今回は、前後デフ、トランスファー、PDK、エンジンのオイル交換という
駆動系含めて大掛かりなオイル交換祭り。
おぼろげな記憶を頼りに思い出すと、買って割とすぐにPDKオイルを交換したと思います。
デフオイルはちょうど1年ちょい前くらいでしょうか。
トランスファーは常に8000kmをMAXに交換しているので定期交換。
今回は7764kmでの交換でした。
エンジンオイルは、約4000kmで交換。
それだけの作業をするので、日曜日の朝に車を預けにいって夕方に受け取りに行くスケジュールとなり、ディーラーさんのご厚意で代車を用意していただきました!
特に要望は出していなかったんですが、お心遣いに感謝です。
代車は…プリウスじゃなかったらいいなぁ…(以前代車で借りてトラウマ)

代車はアクアでした。
先代モデルになるんですかね?
そうですよね。
プリウス(借りたのは二代目プリウス)がアレだったから、アクアかぁ…
ちょっと怖いな。
ちょっと乗ってアレだったらお返しして、電車で移動しよう。
なんて考えつつ乗り込む。
特に説明は受けず。
このあたりは国産車の強みか。
特殊な操作を要求してこない為、すんなりと普通に走る分には全く問題ないのが嬉しい。
走り出してお店の前の道路から一発目の信号交差点を左折するまでの短期間に感じた超インプレッションは…
・あれっ!プリウスより怖くない。
・でも、タイヤが路面を掴んでいる感じは相変わらず希薄。
・それでもプリウスよりは怖くない。なんで?
・アクセル踏んだ時の加減速はプリウスほど燃費重視じゃないのか?
まだ素直。(それでも再加速時はアクセル踏み込んでもイマイチ進まないケースはあり。それでもプリウスより遥かにマシ)
・サスペンションロールしねぇ。不思議なコーナリング。なんで?
という感想。
頭からイチャモンつける気はサラサラないのです。
ただ、プリウスによる経験がトラウマでそれがフラッシュバックしつつの乗り出しとなりました。
交差点左折して中環へ合流してからしばらく中環を走って感じたのは
・思ったよりボディ剛性あるっぽい?(特に前側の上側)
・小さいから運転しやすい。
・こりゃ売れるよね。
という感想。
ハンドル操作した時の絶望的なハイブリッド感。
これは、ガソリン車でフィーリングの良い「フィット」が「フィットハイブリッド」になった瞬間、プリウスほどじゃないにしても「えぇっ!?フィットがコレになんのw」というのと同じくらいの絶望感。
つまり、アクアは割と良い。(どういう日本語w)
パッと見、何を言ってるかわからんと思いますがトヨタのハイブリッドとしてはアクアは良い。
相変わらずハンドル切った時にタイヤがどれくらい切れてて、クルマがどれくらい動くかわかんないけど、まだ良い。
それはボディが小さいから?
なんて考えつつ乗っていると、新御堂の大阪方面へ向かう為に側道へ向かい、下りながらのコーナリングがあるんですが…
そこでマジで怖くなった。
クルマの性能は間違いないんです。
単に、グリップ感がわからずクルマがどれくらい曲がろうとしてんのかが把握できない。
ハンドルを切った結果、クルマが問題なく曲がっている。
という感覚がちょっと怖かった。
ズームズームズーム!と宣伝していた頃の、デミオスポーツという純正で元からシャコタン気味なのにさらにスポーティモデルという事で15㎜だったか20㎜車高下がってるモデルをレンタカーで借りて、ロアアームがバンザイ状態なんで堺浜周辺のわだち深い路面でサスが元からストローク剛性を失った状態のデフォルトが問題で、グネグネ走って「ズームズームズームどころじゃねぇよ!」という怖さとはまた別の怖さ。
まぁでも慣れたら何でもないんでしょうね。
それくらいには、サスペンションの限界性能はつかみにくいけど深いロールせずに意外と良い姿勢で曲がってる。
そう。
このアンバランスが怖さを感じる理由でもあります。
FFなんてね、意外と思われるかもですけど
意外とケツ出るんスよ。簡単に。
ある一定以上トバすとね。
でも、その意外と簡単にケツでると言ってもですよ。
矛盾した言い方になるんですけど、一般の人だとかなり歯を食いしばって速度出さないと出ないレベルではあります。
足回りがプア、って言われたAK12マーチでもですよ。
それよりもアクアはきっと、良い足回り。
タイヤのグリップ感が伝わってこないだけで、コーナリング限界は高いだろうと思います。
ですが、そのグリップ感が伝わってこずにロール浅く曲がっているという感覚が、なんとなく「いつお尻がズルっといってもおかしくない」と感じるんですよね。
まぁFFでケツ滑ってもステアを戻しつつアクセルをじわっと開けるだけで元通り、安定しますけど予測できないのが怖い。
まぁ長くなってしまってすみません。
コーナリングで感じた違和感はこうでした。
ちなみに「アクアだから」ダメってワケじゃないんですよ、きっと。
フィットとかヴェゼルとかでもそうだったんで、ハイブリッドシステムが齎す結果がこういう純然たるガソリン車にないクソ違和感だと個人的に思います。
燃費に対して捨てるモンが多すぎるぜ…。
と思うのは個人の好みの問題なので気にしないでください。
新御堂を走っていて、次の違和感を覚えます。
直進安定性に問題があるとか、そういう問題じゃないです。
路面のエキスパンションジョイントを超える度に、リアサスまわりとフロアが若干ですが「ぷるぷる」と振動が残るんですよ。
主にフロアかなぁ。
ストラットタワーあたりとバルクヘッド、そういう上側と感じる、感じやすい側の剛性感は高いです。たぶん。
私は高いと感じます。
ただ、フロア剛性が弱い…ワケではなく、振動特性がよくないのかな?
