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ニト朗+(風紀委員)のブログ一覧

2024年02月21日 イイね!

ともに生きていく



日曜のミーティングは晴れそうだったので久しぶりにお掃除.
ガレージ床の掃除と棚の整理まで行ったので時間がかかりました.
足腰ガタガタ.



オーナーが(ある程度)健康で、維持するための費用を捻出でき、小さなクルマとは言え面倒なお掃除の作業ができ、一緒に走る事ができる人生の時間は貴重です.



ドアキャッチの樹脂が失われているNAロードスターは案外多いようです.
スパイラルチューブでかなり良い感触に戻ります.



樹脂の厚みがないのでキャッチのカムがじゅうぶん回転できず、ドアがロックしない.
なので強くドアを閉める事で、ダブテールのラバーが大きく変形してドアがいったん入り込む事でカムを回してロックしているわけです.
古いNAの内貼りは割れて外れて可愛そうなことになります.

「ドアを強く閉める」
のは決して気持ち良いことではありません.



ガレージで長く過ごすのは心がほぐれます.
まだ新しいエアコンは快適で、直ぐに暑いほどになります.



いつものようにワックスの良い香りが満ちて、静かに夜がふけます.



大切な部品を磨くのは、また今度.



翌朝、良い天気.
さあ、走り出そう.



寒いから、速いぞ.



このロードスターが人手に渡ったら、もうこのロードスターではなくなる.



乗らない時間が長くても、オーナーとロードスターは一瞬でひとつになる.
オーナーが自分のオーナーであることを願っているにちがいない.



この頃のパーツは品質がよいので30年経っても美しいです.
新品に交換した小豆色のそれはたちまち腐食が始まりました.



ともにいきていく.
Posted at 2024/02/21 23:52:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | ロードスターのこころ | 日記
2021年06月19日 イイね!

乗らないしあわせ

本を買っても読まない.
模型を買っても作らない.

俺はそんな人間だ.
勿体ない、といいながら、せっかく買ったものを使わない.



手が届くところにある「オクタン」を開いた.

読んだはずだけど、覚えていない、と思った.
本当は、多分、読んですらいないのだ.



内装を全て新品にできる事がすばらしい.
後方の赤いNAのタイヤハウスのスキマ.
これが新車だ.



「ロードスターの登録台数が毎年300台ほど減っている」

この記事の取材にマツダが答えたデータならば、それは国内の、NAの数字であるはずだ.大ざっぱに、一日に、一台ほど、NAはこの世から消えるのだ.
「普通のクルマ」として毎日使われ、やがて「修理に大きな費用がかかるクルマ」として廃車にされるのだろうか?

全く距離を刻まない俺のロードスターを見て、娘もロードスターを日常のものとは思っていない.
新車のような小豆色が、毎日の買い物でスーパーの駐車場に停められ、雨の降る国道を大型トラックに挟まれて通勤を急ぐことはない.
「保険や税金が勿体ない」もうそんな感覚も失った.
わかっている、それはクルマの使われ方として間違っている.

初代ロードスターを「ただのクルマ」として使う事はできる.
しかしそれは「ただのクルマ」を超えた存在である事は間違いない.
日本の自動車の歴史においても、オーナーと毎日走って積み重ねた距離(と記憶)においても、愛され、より尊重されて良い存在であるはず.

マツダはロードスターを生み出し、全世界のオーナーが自分のロードスターを愛している、マツダはそのパーツを供給し続け、その恩恵で自分の古いロードスターを新車のように甦らせる事ができるオーナーがいる.
このキャッチボールこそ日本が誇る数少ない自動車文化だと確信している.

労働使役から開放される事は、ロードスターへのご褒美だ.
それを与える事ができる自分の環境に感謝し、その境遇に幸福を感じる.
俺は間違いなく、自信を持って、ロードスターでしあわせになったと言おう.



使い続けられてすり減って廃車にされるロードスター(とそのオーナー)もきっと幸福(だった)だろう.
しかし「乗らないロードスターのしあわせ」もあるのだ.
そのしあわせは、終わりを迎えることなく続くのである.
Posted at 2021/06/19 12:59:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードスターのこころ | 日記
2021年05月25日 イイね!

