2017年02月17日
RAV4→初代ステージア→BCNR33→HCR32→AK12マーチと乗り継いで、GDBへと買い替えました。
この買い替えの際にもちょっとしたネタ話しがあるんですが、また長くなるんでそれは過去記事でお願いしますw
いろいろ経験してきた…と言ってもごく限られた経験ですが、ここまでどっぷりスポーツ走行には素人の範疇ですけど、自分のできる範囲でハマりました。
レースまでやってたワケじゃないですけれども。
なのでレースを真剣にやっていた、自分と向き合っていた方とは比べるべくもなくヘタクソな私ですが、それなりに車の勉強はしてきました。
自分の所有する車は国産車ばかりでしたが、この間様々な友人・知人ができまして、その方たちのご厚意でM3だったり、C5コルベットだったり、時期的にはこの先の話題となりますがC6コルベットのZR1だったり、R35GT-Rだったり、書き出すとキリが無いくらい様々な車の同乗経験や試乗経験もさせていただいたりして、自分なりに見識が拡がり出した…そんな時期にGDBを買いました。
GDBに初めて乗って感心した事は、上を見たらそりゃキリないんですけれど「純正状態での完成度の高さ」でした。
BCNR33も当時の他車種との比較にどうしてもなってしまいますが、あの当時としては純正の割に…それは欠点も同時に多かったですけれど、非常にデキが良かったと言えると思います。
純正リンクのジオメトリー含めて、ベースとしての良さも。
GDBはそんなBCNR33時代の国産車などにみられる「もうちょいここをこうしていたら…」というのを純正で既にやってある、そんな車でした。
なので、乗ればそりゃラップタイム的に「あともうちょいいける、いけるのになぁ」と思わなくもない場面もあるかないかで言えばありますが、トータルで見れば「純正状態でいいんちゃうん?w」と思えるくらい、バランス良かったです。
ただ、轍にステアを取られるなどの「もうちょいなんとかならんかったんかなぁ…」というフィーリングは少しはありましたが、そんな欠点も「ま、しょうがないか」と割り切れる程に限界付近での動きやそれに至るまでの挙動含めて素晴らしい車でした。
純正でフロント、センター、リア全てにLSDが付いていて、それが悪癖をもたらすんではなくメリットを多く享受できる「純正ならではの、マイルドな効きだがさすが!と言える設定」でして、こっから何かを拾えば何かを捨てる…強いて言えば「走るシーンやコースを選んで、そこに特化するならいざ知らず…」という状態でしたので、もうお金かけてちょこちょこやるよりも、冷却系だの連続走行向けにモディファイをするだけで「十分楽しいやん!?」っていうのに目覚め、むしろノーマルの良さをガッツリと残してその良さを伸ばす、そんないじり方をしてました。
ブレーキパッドを制動屋のRM550に入れ替え、空冷式のオイルクーラーを追加、ブレーキフルードをプロμのG-Four335へ入れ替え、スピードリミッター解除。
これくらいのモディファイで他は全てフルノーマルで走って岡山国際1分50秒ですよ!
ノーマル2000ccの車両としては(正確には周回用にちょっとイジってあるとは言え)H16年だっただろうか…当時の性能としては、ランエボなどの凄い車も居ましたがインプレッサSTIも噂に違わぬ…という好印象を持つのになんの抵抗も無い、素晴らしい車でした。
純正タイヤのRE070の能力も、純正部品でこれ!?という感想を持つに至るに重要な要因でしたがw
そんなGDB。
岡山国際の高μ路でも、サイド引いたりとか下品な事をせずとも四輪ドリフトに持ち込んで華麗に駆け抜けたりだとか(タイムロスを極限まで無い状態で、です)姿勢の自由度の高さも素晴らしかった。
そんなGDB。
GDBと触れ合った事で、今までの価値観も変わらず持ってましたがじわっと私の中で何かが変わるのがわかりました。
そんなGDBで結構走り込んで、このまま大事に乗り続けるか大きなトラブル(まぁ消耗させるような走りをがっつんがっつんやってるんでw)が出る前に別の車に乗り替えるのか。
漠然とそんな想いが頭の中をよぎります。
このままGDBに乗るのもアリかな、と思いつつ何気にネットサーフィンしていたらルノークリオRSにつきあたります。
最後の2000ccNAのFF
車重も1200kgくらいで軽い。
面白そう。
GDBの欠点と言えば、燃費が悪いwくらいでしょうか。
軽くて楽しくて、燃費いいってのはちょっと憧れるかも。
サーキット走行にもちょっと疲れてきてた時代だったので、サーキットがんがんに走って楽しいって車じゃなくて、公道を普通に乗って楽しいと思える車っていいかもなぁ、なんて少し考えてました。
GDBが公道で乗って楽しくないというワケじゃないです。
公道でゆっくり走っても「チューニングカーっぽい」武闘派な硬派な乗り味があって、それはそれで捨てがたい楽しみだったんですけれど、なんか自分の中で「もうちょい落ち着いてもいいんじゃないか」なんて考えが芽生えだしたのです。
ルノークリオ(日本名ルーテシア)に興味を持って、箕面にあるルノースポールスペシャリストディーラーへ訪れる。
実際に試乗させていただく。(小一時間も貸してくれましたよ!太っ腹。しかも好きに走ってきてくださいと放置プレイwwww)
楽しい車だと大満足するも、妻がイスが合わないとちょっと難色を示す。
そういう意味ではスバルの純正イスは出来が良かったんだな、と感心しつつ展示車だったメガーヌRSのお尻を見て一目ぼれ。
しかし…
FFでターボ!?
しかも車重1.4t超えって…どうなんw
今までの常識からすれば「こんなの雰囲気カーだろう、こんな車欲しがるヤツおんの?」
なんて思っちゃいましたが、お尻のカタチが魅力的。
私、車の好みってお尻のデザインから入る傾向が強いです。
あ、尻好きだからってホ○じゃないですよ!(あしからず
で、メガーヌRSに試乗させていただく。
ルーテシアRSよりも落ち着いている。
終始、落ち着いている。
あんなぶっといタイヤ履いて、結構なグリップを発揮しているにも関わらずGDBみたいに轍に取られる事もない。
思ったよりも静か。
動きは普通に乗る分にはゆったりとすらしている。
ルノーっぽい癒しすら少し感じられるが、そのゴツさも同時に伝わってくる。
…でも、あまりにもフツーっぽい。なんだこれ?
という違和感を覚えつつ最初の試乗を終えます。
その後、ずーっと何故か頭に残るんですよ。
実際に乗って超気に入った乗り味で終始楽しかったルーテシアRSの事じゃなく、メガーヌRSの事を。
あの、終始つまんないとさえ感じる落ち着き、乗って感じるフツーさ。
「あれだけのスペックで、フツーって感じれる事の方がひょっとして凄まじい事なんじゃないか?」
そこまで気付いたらもう止められません。
もう一度試乗させていただき、疑問は確信に変わりました。
そこでウォーターポンプやオイルポンプ、タイミングベルト他、結構な費用を掛けて5年目の車検を通して長く乗るつもりだったGDBを断腸の思いで手放して、メガーヌRSをお迎えするに至りました。
長くなっちゃったんで、続きはまた別記事で…すみません。
Posted at 2017/02/17 09:49:46 | |
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