すっかりチャリンコ日記と化した当ブログ。
チャリンコに興味ある方もそうでない方も、時々読んでくださってありがとうございますw
過去記事などを読むと誤りなどもありますが、それは私個人が成長していく様を綴っている、それを読んでいるような暖かい気持ちでゆる~くお付き合いくださいw
※所有しているホイールについて
過去も含めて所有していた・所有しているホイールについて簡単に紹介したいと思います。
これからホイール買い替えるという人の「参考程度に」なったら嬉しいなと思います。
まずはこちら↓
むちゃくちゃ懐かしいです!
妻用に最初に買ったTREK EMONDA ALR5(2017?)です。
完全外装レイアウトで、今となっては珍しいですが当時はこれが普通でしてメンテもしやすいので趣味で乗る分にはデメリットばかりではないんですよね。
これに装着させているホイールが紹介したいホイールです。
お世話になっているショップ手組のオリジナルホイールです。
TNiのAL22だったでしょうか。
手組用リムに、Sapimのleaderだったか。丸スポークで組んでもらっています。
物凄く軽く、ホイール前後セットで(スプロケなどはもちろん無しの状態で)1260gくらいしかありません。
このリムを使って強くも組めるんですけど、これはお値段も安くお求めやすくする為に組んでもらったホイールなので女性などの体重が軽い人用に割り切って組んでもらっています。
2:1で(後輪)組んでもらっているのが当時の流行りを象徴しているでしょうかw
前後で4万円?3万8千円?くらいでした。
今乗ると…緩い可能性は否めませんね。
今手組頼むならCX-SPRINTかCX-RAYで24本~32本レイアウトでばっちばちに組んでもらっていると思いますw(妻には堅いか)
鉄下駄卒業で乗るなら最適なホイールだったと思います。
妻も楽しそうに乗ってました。
次にこちら↓
Fulcrum Racing ZEROです。
装着しているのは、この時は妻のEmonda SLRに組んでますね。
私のEmonda SL5にも組みます。
先日久しぶりに使いましたが、やっぱりこれは名作ホイール。
今だと新品でも投げ売りしているので、売っているところを見かけたら買った方が良いと思います。(リムブレーキモデルはさすがに欠品続いています)
まぁでも、今どき売ってるロードバイクってほとんどディスクブレーキモデルですよね。
これのディスクブレーキモデルも若干投げ売り状態入っています。
12万円前後あれば新品買えます。
性能を考えたらウルトラバーゲンですね。
20万円前後の中途半端なカーボンホイール買うなら、アルミホイールの決定版であるレーシングゼロを買う方が恐らく速く走れます。
Emonda SL5と相性が良すぎるのか?
Emonda SL5に組み合わせて乗ると乗り心地もそんなに悪くありません。
※つまり体重が重い人に向いているホイール
Bontrager Aeolus Comp5のリムを使った手組ホイールです。
重量があるので(1700g前後)上記のレーシングゼロのような軽快感ある加速力は物理的に望めないですが、そこそこ良いホイールに化けています。
ダウンヒルなどの走行性能はピカイチです。(安心感がある)
組んでるスポークがCX-RAYなので、絶妙な撓りが接地感を生んでいるんでしょうか。
剛性があって堅いのに、絶妙に撓りがある…これって矛盾した表現なんですけど、語彙力の無い私が感じたままに説明しようとするとそうなりますw
残念ながら絶対的な性能では先ほど紹介したRacingZEROの方が上です。
ですが、乗って楽しいというかなんか私によりしっくりくるのはこちらのホイールの方です。
なぁんか妙にしっくりくるんですよね~。
私の脚力(しょぼいけど)とバランスがちょうどいい塩梅なんだと思います。
※つまり体重が重い人に向いているホイール

ROVAL Rapide CL50 disc
これは、ノーマルスポーク(DT competition race)と、のむラボさんのありがたいブログ記事を参考にスポークをCX-RAYとCX-SPRINTへ組み替えた(逆異径組、結線はなし)カスタムホイールの2種類を持っていました。
ひとつは、Allez Sprint comp discで使う為に買ったもの。
もうひとつは、妻のDOGMAを購入する際に(バラ完)価格抑えめで良いホイールは…という事でこの時大のお気に入りだった同じホイールを長期展示品だったから…という理由で2割引き(!)してくださったのもあって、買いました。
