2023年01月20日
うちのマドンは、納車以来ずっとクリンチャータイヤ(普通にチューブを組むタイプ)で運用してきました
以前使っていたROVAL Rapide CL50 discの方は、過去記事でも書きましたがちょっと不安を感じるフィーリングがあったのでその時に初めて回転バランスを取っていただきました。
それも効果があり、不安感は減りましたが結局物理的に対策を取る方策として、のむラボさんのありがたい記事を参考にさせていただきまして店長に無理言って(TREKコンセプトストアなのにwスペシャのホイールを…)CX-RAYとCX-SPRINTを使って逆異径組みで組んでいただきました。
結線はしてませんが、それでも効果は抜群でダウンヒル時に感じていた不安感が完全に払拭され(私レベルでも感じれるくらいです)た…という経緯があったものの、マドンをproject oneで発注した時期に注文できたホイールとしてRSL37。
このRSL37もRSL62もバランス取りしてなくてもダウンヒル時になんの不安感もないどころか、PR更新しまくりなほど乗れるのでバランス取りしてなかったんですよね。
なので、自転車ラックに車体を引っ掛けてクランクを回して後輪を勢いよく回すと
バランス取れてないホイール特有の上下に揺れる挙動が出てました。
車体ごと結構不安になるほど上下に揺れる…ほどではなかったにしても、やっぱりホイール回転バランスって取ってもらった方が良いのかもなぁ…
とぼんやり考える程度には揺れてました。
揺れ方ですが、RSL37の方がRSL62よりもマシ。
RSL62の方が若干揺れが強い。
そんな感じです。
そこから推察されるのは、「エアバルブの長さの差」だと思います。
RSL37は文字通り、リムハイト37㎜。
取り付けるチューブのエアバルブ長も、48㎜でいけます。
RSL62も文字通り、リムハイト62㎜。
こちらはエアバルブ長80㎜のチューブを組まないといけません。
その差32㎜。
32㎜の長さの差分だけ、RSL62のホイールはエアバルブを起点として重量配分がRSL37より不利になるんですね。
なので、実際に目の前で目視できる挙動の差が出るのは個人的にも納得です。
素人なんでなんで納得できるんかは別としてw
エアバルブの差分だけ、きっちりと空転した時のバランスを表す挙動としてホイールが上下に揺れる差が出ているあたりに「ひょっとしてBontragerのリムってバランス良いのか?(店長に確認すると「そうでもないですよ、Radiさんのが当たりなだけです」だそうですw)と思わずおもっちゃいましたが、囲みの中の文の通りでxxxまでのTREKのリムは「精度(重量配分ということ。形状や剛性差って意味ではないので悪しからず)はそこそこ」だったそうです。
今回の件で、RSLに変わってからちょっと良くなったんかも知れませんね、とは店長談。
それを断じれるほどの数を試してないのでなんとも。
でも、そのお店でも結構な数を販売されているんですけど(主にRSL37とRSL51)、そういう傾向にあると言っても良いかもね?と思うくらいには、メンテする時に触る店長の手応え的にはそうらしいです。
まぁ、この辺は個体差あるんでアレですけどw
話しが長くなりましたが、今回のチューブレスを組んだRSL62も
相変わらず回転バランスはとってません。
そして、気密性を保つ為に注入しているシーラント(自然に液中の水分が蒸発してしまうまでは液体)が偏ってしまわないように二日か三日おきに自宅で車輪を浮かせて空転させているのですが、車体が重たく大きいMTBは別としてキングジデコとマドンは室内のラックに引っ掛けて前後輪同時に浮かせてその作業をやってます。
前輪は手で直接勢い付けて回すしかないんですけど、後輪はクランクを回すことで勢いよく回転します。
ジャーーーーーーー…と、RSL62は特にいつまでも回っています。
さすがラチェットEXPやでw
くらいにしか認識してなかったほど「意識の外になってました」
ある日ふと、気付いたんですよ。
そうやって日々のルーティンこなしている時に。
あれ?
