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ニト朗+(風紀委員)のブログ一覧

2022年07月26日 イイね!

手彫りのナルディ

ふと思い立ってステアリングを塗り直す事に.
このナルディを買ったのは39年前.



数年前に塗り重ねてから仕上げもせずに使っていたのだけど、塗装環境も整ったので塗ってみようと.

若い時に新品を買って、、当時はオートアクセサリー店内の一等地がステアリング売り場になっていたもの.
自分のクルマを手に入れたらまずは好みのものに取り換えるのが習わしだった.
で、木目とスポークの美しいコンビネーションに魅かれて迷う事なくナルディの36φを手にした.



まもなくTA63セリカでひどいクラッシュ、スピンしてリアから壁にヒットすると言うお恥ずかしい有り様で、若気の至りといえばいいけどあと何メートルかズレていたら谷底に落ちていたという.

それはシートがひしゃげるほどの衝撃だったのでステアリングは強く引かれてクラックが入った.
今回クラックはレジンで埋めようと思っていたが、瞬間接着剤を流し込んでみたら底なしのようにどれだけでも入ってゆく.おそらく左手が引いた部分が相当広範囲に割れていたのだと思う.



一方、右手のスポークのクラックはそれほどひどくない(左に比べれば)、これはTA63セリカのシートのスライドレールが方ロックで、つまり右だけがロックして左がフリーの構造だったから.
リアからのヒットでレールがフリーのシートは助手席側に激しく変形して、その時ドライバーの左手がステアリングを強く引いたから.
それでも変形せず、正しくは変形から復帰して全く歪みがないのはジュラルミンのスポークの強さでしょう.





よく見ると左のクラックはスポークをはさんだリムを横断して裏に達している.
接着剤をいくらでも吸い込むのも納得.
2液ウレタンを2度塗っているので塗膜は充分厚いはず、このまま削り込もう.



ちょっと#1000で撫でた状態の良い面、滑らかなステアリングに指を滑らす行為は愛撫のような甘美なもので、味を占めると間違いなく病みつきになる.
小豆色を運転中は、ほぼ、ヒマさえあればすりすりとステアリングを愛撫しています.小豆色のナルディは新品購入後使用前に着色、ウレタン塗りを外注してから仕上げは自分で磨き上げたもの.
大好きな極上の手触り.



この頃のナルディは裏のシボが適当な手仕事で、深さがまちまちだ、と以前書いた事があるが、なんとスポークに近い位置では彫りが小さく、スポーク中間では深く彫ってあります.
これを手仕事でする職人がいなくなったのでしょうね.

絶対こっちの方がいいのに.

小豆色の新しいナルディで指を滑らすと裏のシボはトントンと機械的なリズムですが、この手彫りのナルディはもう少し人間的な緩さがあることでしょう.

気が済むまで滑らかに撫でて、濡れたように美しいツヤで甦らせたいです.
Posted at 2022/07/26 22:48:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | Garage | 日記
2022年07月23日 イイね!

やりなおし



仕上がりが悪く全部剥がしました.
苦労して時間をかけて張ったのもなのであっさり捨てられず.



内張りではこれ以上の仕事はできません.
イヤな浮きはないように注意しましたが空気が入っていてもどうにもなりません.
美しさから言えば外貼りが何の心配もなく誰でも簡単にできます.



いっそマスキングして塗った方がラクだったか?
そんなこともないだろうけど.
モダンな車種だとウインドウトリムは黒だけなのでラクです.



デカールは新しいものを用意しました.
1996年のキットの補修部品ですが.



接着剤は使う事なく無駄になりました.



正確な位置決め、穏やかな過熱と定着、はね、カールのチェック.



溶剤を多用する作業なので換気しながら、換気システムは最近更新した(換気量3倍)ので快適.



これなしでは何もできず、これさえあれば、見えさえすれば何とかなる.



作業は筆が主役、太めの丸筆はちょうど使い良く、たっぷりした平筆もあると良さそう.
右の白い毛の筆はエアブラシ洗浄専用、素晴らしい1本.
粘着タックは何にでも使える.



キレやすいエボリューションのパッキン、スペアをヨドバシで買いました.
細かな取り寄せ部品を送料無料で配達してくれるヨドバシには本当に助かります.
さらにポイントも貯まる.



こちらは量が多いだけで作業はラクだと思います.
とりかかればそれなりに難関にぶつかりそうではありますが.
Posted at 2022/07/23 12:50:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | model | 日記
2022年07月22日 イイね!

だれも教えてはくれない

始めたはいいが一向に進まないデカールの内貼り.



ネットを検索したけれどある深さ以上の情報が全く出てこない.

一般的に使われている透明両面テープは曲面に馴染まず凸面も凹面も貼るのが困難.
単純な平面になら貼れるという当たり前の事.
いわゆる作例的なものもそう言うものばかり.



ポリカ用缶スプレーをビンに移して筆で塗る.
これはまず大前提.
シルバーをビンに移すとキレイな上澄みが採取できる.
これはプライマーとして使えます.