①ノーマルスポークの時の印象
・柔めは柔めなホイール。人によっては剛性ありますね、とも言われるw
どっちが正しいのかはわかりませんが、恐らく柔めではあるんでしょう
・柔めでも結構速く走れる。
・柔めが功を奏してか、ロングライド行っても割と楽。
・ダウンヒルはちょっと不安感がある→初めてホイールバランス取ってもらった
・DT SWISSのハブが割と良いので、スチールベアリングでも割と良い回転
ぶっちゃけ、このホイールを初めて装着して走りに行った清滝峠で、清滝峠を久しぶりに走ったという事実はあるものの、この時にPrivate Rcord更新しました。
16分5秒です。
その後、体調が芳しくないとかしばらくロードで走れてなかったなどの諸事情があるにせよ、ROVAL Rapide CL50 discとAllez Sprint comp discの組合せで出したこのPRを超えてない事から、「実はそんないう程悪くも無い可能性」が私の中で疑問点としてあります。ただ、ダウンヒル時に感じる不安感は実際にあって、次の項目で説明しますが、このあたり難しいところです。
②スポークカスタムした後の印象
・見違えるように確かにパリッとした。
・以前よりも真っ直ぐ走ると感じる。確かに感じる。
・確かに進む。よく進むと感じるものの各所でのPR更新あるにしても、清滝峠でのPR更新は叶わなかった。(不思議)
以前の「少し柔い」と言われていたノーマルの方が微妙なバネ感があって(認識はできてませんでしたが)自然と身体がリズムをとってバランス良くクランクを回せてタイムアップに繋がったんでしょうか。
それくらいしか思いつかないですw
・ダウンヒル時の安心感がかなりUP。安全だと思える速度で下るにしても、その安全だと感じる速度域がかなり底上げされた
(ノーマルでも速く下るのはできますよ)
・ただ、剛性が上がった為か脚が疲れやすくなった気はする。
ROVAL Rapide CL50 discの総括
良い時代の良いホイールだったと思います。
だって、欠点はあるにせよですよ。
カーボンリムが20万円のミドルグレードなのにハイエンドモデルの「CLX50」と同じリム使ってんですよ。
違うのは、使用しているスポークとニップル(CLは真鍮)とハブとメーカーロゴだけですよ…って書いていて思いましたがリム以外全部違いますなw
でも、ハブがこの価格帯でリムがハイエンドと同じなのにDT SWISSの350と同じインターナルメカを搭載しています。
ハブ胴に至っては、CLXと同じストレートスポーク使えるハブ胴とフランジです。
回転性能に関しては、CLXのceramicspeed製ベアリングを積んでいるのは魅力的ですが、何度か記事で書いてますがDT350純正アッセンブルのスチールベアリングくらい回転したら、他とはっきりと比較しない限りは不満を覚えるような回転性能ではありません。
なので、スポークカスタムする・できるお店とお知り合いなら間違いなくお買い得に値するホイールなのではないでしょうか。
横風にちょっと弱い以外は、空力も良いですし。
実際、速いホイールだと思います。
ただ、RacingZEROを久しぶりに経験して思うのは…アルミリムで、リムハイトが大人しい(カーボンホイールみたいなカッコよさは希薄)というデメリットはあるものの、あれだけの走行性能が現在の相場で新品12万円で手に入るというのは…悩ましいところですねw
そういう特殊な事情を除いて(レーゼロが投げ売りじゃなくてちゃんと定価で販売されていると前提すれば)考えると、今でもCL50 discはそう悪くない選択肢じゃないかなとは思います。
ただ、のむラボさんなどの専門家の方に言わせると「ヌルいホイール」だそうですけれど…
両方共、手放したので今さら比較できないんですけど、久しぶりにレーゼロ経験すると「やっぱりROVALはちょっと緩かったんかな…」と思うところはあります。
でも、乗ってる時はそんなに不満なかったです。
レース走れるほどの走力が私にはなかったからかも知れませんけど。

Bontrager Aeolus RSL37
現在は妻のDOGMA F12 DISKに装着しています。
私のMadone SLRをProject ONEで発注するタイミングでは、このホイールかxxxシリーズしか選べなかったので後々、妻のロードバイクへの転用にも使えるなと考えてRSL37とセットで発注して入手しました。
