自転車などの持久系スポーツで大事になってくるのが心拍数の管理です。
スマートウォッチやガーミンなどのサイコンの機能として、現在は簡易な方法で割と正確な心拍数を把握する事が容易となっております。
心拍数を知る事で何を管理できるかというと「運動の領域」です。
持久系のスポーツは、延々と呼吸をし続けながら運動するので「有酸素運動」だと思われがちですが、実はそうじゃない領域も存在します。
それは
このサイトの記事内で紹介されている計算式で求められる一般的に「年齢」によって導き出される「最大心拍数」をまずは割り出してください。
個人・個人で最適な数値は変わってくるのですが、手っ取り早くそう大きく外れていないだろう数値を知るのには最適です。
この「最大心拍数」か、それに近しい数値で運動し続けると…
筋肉が消費する酸素量≧血液が循環する事で供給できる酸素量
という関係性に陥ってしまって、ハァハァと呼吸しながら運動し続けても、実は「無酸素運動」そのものな運動になってしまっているか、非常に近しい状態で運動し続ける事になってしまいます。
ダイエット目的ならば、身体を酷使するけれど「痩せない運動」になっちまうんですね。
身体への負担も非常に大きなものとなってしまいます。
なので、健康を目的に気軽に運動される場合など。
「ガチ勢じゃないんだから、心拍センサーまで用意して運動しねぇよw」
という向きの方ならば、運動していて呼吸が苦しくならない程度の運動に留めるように気を付けるだけで十分に効果的な運動となります。
私の場合だと、二年近く続けた甲斐があって心拍数を抑えながらの巡航速度も平坦部なら32~36km/hくらいで巡航できるようになってきました。
最大心拍に近い状態まで追い込んでも完走できる程度の距離ならば、巡航速度を40km/h以上キープして走る事も可能になってきました。
お世話になっているショップの日曜日練習会に参加すると、中級者向け練習なのですが清滝峠ふもとのファミマまでの約15kmの道程を信号待ちや安全の為に減速する時以外は延々と40km/h以上で走られますw
15km走った後に休憩がある。
ってしっかりとわかっている時は、そこまでの間はスピード出しても体力管理ができるんでさほど疲れずに走り切れるようにはなってきました。
乳酸があまり貯まらないウチに、清滝峠や京田辺TOJのコースを含むヒルクライムに行くので休憩と言っても軽く給水と補給とトイレ休憩くらいでまた走ります。
まるっきり運動不足な状態から、ちょっと運動していた人ならもっと早い時期にこういう領域に達せるんですけれど、年齢も絡むので一概に言えません。
わたし程度の人間が二年でそういう走り出来るようになってんだから、○○ならスグにイケるだろう。
というのが年齢が大きな壁となって立ちはだかります。
それは40代に突入しちゃうと、運動した事によってきっちりと筋量が増えるようになるまでの期間が「約一年は要る」という事実です。
最初の一年は、筋量が増えてるんじゃなく眠っている筋肉が目を覚ます期間でもありまして、主には使わなくなっちゃっていた毛細血管や筋肉を動かす神経が発達する期間です。
それらの再発達が一通り体内で進行してから、初めて筋量などが増加できる期間へと移行します。
これが30代だと約半年
これが20代だと個人差もあるんですけれど、一か月~三カ月。
これが10代だと三日~一週間ほどで済みます。
若い時分に運動系の部活動で真面目にやってた方だと、サボっていた期間分だけ筋肉は衰えていますが劣化しきった状態ではなくある程度の筋量が眠っています。
私の場合は小学生時代はソフトボール、中学生時代は軟式野球。
高校生時代は同好会レベルでしたがアメフトなどをやってたので、社会人になってからデスクワーク中心だったために極度の運動不足状態でしたが、若い頃の下地があったので毛細血管や神経の再発達期間中であると言われている40代の最初の一年間でも、みるみるうちに体重の割にそこそこ走れるようにはなったのが幸いでした。(楽しみながら走れたのでw)
若い頃に運動してなかった…。
という方でも悲観する事はありません。
継続は力なりなので、楽しいと感じる方法で運動を続ける事で失いつつある身体の機能や健康を取り戻せるので何歳になっても遅くはないので、運動に興味のある方は運動しましょう!
わたしのブログでこんな記事を書く日がやってくるとは…w
わたし自身、この二年間で大きく生活習慣含めて変わりました。
運動する事で今まで興味の無かった分野の知識を、経験も通じながら得る事がありました。
健康診断もオールグリーンです!
これにはお世話になっているお医者さんも驚いておられます。
有酸素運動をされる際は、無酸素運動にならないように。
追い込み過ぎないように気を付けて運動なさってください。
最初は大丈夫なんですよ。
何回かやっているウチに、慣れてくるのと身体が元気になっていくので、そういう時に「やっちゃいます」
身体を故障したりしてしまったら、せっかく楽しいと感じている運動ができなくなっちゃう恐れもあるので、「わたし程度の運動量でアスリートみたいな故障の仕方はしないだろう」と思いこまないで、意識の外になっちまってるそういう危険に注意して、楽しく・気持ち良く運動できるように…
コロナ渦で自転車ブームやジョギングなどの、そういった流行りが生まれていますが、そういう運動に興味を持って身体を鍛えだされた方はせっかくなので気を付けてお過ごしください。
私は幸いな事に、こういった方面に関してとんと無知だったのですが教えてくださる先輩方(ショップの常連さんなど)がいらっしゃったのがとても幸運でした。
そこまで本格的にやらないから。
と言わず、どんなに軽度の運動でも運動される方は面倒かも知れませんがちょっとだけ調べてみてください。