チョイ乗りした印象を(平坦のみ)

①転がり出しは…案外、RSL62の方が軽いのが意外。
②回りだすと、ARC1100DICUTの方がより転がるような印象。
③巡航に入ると、確かに50㎜リムハイトの割に空力が良い気がする。
④カタログスペックでARC1100DICUTと、RSL62はわずかにRSL62の方が重いものの、重量差は前後輪合わせてわずか48g
これを体感するのは難しいくらい踏んだ時の脚応え込みで拮抗。

→体感してみて感じました。
 ARC1100DICUTはハイエンドハブの180EXP
 Aeolus RSL62はひとつ下の240EXP
 ハブ重量のみで前後合わせても40gもの差にはならない…と思いますが…
※面倒くさがらずにググりましたw
・180EXPハブ=前93g 後189g 実測値
・240EXPハブ=前105g 後204g 実測値
実測値な為、もっとたくさんの個体数を実測して平均をとれば数g差異が生じる可能性はあります。
この実測値を掲載してくださっているIT技術者さんのブログでは10個単位は計測して平均とっておられるみたいです。

○ハブ単体の重量差は約27g

ホイールのカタログ数値(を信じるとして)
・ARC1100DICUT 50:前後合わせて1472g
・Aeolus RSL62   :前後合わせて1520g

48gの差のうち、ハブ重量差が約27gあるので残りの重量差は21g
スポークの重量差もわずかにあると思われます。
Aeolus RSL62は全数 AEROLITE(DT SWISS)
ARC1100 DICUTは AEROLITE ⅡとAEROCOMP Ⅱ(DT SWISS)
ARC1100 DICUTの方がスポーク重量もわずかに重いと思われます。
が、ホイール一本につき24本のスポーク重量の差は恐らくあっても4gとか5gくらいだと思われます。

ここから導き出される答えは、細かい数値はどうでもいい(どうでも良くないけどw)
単にリムハイト50㎜と62㎜の差があるのに、リム重量が「ほぼ変わらないと言っても過言ではないくらいの差しかない」事実に気付いたんですよ。
それに驚き。

さて、重量のハナシでえらく逸れましたがw

①で感じた要因は、リム内幅の差から生まれるタイヤ形状の差とエアボリュームの差、それによって生まれる「転がり抵抗の差」を体感しているのかな…
と思いました。
ARC1100 DICUTの方は、空力重視でリム内幅20㎜(!)というちょっと前の流行り?とも言える内幅数値。
Aeolus RSL62の方は、リム内幅23㎜(ロード用フック付きホイールとしては業界初)という、Bontragerが唯一業界に新提案するような寸法値を採用しています。
ARC1100 DICUTの方は、乗り出し(こぎ出し)の感覚は良く知ったるリム内幅21㎜のRSL37やCL50 discに乱暴に言えば似ている。
良く知ったるフィーリングで転がり出しました。
Aeolus RSL62の方は、私以外の方にも乗っていただいた事があるのですが、実際に体験されたみなさんが「えっ!?」と驚かれます。
それくらい「軽く感じる」のです。
タイヤプロフィールの違いから生じる路面との接触面形状の差も含めて、実際に発揮される「転がり抵抗」である「ヒステリシスロス」と「インピーダンスロス」をタイヤ側でも減じる事に成功しているのは、BONTRAGERかなと思いました。

②は、リムハイト50㎜と62㎜で12㎜も差があるのに巡航の素晴らしさは変わらないか、オーナーとしてはちょっと悔しいwですがARC1100 DICUTの方に少し分があるかな…というのが正直な感想です。
ここは、ハブベアリングの性能差も体感に含まれているような気がします。
・ARC1100 DICUT=SINC ceramicとDT SWISSが呼ぶセラミックベアリング
・Aeolus RSL62=DT SWISS純正のSUSベアリング

