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radius-meganeRSのブログ一覧

2020年05月29日 イイね!

今度時間あったら画像付きでUPできたらします

ロードバイクのホイール最前線はかなり激しい模様。

DT SWissも新しいハイエンド規格のハブをリリース。
180EXPというモデル。
これは先にオフロード界隈で採用された模様。
それだけ駆動部分に負荷が高いステージで採用されただけに、機構が単純かつ物凄く洗練されています。
細かく見ていくと理屈通りなら素晴らしいの一言。
多分レース界隈で使われて結果残している様なので、ポッと出のマイナートラブル系は恐らく大半クリアできていると思われます。
本当に安心して使うならあと1年くらい待てば堅いですが、最近の規格動向がとても早く移り変わるので気になって予算が許せばGO!!ですね。

180EXPの優れている点は、従来ならバネを二つ使って機能させているところをギアの組合せの妙でバネを一つにまとめる方法で実現。=軽量化とシンプル化。
フリー側のベアリング位置を従来の位置より外側に設置する事に成功。=ワイドトレッド化と似た働きにより駆動剛性が高まる。
ラチェットを受けるギアの歯数を従来の350と240では18Tが標準でしたが、180EXPでは36Tが標準。
これは52-36Tや54-39Tなどのプロが使うフロントチェーンリングの歯数から導き出されるクランクを回した時の駆動の「かかり」までの角度で最も理想的であらゆるシチュエーションで最も無駄が少なかった角度に抑えられる、脚を止めて空転で滑走する際のフリクションロスとの兼ね合いも含めて最もバランスが良かったのが36Tだった為だそう。

ハブ単体で見れば、オーソドックスな機構を用いながらも今のところこれ以上は無いんじゃないだろうか?と思えるほど作りこんできた印象を受けます。
実際に私はDT SWissの350ハブを二種類のホイールで体験しています。
ひとつめは、BontragerのAeolus comp5のリムを使った手組ホイールのリアハブ。
もうひとつは、Roval CL50 Discです。
350でも十分以上に使える。本当に。
カンパのUSBに匹敵する性能だと思います。
350はスチールベアリングなので回転抵抗という意味ではカンパのUSBに劣る筈なんですけど、実際に乗ると差は無いというかホイール自体の性能差かCL50 Discの方が明らかに速い(Racing Zeroとの比較)
登りだろうが下りだろうが平坦だろうが速い。
リムもスポークも絡むので一概に比較できませんが、それくらい優れたハブでなおかつお求めやすい価格…とは言い難いかも知れないですが、USBよりは安いんじゃないでしょうか。単体で買っても27000円くらいです。リアハブで。
350より軽量化が進んだより240で55000円くらいしちゃいますけど…。

そこで気になる180EXPのお値段。
なんと12万円↑(ハブ一個でこの値段です)
これは本当に12万円するのか鋭意調査中。ショップ行って聞いてきます。
180EXPを使ったホイール組んでみたいですわ…
240と350は240の方が性能高いとは言え、肉薄しているのでよほど予算に余裕がある方でない限りは350で良いんじゃないかと割り切れるんですけどね。
180EXPはここまで変わると一体どんな乗り味なのか気になりますね。
Rovalの一部ホイールには適用済みらしく、今年出る予定の新型CLXにも180EXPを使ったハブを搭載する予定みたいです。出るまでわからんけど。
てことは、私が以前予想立てた「CLX50が30万円で買える今はとてもバーゲンプライス」、同じく「CLX50と全く同じリムを使い、ハブを350にしスポークをコンペティションレースにして性能をさほど落とさずに価格を抑えたCL50が20万円で買えるなんて頭おかしい」という予想がヒットしたと思われます。
ハブでこんだけお値段UPしたら…次のCLXは40万円コースでしょ。
CLがまた出るかわかんないけれど、CL出してくれたとしても価格抑えるにも今度のハブはベアリング位置が変わるからハブボディから設計しなおす?
そこだけは350ハブを流用し今売ってるCL50と似たカタチになる?
…という事で、なかなか厄介な流れになりそうですな。
CL50 discもう1セット買っておこうかな…w
新型が出て価格がぁ…ってなったらソッコーで売り切れそう。マジで。