サス・セッティングという宗教

以前のブログでロードスターの車高の変更にやや否定的な意見を述べた.

言うまでもないが個人のブログ内の私見であり、かつ小豆色というロードスターのレストアに関しての方向性の話である.
繰り返すがオーナーがどのように自分の車両を改造しようが、それは全く自由だし他人に口出しされるものではない.

サス・セッティングに一家言あるオーナーは多いし、多くの信者を集めるショップもある.俺は「宗教のようなものだ」と思っているが、宗教だから信者が満足していればそれに越した事はない.そのような世界は教祖が絶体で熱狂的信者がまた信者を呼ぶ、いささかホットな世界であるようだ.
それはそれで良いではないか.
全員ハッピーなのだから.

「物凄い経歴の人だ」
というのには大体ロクなのがいない.
本当にすごい人は素人を相手にしないし、素人にそれを誇示する輩は実に怪しい.
やはり宗教だと思う、正確には「怪しい宗教」と言うべきか.

率直に言って自分の好み【preference】を反映させた自車のサス・セッティングが純正とどのように違い、どのように「ズレて」いるかを把握した上でそれを選択している事は自由だし、そもそも他人が評価する意味自体ない.

たとえば「カフェ・レーサー」と言うジャンルはまさにそう言う世界だ.
小気味にレーシング・テイストをあしらって、その実レースはしないと言うひとつのファッション.
しょせんストリートユースで、フィーリングで評価する程度のレベルであれば教祖など出る幕もないし、まさに見た目のサス・セッティングで良い.
それはそれで良いと思う.

ロードスターとはオーナーのエンスージアズムを鼓舞する存在だ.
ロードスターは徹底的に正統にならったライトウエイトスポーツの甦りだ.
平井主査はそれを超えようとなど考えておられなかったし、世界にローカルクラブを企画してオーナーの世界を想定・企画(あえてそう言おう)したのはまた別の偉人達だ.

あれはもう20年以上前のロードスターミーティングのこと.
晴れた会場に集まったロードスターたち、主査が一台の前で立ち止まり
「これはオイルクーラですか?」
とオーナーに訊ねられた.

「そうですよ、ロードスターはオイルクーラー無しでまともに走れません」

オーナーは主査を知らぬようだった.

主査は「そうですか」とそのロードスターを離れられたが、オーナーはそんなものだ.

俺はそれもひとつのエンスージアズムだと思う.
そういうカタチのそれもあると思う.
ただ頭から「ノーマルはダメ」と信じ切っているのが可愛そうではある.
理念と言うより単なる知識の話だ.

思い思いのロードスターがそれぞれの姿で走っている事は平和だ.
ただ、「ノーマル」とは思いのほか深い思慮と見識で成立している存在であるともっと認識されて良いと思う.

大体、ノーマルを認知した後にモディファイを選択するオーナーはすでに多くはないと思う.
それすら知らず、ロードスターの開発開始から発売までの物語さえ知らずして「ノーマルはダメ」などと軽率に言える教祖と信者はうさん臭いと思う.

Posted at 2021/05/25 18:20:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスターのこころ | 日記
2021年04月01日 イイね!

80%の快感



久しぶりに小豆色をドライブして、その気持ち良さを改めて考えた.

小豆色はほぼノーマルだ.
ほぼ、と言うのは前オーナーが装着したビルシュタインダンパーが純正ではないから.これはいずれPhoenixから取り外したノーマルダンパー+ノーマルスプリングに交換するつもりだ.

このロードスターに「スポーツダンパー」的な物は必要ないと思うし、個人的にもほとんど興味がない.低い車高にはさらに興味がない.

私はそれがガマンならない人も肯定するし、同じ理由でノーマルにこだわるのも正義だと思っている.

もう一つは前オーナーが入手した時にはすでに装着されていた「NB5速ミッション」
この経緯は不明だが、あえてNA5速に戻す事は考えていない.
娘が運転するにはこちらの方が良いだろうし、特に違和感は(ギアの入りの良さも)余り感じない.確かに2速を「拒む」ような仕草は感じた事がないが.