ちょっとだけ振動の残存感があるんです。
うーん、これで長距離は疲れるかもしんない。
ただ、ここで好印象に変わったのはアクセル操作に対する加減速。
これがプリウスより進化しているのか、随分とまだマシになっています。
割と普通に加減速できます。
不感症なタイミングはあるにしても、それはもうごくわずか。
アクアのシリーズハイブリッドシステムに乗り手が慣れたら、これはもう普通のドライブトレインと変わらんのではないでしょうか?
と思えるくらいには、以前借りた代車のプリウスと比較すれば相当マシ。
かなりマシ。
なんて考えつつ、アクアで様々なところを街中で走ってみて体感してきました。
ライフの駐車場に駐車したり、車路スロープ走ってみたりもしましたよ。
駐車する時は、初めてADバンを社用車で借りて駐車枠に入れる時に困惑した「ステアを操作した時のグリップ反力がステアに伝わってこないので、どれくらい車の向きが変わるのか初めてだと把握し辛い」というのをアクアでも再経験。
もうこういうの、北九州へ2年単身赴任してADバンで鍛えていたのでアクアのボディの小ささも手伝って初っ端からまっすぐ駐車はできましたけど、こういうの感じるのが久しぶり。
そして、妻のダホンK3がメンテ明けて返って来るので受け取りに行って、ごみ袋などでダホンを包んで代車に傷や汚れがいかないように、慎重に養生しながら積んでみました。
ダホンK3一台なら、椅子倒したりせずに普通に積める!
素晴らしい積載性。
小さいのにコレは優れている。
ハイブリッドなのにラゲッジスペースのフロアが低く、深さがあったのは好印象。
やっぱトヨタすげぇわ。
こういうところ、きちんと押さえてある。
そして、マカン作業終了のお知らせが届いたのでアクアを返しに行って、マカンを受け取りにいく。
帰りにアクアで走ったのと同じルートを走って検証。
その時にわかる。
・アクアはフロアが振動していた。
しかしこれは、意識しないと気付かないような微妙な差ではある。
ただ、身体は正直でそれを常に感じている。
頭が認識できるか否か、くらいの微妙な差異。
私は偶然、エキスパンションジョイント通過時にそれを感じて以降認識しちゃった。
・タイヤグリップが掴みにくい、わかり辛い件について。
アクアで飛ばしたワケではありません。
ただ、条件が揃ったのか?
新御堂走っていて途中からグリップ感がじわっとわかる瞬間があった。
しかし、それは「瞬間」というだけあってすぐに元通りに。
そういう事象含めて考察するに、きっとハイブリッド用高燃費タイヤはタイヤ温度が上がりにくいのではないか。と思いました。
グリップ感がわかりやすくなった時、タイヤがちゃんと発熱してグリップが伝わりやすくなった?と思ったんですよね。
ただ、もうこういうのわからん。
調べる気力もないですw
単に私が感じた事を箇条書きしています。
・後ろのサスペンション?それともフロア?
時々、路面の段差通過時とかコーナリング途中に(完全なるシティ運行速度です)
ぽこん!とか、ペン!とか金物系の音がしてました。
あれはいったい、何の音?
※総評
アクアは、良くできていると思います。
ただ、わたし個人的にはああいうドライブフィールは受け入れられない。
というのと、常にフロアが少しだけ微妙にふるふるしているのも長距離走ると疲れるかもしれない。
ただ、あのボディサイズで積載性とかフィットほどではないにしても実用性のあるものを実現していたり、誰が乗っても凄い燃費を叩き出す。
そういうわかりやすい所の素晴らしさはさすがだなと感心しました。
そして、カーセンサーネットで中古車相場を調べましたが。
うーん、高いw
まぁ良い車だからなんでしょうけれど、それにしても高い。
これなら部品がどれくらい残ってくれるか次第ですが、同じ年数落ちたフィット買って乗る方が買い得感高い気がするのは私だけでしょうか。
そして、10年落ちて走行距離6万km~8万km走ったマカンが250~300万円で売っている。
どの個体も大きな故障なく乗れる保証はないから一概に言い切れない難しさがありますが、個人的な価値観としては10年落ちて走行距離66000kmくらいのマカンは、ちゃんと定期的にメンテナンスしておれば何の問題もなく乗れるのを知ってますし、純正タイヤは高性能なのに意外と安く買える(オプションの20インチとか21インチになると話しは別ですw)のを知っているので、たまーに高額なメンテとなるウォーターポンプ交換やスピードセンサー交換、PDKオイル交換などを理解さえしておれば…個人的な価値観としては、10年近く落ちたアクアに数十万円払って乗る事を思えば、10年落ちの2014年式前期マカンSを買いますねw
こればかりは、私につける薬はないですw(バカなのでw)
それにしても、国産車の中古って「うまみの塊」だったのに
今は買うのが難しくなりましたね~。
そこまで値段張るなら、別の新車買えるじゃん!という強気の価格。
納車までの期間が長く、どうしても即納が条件の人も居るからこういう強気の相場が成り立ってるんでしょうね。
個人的なアクアの感想は、随分前に借りた二代目プリウスよりはだいぶマシ。
多分ひとつ前の世代モデルとはいっても、そのアクアは長期販売モデルだったんでそうとう後期のモデルだったんだと思います。
それで、恐らくじわじわと改善されていってたんでしょうね。
こういうのを知ると、現行プリウスとかマシになってんのかなって思います。