1996年にドラフト6位で広島に入団し、以来20年間、現役選手として最前線を突っ走ってきた新井選手が、9月5日、今季限りで引退を表明されました。
いつかは「そのとき」が来るとわかっていても、プレーする姿を見る限り、41歳という年齢を感じさせない全力プレーだし、8月29日の巨人戦では3ランホームランを放つなど、他のスタメン選手にも劣っていない。
今季は、代打での出場が多くなりましたが、「代打新井、背番号25」のアナウンスが球場で流れたとき、歓声は他の選手を圧倒しています。
振り返れば、2015年、大リーグからカープに戻ってきた黒田さんと、同年阪神から戻ってきた新井選手の大きな精神的支柱によって、カープが生まれ変わり、今の強いカープが目覚めました。
それまでのカープは、万年Bチームでリーグ優勝はおろか、クライマックスシリーズ進出さえも怪しいチーム成績でした。
25年遠ざかっていたリーグ優勝を2016年にようやく果たし、同年から快進撃が始まり、今に至ります。
黒田さんが引退されたあとは、「ファンのために」「チームのために」という精神の鏡となる存在を一手に引き受けたのが新井選手でした。
自他ともに認めると言われている技術不足を地道な努力と強い心で乗り越えてきた新井選手。
「若手がすごく力を付けてきている。(引退するなら)今年がいいのではと思った。出会いに恵まれた、運のいい選手だった。」と後進の若手選手や今後のカープの行く末のことを考え、決して傲らない姿勢は新井選手らしいし、だからこそチームにもファンにも愛されているのだと思います。
まだまだ体が動く間は、1日でも多く現役生活を続けたいと思うのがプロ野球選手だと思うのですが、「実績のある自分がいることで、これから芽が出そうな選手の出場機会を奪う。」なんて新井選手のように言えないですよ、普通。
実は、引退を表明された昨日、私はマツスタで阪神戦を観戦していました。
試合は3対11と大敗し、連勝もストップしましたが、新井選手が代打で登場したときは、球場でどの選手よりも最も大きい歓声が上がりました。
結果としては、三振に終わりましたが、動画にあるように、三振でも拍手が送られる選手なんて他にいません。
新井選手のこれまでの全力プレーやチームへの尽力へのねぎらいと、その人柄によって自然に起きた拍手だと思いました。
新井選手が、記者会見で残りのシーズンへの意気込みを聞かれた際、「最後は日本一になって、みんなとうれし涙で終われれば最高」と回答されたように、シーズンの終わりがそうなって欲しいと強く思いました。
Posted at 2018/09/06 11:51:05 | |
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