確かRSL62って勢いよく空転させたら上下に揺れてたよね?って。
現状、目の前で勢いよく回転している後輪は上下に振れてない。
出先の店先などに設置されている自転車ラックと違って、二点で支えるタイプのラックなので一点支持の状態よりは振れにくいとはいえ同じ条件でクリンチャーの時は上下に揺れていたんですよ。
それがビタッと揺れてない。
綺麗に後輪は勢いよく空転しています。…いつまでも続くのか?と錯覚するほどに。
上下の揺れもないので変な抵抗というか回転を止めようとする力の分散が働かず、ラチェットEXPとホイールの素性の良さが出てきてクリンチャー組んでた時よりも回ってます。
え?
そうなの?
チューブレス組んだ方が、回転バランスってクリンチャーより改善されるの?
なんで?
タイヤ内部に動く液体を注入している為、回転させたらもちろんその液体は慣性で動きます…ていうか、まんべんなくタイヤ内で真円を描くように薄く伸びてタイヤ内で膜になりますよね。きっと。
そうなると、偏りによるバランスってのは確かにそんなに不利ではなくなる。
でも、チューブレスもバルブコアという商品名になりますが、チューブと同じくエアバルブ取り付けてますよ。ホイールのリムに直接…になりますけど。
バルブコアの大きさ(長さ)も、チューブとほぼ同じですので重量的にも似た重量になるでしょう。
すなわち、回転バランスが改善される理由がわからないんですよねー。
でも、目の前で綺麗に回転している事実は変わらない。
なんででしょ。
様々な偶然が味方して、このような結果になってるんでしょうか。
なんて考えていて、さらに今さらですけど再認識したんですよね。
そういや、キングジデコに組んでるSCOPEは今と同じく気密性保つ為に空転させていた時に全く振れてなかったわw(本当に今さらw何か月経ってんねん)
即座に隣のラックに吊ってるキングジデコの後輪をクランク回して勢いよく空転させます。
ジャーーーーーーーー!!
うむ、RSL62と同じく上下に揺れずに綺麗に回っている。
なんで!?w
二点で支える形状のラックなので、揺れは出にくい。
お店の軒先にあるようなサドルで引っ掛けて吊る一点吊り式のラックなら、揺れは出やすいだろうとは思います。
ただ、同じ条件でクリンチャー組んでた時は上下に揺れてた。
チューブレス組むと揺れなくなった。
というくらいには、回転バランスが改善されている事実には変わりません。
偶然の一致。
ホイールの重量が円周上で重いところと軽いところ。
タイヤも生産精度の誤差分で円周上で重いところと軽いところ。
それらがパズルのピースがピタっとハマるくらい綺麗にハマったの?
でも、バルブコアの重量はどうなの…
ロードバイク用のタイヤなんて、公表重量260gですよ。
タイヤ一本でその重量なので、円周上で重いところと軽いところと言っても、そんなの1gくらいの誤差の集合体程度だろうと思います。
バルブコアの重量って…ググっても出てこなかったですw
手に持った感じ、RSL62に使える長い製品でも恐らく10g前後。
それくらい軽くは作ってあります。
(高いですからねw一本 三千円くらいしますw)
軽いとは言ってもですよw
タイヤの重量考えたら、バルブコアの重量考えたらそっちの占める要因の方が大きいと思うんですけど…
シーラントは液体で動くとは言え、回転していたら勝手に自分でバランス良くなるんで要素としては無視して良いレベルかもしれません。わかんないですけどw
とにかく、目の前で実際に二台のロードバイクの車輪が綺麗に回っている。
偶然にしても凄い。
という、しょーもない(しょーもなくはないw)発見があったので記事にしました。
相変わらず長文ですみませんww
Posted at 2023/01/20 10:05:23 | |
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