そして、タイトルにもあります通り何が言いたいかと言いますと…
DT SWissのハブ機構は非常に優れているんです。
でも手組前提の作りしているんで一緒に組むリムとの相性を選ばない様にオーソドックスボディ形状をしています。
ようするにフランジが小さいんすね。
DT SWissのハブを使っているRovalやBontragerにしろ、ボディはRovalやBontrager独自の設計のボディ使ってます。
11速化されてスポークの角度がおかしくなっちゃってホイールの設計が難しくなっちゃった昨今において、それを解決するべく様々なトライが繰り返されてきました。
偏芯リムもひとつの解決手段ですし、ハブフランジのワイド化も一つの解答だと思います。
偏芯リムは重心バランスが良いとは思うんですけど、実際にタイヤが接地しているのはタイヤの中心ですよね。
私はどうも偏芯リムは興味あるんですけどちょっとどうなんだろう?と思わなくもなく、一度使ってみて考えを纏めたいという欲求はあります。
でも、できるならスポークの角度の左右差を極限までなくして、テンション差も抑える事でバランス取れたホイールを狙うのであれば、画像は割愛しますが(ググって見てもらえたら助かります)Rovalなどが採用している左右でフランジの大きさが違うハブを作ってスポークの角度差と、スポーク自身の長さも短くしてやる事で、その不利側を大きく補う設計というのは実際に乗ってみて非常に優れていると実感しています。
こういうワイドフランジになったハブを使って手組ホイール作ってみたいです。

DT SWissの180EXPはその夢の筆頭候補なんですけど、一般に流通している商品は普通のフランジなんですよね。
ワイドフランジ出ないかなという希望を書きました。

ちょっと高いかもしれませんが、Rovalの補修用部品としてハブ単体で取り寄せて組むっていうのも手か…高くつきそうだけど…
それならRovalの完組ホイール買った方がええやんwってなりますよね。

そしてZippが28cサイズのタイヤ推しの様です。
もう28cの流れが来ているのか…。
まだ25cで良いんじゃないの?と思わなくもないですw本当に。
28c重いですよ。今のところ。

DOGMA F10だとリアのフレーム形状がアシメトリック設計で凝った形状しているのがネックになり、フロントは28cまで使えるんですがリアは25cで限界なのです。
2018年までフラッグシップだったハイエンドモデルであるDOGMA F10がもう最前線では失速する型遅れになっちゃうのか…
そこまで性能落差はないですけど、そういうイメージを持っちゃうって事です。
今まで以上に叩き売りが始まったらF10狙いが捗りそうですなw
(DOGMAユーザーの皆さまごめんなさい)

本当の意味で28cが定着するのはまだ二年は掛かるんじゃないの…とは思うんですけど、この流行り廃りが早すぎる流れは自転車業界のみなさんでちょっと考えないと、ユーザーが置いてけぼりになっちゃいますよ。
Tarmac SL4くらいの時期、そうそんなに前じゃないですね。
あの頃のロードバイク界隈では「これだけの重量で○○%剛性UP!!」と、重量剛性比ばかり追いかけて一般ユーザー置いてけぼりにして、実際に乗ると確かに剛性は高いが脚や身体への反力が凄くて乗っていて面白くない。速いけどw
みたいな流れになっちまわないか心配です。

そういう意味では過渡期ですが2018年にデビューした数々のモデルは、とても完成度が高いかも知れないって思っています。

次のモデルをいくつか観察して、2018年頃に出たモデルのどれかを買う!
買って大事に使う!!
というのはひとつの正解かも知れません。

今、とても優れたロードバイクが溢れています。
中には予約して入荷待ちしないと買えないモデルもありますが…(主にS-Works)

空気抵抗の数値や乗り味の軽快さ含めて、今最も優れていると言われているのがS-Works Vengeです。
ですが、私は実際の路面ではMadoneも侮れないのではないかと個人的に今は考えています。
インピーダンス損失を考えた際に、そういう調整をフレーム側で出来るのはMadoneだけです。
ここ一発!
という速さではVengeに敵わないかも知れませんが、ホビーで乗る以上はレース並に様々な路面やシチュエーションでロングライドする事にもなります。
そういった場面で、いちホビーライダー視点で身体への負担も抑えながら確実に前に進む(それも速い速度で)相棒として選ぶのは…
この数日間で色んな記事や性能を比較するモノを見て思ったのがMadoneやっぱすげぇな。って結論です。

スグには動かないですけど、次のMadoneが電動オンリーに割り切るとかそういう流れになったら、機械式コンポが使える現行Madoneを買いに行くかもしれません。
その時はProject Oneでw
Posted at 2020/05/29 10:09:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年05月28日 イイね!

