
ロードバイクにハマる前に乗っていた981の写真です。
いやー、今見てもとても好きなカタチしてますね~。
2700ccのMA122搭載した最もベーシックな6MTモデルです。
完全にノーオプションの個体に当たりました。
ポルシェとはなんぞや?
という状況で、本当なら911乗ってみたかったんですけれど「RR」な車両に乗る勇気がなかったんですよw
RRよりも癖がないだろうMRなら、私でも乗れるんじゃないだろうか!?
というなんの根拠もない根拠から、いつかケイマンに乗ってみたい。
漠然とそういう想いがあったんですよね。
987ケイマンを検索した事もありましたが、買う縁が持てずに月日は過ぎていきます。
主な理由は妻が「二人乗りはちょっと…」
という理由だったんですけれどねw
当時、GDBに乗って岡山国際やモーターランド鈴鹿などを楽しみつつ過ごしていたんですけれど、最後のNAモデルとなったルーテシアRSに興味ビンビンになりました。
GDBは大変好きだけれども、燃費がちょっと悪いw
サーキット走行堪能しすぎて、ちょっと維持費も高いw
というあたりで、そろそろ貯金も真面目に貯めていかないといけないなぁ
なんて考えるようになりまして、そこで燃費が良くて乗っていて楽しそうな車両とは…と探していてルノーが目に入りまして…
ルーテシアRSを見に行った時にモデル末期で自由に車両が選べない上に、在庫車を持ってるディーラーを探して買わないといけない事情から、現実的では無いなぁって流れからお尻に惚れてメガーヌRSを購入します。
メガーヌRSは大変良いクルマでした。
これで輸入車に対する警戒心が(主に修理代などのリスクw)大いに薄れたというのもあります。
妻の精神的な壁も、メガーヌのおかげで薄くなったという事実が非常に大きいと思います。
単身赴任などの理由から、メガーヌRSではサーキット走行は残念ながら未経験です。
主にストリートで過ごした事で、クルマへの維持費も大変抑えられた事も
妻の車に対する精神的な壁が緩くなっていった事実もあるでしょう。
大変長く引っ張りましたがw
メガーヌRSに乗って2年目に突入する頃でしょうか。
とうとう981がデビューします。
それを雑誌で見た私は背中に衝撃が走ります。
991もカッコいいけれど、981はモロに私の性癖にブッ刺さるやんけ!
というか、981は死ぬまでに是非とも一度乗ってみたい。
そう思うほど、衝撃が走りました。
ここまでデザイン含めてブッ刺さった車種ってのは、あまりないのかもしれません。
メガーヌRSは大変気に入っている。
それを売り飛ばして981買うってのも、ちょっと抵抗あるなぁ。
メガーヌRSは、BCNR33などを彷彿とさせる利便性も持っていた為に余計に踏ん切りが付かなかった。
そして、メガーヌ3RSのお尻が大変わたしの「お尻フェチ」にブッ刺さっていたというのもありますw
時々981を中古車検索で検索しながら生活する日々。
しかしデビュー間もない981の値落ち率の低さは異常w
単身赴任が決まった事もあって、慣れない単身赴任生活で日々が過ぎていきまして…
大阪へ帰任した際に、何気に981の事を思い出して検索すると
張った画像の個体と出会います。
高値安定の981で、走行はちょっとだけ多め(確か30200kmくらい)ではあったんですが、無事故かつ修復歴なしで当時の相場から結構安い個体だったんですね。
人気の6MTで安い理由がわからなかったんで、とりあえず取扱店に電話連絡して購入の交渉権を得ます。
見に行ってわかったのは、完全にノーオプション。
ヘッドライトはハロゲンです。
せめてHIDのライトは欲しかったなぁ…というのが当時の印象ですが、思いのほか明るいヘッドライトでして、久しぶりにハロゲンに乗って感心したのが雨の日です。
むちゃくちゃ視認性が良いw
ハロゲンも良いじゃないの!って痛感するのはまた後日ですが、現車見に行った時の私はそこも含めてちょっと迷いました。
妻は二人乗りの車にとても苦手意識を示していたのですが、981に関しては「良いやん!むっちゃかわいいやん!」と意外な反応。
これは…
このタイミングを逃すと私は一生買えないのでは!?
そこで決断できたし、妻のお許しも得たのでした。
むちゃくちゃ前置きが長くなりましたが、念願の981に乗ってからは感動の嵐でした。
渡辺敏文さんがおっしゃってましたが、「優れたスポーツカーであると同時に、まず乗用車として非常に優れている。普通じゃない普遍性に満ちたスポーツカーとして他に類を見ない」と評されるポルシェ。
文章を読んだ時は、わかったようなわからないような。
半分も理解できてなかったと思います。
実際に体験してそれがとても深くわかりました。
完全ノーオプションでフルノーマルで岡山国際を初めて走った時にも衝撃が走りました。
オープンカーなのに速い。(失礼w)
ポルシェファミリーの中で最廉価ベーシックモデルなのに、フルノーマルかつノーオプションの個体が他社のエボリューションモデルのようなラップタイムで安定して走れる性能を持っている事に驚きました。
みん友さんのご厚意で、スポーツシャシー用のスタビと足回り、そしてOS技研さんのスーパーロックLSDを譲っていただいて、それを装着して走った時も衝撃が走りました。
とても楽しい、良い乗り物です。本当に。

