いやー
久しぶりにロードバイクに二時間ちょい乗れました。
天気も良く、非常に爽やかな空気の中で気持ち良く走れました。
何度か妻が単身赴任先へ来てくれた時に、Emonda SLRを輪行で持ち込みました。
帰阪する際にタイミング悪く天候が優れなかった為に、持ち込んだEmonda SLRはずっとレオパレス内に置きっぱなしですw
そこで、以前から試したかった「久しぶりにRacing ZEROを使う」を今回実行しました。
※追記

↑妻のEmonda SLRに装着しているRacing ZEROを外して私のEmonda SL5に装着しました。

↑普段は私のEmonda SL5には、Bontrager Aeolus comp5カスタムホイールを装着して走っています。
今は妻のEmonda SLRにこのホイールはめてます。
久しぶりにBontrager Aeolus comp5リムを使ったカスタム手組ホイールから、Fulcrum Racing ZEROに履き替えました。
履き替えている最中に感じるのが「かるっw」
そりゃそうです。
アルミリムの決定版という事で、リム重量はROVAL Rapide CL50のカーボンリムとリム重量が変わらない重量しかありません。
(リムハイトが26㎜<50㎜の差が決定的に違いますがw)
その為、完全品状態での重量もカーボンホイールのそこそこな品物とRacing ZEROはさほど変わりません。
リム内幅が17c(Racing ZERO)なのと、そこそことは言っても最近の流行りよろしく21c近いワイドリム(Rovalなど)との物理的な差はありますけどw
そう考えると、やっぱりカーボンリムは素材と製法によるメリットはある。
と言えますね。
話しをRacing ZEROに戻して。
私のEmonda SL5にRacing ZEROを組んだ状態で持ち上げると、やはりホイール単体で持った印象通りに軽い。
…いや、想像以上に軽いw
やはりスペックから想像するよりはAeolus comp5は持つと軽いとは言っても、トータルで300gほど変わるだけでこんなに印象変わるのか!
と改めて驚きました。
実際に乗ってみる。
こぎ出しが軽い。
最近、帰阪できてないのでMadone SLRやAllez Sprintに乗れてないというのもあって、たまにチョイ乗り出来た時もAeolus comp5を組んだEmondaで走っていたので本当に「えっ!?」というくらい軽い。
加速時に使うギアが1~2枚上のギアに上げてもcomp5と遜色ない加速力に舌を巻く。
コーナリングのキビキビさにも舌を巻く。
35km/hくらいまでなら巡航も加速も確実にRacing ZEROの方が楽だと思える。
実際、ストラバ上の平均時速も頑張ってペダル回してないんですが若干速い記録が残っています。
ほぼ二か月ぶりと言っても過言ではないほど忙しかったのと天候により乗れなかったので足は相当鈍っているのにも関わらずです。
ただ、Racing ZERO特有のデメリットを正直に書きます。
※非常に細かい指摘です。ディスるワケではないのでそこはご理解ください。
あくまで、平等な比較として素人ながらに感じたまま書きます。
・巡航で速度を維持するのは、Aeolus comp5の方がやっぱり楽。
Racing ZEROはペダルを回すのを辞めると速度が落ちるのもレスポンス
良く落ちます。
・登りで路面に凸凹が多かったり、落ち葉などがあって不安定なグリップ
状況になるとスリップ率が高い。
タイヤは同じ銘柄で統一しております。
空気圧も使っているチューブも同じです。
ここは、CX-RAYとアルミスポークの堅さの差が出るのかなという印象。
・通常では感じられない縦振りがRacing ZEROの後輪にはある。
路面の微少な凸凹の連続性とか、ある一定の路面になるとComp5では
滑らかにグリップを保ったまま走れるところが、Racing ZEROでは
微妙に路面の凸凹が増幅されて車体に伝わる。
速度のロスまで繋がるほどのフィーリングではないですが、カーボンリム
のホイールなどに慣れている身だと「おぉ~。なるほどね~。」