診断結果

打撲の痛みが凄すぎてw
当日から症状があったんでしょうけれど、認識できませんでした。
それで数日経ってしまったんですが、やっと整形外科にも行けました。

診断結果は…打撲による坐骨系の神経痛で、その付近の腫れがひくと自然とその筋肉の突っ張りも治ります。
リハビリとかは必要なくて、とにかく今は安静にしていなさい。
との事でした。

レントゲンも撮影しましたが、私のレントゲンを見たスポーツ系整形外科の先生が
「良い骨してんね~w久しぶりにこんな標本みたいな骨見たわw」
「全くヒビも入ってないし問題なしです。失礼やけど骨折の経験ないでしょw」
と、先生からやたら褒められましたw
病院に行って褒められるとは思いもしなかった。

脳外科の先生の初見や耳鼻科の先生の初見と、どういういきさつで転倒に至ったのか、傷の具合とか諸々見ていただいた上で
「他の先生の所見の通りで、頭の方も心配ないし耳だけやね。
 耳鼻科でいただいた薬をもらった分だけ忘れない様にしっかりと飲んでください。」
という結果でした。

良かったですわ~w
かなり安心。
痛み止めと腫れを抑える薬を整形外科ではいただきました。

今後はこういう事が無い様に気を付けて生活したいと思います。
食生活の方も伝えて相談したんですが、食べ過ぎよりは良い。
塩分も必要分くらいで控えられているし全般的に良いけれど、お肉(私の場合は主に鶏肉・豚肉で摂取)は一日200g前後に抑えて、お肉以外のたんぱく質をもう少し摂ってください。
(私の場合は、納豆と豆腐などでも摂取しているが、魚系も摂れたらとった方が良いとの事。あとチーズなど乳製品)
そして、野菜か果物、どちらかと言えば野菜は食べてるみたいだから、果物を毎日じゃなくても良いから摂った方が良いとご指導いただきました。

今回の件に繋がった事ですが、ほんの四日間で合計360kmちょい自転車で走ったりしていて、それの疲労もしっかりとりきれずに残っていた事なども関係しているだろうと指摘されました。
運動も大事だが回復も大事という基本を教えてくださいました。
その辺、体力付いてきてるから自覚し辛いと思うが自分の身体の事だからしっかりと意識して運動と休養を両立させてください。
との事でした。

みなさんも慣れてきた頃が一番危ないという、クルマの運転でも言われる事ですけど…本当に今回の件で私も実感しました。
本格的に乗り出して、最初の頃は清滝峠を登るだけでもひぃひぃ言うてました。
それが今や、立ち漕ぎで登れるw休まずに。
変に体力・筋力がついてしまっているので無理もできてしまう。
疲労感が残っていても乗れてしまう。
清滝峠でTTを3分近く更新して疲労感残っているのに、次の日に琵琶湖含めて大阪から自走で160km走れてしまう…。

こうなってきた時にご注意を。
私もロングライドやったら最低でも二日か三日、できれば四日は強度の高い運動を避ける様にします。

みなさんも他人事だと思わずにお気を付けください。
今回の私は幾重にも幸運に恵まれてこの程度で済んでますけれど、一歩間違えたら命を失う結果にもなりかねません。
国道走ってる時に同じ症状になり、運悪くクルマが走ってる側に転倒してしまったら…
とか考えるだけで恐ろしいです。

無理せずに楽しく運動しましょうw
私も本当に気を付けます。
Posted at 2020/05/28 07:49:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年05月27日 イイね!

