ある日、フト気付きまして…
私が使うEmonda SL5(2018)は5800番台の105を搭載しています。
モデルで言えば一つ前の105になります。(現行は7000)
そろそろ話題の電動化された105(7100)がデビューします。
そうなると二つ前のモデルになります。
変速性能はそこそこ良い。
コンポ重量はそこそこ重いw(そこはヒエラルキー)
リアディレイラーのゲージに付いているプーリーはメタルブッシュ
(そこもヒエラルキーw)
このプーリーを近々デュラ化しようかなと考えています。
ここ変えたら体感ではわからなくても確実に抵抗減るのでロングになるほど楽らしいんですよね。
疲れた時にわかる。ってヤツなんだろうと思います。
…確かに、ラックに吊ってる自転車のプーリーを指で直接回転させるとウチの105はちょっと重いですね~w
…妻のEmonda SLRは8000番台のアルテグラで組んでるんですが、若干軽いけどやっぱり少しひっかかりを感じますね~。
…妻のDOGMA F12も、8000番台のアルテグラDi2で組んでいるんですけど、Emonda SLRと似た印象ですね。
でも、若干こっちの方が軽い気がする…?(個体差だろうか)
…私のMadone SLRはコンポメーカー自体が違いますが(SRAM製)さすが最上位グレードだけあって、指で軽くプーリーを回そうとすると自転車がピクリとも動かずにスッとチェーンとクランクごと回りますねw
シマノのデュラエースもこれくらい無抵抗で回転するんだろうなぁ。
脚で漕ぐのはやっぱり指と比較にならないパワーがあるので、脚では気付きにくいこの差も、もっと力の無い指でやる事でその差が理解しやすいですね。
そんで、距離走って疲れてきた時にその差を感じる事はできなくても、確実に体力の温存という方面で差を享受できると。
こういう機材スポーツはなかなか奥が深いですね~。
お店に問い合わせたところ、5800と現行の入手しやすいデュラプーリーが互換性があるのか調べないとダメです。
という事で、汎用性の高いセラミックベアリング組んであるプーリーはいかがですか?とおススメいただきました。
デュラ純正プーリーもひとつ3000~4000円するらしく、良いお値段するので互換性のある品物の同じくらいの値段のプーリーを組んでみてはいかが?
というお話しです。
純正プーリーを手元に残しておいて、一度そちらの部品で試してみようかなと思います。
そして、そういう感じでまじまじと自分の自転車をメンテしながら見ていて気付きました。

単身赴任始まってすぐの頃に、この8000番台のアルテグラクランクセットを購入し、取付けしてもらいました。(私が乗るEmonda SL5 2018です)
単身赴任先の皿倉山ヒルクライムや、そこから市街地ちょっと走って遠賀川CRを爆走、芦屋海浜公園まで行ってその先のCR走って宗像あたりで折り返す
って感じで休日乗ったりして、結構な距離走っています。
こっちに帰ってきてからはメインがMadone SLRになったとは言え、通勤でちょいちょい乗ったり、Madoneのホイールに傷入っちゃってから勝尾寺登ったり阿古谷走ったり…で、こちらに帰ってきてからでも少なく見積もっても500kmくらいは走っています。ストラバのバグか謎の無判定になっちゃったのもありますしw
北九州で乗った分と合わせて2000kmかそれくらいは乗ってるような気がします。
それでも、チェーンリングのアルマイト塗装が削り切れずに黒い色で残っているというのに驚き。
5800の105はお値段の割に変速性能は良い。そして確かな作動をしますが、やはりそこは上位モデルと比べて変速速度などでは劣る。
でも、それが悪い事ばかりでもないんだなぁ…と状態を見て思いました。
何故かというと…