・今まで経験してきたどのホイールよりも真っ直ぐ走る
・横風に対して異常に強い
・空力的にはリムハイト50㎜あるROVALには絶対的には敵わないと思う
けれど、横風など他で受ける抵抗の差までトータルで考えると…
RSL37の方が全般的にわたって楽な可能性を感じるほど楽。
・登りは速い。
しかも登りが苦手な体重のある私が脚を残しながら登れる凄さ
・軽い。とても軽い。なので加速などの応答性抜群。
・ダウンヒル時の安定感と安心感の高さ
完全無欠かよ。
と言えるほど総合性能が高いモデルです。
リムハイト抑え気味なセミディープモデルなのに登りに特化…してなくても、登りは強いワケですが(これより登りに強いモデルは確かにあります)平坦巡航などで劣るワケでも無いあたりに凄さを感じます。
ただ、体重がある私にとっては凄く素晴らしいホイールだというのは解るんですけれど、軽すぎたんですよ。ホイールが。
速いんですけど、なんか回している感じしかしなかったんですよ。
踏んで加速していくっていう乗り味が欲しかったんです。
そこがもうちょっと感じられたら、ちょっと他に変わるホイールはなかなか無いだろうと思える傑作ホイールになったと思います。
今は妻が使っていますが、妻のように体重が軽い人にとっては「凄く良い」と太鼓判いただいております。
ダウンヒルが死ぬほど苦手だった妻が、このホイールに変わった事で(スポークカスタムしたCL50でも速くなってましたが)我々とそんないう程変わらない速度で下れるようになっているのに、私が一番驚いております。

Bonrager Aeolus RSL62
Madone SLRが納車されてから数か月後に、待望のエアロホイールRSL51、RSL62、RSL75が発表・販売開始されました。
ソッコーで発注しましたが、納輪されたのは9月だったか10月だったか…
三カ月ちょい待ったような記憶があります。
私の中で、今のところコレを超えるホイールはありません。
体験史上最高のホイールです。
重すぎず、軽すぎず。
踏んで加速するイメージそのままに走れるホイールです。
ゴリゴリのエアロロードであるMadone SLRに、こんなごついリムハイトを持つホイールを装着すると乗り味に癖しかないような乗り味を想像してしまいがちですが(特に初期の頃のディープリムの癖をご存知の方だと「うっわぁ…乗りにくそう…」と思われると思います)ジャイロ効果含めて変な乗り味の癖はなく、キビキビと思った通りに走れますし、曲がれます。
むしろその俊敏性の高さに驚きます。
オールラウンダー的な乗り味をも実現しています。
加速力も絶対的な性能で評価するならRSL37などの軽いホイールには敵いませんが、決して遅くはありません。むしろ速い部類です。
ロード用ホイールとして初となるリム内幅23㎜がもたらすヒステリシスロスを抑え、インピーダンスロスも抑えた低抵抗の走りは思っていた以上に体感もできる凄さでした。
なので何気に流すように乗っていても後でストラバでの記録を見て驚く事もしばしば。
スポーク本数を減らして空力性能とかを向上させる…という流行りがありますが、完組ホイールとして+ディスクブレーキモデル用ホイールとしては「これ以上減らすと良くない方向の性質が出ちゃうでしょ」と言わんばかりの前後24本配置構成。
体重のある私が乗るのに適したホイールですが、とても攻めたホイールでもあるのでスポークテンションをより引き出そうとしてニップルを締め込み過ぎたり…などの「やりすぎ」に注意してください。
実際に指でリムの中腹をグッ!と押しても簡単には凹まないほど堅いので、すっげぇ頑丈に作ってあるやん!!と驚かれると思うのですが、そこはご注意を。
だって、クリンチャーホイール(チューブレスレディ)でRSL51で1420g
RSL62で1510g「しか」ないんですよ。
リム重量にして、RSL51でだいたい420g
RSL62で510gです。
リムハイトの割に本当に軽い。
なので重量/剛性 比的にも極限まで攻めた設計されています。
なので純正設定のスポークテンションより「もっと高めたい」という発想から、スポークの種類まで変えて、より強固なホイールにしようとする時は気を付けてください。
リムが変形してしまって「終了」する恐れが割とあります。
これはRSL37なども一緒だと思います。
最近の完組ホイールが如何に限界を攻めた設計をしているかを如実に表していますね。