ご報告

高校生の頃、中学時代の後輩君(同じ野球部だった人)が亡くなりました。
受験勉強頑張っていて、そのストレス解消の為にかなり早朝にジョギングしていて、脳梗塞から脳溢血を起こして転倒。
時間が早すぎた為と、その頃は早朝にジョギングなどしている人がまだとても少ない時代だった為に発見が遅れて彼はお亡くなりになりました…。

なんでそんな話をするかと言うと、いろいろ病院行って教えていただいたんですが今回の私も正にそのパターンだったんです。

過去にそういう悲しい事件があったので、私も気を付けているつもりでした。
遅くても5時には起床。大抵は4時半頃に起床w
水をたっぷり飲みながら、寝ている間にどろどろになっちゃっている血液の流れを促そうとそういう習慣に。
朝食を摂りながらあえてゆっくり過ごす。
6時50分くらいからか、7時くらいから出勤。
出勤路+α利用して、トレーニングライドも兼ねて割と運動してました。

それがイカンかったんです。

いくら早起きして身体を起こそうと、水を摂ろうとまだ血液はドロドロなんですって!!
朝8時過ぎるくらいまでは血栓ができやすく、非常にリスクがあるそうです。
今回、私が酸欠で倒れて落車した原因のひとつがそれです。
誰にでも起こり得る現象で他人ごとではありません。

中学生という体力も存分にある上に身体も柔軟で力漲っている時期に、しかも野球部を一緒に過ごしてキッツイ練習もこなしているのも知っている後輩が、早朝に亡くなる。
これは衝撃的で、私も気を付けていたつもりでしたが本質のところを知らなかった。
朝5時とか6時台の運動を避ければ、早起きして水分たくさん摂って血液の流れを促せばそういうリスクは減らせると考えていた。
実際に運動強度上げて、サイクルウェアじゃなく敢えて空気抵抗も大きくなる通勤時に来ていた服装も含めて自分が思っていた以上に運動強度が高かった様でこうなってしまった。(巡航35km/hオーバーはやり過ぎでしたw)
朝8時過ぎまでは運動は控えた方が良いそうです。
マジで医者に止められました。

転倒した際に耳系もやっちゃったみたいで、念のためにもう一度脳外科行って診察を受け、耳だから耳鼻科に行きなさいと色々教えてもらいながら紹介していただき、耳鼻科に行くと耳が原因の症状が出てました。
目眩と耳鳴りと突発性難聴。
物凄く聞こえにくいって事はなく、普通に会話も可能ですしテレビの音も小さくしても聞こえていただけに自覚症状がちょっと無かった。
目眩を覚える様になって「病院いっとくか」程度でした。
それもこれもBontragerのヘルメットのおかげです。
ちょっと高かったけど良いのを買っておいて良かった。この程度で済んでよかった。
それはさておき、みなさんに注意していただきたいのは朝の運動は控えた方が良いという事実です。

私も今後は通勤でロードに乗る事はあっても、ゆっくり乗って通勤の足としてしか使わない事にします。
運動するなら昼休みか、夕方の仕事を終えてからにします。

ウォーキング、ランニング、サイクリング、水泳など
朝から運動されている方は、何もおきていない今のウチに控えてください。
自分は大丈夫。ってのが一番間違いをおこします。
今まで何にもなかった人は「ただの偶然の重なり」です。私の様に。
お気を付けくださいm(__)m
Posted at 2020/05/27 08:06:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2020年05月26日 イイね!

見えにくいオールラウンド性

チャリネタですみませんw
ご報告のブログは恥ずかしいお話しですが多くの人に知っていただいて、私と同じ様な想いや経験をせずに済むのであればありがたい。
と考えているので、早速追加ネタ書きたいなと思ったんですけど、ブログのトップにあのご報告が出てる方が良いかなと思ってこちらのブログは敢えて日付を前の日にしてますw

見えにくいオールラウンド性というお話しをしたいと思います。

琵琶湖走った時に感じたんですけど、エアロ対策しているモデルだと当然の様に楽。
ロングライドになればなるほど楽。
特に向かい風や向かい風に近い角度の最も体力が消耗する時に楽。
これはひとつ前のVengeViasモデルなど試乗させていただいた時にもそう感じました。

ただ、横風にはエアロモデルの方がきっつい。
特に突発的な強風が…って突風て書けばいいかw
最初のドン!と来る風圧には特に弱いですね。
エアロ性能が高いモデルほど顕著です。
ダウンチューブ形状が支配的なんでしょうね、この挙動。
あとディスクブレーキモデルの方が若干横風の影響大きいです。
特にリアはSpecialized全般挙動が緩い。ディスク径が140mmだから。
シートステー形状にも秘密はあるかもですが。

