2024年03月05日
先日のサイクルモードがあった日に、お世話になっているショップでワコーズさんの洗車講座があったんですよ。
洗車の仕方って今のやり方であってんのかな?
と不安があったんで勉強しに参加しました。
サンプルのエモンダ(2019年頃の、エアロ化される以前のエモンダのディスクロード)は、お世話になっているショップのお客さんの個体です。
ちょうど洗車時期だったから助かったw
是非、サンプルで使用してください!
と、渡りに船だったそうです。
洗浄・注油前に任意でチェーンのローラーを指で回してみる体験。
うむ。
ガキガキという手応えと共に、指の力では回せない(回す気になれない)
力いっぱい掴んで回せば回るだろうけれど。
クランク持って回すと軽く回るので、実際そうなんだろうと思うんですけれど
指で直接摘まんで回そうとすると、まるで回らない。
汚れているとこんなにも抵抗が大きいのかw
世間のママチャリがよく「キュイ…キュイ…」と異音させながら走っているのをよく見かけますが、そんな異音が鳴らないくらいには洗車前とは言え普段から手入れされているチェーンでもこんなに抵抗が大きいんかw
と、良い意味で再認識。
チェーンのグレードは、105。
ワコーズさんの社員さんが丁寧に説明をしてくださりながら、時々質問コーナーを設けて上手く退屈させずに頭に入りやすい説明をしてくださる。
ここでも細かい再発見があったりして、今後のメンテに必ず活きてきますね。
洗車終了+注油後に、再びチェーンのローラーを指で摘まんで回してみる。
うむ。
回る。
ただ、想像していたよりも渋いw
もうちょっとスッと回せるんかと思いました。
洗車、注油してもあの程度なのか…
それで高潤滑性能を謳うルブが流行ったりしているんだなぁと、そっちの意味でも再認識。
帰宅後。
我が家の愛車はどうなんだろう?
とずっと説明聞きながら気になっていたんですよねw
ただ、汚れていてももうちょっと軽く指で回せてたぞ?
そうだったよな~…なんて考えながら、洗車の時期を迎えているマドンのチェーンを指で掴んで、ローラー部を指で回してみる。
真っ黒に汚れたチェーンで、確実に次走る前は洗車と注油した方が良さげなほどの様子なのに、ワコーズ洗車講座で使われた洗車+注油後エモンダのチェーンよりも明らかに軽くローラーは回る。
あの渋さを体験した後だから余計に「えっ!?」と驚くほどに軽く回る。
さすがSRAMのREDグレードのチェーン。
世界のシマノと言えど、サードグレードのチェーンと比べたらそりゃその差はでかいか。
と納得する。
続いて、妻のエモンダSLR(2018)のチェーンで試してみる。
こちらもしまなみ海道ライドなどで使った後で、チェーンは明らかにメンテした方が良いよなぁ…という頃合いの「デュラエースの11速チェーン」
チェーンのローラーを指で摘まんで回してみる。
こちらも「おぉ…さすが」という軽さで指で回る。
汚れているのに、余裕で回る。
さすがフルでシルテック加工されているだけの事はありますw
マジで感動するレベル。
脚で回したらその差はわからんくらいの差ですけどねw
続いて、キングジデコのチェーンをやってみる。
こちらはアルテグラグレードのチェーン。
キングジデコもつい先日洗車したばかりだと思っていましたが、それは遥か以前の話しでチェーンは真っ黒。
忙しさにかまけて洗車タイミング逃してんなぁ…
ここらで一発、全部洗車するか!
とか考えながら、ローラーを指で摘まんで回してみる。
うむ!
汚れていても納得の回転。
デュラエースやREDとそう変わらない感じがするけれど、やっぱ思い込みとかプラシーボじゃなく、アルテのチェーンも良く回る。
汚れ方とかローラー内部の油の残留量の差があるから一概にそのまま評価はできないです。
個体差ってやつですね(この場合、汚れ方の個体差ですけどw)
意外じゃなく、最もローラー部の回転が軽く感じたのはデュラエース。
僅差でRED。
まぁマドンは距離走ってますからねw
続いて僅差でキングジデコ。
こちらも汚れている…というよりは、以前洗車してから時期が空きすぎているのでチェーンオイルの油膜が寿命に近いんじゃないか?(経過期間分で)
という感じの手応えですが、明らかに洗車講座で使われた個体よりは軽い力で回る。
そうなんです。
やっぱそうなんですよ。
総括すると、やはりチェーングレードによる差はある。
脚を使ってクランク回して気付きにくい差ではありますが、脚ほど力が入れられない…クランクによるモーメントの差分も含まれるので余計にですけれど、感じにくいにしても、指のように直接弱い力で触れるとよくわかる程度には差があるというのが再認識できました。
距離を走れば走るほどその差は「疲れ」として蓄積されます。
ですが、ここで大事なお話しをもうひとつ。
※しっかりと潤滑されていれば、本当にその差は小さい
という事実です。
そうなんです。
今回の体験もひとつの大事な事実ですけれど、しっかりと潤滑されていれば本当にその差は「ほぼない」と言っても過言ではない程度に小さい差なんです。
つまり、105のチェーンでも潤滑さえされていれば本当に何の問題もないんです。
じゃあ、何がグレードの差として大事なの?
って話しになってきますが、その差は「しっかりと普段からメンテされていて、晴れの日ばかり走っていれば」という注釈がつきます。
また、潤滑されていても走行距離が嵩んでオイルがへたってきた時、メンテ前の時に現れてくる「差」は確かにある。
そして、レースやロングライドになった時に途中で雨に降られる時があります。
そうした時も、元々チェーンに施されている加工の差による回転抵抗の小ささの差や「錆にくさ」などの結果の差にも繋がります。
そういう領域で、105<アルテグラ<デュラエースという差は確かにある。
なのでホビーライダーである私のような人間の場合、しっかりと普段からメンテさえしていれば105で十分以上にしっかりと走れるという事実がある。
というのを再認識できました。
ただ、個人的には仕事でスケジュール振り回されているという事実もありw
メンテがままならない(時間が確保できない)現実もあります。
しかし、せっかく確保できた貴重な休日はライドにいきたい。
そういうシチュエーションがあります。
そうした時まで考えると…
デュラエースまで要らんけれど、アルテグラぐらいがちょうどコスパが良いんじゃないだろうか。
というのも再認識できました。
SRAMに関してはさすがRED。
メンテしないといけないタイミングな状態で汚れていましたが、汚れていてなお指でローラーを回すとスッと回った。
妻のエモンダに使っているデュラエース。
これも「さすがデュラエースグレードのチェーン」
こちらもあまり乗れてないとは言え、距離的にもメンテした方が良いタイミングの汚れ具合でしたが、指でローラー摘まんで回すとスッと回った。
さすが、ロードバイク改をけん引する大メーカーのトップグレード。
そういうのも再認識できました。
SRAMもシマノも、今となっては値上がりしすぎてセカンドグレードとハイエンドグレードの価格差が小さくなっています。
特に11速時代のチェーンは、アルテグラとデュラエースで約1500円の差でしかない。
それならば、今のご時世だからこそですが…
5月1日に実施される値上げ後はまたバランスが変わるでしょうけれど、その差だったらデュラエース使うのは大いにアリだよなぁ…って思いました。
SRAMに関しては、REDグレードが約13000円
FORCEグレードが7800円。
その価格差は大きいw
SRAMに関しては、FORCEグレードのチェーンを試したことがないので次のチェーン交換の際にFORCEグレードを試してみようかな?って思いました。
Posted at 2024/03/05 10:18:02 | |
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