2012年06月23日
今日寄ったミニカーショップでたたき売りされていたミニカー。スパーク製1/43 ローラT70。1968年のルマンに参戦したモデルです。とはいってもリタイヤマシンですが。
T70といえば、先日目にしたタキレーシングのマシンと同じですね。カラーリングが変わると、かなり違う印象を受けます。
色合いはガルフっぽいですが、リアのカウルにはエッソのマーク。エッソって、この当時から、今とマーク形状、変わってないんですね。
このT70のリア形状を見ると、その後の917Kのテール形状とよく似ている印象があります。あの、917Kのテールは、ポルシェの空力設計ではなく、1969年に走ったものの、走行安定性の得られなかった917を、オペレーションを依頼されたJWレーシングが、GT40の当時の経験を生かして、改良したものだそうです。
最大のライバルからの情報で、お得意のロングテールではなく、そのKタイプがポルシェ初優勝してしまうのですから、ある意味、皮肉な話です。
加えて、その優勝は改良を施したJWではなく、チーム・ザルツブルクというのもまた(^^;)
ローラといえば、GT40の車体になった元をつくった会社。もしかすると、このT70の情報もJWにいっていて...なんて思ってしまいますね。
さてされ、そのローラといえば、先日経営破たんしてしまいました。
今年のルマンでも、ローラのシャーシを使ったレベリオンレーシングがアウディに割って入って、ガソリン車最上位を得ていました。技術力はあるのですよね。
ALMSでも、マツダエンジンを積んで走っています。
また、来年から出場するSKYディーゼルエンジンを積む車もローラを予定されていた様ですが、その先行きから、どうなるか判らない様です。
なんとか、生きながらえて欲しいものですね。
ちなみにそのSKYディーゼルは、SKYの文字の如く、例の低圧縮比のエンジンで行くのでしょうか?燃費アップを求められているレギュとはいえ、レーシングエンジン。エミッションの関係ない状況で、その低圧縮比にどうメリットがあるのか?ちょっと興味ありますね。
Posted at 2012/06/23 23:58:21 | |
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