そういう面では同じディープリム履いたとしても、軽量オールラウンダー系が横風に対してはバランスが良い。
煽られても「おっw」くらいで済むケースがほとんど。
(そんなケースで済まない強風の時に飛ばすアホやチャリに乗るアホは居ない前提で語ってます)
ただし、いくらディープリム履いても絶対的な空力においてはエアロバイクには負けます。
長い距離になればなるほど楽さ加減はとてつもない差となります。
例え今まで普通のロードバイクに乗っていて鍛えてるからどっちでも300km走れるという御仁でも、単純に合う合わないはあるにしろエアロロードの方が楽だと思うでしょう。
ただし、愛媛のUFOラインみたいに変態的に獲得標高が嵩む100km走って獲得標高2500m↑なコースだとヒルクライムが得意な軽量系の方が楽でしょう。
こういう屁理屈な場合を除いて、一般的に良く走るシチュエーションである100kmほどの距離のライドで占める獲得標高の割合が800~1100m程度のバランス良いコース取りの事を言ってます。
(変態的に勾配20%超が連続で来るしそれが続く様な獲得標高は高くないけど、そんな変則的なコースも除きますw)

そこでどっちつかずに繋がる可能性はあるんですが、安全性も考慮して真にオールラウンドなモデルって何?って考えた場合…
エアロ性能を若干取り入れた軽量系が最強じゃないかと個人的に考える様になりました。
わかりやすく言えばTarmac SL6
Pinnarello DOGMA F10は偶然横風強いケースで乗らせていただいた事がないので判断つきませんが、形状的には含まれそうな予感。
このあたりのモロにダウンチューブが楕円断面とか採用してなくて、コーダトロンカの様な涙目形状を切り飛ばしたカムテール形状と呼ばれる形状に上手く落とし込んであると、空気抵抗を削減しながら剛性も落とさず(=軽量化に繋がって)なおかつ側面の投影面積を減らせる=横風に対して強くなる。

最も空力に優れているのは翼断面形状です。
それは間違いない。
ただし、これに縛られて空気抵抗だけ絞って考えると落とし穴があります。
重量増が避けられない。単純に形状が大きくなるため。
次に剛性確保が難しくなる。それはバランス。
タテ剛性が悪戯に強くなり横剛性とのバランスが崩れやすい(ちょっと前までのエアロロードの乗り心地の悪さの元凶がコレ)
設計の自由度がかなり無くなる。
などのデメリットがあり、自転車向きではない。
そこでカムテール形状となるのですが、これは翼断面形状の最適解を形状的に求めておいて、スパッと翼のお尻部分を切り飛ばす事で、フレームに当たって側面を流れる空気の流れを翼断面と同じ形状で流す・流せる特性を活かして剥離層の摩擦空気抵抗を極限まで落としている。
ただし、翼断面と違うのでスパッと切り落とされた背面はその切り落とした形状と同じ大きな渦となって空気がそこに停滞する。
この渦が翼断面形状と同様に側面の流速を高めながら綺麗に流す特性を生み出しているのだが、この渦は物体を引き込む特性がありフレームを後ろ側へ引っ張る。
この辺の空力はクルマのGTウィングなどに代表されるエアロと全く同じです。
プリウスやR35GT-Rや現行のベンツCクラスなどのテール形状を見ると非常にわかりやすくカムテール形状(車はコーダトロンカの方が親しみ深いか)で空力に非常に気を使っているのがわかります。
マカンのリアゲート上部に付いてる小さいスポイラーも正にそういう狙いで取り付いてるので、雨の日に乗ってもクルマの背面綺麗ですよね。
リアウィンドの下っ側は汚れてますけどw(これが空気の渦で流れるはずの雨水と汚れが停滞している証拠)

これの集大成が現行Venge
先代まで翼断面形状なども貪欲に取り入れていたが、各所理想的なカムテール形状に改める事で軽量化と剛性バランスと空力を見事にマッチさせているのです。
現行のMadone(2018)やVengeあたりはエアロロードながら上手く抑えられてますが、やっぱり横風のいきなり「ドン!」に対しては「うわっと!w」となります。
それはしょうがない。
それでも以前までのモデルに比べると素晴らしい抑えっぷり。