妻の乗るEmomda SLRですが、機械式のアルテグラ(8000)で組んでいます。
アルテグラくらいから、デュラには一歩譲るものの割とスパッ!スパッ!と変速が決まります。
それは疲れている時でも同じく変速できちゃいます。
そんな疲れている時に、クランクを回すトルクを抜くのを「少し億劫になって」もしくは「わかっていてもやっちゃって」力かけたまま変速しちゃったりします。
そんな時に無理な変速を実行しちゃってチェーンリングをわずかに削っちゃうんですよね。
これの繰り返しで摩耗が進みます。
妻のEmonda SLRは3000km以上は走っているので単純な比較はフェアではないですが、それでも「変速性能が高いゆえ」ちょっと無理な変速でも機材側が応えちゃって…という流れで削れてる風な印象を持つ減り方しています。
まだまだ使えますけどね!
そんで、妻のDOGMA F12

電動コンポなので、さらに確実に変速を行う能力が高いのと、パワフルに変速を実行するのでフロントチェーンリングの摩耗が進んでいます。
DOGMA F12は結構乗り込んでいるので4000km超えていると思います。
実際、チェーン交換したところです。
伸び具合から言っても、4000kmは走っている感じでした。
このチェーンリングはまだまだ使えますけどね!
でも、この先気を付けて変速しようと声掛けはしましたw
気を付ければ気を付ける程、わずかですけど寿命伸びますんで。
そんで、私が乗るMadone SLRです。
単身赴任先から帰って来れずに乗れなかったり…
リム打ちでリムに傷入って乗れなくなったり…
納車後一年経過しましたが、割とな日数乗れてないんですけど2300km以上は乗っています(ストラバ上でカウント無効になぜかなっちゃってるライドがあるので、それらを足すと2500はいってると思いますw)
まぁまぁ削れてるように見えますが、実はそんなに削れてないです。
(汚れ具合でそう見えるんです。清掃と注油しておきますw)
SRAMのフロント変速はイマイチぃ!
と業界の評判ですけど、そんなに変速遅いか?と疑問を感じる程度にはフロント変速悪くないです(特にREDは)
でも、確かに最新のシマノ製コンポのフロント変速の速さには一歩劣ります。
ただ、チェーンリングの削れ具合とか見るに。
レースとか出るなら完全に消耗品だと割り切って「性能を取る!」という判断はアリです。勝つ為に。
でも、我々夫婦のようにそこそこ頑張りはするけど(自分なりに)基本はポタリングでライド先でのランチなどに楽しみを見出している走っても一日100km~120km程度の使い方のサンデーライダーの場合は、多少変速性能がアレでも比較した写真のように「摩耗を抑えられるのも性能のひとつじゃない?」と考えます。
チェーンリングも安くないですからねw
そんでこの部品供給が怪しい現在で、あまり部品交換しなくて済むならそれにこしたことはないですからね。
そういう意味では今のところ、105最強w
やっぱ「とりあえず105買っておけ」は本当だったんですね。
ちなみにリアスプロケの感じは
距離乗ってる割には、まぁまぁ…こんなものかな?
くらいの状態を保てています。
丁寧な変速を心掛けて、機材に負担掛けないように乗りたいなと思います。
そして、この時気付いたんですけどDOGMA F12のリア変速が怪しい。
Di2よろしくスムーズに変速するんだけど、なんかビシッと決まらない。

実際にちょっと近所を走らせてもらうと、変速するけど「ギアに入った」感が少し希薄。
変速したか怪しいからついつい操作しすぎて「ギアを落とし過ぎる」「ギアを上げ過ぎる」事を繰り返してしまいました。
えー、アルテグラってこんなに曖昧だったか!?
お世話になっているショップにお邪魔して診てもらいました。
すると、リアディレイラーのハンガーが曲がっていると!!!!
それも見た目の曲がりは微妙だが、捻じれてるから危ないと。
電動コンポだから無事でしたが(インナートップや、アウターローなどの極端なギア選択に機械的に制限されて入らない為)これが紐(機械式)コンポだったら最悪の場合、ディレイラーごともげてホイールに巻きこみ、もっと最悪なケースはフレームまで逝っていた可能性もあるくらいのハンガーの歪みがあります。
確かに…!!(写真残しておけばよかった)
ピナレロのディレイラーハンガーは専用品なのです。
汎用品で使えるのがないかは店長と一緒にカタログで探しましたが、やはりありません。
在庫がありそうなお店を教えていただいて、買いに行きます。

