もう一台、試乗させていただきました。
新型Domaneなども興味津々だったんですが、これは大阪地元に帰ったらお世話になっているショップに常に試乗車があるので、これはその機会でも良いかな…
って考えて、普段乗る事がないだろうモデルに乗せていただきました。
それは電動バイクです。
TREK powerfly Hardtail
フルサス仕様もあるみたいですが、試乗させていただいたのはハードテイルモデル。
最初にフルサスかつフルカーボンモデルであるSupercaliberに乗せていただいたので、乗り心地とかははっきり言って期待せずにパワーアシスト受けられる電動チャリンコってどんなん?という興味で乗せていただきました。
パワーアシストの段階がoff(アシストなし)→eco→Tour→なんだったっけ?(失礼w)→Turbo
の四段階だった気がします。
アルミフレームで見た目もゴツく、バッテリーパックもモータも内蔵しているのに手に持ってみるとこれが思ったより軽いです!
それなりに重量ありますけど、「電動」という意識で持つと驚くくらいの重さ。
まずは一番アシストの緩いecoから乗ります。
おお~。
アシストはゆっくりとゆる~く掛かってるんでしょうけど、割とスッと軽く車体が前に出る。
しかしペダル漕いでる感触はしっかりと残り、ちゃんとスポーツしている。
ecoで十分やないけw
という程に軽く走る。
次にTourモードで試す。
ん?
良く分からない。
ecoとあまり違いがわからない。
って一瞬思っちゃうほど、脚に来るレベルで違わないほどほんのりとパワーアシストが増え、同じ踏力ならきっちりと車速が上がりますよ。
素晴らしい。
一段階変化させる度にグングン変化があるのは試乗向きだし面白いという興味は引くだろうけど、実際に購入して長く乗るならこういう自然な変化の方が実際にコレを必要として買う人の為になってる。
この辺はTREKというメーカーの真剣さ、良心を感じますね~。
Tourもパワーアシストは受けながら、きっちりとスポーツしている!という感触を強く残している踏み応えなのは好印象でした。
次に名前失念しましたけどTourより一段階強いアシストモードを選ぶ。
ここでも感心。
より強いアシストを受けますが、グンと脚に来るほど変わらない滑らかなアシスト量の変化。
もちろんTourより楽にグングン車速が上がります。
しかし、このモードでも「スポーツしてる!」という感触がきっちりと残っています。それに感心。
最後に最強のTurboモード。
ここまで一段階ずつ変化させたので、最強モードに変化させた時も急激な変化じゃなく、ソッとアシスト量が変わるのに大変好印象。
不自然さや違和感などが一切ないです。
そしてTurboモードの時に勾配一番キツイところ登ったんですけど、これは相手がヒルクライムのプロ選手でもなければ電動アシストバイクに乗ってる一般人の人の方が速いのはうなずけるなw
というくらいガンガン車速は上がり、24km/hでアシストが切れるらしいんですけどついた勢いで勾配キッツイところでも26とか29km/hとか出せちゃいますw
電動すげぇw
そして登りを登っていたという事と最高速付近を出し続けている事もあり、最強アシストモードでも「スポーツしている!」という実感があります。
ここも感心。
そして違和感なども皆無。
自転車乗ってる感満載。
ここで興味を持って、アシストを一気にOFFにしてみました。
登っているのにw
ここで劇的な感動を覚えます。
さすがに車速は17km/hくらいまで落ちちゃいましたが、電動バイクってアシスト切れたら重たくなるって見聞きしていて、そういう印象が強いじゃないですか。
アシスト切れてもコレは普通に乗れますよ。
重量はバッテリーやモーターや回路分重いので、それなりなんでしょうけれども…
ガン!
ってペダル重くなるのを想定して、普段からやってる踏力上げる為にあえてフロントギアをアウターのまま登坂している時みたいにペダルに体重乗せていく漕ぎ方しているとちゃんと前に進むじゃないですか。
そのまま試乗させていただいているお店までOFFのまま平坦含めて走りましたけど、コレは出先でバッテリー切れてもそのまま乗って帰られますわ。
乗り心地もタイヤのエアボリュームが十分なので、リアサスを持たないハードテイルモデルながら普通のロードバイクと比較すれば天地ほどの差があるくらい乗り心地も優しい。
これは大変感心しました。
何に感心したかと言うと、高齢で足腰弱ってスポーツできない・しにくい方や、怪我などが原因でスポーツしていたけどロードとか強度の高い運動はちょっと…
という方たちが電動スポーツバイクを購入して運動するのはとても素晴らしいんじゃないかと感じたからです。
膝などへの負担を極限まで押え、MTBモデルなのでタイヤのエアボリュームも潤沢にあり、フロントにもサスがあり、走ってる時の振動を抑えられる事で、そもそも身体に掛かる負担も減らせることができる。
MTBだから舗装路以外も気にせず走れる。
本格的なグラベルなんてちょっと厳しいでしょうけど、それでも河川敷の道くらいなら余裕。
自分の体調に合わせてアシスト量を変化させながら、できる範囲で楽しみながら身体への負担を抑えてスポーツできる。
日本の健康寿命が延びて素晴らしい未来が訪れるんじゃないだろうか?
って試乗させていただいて感じました。
あとはコレがいかに素晴らしいスポーツバイクか。
という認知度を上げるだけのお話しですね。本当に。
今回はSupercaliberをはじめ、自分では絶対に購入対象にもならなかっただろう電動MTBであるPowerfly Hardtailの試乗を勧めていただき、貴重な体験をさせていただいたショップさんには感謝の念しかありません。
ロードバイクに出会い、何歳まで乗れるかわからないけど体力が衰える歳まで乗り続けたいな!
と素晴らしい趣味を見つける事ができ、それでもおりる年齢が近づいたらそれはそれで寂しいな…と考えていたのですが、そうなったら電動MTBいいなぁ!
って開眼する事ができました。
日本て本当に良い国ですね。
世界的に見てちょっとアレなところはあるかもですけど、絶対的に平和ですし、望めばこういう他国製品でも優れた乗り物などに触れる・購入する事ができるというのが素晴らしい。
今回の試乗会は本当に良い経験となりました。
Posted at 2020/03/18 15:31:36 | |
トラックバック(0) | 日記