シリーズ2はエンジンの回りがよく、軽い.
高回転でもシリーズ1.5までの「渋さ」というか

「なあ、回すのはやめてくれ、しんどいよ、お前も楽しくないだろう?」

とエンジンが訴えるような印象がない.

Phoenixは加給しているので回すと狂ったように突進するが、あれはPhoenixをそう躾け、その刹那が好みなのであるが.
小豆色はそんな面倒な事を考えず、軽く回る.

ロードスターは80%で走ると本当に気持ちが良い.

大昔にポルシェの代理店が広告で使っていた文面なのだが、ポルシェは(911だ)一気にスロットルを踏むのではなく、加速にしたがってじんわり踏み込む(もの)なのだそうだ.

ポルシェはその方が速いらしい.

始めは良く理解できなかったが、いまではロードスターをそう運転している.
いきなりフルスロットルにはしないのだ.

Phoenixでもそのスロットル操作をした方が、飛ぶように軽く加速する.
NAの(ノーマル・アスピレーション)小豆色なら軽やかに歌うように加速する.
いきなり大口を開けて貪り喰うような操作をせず、余力を残したドライブをするとロードスターは歌うように走る.

たぶん、私が1800ccのBPばかりを知るからだろう.
B6だと、またなにか、違うのかも知れない.
4000回転あたりのトルクの太いところを使って軽く走るのが、とても気持ち良い.
スロットルのツキがいちばん鋭く、右足のほんのわずかな動きにトルクが敏感に反応するのは快感だ.

踏みきらず、回しきらず、力を残して走ると、BPエンジンはとても良い.
「腹8分目」なのだ.




Posted at 2021/04/01 17:18:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | ロードスターのこころ | 日記
2020年11月07日 イイね!

シートベルトとトップ裏の退色

自分のロードスターのベルトを補修したのが7年前.



シートベルトの退色、アンカーの影がくっきり.



これだけの日焼けを100%補修するのは難しいけれど相当に目立たなくはできるはず.



影の通りにきちんとアンカーをセットしてそのまま染めQを吹きつけます.
アンカーをマスキングとして使い、金属部はあとで溶剤で拭きとり樹脂部はそのままにしておきます.



数回ふきつけたところ、ある程度乾かしてからもっと吹きつけるかどうかを判断します.



シートベルトを装着すると退色した部分は見えません.
使っていない時のベルトの退色を目立たなくしています.



自分で作業を行ったオーナーがこれでOKと言うことで完成とします.
トップブーツを取り付けるファスナーが錆びていて目立つので日を改めて黒染.



日が改まって今回はトップの裏を染めQで補修します.



マスキングをしてスプレーを重ねます.
生地が荒れている部分がありますがかなり目立たなくなりました.
トップ裏の日焼けはハードトップを装着している間に起きる場合があります.
その際はブーツカバーをかけておく(前部5連のファスナーを止めて後部は固定しない)と日焼けを防げます.



このあとトップロックラッチを黒染したのですが、軽くCRCを使っただけでたいへん滑らかに作動します.以前に乗っていたNA6から取り外したパーツで、しっかりグリス除去を行っただけだそうです.これだけ動きの良いラッチはめったに存在しません.素晴らしいです.
このあとボロンスポンジを自分でカットして貼って完成.



新車のロードスターも良いものですが、オーナー自身の手で補修作業を重ねたロードスターへの愛着はエンスージアズムと言う点でたいへん大きなものがあります.

これこそロードスターの世界の楽しみの神髄と言って良いと思います.
Posted at 2020/11/07 12:01:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスターのこころ | 日記

プロフィール

「ずたぼろ令嬢が素晴らしい。こういうべたな作品で簡単に泣いてしまう自分のチョロさが愛らしい。」
何シテル?   09/14 15:18
日本おわん組合 代表理事組合長 日本ロードスター学術会議 会員 ロードスター高校 風紀委員 ロードスター国家安産保障庁(2021/3/8初孫誕生につき退任...
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