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2023年03月19日 イイね!

Hyperon Ultra

Campagnoloの新作、超軽量ホイールであるHyperon Ultraですが、スペックが華々しいだけでなく、高級なデザインと納まりにツイッター界隈でも注目を浴びています。
個人的には知れば知るほど、Fulcrum Speed 25の方がガシガシ使えるって意味も含めて素晴らしいんじゃないかと思わなくもないんですが、空力も無視できない現在となっては同じ軽量ホイールでもリムハイトが無いよりは37㎜あるHyperon Ultraの方がスペック的には魅力的に映ります。

しかも!

実は横風耐性っつうのはロード乗りでも勘違いしている人がいらっしゃるんですけど(本当に体験したらわかるハズなんですが、脳内バイアスきついと実際にご自身が体験した事でも捻じ曲がって捉えられるんでしょうか?)
ナローハイトなリム(一般的にリムハイト24㎜だとか26㎜だとか28㎜までの、自転車のホイールと言えばそういうカタチっていうカタチをしているリムの事を指します)が見た目通り横風耐性強いか?っていうと、一般的にはリムハイト高いホイールよりかは受風面積が小さいので何の対策もなされていないリムハイトが高いホイールよりはマシ。
そんな感じです。
最新の空力設計できちんと製作された2018年以降くらいに販売されたエアロホイールならば(UVShapeと言われるリム形状を採用しているか否かが判断しやすいです)実は!
横風の影響を強く受けるか否かは、もはやリムハイト量関係ない話になっているのです。
横風(など)に対する対策を施された設計と、それを実現する為の形状を採用できていれば実はナローハイトなリムよりもリムハイト高く横風に対して「弱そう」なホイールの方が実は横風耐性が強いんですよ。
今の技術では。

それは私自身がご厚意で使わせてもらった2014年前後のリムハイト50㎜のホイール(名誉の為に名称は伏せます)で、実際にディープリムホイールってどうなんだ?というのをちょこっと体験。
ロードバイクを始めたての頃に見聞きした、ディープリムってそういうホイールってのを体験できます。
次に2017年デビューの実際に私も所有していたリムハイト50㎜のホイール
随分よくできてました。
空気抵抗の小ささと言ったら…凄い。
しかし、ダウンヒルが少し怖かった(不安感)
横風に対しては後述するホイールより確実に弱かった。しかし、昔のディープリムと比べれば、隔世の感はあった。
という体験してます。
そして、今使っているBontrager Aeolus RSL37とRSL62ですがマジで初めて「まっすぐ走るという事はこういう事だったんだ…!」
と感動するくらい、外乱に強くて本当に真っすぐ走ってくれるホイールでした。
その事実が指し示す現実はズバリ!
Fulcrum Racing ZERO(17cリム幅モデルを所有)も、ナローリムハイトなホイールなんですけど実は様々な外乱の影響を受け、真っすぐ走ってなかった。
という事です。

ていうかズバリ書きますけど、横風ドン!てきたときは対策されてないディープリム系の方が確かに怖い。恐怖感を覚えるほど体感でもステアにグググッ!!と手応えがきます。
それに比べたら明らかにレーゼロの方が楽。
しかし、ちゃんとした現代のエアロホイールで横風ドン!食らったときよりも、日が違うので同じ風圧かどうかまでは実証できませんけど、体感で似た風速と風圧でドン!と食らった時、レーゼロの方がフラつきそうになる事がままあります。
慣れたらシマイなんで、今となってはフラつくことはないですけど

丁寧に書いていたらちょっと長くなってしまいました。
すみません。

なので、すっきりと軽量ホイールで走ろう!
というコンセプトでFulcrum Speed 25は宣伝されてますが、横風対策されたリム形状じゃなくて構造的に有利になる形状優先で設計されていた場合は、リムのスペック(リムハイト26㎜)から我々が勝手に想像するような横風の影響から解放されたすっきりとした走りが実現できているのかどうかは、試してみないとわかりません。
まぁたぶん大丈夫なんだろうとは思いますけど。