③②にも通じる感想になるんですけど、ARC1100 DICUTの方が少し伸びる気がする。
スポークを固定するニップルを整備性を犠牲にしてリム内に配置するインターナルニップルにした恩恵もあるのかな?と感じました。
確か、ココで一輪あたり2Wの空気抵抗削減を実現するとかしないとか。
あと、他社へ新型スポークを卸さずに自社のARC1100にのみ使用しているエアロライトⅡとエアロコンプⅡというスポークは従来のエアロスポークよりも空気抵抗低減を実現したとか。
一輪あたり24本配置のホイールで、ホイール一本あたり1.1Wの回転する際のスポークが空気を攪拌する抵抗値を低減しているとか。
それらも込みで、リム内幅を「ワイドリム全盛の時代に敢えて20㎜」にしてまで、リム形状込みでタイヤのプロフィールを「空力重視にした」のが功を奏しているのか。
チョイ乗りでは断言できませんが、体感した限りでは若干ARC1100 DICUTの方が速い気がする。

④重量差は全く気にならないです。
 50㎜リムハイトの製品で、Aeolus RSL62とリム重量がほぼ変わらないだろうというのを試算で知ったので、DT SWISSのホイールの場合はオールマイティに使うなら50㎜までにした方が良いだろうなと感じました。
それを踏まえて考えると、Aeolus RSL62はそういう意味では凄いなwと実際に乗り比べて感じましたw

※総括
さすが話題になるだけあって、DT SWISSの新型ARC1100DICUT 50は噂に違わぬ速さ。
そして、転がりの滑らかさ。
全てが高次元でバランスされていて、素晴らしいホイールだなと思いました。

直接比較しているホイールがリムハイトが違う為に、平等な評価にはならないのが難しいところ。
これを前置きにした理由があります。
それをこれから書きます。

意外な事に、RSL62も贔屓目に見なくても悪く無かったんです。
リムハイトが12㎜、RSL62の方が名前が表す通りにリムハイト高いので物理的にそういう理由もあると思います。
また、RSL62の方がインターナルリム幅が3㎜ワイド。という理由もあると思います。
平坦で試乗させてもらったんですけれど、Uターンする時とか含めてコーナリングに入ると僅かな差ですがRSL62の方が好印象なのです。
リムハイトが高い分、ジャイロ効果も働いて直進性が増して悪い言い方をすれば「癖がある」のが昔のディープリムホイールの特徴なんですが、RSL62は新しい機材らしく「そういう悪い癖がありません」
むしろ、スタビリティ方向にそういう作用が働いていて変なアンダーステアとかが出ないのでかえって乗りやすい。
それと、ワイドリムなのも手伝ってタイヤのグリップ特性が優れている。
リムハイト高い分、スポーク長さも短くなるので若干の差でしかないにしても、スポークの撓み方向の剛性もRSL62の方が少し高い可能性がある。
(メリットばかりではないのですけれどね。)
それら印象が相まって、長い距離をひたすら巡航速度を高めて体力をセーブしながら時間を削る…という能力ならARC1100 DICUTの方に軍配があがるでしょう。
ヒルクライムもダウンヒルも含めて、コーナリングなど込みでオールラウンドに優れた特性を発揮するのは意外な事にAeolus RSL62の方が上かも知れない。
(素人なんでw実際のところはわかんねッスよ)

また、Aeolus RSL62はOCLV800にブラッシュアップしたMadone SLRに合わせ込んで設計・製作されたというのは本当なのかも知れません。
Madone SLRにRSL62を装着した状態でもDT SWISSのホイールを貸してくださった方に乗ってもらって話し合ったんですけど、Madone SLRにはRSL62が絶妙にマッチングしている感があるのはお互いに感想が同じでした。

それでも、端的に性能差を評価するならば…
やはり評判通りにARC1100 DICUT>Aeolus RSLなんだと思います。
その性能差は、ロードバイクメーカーが良く新型を発表する時に用いるフレーズとして「40km/hで一時間走行した時に40秒のアドバンテージを得られる」というくらいの差なんでしょうね。
確かにそれは無視できない数値。性能差。
DT SWISSの新型ホイールの作りこみは素晴らしいモノがありました。
リムもスポーク用の孔位置が左右でアンシンメトリーになっていて、スポーク角度が左右で理想的にならない昨今のロード用ホイールの左右差を左右異径組みだけでなく、ハブからスポークまでの角度でも是正している徹底ぶりです。
Bontragerのホイールは、左右でスポークを引く本数差と交差する角度差で左右差を埋める設計です。
その差もあるでしょう。
DT SWISSの新型ホイールは「記念に一本持っておきたい」とまで思いました。