もう一度写真を貼りますが、スポーツシャシーを組んだあとの状態の写真です。
これがオプション脚とは言え、本当にノーマルなんかw
というほど車高が下がっています。
今見てもこの低さは良いですね~。
ホイールは、最もベーシックなこの18インチホイールが個人的に好きだったので、そういった面でもこの個体はどんぴしゃでした。

781ボクスター用のリアまわりのクロスメンバー補強も組んで、運転席のみレカロのとても軽いフルカーボンフルバケットシートです。
サーキット走行のおさがりで、6点式ロータリーバックルのハーネスも友人のご厚意で譲っていただいて装着しています。
(助手席も同じバケットシートがあったんですけれど、妻が視線低くなりすぎてしんどい…というので、助手席のみ純正シートです)

981のお尻もとても好きです。
このスタイリング見ながら、ごはん三杯いけますね~w
様々な思い出をくれた981。
再び乗りたいと思う事もある981。
また買えるなら、SやGTSではなく「素」に乗りたいですね。
PDKに対する「実際どうなんだろう?やっぱMTだよな」と思うような疑問も、マカンに乗る事で払拭されたので次に乗るのは6MTじゃなくても良いかもですね。
なんせPDKは優秀。
とても優秀。
スポーツモードに入れなくても、それなりのGを掛けて走るとシフトスケジュールがスポーツ走行に適した状態に自動で切り替わり、まるでMT車両に乗ってH&Tをしているような状態で走れます。
それを知った今なら、例えPDK車両でも程度が良ければ抵抗なくいけますね。
ただ、スポーツカーに再び乗りたいなと思う一方で、歳も取ってしまった今となっては、マカンくらいのスポーツ性で十分に満足できる(身体になっちゃったw)
そして、人も荷物も不便なく運べる。
981も長距離走行はご褒美かな!?
と思えるほど、とても楽に乗れる車種でしたがマカンは視線の高さもあってそれ以上に長距離も楽に走れます。
要するに、今はマカンに後ろ髪を惹かれて踏ん切りがつかないんですよね。
そういう車をみんカラで、みん友さんにご紹介いただいて
購入に至れて出会えたのは、本当に幸せです。
いつも様々な意見など含めて教えてくださってありがとうございます。
懐かしい写真を見つけてそれを眺めつつ、そういう想いに浸れるみんカラは
やっていて良かったなとしみじみ思います。
改めて、みなさん
いつもありがとうございます。