Y'sロード大阪本館(本町にあります)さん、さすが!!
Y'sロードさんは在庫ありましたわ!!
怒られるかもしれませんが、二つ買わせてもらっても良いですか?
と尋ねると「まだ在庫いっぱいあるので二つだったらOKですよ!!予備要りますよね!」と快諾いただいて、二つ買いました。
さすがDOGMA価格で、ひとつ5800円w(たけぇw
普通は2000円くらいだと思うんですけど…(で調べてみました。
TREKが良心的過ぎるんですねw
それはさておき、買ったディレイラーハンガーを持って店長の元へいき、交換・取付けとDOGMAを買ったお店では調整しきれてなかった変速調整もしていただきました。
見違えるほどカチッカチッ!スルスルスルッ!と変速が決まる。
乗って変速すると「身体がよく覚えている感触」を伝えてきて変速する。
なので確実に「ギア一枚落とした」「ギア二枚落とした」もしくはその反対。
ってのがわかるようになりました。
アブねぇ…
変に変速性能高いのもどうかと思うぞw
という事象がありました。
調整甘かったら甘かったなりに、例えばよく「SRAMのコンポはクソ」とネットで言われるように「アカン動き」してくれたら問題があるのがわかるんですよね。
時々ディレイラーもげてホイールに盛大に機械ごと巻き込んでホイールはヘタすると全損?(スポーク交換で直れば良いですが、スポークホールまで逝ってるっぽい画像も…)そして、巻き上げられたチェーンがフレームに絡みついているのも見た事があります。
そうなってしまう前に、明らかに動作でおかしかったら気付けますが今回のように偶然私が気付けたから良いものの、そうじゃなかったら逝ってしまってます。
そして、私自身も気付けたのは本当に偶然です。
なんかおかしいなぁ?とは思ってはみても、店長に診てもらうまでは「チェーン交換したら直るかもね!」と思ってましたもの。
そんでディレイラーハンガーが無いから買いに行く為に、一度組みなおした(ハンガーは曲がったままだけど)新しいデュラエースのチェーンによってまぁまぁ変速良くなっていたので余計にそう思います。
チェーンが良くなると変速性能も上がるんですよ。
こうなると、気付かずに乗っているとSNSなどで時々見かけるディレイラーがもげてホイールに巻き込んで…って大惨事になるでしょうね。きっと。
メーカーごとにその辺の考え方が違うので、私はアカンようになってきたらアカンようになる動きを示すコンポも、そうではなくてギリギリまで良い動きを提供してちゃんと走って帰れるように促すコンポも「それぞれに善し悪し」があるなと思いました。
私がMadoneで使っているSRAM製コンポは、ブレーキパッドが減ってくるとわかりやすいくらいレバーの引きが増えます。油圧なのにw
シマノのは本当にダメになる一歩手前までレバーの引きが変わらず、安定の性能を発揮します。
これ、どっちが良いんでしょうね。
まさに、これこそ「善し悪し」だと思います。
私は高価になっちまった(コロナ禍とか円安の影響で)ディスクローターを限界まで使ったパッドによって変に摩耗させてしまうよりは、事前に(もちろん点検も大事ですけど)乗っているだけで「あ、そろそろか」って解る味付けっていうかそういう操作性ってのも大事だなとも思います。
どっちも使っているからそんな事を言えるんですけどねw
個人的にはどちらも好きです。
ただ、やたらシマノ信者過ぎて他社の製品を貶める事しかしない人は嫌いですけどw(いるんですよ、自転車界隈にも。)
ちなみに交換の時に外したハンガーを記念に持ち帰って机の上に置いて写真撮りましたが、この写真じゃ歪み具合があまり伝わらないですねw
実車に組んでる状態だと息をのむくらい歪んでいるんですよ。