んで、そこまで体験済みで現代のホイールの現実を知った上でHyperon Ultraを見ると…むしろHyperon Ultraの方が魅力的に見えます。
価格を除けばw
スペックのみで比較すると、恐らく横風耐性も実はリムハイト26㎜の製品よりもリムハイト37㎜のHyperon Ultraの方が強い可能性まで想像できる。
実際は試さないとわからんけどw
それでいて、肝心のホイール重量もHyperon Ultraの方が軽い。
ホイールは全体の重量が「重いよりは軽い方が良い」けれど、実は「さほど重要ではない」とは、のむラボさんのご意見です。
それは確かに私もそう思います。
リム重量の方がそういう重量に拘るなら大事なんです。
軽い方が良い一方で、その軽さがデメリットになる事もあります。
が、それは今話題を拡げると際限なく記事が終わらなくなるので割愛します。

その肝心のリム重量も、ひょっとしたらHyperon Ultraの方がSpeed 25よりも軽いんじゃないか。
そう思えるほどHyperon Ultraの方が軽そう。

なぜか…?



このリムの薄さ見てください…!!
これでシステム荷重115kgまで保証しているんですよ。
凄いです。
ですが、例のホイールで実際にあった「条件が揃うとあっさり…」というのもなんか断面みたら頷けます。
ここまで例のホイールも薄くはなかったでしょうけれど。
Hyperon UltraではG3組を辞めたのは英断ですが、ここまで軽く作ろうとしてG3組を辞めざるを得なかったというのも現実でしょう。

恐らく、乗っても大丈夫だとは思います。
が、私のような体重のある人間が許容荷重以内であるにも関わらず、憧れるけど乗らない(使えない)方が良い…っていうのはHyperon Ultraではあり得ます。

それにしても、思い切った設計したものです。

んで、いろいろ書きましたが先日の記事と同じ感想を持つ…というか、より強くそう思うようになりました。
現代の技術では、耐久性気にせんとガシガシ使えて走りまくっても問題が現実おこってないという事実も踏まえて、Bontrager Aeolus RSL37までくらいのホイールが現実的なんじゃないかと思うようになりました。
RSL37の重量はHyperon Ultraより重いと言っても、それでも1325gですからね。
十分に軽量ホイールです。

同じくリムハイト51㎜を誇り、万能性が高いAeolus RSL51は1410gです。
驚くべき軽さ。

私が使っているAeolus RSL62は、1520gと、これもリムハイトを考えると驚異的な軽さ。
そして、ガシガシ使っても横振れすらも出てません。

だからと言って、乗り手との相性もあるので盲目的にAeolus RSL系が良い!と言う記事ではないんです。
普通に使えるだろう分水嶺は、しっかりとした構造を採用しているメーカーの製品である前提で、そこまでの重量ではないだろうか?
という私の認識を書きました。
Hyperon Ultraでも問題ない可能性は大いにあります。
まずは使ってみないとです。
しかし、51万円を超えるホイールをぽんぽん試せないんでw

ちょっと慎重にはなっちゃいますよね。

あと、個人的にはRSL37の重量ですら「実際、速いんだけど軽すぎて踏んでる感覚が希薄で楽しくなかった」と感じた人間ですので、そういう側面も踏まえてこれらのCampagnoloとFulcrumの新作ホイールには興味を示すものの、私自身が実際に買う事があるのか?と自身に問うと「NO」だなぁ…
という所感も書いておきます。

重いよりは軽い方が正義ですけど、軽すぎるのもダメなんですよ。
私にとってはですけどね。
RSL37が妻にとってドンピシャなホイールだったんで、無駄な出費にならずに済んだのは僥倖でした。
Posted at 2023/03/19 14:32:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードバイク機材 | 日記

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「@Tetsu@ さん、ありがとうございます。電動ですよね?チェーンが見えなかったんで、電動かなとは思いましたがそんな前のお話しだったんですね。」
何シテル?   07/29 08:25
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