2024年01月30日
最近の国産スポーツカーって結構余力がないんですね…。
ちゃんとツボを押さえてチューニングすれば、私のような世代が楽しんでいた頃に乗っていた車両よりもライトチューンでより効果的に速くなって、それは素晴らしいパフォーマンスを秘めているだけに、ちょっともったいないと思いましたw
自転車に首ったけで、981を降りてからはマカンに乗り替えて
今の私にはマカンで十分というか、それ以上に贅沢でちょうど良い。
って感じちゃってからは、特に疎くなっていってるんですけれど
そんな疎くなっちゃった私の耳にも入ってきちゃうくらい
というのがちょっと残念。
だからと言って、それらの優れたベース車両がダメだとは絶対に思いません。
ただ、せっかくスポーツ走行の門戸が拡がっているのに…
このご時世にスポーツカーを出してくれるだけでもありがたいのかもしれませんが、そういうのに憧れて買った若い人が思っていたのと違う…となると、かえって良くない事もおこっているのでは…と思っちゃったりもします。
GR86でトランスミッションが壊れちゃった!
ギアの歯が飛んで完全に噛み合わなくなってる画像を見ました。
…なんか既視感あるぞ、このギアの形w
そう、走行中のギアノイズを低減する為にヘリカルっていうんですかねw
もうちょっと記憶が定かでないくらい疎くなっちゃってるんで、正しい用語をすっかり忘れてしまいました。すみません。
砕いていうと、ギアの歯の角度が寝ているんです。
ドグミッションがドストレートだとしたら、随分斜めにギアの歯が切ってあるんですよ。
こうする事で、ギアの歯が徐々に噛み合って→隣の歯も続いて徐々に噛み合って
そうやって繰り返す事で騒音を騒音で打ち消しあって…だったかな。
ギアノイズを減じる事ができるそうなんですが、そうすることでギアの歯同士の噛み合いが線や面ではなく、点に近い小さな面積になっちゃいますよね。
そのせいだけではないでしょうけれど、そういう理由でギアの歯が飛びやすくなるという一面があるそうです。
こういうのは複合的に条件が噛み合って、ユーザーにとって望ましくない結果になるので「その形状だけが原因ではない」んですけれど、「主たる要因にはなっている」と個人的に思います。
私の世代でそれを良く見かけたのは、S15シルビアに採用された純正6速MTです。
そう、既視感を感じたのはS15の6速にギアの歯の寝方というか角度の付き具合が似てるなぁ…w
でした。
まぁ、原因はそれだけじゃないでしょうね、きっと。
あと、フォロワーさんに教えてもらったんですけれど
当時ガラスのミッションで有名だったGC8インプレッサの5速MT。
これはSTI Ver2まで、ミッションとエンジンを繋ぐボルトの本数が少なくて、そこでミッション全体も変位しちゃうのもあって、ギアが飛びやすかったとか。
私が知る情報としては、私のような世代で実際にラリーなどの過酷なスポーツをしているワケじゃなく、サーキットでちょっと走り込むくらいの人間が知る事ができる範囲の話しとしては、STI Verが4くらいからだったので
結合するボルト本数が増やされた以降のモデルに乗ってる人が多かったのもあって、GC8のミッションは構造自体はそんなに脆いワケではない。
正しくメンテして乗っていたら、そうそう昔みたいに簡単に壊れたりしない。
そんなイメージでした。
それでもGDBに採用されるスバル内製純正6速MTよりは、壊れる要因は他にもありました。
それは、スバルのAWDレイアウトに起因する三階建て構造でしたっけ。
乗ってた車に関する知識も、もううろ覚えですみませんw
つまり、詳細な説明にすると記憶がうろ覚え過ぎて曖昧な表現になっちゃうとアレなので、簡単にまとめると
ミッションオイルが循環し辛い構造ではある。
AWD特有の鋭い加速Gなどにより、ミッションの後端部にオイルが偏りやすい。
そのせいもあって、余計にミッションオイルが循環しにくくなる事があり、油膜切れをおこすケースもあった。
その為、GDB以降に採用されたスバル内製6速MTは、ミッション後端部にオイルを強制で循環させるアクチュエーターが追加されているんだと聞いたことがあります。(自分で目視でみた事はありませんwライトユーザーですみませんw)
実際にGDB-F型に乗ってましたが、当時はもうゼロヨンしてなかったのとロケットスタートしなかったのもありますが、岡山国際の会員になってサーキット走行は割と楽しみましたが、トランスミッションが壊れる気配もなければ
特定のギアに入り辛くなる…なんて症状も全く出ませんでした。
全てのギアに、思いのままにスッコスコ!
まぁ正確にはスッコスコ!って軽く入るんじゃなく、GDBの6速MTよろしく少し手応えを感じながらゴクッ!と入る感触ではあるんですけどね。
全く問題なくスポーツ走行に没頭できました。
それを知っていたので、GR86くらいになるとトランスミッションもちゃんとしてあるんだろうなぁ…くらいに思っていただけに、ちょっと残念な気持ちになりました。
もしも、私がGR86じゃなくてFT86やBRZを買った場合。
とりあえずミッション開けて、どこからパーツ出ているのか調べてからになりますが、強化3速クロスとか組まないと心配で楽しめないでしょうね。
ちょっとBRZなどに興味を持った時期もあったりして、全く興味がないワケじゃないモデルだけに、何かのきっかけで買う可能性がわずかでもあるので入手前にこういうのを知れて良かったです。
他にも既に知ってる強化すべき箇所は、もしも買ったら全か所手を入れるつもりですw
そして、そのミッションが飛んだGR86の貴重な画像も「3速」でした。
このあたりは、今も昔も一緒なんだなぁって感慨深くなりました。
嘘か本当かまでは知らないんですけど、若い頃に先輩から聞いた話では
とにかくミッションは壊れるとしたら3速。
全てのケースでそういうワケではないけど、多くの場合は3速から壊れるんよ。
何故かというと、ブッ壊れても対処できる速度域だから。
壊れ方によるけれど、1速か2速使ってあまり良くないけど動かせる場合は、それでちょっと助かる可能性もあるから。
なんて聞きました。
ここまでギアが砕けたら1速も2速も使わない方が良いでしょうけれど、そこまで壊れてなかったらOHかリビルト品との交換は確実なので、安全なところまでゆっくりと走って…というのは、できるかもしれないな。
お話しを聞いてそう思った事があります。
私の場合は、ミッションを一度だけゼロヨンし過ぎて疲弊させて調子悪くなった時に壊れる前に交換してもらった事があるだけで、幸いな事にミッションブローは未経験です。
いろいろたくさん書きましたが、素晴らしいパフォーマンスを披露している動画を良く見かけるだけに「そんな問題がないイメージ」を持っていたので、ちょっとショックだったのもあるので
ついつい書いちゃいましたw
スバルとトヨタには、もっと頑張って欲しいです!
Posted at 2024/01/30 23:59:19 | |
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