乗った時の好みは…Bontrager Aeolus RSL62の方が好きかも知れない。
私は体重があるので、そこが評価の分かれ目になるのかも知れない。
乗り手の体重が70kg台かそれより軽い人は間違いなくARC1100 DICUTの方が評価は高いだろう。
乗り手の体重が85kg以上で90kg近い人になると(私の事w)その体重を支える為に上げざるを得ないタイヤの空気圧の事も無視できない問題となってきます。
その時に光ってくるのがリム内幅。
ここでエアボリュームを稼ぎつつ、タイヤ重量を嵩む事無く装着した際の実際に発揮されるタイヤの幅を拡げて接地面形状をより理想に近づけるという設計がここまでの体感差を埋める結果に繋がったのかも知れません。
(幸いな事に、その方と私は背格好も体重もクリソツなのですw)

DT SWISSの新型ホイールを借りた私はソレを機会あれば買っておきたい。
BONTRAGERのRSLホイールを借りた知人の方はソレを機会あれば買っておきたい。

そんな印象をお互いに持った珍しい一夜の出来事でした。

最近の自社でホイール製作をしていないメーカーの新型ロードバイクには、DT SWISSの新型ARC1100 DICUTを純正アッセンブルして完成車として販売しているモデルが割とあります。
コレ、狙い目です。
完成車についてくるホイールは、不幸な事に大抵は買い替え前提で完成車の価格だけでも(少し割安かつオトクな設定になっているとは言え)結構な額を支払わないといけないのに、そこへハイエンドホイールのコストがさらに上乗せで掛かってくるワケです。
ソレが!
買い替えなくて済む!!
という吉報です。
下手なホイールよりも…というか、世の中の大抵のホイールよりもDT SWISSの新型ARC1100 DICUTをそのまま使って走る方が速いと思われます。
昨今のコロナ禍に便乗して…というと聞こえが悪いですけどw
現実問題として価格が跳ね上がっていってしまっているロードバイク業界。
ハイエンドモデルの完成車価格は…うっひょwwwwwwwwと思わず声を出してしまう180万円~200万円の時代へ突入してしまいした。

それ単体で見ると高くなっているように見えますが、完成車アッセンブルで2021年までの相場で150~160万円で買えたハイエンドモデル。
そこからさらに、35~40万円支払って自分好みのホイールをセット…するのを考えたら、お値段据え置きでやんす。

…え?
あたま毒されてる?

そうですね…。
私の頭はもう既におかしいと思います…。

話しを戻して、そこまで考えた時にTREKのProject oneって素晴らしいシステムだなぁ~!と思います。
手持ちのホイールで良いのを持ってる場合なら→できる限りホイールをグレードダウンしてコストを抑えられる。
BONTRAGER製に限られるけど、最新のハイエンドホイールセットで買いたい。けれど、リムハイトなどは自分好みで選びたい。そんな時もProject oneなら選べる。=コストを抑えられる。
ステムもクランク長もハンドル幅もProject oneなら注文時に選べる。=無駄がない。

話しが随分逸れましたがw
DT SWISSの新型ホイールはやべぇです。
凄いの一言でした。

マウンテンバイクとグラベルロード増車して散財している現状じゃすぐには動けないですけど、嫁さんの精神的なほとぼりがさめた頃にワンセット、DT SWISSのホイール買っておこうかな~wなんて思いました。
それと、RSL62(およびRSL37)は改めて好きになりました。

貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございます。
Posted at 2022/01/19 09:48:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記

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「マウンテンバイク同士の比較動画は面白かった」
何シテル?   04/17 15:35
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