関西でMTBに乗っておられるなら、一度は走った事があるだろうコースまで案内していただいて体験してきました。
某所までクルマで行き、駐車場でMTBを組んで自走で某所まで走ってコースイン。
初心者向けなん?w
ってくらいタフなコースでした。
最近、グラベルロードが流行っているのでグラベルロードで行けるならMTBは要らんのんちゃうん?
みたいな風潮があるのかないのか。
なんかそういうの、はっきりと言ってる人は少ないですけどなんか肌感で感じる事がSNSを通じて感じているんですけど、MTBでしか走れないところ、あります。
というか、今回走った初心者向けのコースでもグラベルロードでは走れません。
乗車ポジション的にまず無理。
ドロッパーシートポストを組めばワンチャン…いけるかもですけど、乗れずに降りて押して歩く範囲が拡がるだけでMTBのように走れるかどうか?
というと、「無理です」
超絶神テク持っていて、機材への負担を極限まで抑える事ができる人が居たとしても…それでも無理でしょう。
フォークかホイール…最悪の場合はフレームが破損すると思います。
その前にギア比的に無理だと思います。
フロント40Tとか36T組んでいても、スプロケが最大でも42Tでしょう…。
そしてホイールは700c
スペック的に走れない事はないにしても、走らない方が無難です。
普通に舗装路だったとしても厳しい斜度の道を、延々と滑りやすい路面相手に登らないと進めません。
滑りやすい理由が、小石だったり粘土質な路面だったり。
雨は降ってなかったですが、数日前に降った雨のおかげで滑りやすかったです。
そんな路面で斜度が暗峠くらいきついので、ウルトラローなギア比で丁寧にタイヤが路面を掴む感覚を足で感じながらタイヤの回転とクランクを回す足をシンクロさせながら登らないと登れないので、グラベルロードだとまず無理。
また、ギャップも大きいんです。
あんな段差あるところを、設計がまるで違う乗り物で超えていくのなら…
いつかボキッ!と折損するリスクもはらんでいます。
そんな道を延々と登ったり降りたりしながら、散々登って到着したのが

とある展望台。
ここまで走って、ロードバイクに例えたら普通に良いペースで木器亭まで行って帰ってきたくらいに疲れてましたw
でも、お話しを聞くと道程の1/4…マジか。
そこから、さらに延々と登って下って…を繰り返して走りました。
なんとか無事に目的地に辿り着いて、食事を摂って補給したあと帰路につきます。
帰路は山の中を行きのように楽しんで帰るのではなく、真っすぐショートカット気味に走り抜けて帰ります、との事でちょっと一安心。
無事に駐車場まで帰着できましたが、落車もしまして、あわや!という経験も体験しました。
怪我なく戻って来れて良かったです。
恐ろしい目にもあいましたが、機材を通じて路面との会話するように進める行為や、MTBそのものが競技車両なので乗っていて楽しい!のもあって、次回以降も怪我などのリスクはもちろんあるんですけれど、やっぱりもっとやってみたい!
そういう気持ちがとても強くて、7月にまた走りにいけたらなぁ…と思っています。
気軽にマウンテンバイク始めてみよう!という人にとっては
なんちゅー事を書いてんだ。
と思われるかも知れませんが、大げさに書いているんではなくて実際にあった事を書いています。
マウンテンバイクを始められるなら、できるなら初心者講習などを受けてから正しい知識を持って行かれた方が身のためです。
今回の経験を通じていろいろなお話しを聞けました。
実際に大怪我された方の話しや、亡くなった方のお話しも聞きました。
マウンテンバイクを通じて体験できる事は、素晴らしい事の方が多いですけれど、そういう「リスクももちろんある」という事を知ってから、楽しんで欲しいなと思いました。
また、しっかりとした専用のヘルメット。
また、ナックルガード付きのMTB用のグローブ。
また、肘や膝を守るプロテクター。
背中や脊椎を守る為に、慣れるまでは傷や汚れても良いバックパックにバスタオルを詰め込んで保護具として。
身に着けてから楽しんでください。
Youtubeの方でMTBなどのダウンヒル映像やクロスカントリー走行シーンを見れますけれど、そういう説明がなされている動画は非常に少ないです。
実際には上手い人のように最初は走れないです。
もしくは、センスがあって走れてもひょんなきっかけで落車に繋がります。
そんな時に速度が出ていたら…?
考えるだけでゾっとします。
非常に楽しい趣味ではありますが、できるだけの準備はしてからやった方が良いです!
Posted at 2023/06/26 19:57:09 | |
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