以前書きました
記事で、みん友さんからコメントいただきました。
2000rpmまでブーストが掛からないという事は、割と大きいタービンが付いてるのではないでしょうか。
というコメントです。
スポーツモードで4000rpmまで発進時に回しても、フルスロットルじゃない限りはブーストメーター表示が「0.0bar」から動かないし、「キーン…」というタービン音も聞こえない事実も合わせて私は小さめのタービンで過給コントロールを上手くしているのではないでしょうか。…的なコメント書いてました。
ブローオフバルブか何かで、過給を0.0bar以下になるように圧を逃がして制御しているのでは…と予想していました。
発進加速時に4000rpm付近まで回しても過給が掛からないのは、正にそんな制御をしているんだとは思います。
いくらタービンでかかったとしても、そこまで過給が掛からないタービンだったらいろいろおかしくなるだろうし、今乗ってる時に感じているような痛快なフィーリングにもならないと思うからです。
でも、みん友さんがおっしゃる通り…。
そんな発進時のブーストが掛かる・掛からない(フルスロットル時は容赦なくブーストかかりますw)事実よりも、普段乗っている時に感じるフィーリングに注意しながら、ここ数日乗っていました。
すると、不思議な事に何故か2JZなどを思い出してしまったのですw
あの頃の贅沢だった構成のエンジンを思い出してしまったのですw
純正では0.6や0.7や、高くても0.8までのブースト圧で抑えて使用し、構成部品の耐久性・寿命がきちんと10年10万kmは余裕でもつという構成だった頃の、ターボエンジンを思い出したのです。
(フィーリング自体はちょっと違うけれど→年代進んだ分だけの差)
みん友さんがおっしゃったように、恐らくマカンの純正タービンはここ最近のクルマに採用される「エコ系」とか「ドライバビリ系」で採用されるような、A/Rが小さいタービンじゃないですね。
誤解を恐れずに私の中でわかりやすい例えとして例を挙げると、第二世代GT-RのRB26DETTに採用されていたタービンや、2JZ-GTEに採用されていたタービンなど…ツインターボだった頃の1JZ-GTEにも当てはまるかも知れません。
純正で0.6~0.7前後の過給圧しか使わず、キャパシティとしては1.0barまで使えるが「敢えてそこまで使わない」「使ってない」時代の過給フィーリングに似ているとも言えるかも知れない。
と、急に頭の中で閃いたのです。
あの頃の「低速トルクが薄い」と言われていたRB26でさえ、実際にはクソみたいなアホチューン(もろにデチューンと言って過言ではない)ではない限り、あの当時としては重たい車体となる1.55t近い巨体を、低速トルクが薄いと言われるRB26DETTは、アイドリングスタートできるくらいにはちゃんとフレキシビリティありましたからねw
今乗ると、現代の低速トルクが太いエンジンに慣れちゃった身としては「やっぱり線が細いなw」と感じるかも知れませんが。
そこら辺は、20年以上という時間の経過による「差」だと思います。
国産エンジンも、ひと昔前よりはきっちり低速トルクも出てきていますから…。
上手く例えられませんが、エンジンの回り方とブーストの掛かり方でそんな事がフト、頭をよぎりました。
マカンを昔みたいに気軽にイジる…なんて事は、電子的な理由とか含めてなかなか難しいとは思いますが、私が若い頃に乗って遊ばせていただいていた車のように、きっちりやってブーストアップを施せば、簡単に400psを超える出力を得られるようなキャパシティを、マカンSのエンジンは持っているんじゃないだろうか?
なんて妄想までしてしまいましたw
RB26DETTも純正で回すと、マカンのV6とはまた違ったフィーリングですが
「似た雰囲気」
は感じるんですよ。
カタログ馬力280psだけど、実測すると当たりハズレはあるにせよ私の車や友人・知人の車の平均をとるとBCNR33後期型で「だいたい320~330psは出てる」
BNR34になると純正ブースト圧が0.7~0.8掛かってたと思うのですが、そういうのも手伝って、「だいたい340ps近く出てる」個体もありました。
マフラー交換して触媒以降の抜けを確保するだけで「ざっくり360ps」は出るようなクルマが多かったのですが、そういうのも踏まえてフルノーマルで乗って上まで回した時に感じるフィーリングが
当時感じたまま、書きますw(当時 若僧の感想なのでw)
・上まで回した時の炸裂感はないけど、独特の伸びを感じる。
・俺はこんなモンじゃないよ~、もうちょい力出せるぜぇ?
・キャパがあるから感じる「余裕と回転の滑らかさ」
うーん、なんか上手く言えません…
語彙力なくてすみません…
簡単にまとめると、「たしかに余裕を感じる」のです。
純正で使い切ってない余裕と言うべきでしたねw
それでいて、非ブースト域でもあの巨体を軽々と加速させるトルクの出方とギア比の妙。
そして、巧みなブースト制御。
とにかく速く走らせる事に主眼を置けば、もう少し速く走れる車とするのはポルシェの技術力だったらできるんだと思うのです。
でも、実際に私の目の前でおこった現象と合わせて考えると(スポーツモードONでアクセル開度軽めで発進した時に、4000rpm近くまで回って結構いい加速している時でもブースト圧は0.0barのまま…という事を指しています)環境問題や燃費性能を考慮してポルシェ的には「ここでブースト圧かかるようにして、積極的に加速に性能を振るよりも、これだけきっちりと加速応答性があればこの領域はブーストを掛け過ぎず、燃費性能に振るか」という判断だったのではないでしょうか。
現代の時代背景なども絡んで、ちょっと見えにくくはなってしまっていますが、実際に乗って感じるフィーリングと実際に発揮される実力と合わせて考察すると、確かにポルシェ製V6ツインターボエンジンは現代のクルマ達が忘れた「良い意味で贅沢なエンジン」と言えるかも知れませんね。
効率も重視しつつ、効率だけに捉われていない…?
上手く言えねぇw
もっと簡単に言えば、90年代の頃の「古き佳き頃の贅沢さ」を持ったエンジン。
しかし、2tに迫る巨体をものともせずにブーストに頼らずエンジンの地力でも走らせるだけの余裕のある素晴らしさ。
それでいて、90年代の頃のターボエンジンでは考えにくい燃費性能。
なかなか得難いモノを持ってるんじゃないだろうか…。
と改めて感じました。
予想と妄想が入り混じった文章ですみませんw
今度、時間が取れたらマカンの純正タービンA/Rなど、調べてみようかなと思いますw
Posted at 2022/02/02 09:06:33 | |
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