と感じられます。(偶然ですw)
走行ラインを変えたりして、その条件が揃っちゃうところを外せばその
現象はおきません。
フルクラムの2:1の組み方が独特なので、こういう現象がおきるんだと
思います。(アルミスポークの堅さも影響あると思います。)
35km/h~時々40km/hくらいで巡航し続けられるシチュエーションの際、気持ち良くロードバイクと一体になって軽くペダリングするだけでスンスン進む領域もRacing ZEROは持ち合わせてまして、アルミスポークの太さや大きさ+スポークの編み方による空力上のデメリットと、ホイールの優れた剛性と軽さがもたらすメリットが塩梅よくバランスするのが30~35km/h付近にたくさん詰まっています。
その速度域までの加速も軽く、速く、楽です。
なので必然的に巡航速度の最高速度はcomp5に一歩譲りますが、それ以外のアベレージの高さは「なるほど、アルミリムの決定版なのはうなずける!」というデキなのを改めて認識しました。
リムブレーキモデルだからこそ…というバランスの良さもあると思います。
スペアでもう一式、Racing ZEROが安い間に買っておいておこうかなw
なんて考えてしまいました。
Racing ZEROの良さに感銘を受けつつ、隙が無く、面白くて楽しいホイールだと実感しつつ…
ミドルグレードとは言え定番の良いハブとSapim CX-RAYでカスタムしたAeolus comp5の乗り味を懐かしく思い出しながら、この場面だとcomp5の方が楽だなぁ。とか、comp5なら路面のアンジュレーションをいなしてスッと車体が前に進んでたよなぁ。とか、走り慣れたコースを走ったからこそ良い比較ができました。
結論
Racing ZEROが好きか嫌いかという要因が最も大きい差に繋がると思います。
個人的にはRacing ZEROは好き。
ですが、リムが重い事による「登りが少し辛いw」というデメリットを考えても、それ以外のメリットでRacing ZEROに迫る走りを披露するAeolus comp5カスタムホイールと比較した場合、「甲乙つけ難い」
一般受けし、一般に広く受け入れられるのは間違いなくRacing ZEROだと思います。
久しぶりにRacing ZERO装着して、レオパレスから出発し最初の川沿いの道を走っている時に感じたのが…
誤解を恐れずに言うと、ROVAL Rapide CL50を装着するアレスプに慣れた身体で組んだばかりのMadone SLRに乗った時の印象に似ていました。
ホイールの重量差がもたらすフィーリングが似ていたんだと思います。
ROVAL Rapide CL50(前後輪あわせて約1450g前後)<Bontrager Aeolus RSL37(同じく約1320g)
Madone SLRの場合、知らん間にトップギア近くまでギア上がっちゃってる事もしばしばですからねw
それくらい軽く走る。
今回、フレームは変わらずホイールが変わっただけですが、Emonda SL5にて似たような感触を感じました。
Racing ZEROの方がある一定速度までは底なしに速い印象。
軽さと剛性の良さがもたらすバランスが空力上のデメリットの方が超えてしまう領域までは確実にRacing ZEROの方が全方位で優れていると思います。
ただ、全方位で優れているとは言っても「速さ」という側面においてであって、乗っていてより快適で路面の影響が小さく済む、そういう走りをするのは今やミドルグレードでも廉価版に近い価格帯のAeolus comp5(※注:カスタム前提ですが)
CX-RAYがそういう良さを引き出すんでしょうね。
ホイール全体の剛性感もかなり近しい印象ですが、乗り比べた結果はっきりとRacing ZEROの方が剛性感はひとつ上です。
ただ、堅さ故に路面を選ぶ性質も出ちゃってるのかなと思います。
…と、神経質な話しはそこまでにして。
ホイールにも生産国の性格って出るんですかね?
イタリア製だけあって、久しぶりにRacing ZERO使ったら「ヒャッハーw」と明るい気持ちで楽しく走れましたよw