一緒に走る

実はぼくのロードスターは全損修復車です．
ほんの一瞬でロードスターが自走できない全損車になった衝撃で、
事故後数日間は生きる屍状態でした．

乗り換えを勧められましたが、このロードスターを廃車にしてしまうと言う事にどうしても踏ん切りが付かず、
（外観はそんなに崩れていませんでしたので）
困難を承知で修復してもらいましたが、やはり戻りきっていない部分があり、ボディは完全とは言えない状態です．
新車以来、完璧なロードスターだったのに、悔やんでも悔やみきれません．

それでも多くの人たちの手仕事を頂いて、直進性には不安のかげりもなく安心して走れます．
若干のリフレッシュも施して、半年かかって復活することが出来ました．

準備万端で夜明け前に一緒にガレージを出ました．
往復1000キロ以上走りました．
そして四国では素晴らしいロードスターや、
ロードスターオーナーとお会いすることが出来ました．
何度もガソリンを入れて、一緒にたくさん走りました．

「初めて船という乗り物に乗ったこと」
が一番の驚きだったようです．
大きな橋を走ったことも、きっとすごく気持ちよかったでしょう．

完璧とは言えないぼくのロードスターですが、
完璧じゃないぼくと一緒に、
この素晴らしいロードスターの世界で、
これからもずっと走って行けることは、
いろんな出会いがあることは、
それこそ本当に幸せなことです．
感謝に堪えません．
本当にありがとう．

最後に、
ロードスターは大変に安全なクルマです．

・・写真は以前から主査に伺っていたある逸話の図．
　　今回の講演会で初めて拝見しました．