旧いクルマのウインドウスクリーンのサッシは凹凸が強く内張りは相当に困難、ポリカ塗料から採取したプライマーを使いヒートガンで暖めながらつまようじで馴染ませ、曲面は細かく分割して馴染ませてスキマにシルバーを筆塗りする.貼り終えたら筆で採取クリアーを塗って押さえる.
デカール裏の糊は貼る前にラッカー薄め液で除去する、糊を残していると細密綿棒やつまようじでシゴけない.
パネルライン上をマスキング塗り分けするのでこれも採取クリアで押さえる.何度か塗り重ねると凸面に貼ったミクロラインが定着する.筆は太めの丸筆、たっぷりクリアを含むので使い良し.

パネルラインの内張りは必ずボディを固定しないと不可能.
今は粘着タックを使っています.
これがないと何も出来ません.



サッシだけで20本の細いデカールを凹面溝に貼りこんでいます.
こんな作業がデカールの内張りだとは誰も思っていないでしょう.

乗り越える決意で作業を始め、技術的困難に直面し、手法を考え素材を工夫して、達成すれば満足感もあるのですが、なにしろこの道は長くなかなか出口が見えない.

たしかにこれは誰かのネットの動画を見て真似すれば誰にでもできる作業ではない.
そこまでこだわる人は少なく、その少数の人は挑戦者なのだ.
ホイホイやって見せてネット動画のPVを上げることの対局なのだろう.
自分自身に挑み、自分自身だけが報われるのだ.
Posted at 2022/07/22 03:24:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | model | 日記
2022年07月16日 イイね!

ヒゲのないマーシャル猫

チームスロートメーカーのアルファロメオ・ジュリアスプリントGTA
今日はゼッケンとマーシャルの猫をDTPで製作.

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旧いこの車体のゼッケンは既存フォントで表現できません.
やや手書きっぽい雰囲気があります.
6のぶっきらぼうなはね方は実に味があります.

自分でやると何時間かかるかわからないので家内にやってもらいました.
手際よく見事です.
家内平和です.

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有名なマーシャルの猫のシンボルですが、この車両のフェンダーのものはオリジナルと違います.

1,猫の顔とチェッカーフラッグが癒着していない
2,猫にはヒゲがない
3,フラッグには棒がなくアウトラインもない

なぜこうなのかはわかりません.
わかりませんが同じものを作ります.
今はDTPで簡単にできてしまいます.

猫は透明な、ゼッケンは黒のフィルムプリントして切り出して内側から貼ります.

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RCカーでは重量と耐衝撃性の面からボディはポリカーボネートが使用されます.
普通は透明なボディを内側から塗装し、デカールを外から貼ります.
今回は先にデカールを内側から貼り、その後に内側から塗装をする手法に挑んでいます.
デカールがボディ内側なので剥がれにくくボディ表面の美観に優れていますが、手法として難易度がやや高いので一般的ではないようです.

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3次曲面のデカール貼りも高難易度なのですが、複雑な凸面形状のテールライトをどうやって作業するか?
それだけを外から貼る方法もあるでしょうが、自分は妥協したくない.
ネット等で検索したのですが言及しているものがなくずっと方法を考えていました.

エポキシパテでボディの突起を裏から押さえて型をとり、それにデカールを貼って裏から貼る方法を思いつきました.

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型どったエポキシ樹脂が硬化したら粘着タックでデスクに固定し、デカールをヒートガンで柔らかくしながら馴染ませて貼ります.
余白を切り余分な厚みを切って完成.



当たり前ですがぴったりです.
接着剤で貼ってから塗装です.



サイドマーカーも同じ手法で.
小さく突起が大きい部分なので貼りにくいです.
これもぴったりフィットします.



自分の懲り方がRCカーのそれとして異質である自意識はあります.
水が流れるようにそうなるのが自分らしさなのでしょう.
Posted at 2022/07/16 17:39:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | model | 日記
2022年07月15日 イイね!

AUTODELTAのエンブレム

完成を目指して製作中のアルファロメオジュリアスプリントGTAのボディ.
再現したい1台に惚れて、できるだけなぞりたいと思っています.


©Alfahollic.com

このノーズの小さな三角のエンブレムはアルファのコンペティションモデルをデリバーしていた「AUTODELTA」のもの.
これがタミヤのキットにちゃんと含まれていたのでびっくり.



#44、エンブレムの向きもデカールシート上で正しい位置にプリントされています.
これはおどろいた.

どのような意図でタミヤがこの小さな1枚をプリントしたのかわかりませんが、歩んでいる道端に野花を見つけたようなささやかな嬉しさです.


©Alfahollic.com

たまたまこのキットを買って、この個体の歴史を知った.
モデル製作は自動車趣味とイコールです.
あえて分けて考える必要はないのです.

いろんな趣味に手を出していますが、自分というパーソナリティは一つです.
自動車の趣味での新しい発見は限りがありません.
最近の個人的RCカーブームもその一つに過ぎないのです.
Posted at 2022/07/15 10:02:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | model | 日記

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「@メディック どんな作品にも言えますが「承認と解放」は普遍的テーマで、両親を含め作中の全ての人物の望みであります。」
何シテル?   08/02 08:00
日本おわん組合 代表理事組合長 日本ロードスター学術会議 会員 ロードスター高校 風紀委員 ロードスター国家安産保障庁(2021/3/8初孫誕生につき退任...
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