一方さきほど挙げたTarmac SL6などは初代Venge(2世代前。現行Vengeは3代目)くらい空力性能を上げていますが、それはこれらの理論を落とし込んで効率良くカムテール形状を取り入れ、なおかつジャンル的にあくまで軽量ロード、どちらかと言えばオールラウンダーな性格も持ち合わせて非常にバランス良いが、ヒルクライム性能も素晴らしく特化されているバイク。
なのでVengeほどチューブ断面が要らない。と割り切って細く作られている。
=語られにくい横風や大型車両が側面を通過して抜き去る際の引っ張られに対して強い。のが特徴。

そういう面まで評価して何を重視するかで評価は変わりますが、語られにくいオールラウンド性能だと思います。
そういう意味では次の妻に買うのはエアロロードはやっぱり避けた方が良いのかな…なんて頭をよぎります。
私自身が全く違う理由とは言え落車したのでw
安全についても考えないといけないなと思い、忘備録代わりとしてこのブログ書いてます。

そういう視点で見ると、ロードバイクはまだまだ過渡期だと感じます。
今年出る予定だった新型エモンダの形状見て、Tarmac SL6と比較して…
続々と投入されるだろう大御所からの新型をいくつか見て、できればDOGMA F12にも試乗して、このライド中に一番怖い思いしやすい「横風に対する能力」を見て、感じてみてから判断しても良いかなと思います。

あ、Allez sprint comp discは廉価版のセミエアロでやっすい代わりに優れた空力あるなぁと実際にロングライドにも使ってみて思いますが、なんのいたずらか横風の最初の「ドン!」にはVengeやMadoneより弱いかも…と感じました。
琵琶湖大橋渡ってる時の横風が割と怖かったw
それ以外は無敵!と中二病の様に言っちゃいそうなくらい良い性能のバイクで、アルミフレームの反応の良さとアルミフレームにしちゃちょっと高いですがディスクモデルで24万円程度の価格を考えると安くて楽しめるモデルだなと改めて評価しています。
琵琶湖大橋の上を渡っている時に受ける様なケースの横風には弱く、25km/h巡航くらいがやっとでしたw
私が不慣れという事もあるかも知れませんが。
CL50 discを初めて使ったロングライドでもありましたしね。
ただ、CL50 Discは最新(と言っても新型CLXがもうデビューするけどw)エアロホイールだけあって、総合力は同じ50mmディープでも設計年次が古いAeolus comp 5の数倍性能の高さを感じました。
ディープリムなのにFulcrum Racing Zeroより登る印象だし(実際、清滝峠を一気に3分詰めたし、全部のセグメントのPR更新中。今は怪我して乗ってないけどw)平坦も下りも楽で速い。安定性が段違い。ワイドリムの恩恵か。
それに横風も普通に体験する淀川河川敷や猪名川河川敷や京阪神の山の中程度の横風なら抜け方がハンパなくAeolus comp 5で受ける横風より気を使わない。

という感想で締めくくりたいと思います。
私個人的にはしばらくAllez sprint comp discで楽しんで、次に買うモデルを決めたいと思います。
一言もうひとつ付け加えるとすると、最近のロードバイクは本当にすげぇわ。
と読み取れるかも知れませんが、デュラエースが10速時代でしたっけ?
あの頃に出てたTIMEのフレームとかもかなり素晴らしいみたいなので、そういった真の乗り味というのは奥が深いなと思います。
今買うなら面白味ないかもですけど、アメリカ3大メーカーの「コレだ!」という旬のモデルを買うのが一番ハズレ引かずに済むと思います。
3大メーカー製品でもモデルチェンジ控えていて周回遅れに近いモデルもあるので盲目的に求めるのは損する可能性があるので、これから始めよう!
と思われている方は見極めてから買ってください。
Posted at 2020/05/27 13:45:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年05月25日 イイね!

やっぱり調子いいな?

PC西宮さんにマカンのリコール作業をお願いして、かえってきてから微妙に調子良くなった我が家のマカン。
プラシーボかな?
そうかもね…
と思っていたのですが、翌日所要で一緒に乗った妻が
「以前も静かで快適だったけど、なんとなくさらに静かになってない?」
「加速がスムーズかつ速くなってる気がする。アクセル踏む量いつもと同じくらいだよね?」
と鋭い感想を…

マカンなので、静かと言っても排気音はSUVっぽくないちょっと重い排気音でドドドド…とアイドリングしてますけどねw
車内でお互いにあれやこれやと意見交換しながら、お世話になった人たちにお返しの為におみやげを買いに行く。
その帰り道に、何気にメーターの写真を撮ったのかPC西宮さんの帰り道にメーターの写真を撮ったのかちょっと忘れましたがw
スマホの写真整理していて気付いた。

3眼メーターの向かって右側。
液晶で各情報を表示するメーター内のカレンダー表示に注目してください。
ちゃんと年数/月/日になってますよね!

…何を言ってるんだ…
そりゃ普通だろ、普通…
と思われると思います。

過去のマカン購入時などに撮影した同様のメーター写真をスマホ無いで探しましたが…見つかりません…w
うーん…PC内のフォルダも見ましたが消してしまったのか…過去写真が見つかりません。
申し訳ないですが、愛車紹介のマカンのページ内にある写真を見てください!
同じ様なアングルでメーターの写真を撮ってます。
日付のところを見てもらうとわかりますが、日/月/年数になってると思います。

取扱説明書をちゃんと読めよw
と言われると辛いんですけど、これが任意で表示を変えられるのか
車のソフトウェアを最新版にアップデートしたらこうなるのか…までは私はオーナーでありながら知らないんですがw

どちらにせよ、PC西宮さんが手動で何らかの設定をして(時計を直すついでに)見やすい様に直してくれたのか…
燃料タンクへ続くパイプを交換・修理してくださった関係でエラーを取り除く為にリセット掛けられたのか…
それらの作業の際に強制で最新ソフトウェアにアップデートされる仕組みなのか…

どちらにせよ、何らかの手が入ってるのは確かです。
ありがたいです。
そんで、めんどくさがらずにこういう細かい部分の取説読むようにしますw

加速が良くなった云々は、もう一つ考えられる理由がバッテリーです。
作業の合間に、特に燃料パイプに手を付ける前の各種点検の際に充電してくれていた可能性が高いです。
バッテリー電圧がより正確に正常に戻ったので、加速も良くなり各種制御がタイミングばっちりになって先日のブログでも私が書いていた様に故障とか調子悪いってまではいかないけど、なんとなくノイズが増えてるっちゅーか…
という症状が出ていた可能性は否めません。
981もそうでしたけど、バッテリー新しくなったら調子良くなりますもの。
電圧計で計測して問題なさげな電圧保っていたとしても、新しいバッテリーに変わってより正しい電圧に最も近しい状態で乗ると、明らかに車がリフレッシュされたかの様な素晴らしいフィーリングに戻っていたので、今回の件も最大の要因はそれかなー…と、思います。

なんにせよ、やっぱ正規ディーラーにちゃんと出入りしないといかんという事ですな…
水冷以降のモデルは特に…(2007年以降のモデルは特にと言い換えられるかも知れません。そのあたりから制御がかなり綿密に…というと言い方が良いですが、悪い良い方すると最新の診断機使ってないとまともにメンテできない等、正規PC以外のメンテ業者さんを困らせる、莫大な出費を強制する…など、良い側面ばかりではないと思います。)
ちょっとネガティブな事も書きましたが、今後は徐々にPC西宮さんへメンテ依頼もシフトしていこうかな…と思いました。
メインのオイル交換は981と95B(マカン)を買ったディーラーの方が確実に安いんでオイル交換はまだしばらくそちらにお世話になろうかなwなんて思いますが、これもそのウチ西宮さんに移行していこうかしら…
なんて思っています。

正規ディーラー出入りしていたら、カーセンサーやグーネットに出ない良い個体と出会えるかも知れませんしね…ふふふふふ…

それにしても918むっちゃ低いですな…
PDK搭載方法も上下逆さまにして極限まで重心下げてあるとか。
こんなん下側擦ったら修理代心配すぎて寝れないじゃないすかw
低いのは良いけどw
Posted at 2020/05/25 07:55:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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